2026/08/01 23:30:06
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「そう…。」
男の問いかけに対し、美桜はプライベートでの繋がりを求める選択で応える。
柔らかい笑みを浮かべ、相槌を打つ。
どのような選択をすることが男にとって都合が良いのか。
あるいは美桜にとっての最良だったのか。
そこを言及する気はなかった。
どう転んだとて、ある程度は同じ方向性で導く。
重要なのは、美桜自身で選んだ、という事。
快感や苦痛、興奮や緊張、罪悪、背徳、従属。
あらゆる感情と心境がひしめく中で選択、判断の連続を強い、自ら選択させることで従順な雌へと堕とす。
かといって、婚期が定まっている女の人生まで壊してしまうという気はさらさらない。
ただそれは生温いアプローチで終わらせるという意味ではなく、何かが起きても、これは女が自ら選んだこと…、そう強く認識させていくということを指す。
煩わしい修羅場に身を置くつもりなど毛頭ない。
心を捧げ、身体を捧げ、人生という名の最も重要な時間を貢がせる。
邪魔になれば切り捨て、新しい獲物を探す。
この繰り返し、美桜もまたその歯車の中の一人にすぎない。
夫となる男に隠れ、あるいは家族に隠れ、男に従いその身体を、時間を捧げる日常に身を置き始めることを想像すれば、じゅわっと握った竿の先から大粒の先走りが鈴口を伝って漏れ出てくる。
「では、これで登録してくれるかな…?」
男は自らのスマホに使用しているSNSのIDを表示させる。
「登録出来たら、最初のメッセージで美桜が俺に知って欲しいことを書いて送ってくれるかい…?
特になければよろしく、くらいでも構わない。
職業柄…患者さんが多くてね。
苗字が同じだったり、名前が同じだったりすると混同してしまうことがよくあるんだ。」
男はあえて「他の存在」を仄めかす。
あくまで、まだお前は特別じゃないんだよ、とでもいうかのように。
同じようなやり取りを行為を重ねている女はいるんだと、公言するように。
「私はこんな女でした。
こんなことを考える女です。
こんな体の女です。
文字でも、画像でも、動画でも、音声でもいい。
細かくわかれば、誤解もしないし忘れることも…ないからね…。
どこの誰で、どんな人なのかがちゃんとわかっていれば、「連絡する機会も増える」かもしれないからね…。」
アピールしろ。
暗に男はそんな風な言葉だった。
如何に厭らしい妄想に耽り、恥ずかしい行為を求め、強請る浅ましい雌なのか、を。
「さぁ、そろそろ時間だ。
帰る支度をしようか、美桜…。
希望するなら…、君が履いて帰る下着にお土産を…包もうか…?」
最後の最後、意味深に告げる男の手は強く竿を握り、扱いている。
その様子は酷く滑稽にも見えるが、快楽と従属に酔った雌にはそんな風に見えるかどうか。
下着に土産を包む。
加速する扱く手つき。
クチャクチャクチャと加速度的に卑猥な音が響き始める。
男の言葉の意味を、美桜はどう捉えるのか。