2026/07/18 01:07:01
(mvL4q1Q3)
(薬が身体に浸透して始めているか…。)
指圧に心地よさを感じているのか、少しずつ緊張感が抜け時折身体を預けてきているように感じれば、薬の効果を感じ始める男。
良い意味で言葉遣いに覇気が薄れ、ぼんやりとした返答に変わり始めているのもその判断に至った理由の一つでもある。
早々に露骨なマッサージを始めないのも男が訴えられない所以。
ベースに優秀な施術師、という物を感じさせることが安心を生み、信頼につながることを男は理解し、弁えている。
「…。」
男の手の動きに身を委ね、媚薬の効果も相まって美桜の体温が上がっていくのを感じる。
(少し自白剤の浸透具合も確認していくか…。)
多くを語らず、必要以上に言葉を交わさず数分程度じっくりと肩から首にかけ手を解すような指圧を続け、男は少しアプローチを変えていく。
「施術師が男…だったこと…やはり抵抗がありましたか…?」
少し耳元に顔を寄せて囁くように問いかける。
無料のブライダルエステだ、本心はどうあれさすがにそれを露骨に口にすることはないだろう。
しかし自白剤がしっかり聞き始めていれば、言う、言わないの判断よりも先に、聞かれたことに正直に答える、感覚が先行して口走ってしまうはず。
取り繕うような言葉がまだ出てくるようであれば、浸透度は薄い。
そうでなければ、次の段階に進める、というもの。
「男の人に…触られるの…嫌だな…って、思いませんでしたか…?」
返事を待たず2つめを矢継ぎ早に問いかける。