2025/07/16 21:28:42
(M6vKYn72)
羞恥以上に、松井の言葉の一つ一つが気になる様子の栞。
ここまでくれば栞にとって、羞恥よりも指導が重要。
一般論より、経験より松井の言葉が事実であり真実、そう感じ始めているのだろうか。
体重が減ったかどうか、に対しての回答はなかった。
しかし反応から見るに、どうやら本当に減っていたようだ。
何気ない会話の中で、予想を的中させるような行為を繰り返せば、やはりこの人は凄いんだ…そう思わせることができる。
後はその繰り返し、
凄い人に教えを乞いている現状への感動、そしてその凄い人が本当にすごいと自分自身で感じ取ることできれば、その評価が下がることは滅多としてない。
卑劣な中にも計画的な行動と言動が、今の松井を作り。
そして、今の二人の関係性を構築し、さらに強固な物へと変えていくのだろう。
「中心線を意識する話は何度もしたよね…?
そして下半身のケアの時に、くすぐったさが肝心な時にプレイの妨げになるってことも言ったと思う。
だからそのくすぐったさを克服し、気持ちいいと感じることができれば要所でもリラックスしてプレイに臨むことができる…だったね…?」
下半身へのケア。
快感を少女に覚えこませるためのはったり、嘘八百をここへ来ても事実のように繰り返して。
「栞の胸は形も良い、張り艶も良い。
変な言い方をするけど、女の子の胸としてとても魅力的だ。
でもその反面、クリトリスと同様に、乳首はくすぐったいと感じやすい傾向にある。
どういうことかわかるかい…?」
こじつけ、無理やり性的なアプローチのきっかけにしようとしている感が否めない中、
真剣に耳を傾ける少女にとっては全てが事実であり、松井の心配は栞にとっても心配であり、悦びはまた悦びとなる、そんな関係値が徐々にできていけば、そこに違和感など感じさせない。
「クリトリスと一緒さ…。
大事な場面で集中を乱す可能性が高い…、可能性がある、じゃなく高い、だ。
そうだな…体育の授業や練習中、たまに乳首がブラの裏地でこすれて集中できない、なんてことはなかったかい…?
発育途上の女の子の身体は総じてそう言う傾向が強いんだ。
だからこそ、上半身もケアが必要。
下半身同様にね…。
ただ問題が一つ…、クリトリスに比べると乳首は個人差があってね…。
上手くアプローチしないと、クリトリスのケアの5倍も10倍も時間がかかってしまう。
練習もしなきゃいけない中でケアにそんな時間をかけていたらどうなる…?
あっという間に君は中学を卒業さ…。
正しいケアで、身体に馴染ませ、パフォーマンスを発揮させる。
練習以上に大事なことだ。
復習したときのことを思い出せるかい…?
上半身でも、同じような状況を日常的に復習していく必要があるんだ…。」
饒舌に語りながら、何度も指先は乳首を擦り、摘まみ、転がしていく。
むず痒いような、くすぐったい感覚だけが続く。
そんなくすぐったいだけの感覚は、栞にとってはもうただ不安を助長するだけの感覚へと変化していく。