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無知病弱令嬢

投稿者:サリーナ ◆yPwHPtuzPE
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2024/02/25 19:43:48 (usFLROVs)

「ケホ…ッ、ケホッ、ごめんなさいね、貴方をこんな屋敷に縛り付けてしまって…」ベッドに横たわり、枯れそうな吐息で咳き込む少女。絵画から出てきた女神のような現実味のない美しさである一方、不治の病に犯されており、貴族の娘であれど婚約することもできず、長年辺境の屋敷に『療養』として付き人の貴方と幽閉されていた。日に日に弱っていく身体のことは自分がよくわかり、そう長くもないことを悟っていた私は、部屋を出ようとする貴方に声をかける。「あの…、こんなこと、どうかと思うのですが…。その、私はもう暫くの命です。しかし、一つ心残りが…。その、婚姻もできず、女の悦びというものを知らぬことが心苦しいのです。不埒なことを申しているのは分かりますが…、【中文以上、描写好きな方お願いします。男女問わず・相談から。性に無知であるこちらを利用し、嘘の常識(変態プレイ)を教え込んだり、気遣うフリして身体を使うような方お待ちします】
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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/11/20 23:26:15    (8j9qzMbq)

「…?っ、ひゃぁっ!?」

テーブルから降り、囲いに背中を預けるように大きく片足を開く。
そして、アレクに言われるがまま、囲いの下の隙間を見てみると、無数の瞳と目が合った。
悲鳴を上げると同時に、1人や2人くらいだと思っていたのだが、これほどの人間が覗いていたという事実に驚いた。

「ぁんっ、ぁっ、ぁあっ!!お、おまんこ…気持ちいいです…っ!!」

見られているという興奮…、そして、卑猥な言葉を人前で口にする背徳感に酔いしれ、サリーナにスイッチが入る。
日頃の調教により、すっかり慣れた膣もギュウギュウに締め付け出し、サリーナの反応も過敏になっていく。

幼少の頃、体調に陰りがなかった頃にバレエを嗜んでいたことから、Y字に足を大きく開いて突かれていても、バランスを崩すことがない。

「はぁっ、はぁっ、ぁあんっ!も、もう少しで…、気をやってしまいます…っ。ぁっ、やっ、ちょっと…っ、これは…っ!」

身体を持ち上げられ、無理やり体勢を変えさせられる。
サリーナも抵抗せず、黙って従うが、囲いに手をついた姿勢から片足を持ち上げられ、恥じらいの悲鳴を上げる。

(こんな体勢…っ、見ている方々からは、恥ずかしいところ全部見られてしまうわ…っ。アソコも、繋がってるところも…、全部…っ)

「ぁんっ、ぁあっ!!イくっ、イきますぅっ!!」

恥ずかしい、と思ったのも束の間。
あっという間に頭の中は快楽に支配され、娼婦のような嬌声を公園に響かせた。

「…はぁっ、…はぁっ、…ふぅっ。えへ…、えへへ…っ。2日ぶりにアレクと触れ合いましたから…。…ぅっ」

(あ、少し…、いや、結構おトイレが近く…。レストランのスムージーが大変美味しかったので、二杯もいただいてしまったのが…)

ひと段落し、しばしの休憩。
一息吐きながら、アレクとピロートークを始め、頭を撫でられると甘えたような声で戯れる。
付き合いたてのカップルのような雰囲気で、公開野外セックスをしている最中と忘れるほどだが、ふいにサリーナが身震いした。

「…あの、催してしまい…。」

アレクの袖を指で摘んで引っ張り、囲いの覗き魔たちに聞こえないように、小声で囁く。
サリーナとしては催してしまったことすら周りの者たちにバレたくなかったが、それを知ってか知らずか、アレクはあたりに聞こえる声量で思慮する。

(お、おっきな声で言わないで…っ)

「…へ?い、嫌ですっ、それは…っ、だって…っ!」

だって、の言葉の先は、「たくさんの人が見ているから」だが、アレクは知っていて尚、「砂岩では足元が汚れるから」とわざと歪めて解釈した。
嫌がるサリーナだったが、簡単に両膝の下から持ち上げられ、大股を開いた姿勢で抱えられる。

「嫌ですっ、はっ、恥ずかしいです…、こんなの…っ!やだっ、ぜったいしませんから…っ!!」

先ほどまで男根やディルドを飲み込んでいたはずだが、今はぴっちりと閉じた筋。大股を開いた姿勢になったことで、糸を引いて開き、中出しされた精液がドロっと垂れ落ちる。
真っ赤にした顔を両手で覆い、我慢しようとするが、絶頂直後であることや、外気によって冷えた身体が限界で…

「…ぁっ、ぁあっ、ああっ!!見ないで…ぇっ!!」

チョロロ…と溢れ出した黄金の水は、すぐに勢いを増し、覗き魔たちの目の前に勢いよく放出された。
ただの小便だとしても、美女のものとなれば、妙に艶かしいものになり、釘付けになった瞳が暗闇から見える。

「ぁ…、はぁっ、ぁ…、アレク…。今度はお尻をお願いします…。」

男たちの目の前で用を足したサリーナの顔は雌のモノに戻っており、アレクの耳元に囁いた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「ねえ、アレク…。今日は公園の前にお店に寄って、新しい道具を買い揃えましょう…っ」

「今日は公園の周りを少し歩いてみませんか…?私は、その…、裸で…。す、少しだけ…。」

「え、し、下着を…?投げるのですか…?だって、その…っ」

アレクから報せを受けたレイウスが迎えを寄越すまでの一ヶ月間。アレクとサリーナの公演での逢瀬は日課に近しくなっており、露出行為には慣れつつも、しっかり興奮するようになっていた。
サリーナ自ら露出プレイの提案をしたり、自分で下着を囲いの覗き魔たちに投げたり…。公園に現れる露出夫婦については、港町の風俗街では少し有名になってきた頃…。

「アレク…、名残惜しいですが行きましょうか。今までたくさんのわがまま聞いてくださり、ありがとうございました…。体調が治ったとはいえ、寄宿学校には行けませんから、先生が来てくださるそうです…。なかなか会えなくなるとは思いますが、どうなったとしても、私はアレクの妻ですから…。」

レイウスを表す深い赤の豪奢なドレスに身を包み、真紅の薔薇のよう。
屋敷の扉の外には衛兵たちが待っている。扉を開ける直前、アレクの頬にキスし、少し寂しげな笑顔を向けた。

「お迎え、ありがとうございます…っ。リンド…、久方ぶりです。まあ、レオ、ロレンまで…。」

レイウス直下の近衛兵たちは精鋭揃いで、面子は昔からほとんど変わっていない。
サリーナは一人一人覚えていて、兵達は感動しているようだった。

「皆様っ、ありがとうございます…っ!」

馬車の窓から顔を出し、祝福する領民に対して手を振る。
街や公園に行くときは、町娘の格好をし、髪型も変えていたし、公演ではほとんど裸。
アダルトショップに出入りする覗き魔たちも来ていたが、涎や汗などで顔も汚れていて、娼婦顔負けの喘ぎ声を響かせる雌と、自然体を際立たせる薄いメイクを施し、そこらの店一軒買えるほどの高価なドレスに身を包む淑女と一致しないのは当然だった。

(…もし、この中に私のこと知ってる人がいたら…。)

誰にもバレてはいないのだが、サリーナは密かにそんな妄想をし、アレクが見繕ったものではない純白のシルクショーツを少しばかり濡らしてしまった…。
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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/11/24 07:05:33    (y5F1S23D)

「いよいよ明日…城に到着ですね…」

アレクとサリーナは、三日月と無数の星々が煌めく夜空の元、川のほとりで身を寄せ合っていた。
幽閉された屋敷を出て半月…花火の夜からほぼひと月が経っていた。

「サリーナ様…城に帰ったらルシアという者を侍女としてお付けください…その女は私同様に親も城で働き、自らも女給として働いております…私とは気心がしれた仲で私たちの味方となってくれるはずです…それと…あぁ…打ち合わせはもうこのくらいにしておきましょう…時間が勿体ない…こうして愛し合うのも暫くは我慢ですからね…ですからもう1度…」

二人は見つめ合い唇を重ねると激しく舌を絡ませ、そのまま地面に敷いた毛布へと倒れこんだ。

幽閉された屋敷から城への道のりは、当初の予定通りには進まず若干のおくれが出ていた。
天候など様々な理由もあるが、病気がほぼ完治したとはいえ、サリーナの体調を気づかいながらの長旅では致し方ないこと…予定した宿まで辿り着くことができずに今夜のように野営を余儀なくされることもあった。
だがこの野営の夜こそごアレクとサリーナにとって貴重な時間となる。

宿に泊まることになった日は、警備のためにその宿屋を貸し切り、サリーナの部屋の前には夜通し護衛の兵が立った…サリーナが部屋を抜け出すこともアレクがサリーナの部屋へ忍び込むことなどできない状況…
野営となった夜もサリーナのテントの前には護衛の兵は立つものの、黙ってテントの中に入ったり覗いたりする不届き者が居るはずもなく、出入り口とは反対側のテントの下から抜け出すことも可能だった。
こうしてテントを抜け出したサリーナを伴い、兵たちの居る場所から離れた所で二人は肌を重ねた。
あくまでも野営は予定外であり何日も無いことが多く、毎日のようにアレクに抱かれ何度も気をやる癖のついたサリーナには辛い旅であり、2日…3日と予定通りに旅が進むと馬車に持ち込んだ玩具を取り出し火照る身体を鎮めるためにオナニーに耽ることも…そんな時は決まって窓から横で馬を並べるアレクを見つめながら…サリーナには切なく寂しい時であった。
アレクもサリーナには辛そうな顔を見せつつも、内心ではほくそ笑んでいたのは言うまでもない…


「姫様…城壁が見えて参りました…」

朝、早めに野営地を出で数時間が経ち、アレクとの夜更かしと早起きでサリーナが大きな欠伸をしているところへ先頭を歩く兵が馬を返し馬車の外で叫んだ。
サリーナはその声で馬車の窓から身を乗り出した…小高い丘から見える城壁…何年かぶりにみるレイウスの居城…

風で乱れる髪を気にすることもなく身を乗り出すサリーナ…その目からは涙が溢れた。
こうしてサリーナが正面から城を見るのは、まだ病が発病する幼かった頃以来…サリーナが城が遠い地へ旅立った時は、人目を避けるように城壁の後ろを流れる川からの出立であったためだ。
城を出た時はもう2度と見ることはないとある程度の覚悟を決めていたサリーナにとって感慨深い光景なのであろう…

丘を下り高い城壁の下…開かれた正面の門を近衛兵を先頭に進む…門からまっすぐに進んだ先に城がある。

元々、ここは城塞都市であり、街を取り囲む高い城壁はその名残り…レイウスの先々代の時代にこの地は平定され、その役目を終えた。
正面の門から城までも道は、敵兵の侵入を阻害すべく迷路のようになっていたのたが、レイウスの手により再整備か行われた…今はサリーナ一行か城を目指し進むのはこの都市のメインストリートだ。

サリーナの乗る馬車が通りに入ると歓声が上がった…通りの両側には人々が集まり拍手と歓声を…建物の窓からも身を乗り出し手を振る人々…

名君と慕われるレイウスに姫が生まれた事を我が事のように喜んだ人々…まるで天使のような美しい姫は、市民にとって自慢であり誇りでもあった…その姫が不治の病になったとわかった時の人々の落胆を考えれば、この騒ぎも納得できるものだった。

中央広場を抜けさらに奥へと進むと前後を守る近衛兵が左右に並び馬車が止まった。
そこにはレイウスとメイサの姿があった。

二人の姿を見つけたサリーナは、馬車を飛び出し駆け寄り、飛びつくように抱きついた。
本来ならば王に対しての礼儀はあるのだが、この時は王も姫もなくただの親と子…諌める者などなく、その場にいた全員が涙を流した…ただ一人アレクを除いて…

「よくぞ戻った…もう会えないものと諦めていた…長旅で疲れたであろう…とりあえず少し休みなさい…」

泣きじゃくるサリーナを左右から抱くように歩き出したレイウスとメイサ…

「アレク…苦労をかけたな…お前には感謝の言葉しかない…礼を言うぞ…後ほど褒美をとらせる…お前が望むものなら何でもな…」

歩きかけたレイウスは後方で片膝をつくアレクに気づき声をかけた…この時の一言がレイウスを悩ませることになる…










174
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/11/28 21:00:58    (bTxunLJj)
遅くなっていてすみません。
今週帰りが遅く、なかなか書き出せず…

少しずつ買いてますので、今週末ごろまでお待ちください。

メイサを少し演じてみたいと思うのですが、どのような感じにすれば良いでしょうか?
賢く、アレクとの仲の良さを少し訝しみつつも、サリーナに似たチョロさを持つ…とか。

続きに差し支えないようにしたいので、ご希望の性格等あればおしえてください
175
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/11/28 21:47:23    (zd7zPO0Z)

レスのほうは、気になさらずに無理のないように…

左右の手については、どう落とすかは決めていましたが、メイサについては悩んでいたところでした。

私的に想定しているメイサですが、16の時に30歳のレイウスと結婚…翌年サリーナを出産、現在42歳。
少し身体が弱かったことからレイウスがメイサを気遣いセックスの回数もかなり少ない…それらの理由から二人目の妊娠はできず…
ここ数年は、レイウスのほうが年齢的に性欲が低下…メイサは潜在的に欲求不満…メイサ本人はそのことに気づいていない。

「褒美は望むままに…」そう言ってしまったレイウスの父親と領主の立場を理解しつつも、娘のサリーナの想いも叶えてあげたい…そんな立ち位置。

サリーナはメイサを信頼してアレクの事を相談…(当然のことながら身体の関係については伏せたまま…)少しでもアレクの事を知ってもらおうと…

例えばですが、アレクのマッサージはとても気持ちがいいとメイサにも勧め、それかきっかけでメイサもアレクの手に落ちる…とかでしょうか…

初めは無理矢理犯してしまおうかとも思いましたが…

うまく伝わったかわかりませんが…不明な点があれば遠慮なく…











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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/11/29 03:36:57    (KPfdicZB)

連レスになります。

ちょっと思いついたのですが…

先ほどとは逆にメイサは日々欲求不満を募らせていた。
サリーナから相談され、アレクに興味を…この場合も身体の関係まであることは伏せたほうがいいかもしれませんね。

サリーナと同じようにアレクも使用人の息子であることから教育もほとんど受けていない無知だと勝手に決めつけ、計算高いメイサは、アレクがサリーナにしたように夫婦について教えるみたいなふりをして自らの欲求不満の捌け口にしようと…

そんなメイサの思惑に気づき、アレクは初心な青年を演じ…とか…

サリーナさんのやりやすいほうで…もしサリーナさんなりにお考えがあるなら聞かせていただければ…


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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/12/02 13:17:08    (op3T2VDL)

「はぁ…っ、はぁ…っ、はい…っ。こんなにも遠かったのですね。以前の屋敷に向かう時は、ずっと寝たきりでしたので…。衛兵の皆さんはお優しいのですが、少々しっかりしすぎというか…。本当はアレクともっと居たいのに…。」

港町を抜け、山を越えるような旅路。
サリーナは完治したとされているが、療養明け直後であり、領主が溺愛する娘。
何かあってはいけないと、神経質なほどゆったりとした旅で、変わりやすい山の天気にも悩まされながら休憩を多く取り、予定よりも長引いたものになっていた。

各宿は最も高価な部屋が用意され、あまりに広い部屋に1人では寂しくなったサリーナがアレクを呼ぼうと部屋を出た際…

「…ひゃあっ!?お二人はなぜそこに…?」
「お嬢様、どうされましたか…?もしや、体調が…。」
「帯同している医者を呼んできます!」

部屋前にいた衛兵2人に気が付かず、大ごとになってしまった日もあった。
馬車も専用で孤独であり、アレクと触れ合う日はやむを得ない野宿の夜に限っていて、野宿が決まった際にはサリーナから合図を送っていたほどだった。

「ルシア…、どなたか存じませんが、アレクが仰るのなら希望してみます。お母様に伝えれば…、ぁんっ!ちょっ、あまりくっついては…、今日は水浴びしかしてないから…っ、ぁんっ」

我慢できずに覆い被さるアレクによって、地面に敷いた毛布に押し倒される、口付けをかわす。
野宿の日は水浴び程度しか行えず、身綺麗とは言えないが、そもそも馬車に座っているだけで運動は特になく、肌を直に嗅いでも臭うことはない。
しかし、露出癖の開花によって裸になる程度ではそれほど恥ずかしがることがなくなったサリーナが恥じらう姿は、初期の頃を思い出させ、アレクをより興奮させた…。

その日は何度も抱き合って、他愛のない会話をし、そしてまた…。夜が明ける頃まで触れ合っていた2人は名残惜しく、日の出に照らされながら最後の口付けを交わし、それぞれのテントへこっそりと戻った。



「うわぁ…っ、懐かしいです…。本当に戻ってきたのですね…。」
野営地を出発したサリーナ一行は、昼過ぎ頃にはレイウス候城下に到着した。
もう二度と帰ってくることはないと、遠く離れた地で孤独に死ぬのだと思っていた。
一瞬でこれまでの思い出が脳内を巡り、サリーナの瞳から一筋の涙が溢れた。

城下町はサリーナの祝福で溢れ返り、旗や手を振る民たち一人一人に向かって、窓から乗り出して大きく手を振り返した。

屋敷に幽閉される直前の末期のサリーナは、痩せ細り、髪質にも水分がなくてパサパサで、他国に轟く美貌には陰りが見えていた。

今の艶やかで瑞々しく、可憐な笑みを浮かべる姫の姿を見て、多くの民が涙を溢し祝福した。

レイウスとメイサの前に馬車が止まると、サリーナは勢いよく飛び出し、2人に向かって駆け出した。

まるでタックルするような勢いで2人に抱きつき、ボロボロ大粒の涙を溢す。

「お父様っ、お母様…っ。もう走っても咳はしません…っ。発作も、熱も、寝込むこともありません…っ。どうか、またお側に置いてください…っ。」

「当たり前だ、サリーナ…。これまですまなかった…、よく辛抱したな…。メイサ、サリーナを部屋に連れて行ってくれ。長旅で疲れているだろう。」

「サリーナ、おいで。貴女の部屋は以前のまま残してあるの。いつか、きっと私たちのところに帰ってくるって信じていたから…。ココという女給がこれからは専属になるわ。年も近いし、良い子だからきっと仲良く…」

「お、お母様…。その、御付人の件ですが、その、ルシア…?という方が良くて…。」

「ルシア…?それは別に構わないけれど、どうして?」

「アレクがお知り合いらしく、その、気遣いもできてすごく良くしてくれる方と聞いて…。共通の知り合いがいた方が、そんなに緊張もしないですし…。」

「アレクとは仲良くやれていたみたいね。うーん…、ココはがっかりするかもしれないけれど…、付人の件は分かったわ。とにかく少し休みなさい。」

メイサに案内されながら、懐かしい城の廊下を歩く。
すれ違う女給や執事が恭しく頭を下げるが、その表情は感激に溢れており、メイサと会話をしながらでもサリーナは会釈して応えた。

そして、かつてのサリーナの自室に着く。

長年使用者がいなかったはずが、カビ臭くなく、机やベッドには埃ひとつない。
本やインテリア、父母からの毎年の誕生日プレゼントまで、全てがあの頃のままで、城に戻ったという実感が込み上げてくる。

着替えを済まし、ベッドに潜り込む。

感激で興奮していたがほとんど寝ておらず、眠気が一気に襲ってきた。

(お城でも…また、アレクと…。)

ウトウトし、ものの数分で意識はブラックアウトしていった。

【ありがとうございます。
もう少しサリーナとメイサの年齢を下げても良かったかな、と思いつつ、そのような形で行きたいと思います。
サリーナよりも小柄なメイサは第二子には耐えきれない身体で、レイウスも年齢による性欲の衰退から、欲求不満。サリーナとも違い、領地中に顔が知れ渡っているため、男娼を取ることもできず、悶々とする毎日。アレクから幽閉期間のサリーナの様子や思い出を、お酒を飲みながら聞かせてもらっていたけど、酔いが深くなってきて、何も知らないと思っているアレクにご褒美として「手ほどき」をしようと…

とかどうでしょう?
お聞かせしてくれた内容を重ねただけですが…。
もっとより良い案があれば是非そちらで…】
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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/12/04 23:38:03    (hFyBzkkw)

城に戻ったサリーナだったが、予想されたようにアレクと簡単に会うことができずにいた。
サリーナの体調を考慮し、病で受けられなかった教育は、ひと月後に予定されたサリーナの全快祝いのパーティーのあとということになってはいたが、領主であるレイウスの一人娘が不治とされた病からの奇跡的な回復に貴族を初めとした有力者の祝いと称した訪問が後を絶たないでいた。

サリーナの体調管理を含めスケジュール的なものは侍女のルシアに一任されており、ルシアはレイウスやメイサとの時間を可能な限りとり、面会を求める貴族たちとの調整も行ったが、アレクとの時間を作ることがてきたのは3日に1度程度…その間、アレクとサリーナの連絡役として動いたのは言うまでもない。

アレクはサリーナの病気の回復具合をみながら、いずれ城に戻ることになると考えルシアに手紙を送っていた。
サリーナとの関係も全て打ち明けた上で協力を要請したのだ。
アレクとルシアは、アレクがサリーナの世話係を仰せつかるまて男と女関係にあった。
とはいえルシアはサリーナのようにアレクにハマることはなく、一時の快楽を得るためだけと割り切った関係だった。
歳はまだ20歳前だが、あたまの良さは、使用人として下働きさせておくのは惜しいと思うほど…サリーナのスケジュールを管理する能力からもそれは十分に証明されている。

そんなルシアがアレクに協力したのは、手紙と一緒に送られてきた大量の金貨の力…これはレイウスがサリーナに渡した金貨…サリーナがアレクに預けたものだ。
愛する娘のための金貨が、娘を変態調整する道具を買う金となり、アレクの欲望を叶える協力者の礼金になるなどレイウスか知ったら…


「サリーナ様…明日は午前中の面会は全て断ってあります…ようやくアレク様とお会いになる時間が作れました…」

湯に浸かり大きな息を吐いたサリーナにルシアは声をかけた。

「姫様には…御辛抱ばかりさせてしまい…申し訳なく思っております…」

ルシアがサリーナの体調を考慮しながらレイウスやメイサとの時間を十分にとりつつ、わざわざお祝いに駆けつけてくれた貴族、有力者を捌く様子を間近て見てきたサリーナからは文句など出るはずもない。

「いいえ…ルシアには感謝しています…本当に…」


サリーナの言葉にルシアの表情は一変する…仕事をこなす時のルシアは表情をあまり顔には出さず冷たささえ感じられる…だが時に見せるデレた表情は、甘える猫のよう…

「姫様…お身体が温まったらマッサージをして差し上げますね…アレク様にお会いする前に磨きをかけなくては…うふふっ…」


浴室に用意したエアマットにサリーナを腹ばいに寝かせるとルシアもメイド服を脱ぎ捨て下着姿になる。


「本当に姫様のお肌はお綺麗で…女の私が見てもウットリします…それでははじめますね…」

ルシアはサリーナの背中にオイルを垂らした…人肌に温められたオイルをルシアは両手のひらを使い背中を揉み解すように広げていく…程良い力具合とツボを心得た手つきにサリーナの表情は緩む。
ツボをぐいっと押したかと思えば、爪を立て脇や背筋をなぞる…それはマッサージというより性感帯を探るよう…

(お姫様ったら…感じやすいのね…これもアレクの仕込みかしら…うふふっ…)


さらにルシアはオイルを脚へも垂らし塗り広げる…ふくらはぎを優しく潰し、その手は太ももへと…

「今日は…大勢のお客様とお会いになりお疲れでしょう…脚もこんなに張っておいでで…」

太ももの裏側を揉み解しながら親指を股間へと何気に滑り込ませ敏感な部分に触れるか触れないか微妙な動きを繰り返した。
焦れったいようなルシアの指の動きにサリーナは息を少し荒げ爪先を捩り出す…口角を上げ唇を舌で舐めるルシアはイタズラ猫そのもの…

頃合いを見てルシアはオイルを尻に垂らすと中指を2つの肉の丘が作る谷間に滑り込ませた…指の腹で尻の穴を何度もなぞり上げたあと、指先で穴をほぐした。
キュッと窄められていた尻穴が緩むと指先を曲げ中へと…

もうこれはマッサージではないと分かりつつも、アレクにより開発された尻穴はルシアの指を締めつけ快楽を貪ろうとする…

(アレクったら…お姫様をこんな身体にして…悪いヒトね…)

一本だった指先はいつの間にかにほんとなり、サリーナの尻の穴を弄りだす…だがサリーナがその指に気をやりかけた時、その指は無情にも抜かれてしまう…「絶対にイかせるな!」アレクからの指示をルシアは守ったのだ。

あと少しで…そんな顔をルシアに向けたサリーナだったが、ルシアはそれには気づかぬふりをし、サリーナを仰向けに寝かせた。
また触れてもいない乳首は、勃起した子供のペニスのようになり存在を誇張する。

(なんて厭らしい乳首…こんな綺麗な人が…何かゾクゾクするわ…)

ほんのりと全身をピンク色に染めたサリーナの長乳首は卑猥そのもので、ルシアのSっ気に火をつけた。

「目にオイルが入るといけませんから…目を瞑っていてくださいね…」

ルシアはサリーナに目を瞑らせると満面の笑みを笑みを浮かべ胸に垂らしたオイルを双丘に塗りこんでいく…アレクのような荒々しさはなく、優しく…それいでいて確実にポイントをおさえた動き…
乳房を揉み上げながら指と指で乳首を挟み込み扱く…サリーナはビクビクと身体を震わせた。

(あら?いやだぁ乳首だけでイちゃうの?アレクに叱られちゃうじゃない…)

サリーナの反応が楽しくて仕方ない様子のルシア…アレクに悪いなどとはこれポッチも思っていないのは、その顔をみれば明らか…

(おっぱいだけでこんなんだったら…下を弄ったらどうなるのかしら…うふふっ…)

このあと、小一時間ほどサリーナにとっては、気が狂いそうな時が流れた。
気をやりかけると逸らされ、また追い上げられる…その繰り返し…気をやりたいとオモものの、侍女に対してそのようなことを言えるはずもなく…


「今日は…ゆっくりとお休みください…よい夢が見られますように…それでは…おやすみなさいませ…」

ひとりになったサリーナだが、火照った身のまま眠りにつけるはずもなく、手をショーツの中へと滑り込ませた。
幽閉された屋敷で買い貯めた玩具類は、誰かに見られたら…とサリーナの部屋にはない…それらさえ有れば幾らかは身体の火照りを鎮められたかもしれない…

















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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/12/11 21:26:29    (rqBBC6r.)

「サリーナ様、お初にお目にかかれて光栄です、お元気になられて…、やはり神は実在するのだと実感してしまいます…。是非こちらを…、我が領地で有名なショップの甘味でございます…。サリーナ様は甘味に目がないとをお聞きして…」

「ありがとうございます。かの有名なリアン様と会いできるなど、療養中には思いもしませんでした。…まあ、素敵っ。宝石みたいな…、これは…まさかチョコレートでしょうか?こんなに綺麗なスイーツ、初めて見ましたわ…っ」

(またチョコレートですね…。うぅ、本当は嬉しいのに…)

屋敷に戻り、数日完全な休養をとった後、サリーナには連日有力者たちとの面会が待っていた。
名君として名声を得ているレイウス公の姫。
家柄もよく、見目麗しい上、悪い噂は聞かない。それに、長年抱えていた病が完治したとなれば、接点を持とうとする者たちが多いのは当然のこと。

しかし、数組の貴族や大商人と面会する毎日が続けば、精神もすり減ってくる。
少し疲れてしまっていて、最初は嬉しかったのだが…。病に伏していたサリーナに関する情報はあまり出回っておらず、甘味が好きという情報に誰もが行き着く。
そのため、面会に来た皆が何かしらの甘味を手土産にするため、サリーナの私室にどんどん溜まって行ってしまっていた。

手土産が何であれ、本当であれば気持ちだけでも嬉しいはず。しかし、疲れが溜まってきてしまったサリーナは、素直に喜べずにいた。

「ねえ、ルシアぁ…。今日もとっても疲れました…。皆様丁寧にしてくださるのは嬉しいのですが…。どうしてわざわざ遠路はるばる会いにきてくださるのでしょうか。お手紙だけでも嬉しいのですが。」

サリーナは何故こんなに有力者たちが喜び、わざわさ面会にまで来ているのか理解していない。貴族としては少し婚礼期を過ぎたサリーナだが、名絵画のような麗しい見た目をしている上、男受けする身体つき、家柄も良いとなれば、皆が食いつく。
要は下心には全く気が付いていなかった。

着飾る目的のゴテゴテした装飾がついたドレスも重く、簡素なネグリジェやベビードールなどを着ていたサリーナにとっては辛いもの。
後半は外出が多くなったとはいえ、痩せて筋肉が落ちていた体の凝りも酷くなってしまうもの。

それでも両親は優しく励まし、適度に甘やかしてくれるうえ、新たな従者であるルシアともうまくやれているため、毎日頑張れているという現状だった。

重いドレス類を脱ぎ去り、湯船に浸かる瞬間が1日で最も気持ちよく、自然と深いため息も出てしまう。

「ほ、本当っ!?ルシア大好きっ!貴女は本当に優秀な方なのねっ。最初は冷たくて怖い子なのかも…って、ちょっと不安だったけれど、真面目なだけだったし…、貴女が付いていてくれて本当に嬉しいです…っ。」

ルシアの一言に、飛び上がる様にヘリに捕まり、目を輝かせる。
同性であるルシアには身体を隠すことはなく、玉のような水滴が浮く乳房が柔らかく揺れる。

ルシアに日頃感謝しているのは本心。
最初は事務的な対応ばかりのルシアに少し怯えていたのだが、お互いに慣れてくれば気を許せるようになり、疲れる毎日ということもあり、むしろサリーナが懐くほど。2人っきりの時には柔らかな表情を見せてくれるルシアに心を許し始めていた。

「実は身体が凄く凝っていて…。ルシアは優しいのですねっ」

ルシアの思惑には全く気が付かず、ニコニコ顔でエアマットに寝そべる。
うつ伏せになり、身体とマットに挟まらて胸が潰れ、細い身体から変形してはみ出る。

「…んっ、…んふ…ぅ…っ」

(あったかいオイル…、シトラスのいい香りで…、気持ちいい〜…)

疲れた身体がほぐれていき、じんわりと芯から温まっていく。
細くて滑らかな指が身体を這い、凝った筋肉が蕩けていく。

最初は本当に気持ちがよくて、目を瞑っていることもあってウトウトしてきてしまったが…

「ん…っ、ぁっ、ん…っ❤︎」

脇、乳房の付け根、背筋、うなじ…。

さりげなく指が触れるたびに身体を捩り、閉じた口から吐息が漏れる。
もぞもぞ身体をくねらせるが、しっかり触ってくるわけでもなくもどかしい。

太ももを揉みながら、ゆっくりと手先が脚の付け根に向かっていく。

(も、もしかして…、ルシアに触られちゃう…のでしょうか…?)

近しい存在になったルシアに秘部を触られることを期待してしまう。
以前のサリーナなら不快感を覚えていたはずだが、今はドキドキが止まらず、ぎゅっと目を瞑ったまま期待を抱く。

しかし、脚を滑って内腿まで手が這うが、肝心な部分には触れてはくれない。
焦らされ、心臓の高鳴りと緊張が最高潮に達した時、お尻の割れ目にオイルが垂らされる。

「…ぁんっ、ルシ、ア…?」

割れ目をなぞるようにオイルが塗りたくられ、その奥の窄みにもさりげなくオイルをなじませられる。
細長い指がクリクリ尻穴をなぞってほぐし、強い抵抗がなくなると、ゆっくりと指が入り込んできて…

「ぁんっ、ぁっ、…うぅっ、んっ…❤︎」

アレクのようなゴツゴツした男らしい指ではなく、細長くて柔らかい指。
しっかり根元まで咥え込み、キュッと締め付けてアナルで久々に快楽を貪り出す。

(気持ちいい…っ、お尻、やっぱり凄い…っ。なんでルシア…、いや、もうどうでもいい…っ。イ、イきたいっ、イかせてほしい…っ)

アレクと会うこともままならず、道具もないオナニーではイくこともできない。
マッサージではない、と思いつつも、あえてその思考には蓋をし、口の端からだらしなく涎を垂らしながら、甘い吐息を漏らす。

健気にもきちんと目を瞑りつつ、もう一本増えた2本の指を体内に感じながら、絶頂を心待ちにしている。
決して腸を傷つけないように、ゆっくりとした抜き差し。激しい愛撫も好きだが、丁寧な愛撫も心底気持ちよく、頭がぐちゃぐちゃになってしまいそう。

「…んっ、っ、ぅ゛っ、んんっ、ぁ、はぁんっ、イ…っ」

(イきそうっ、イくっ、イくっ、ルシアの前だけど….イっ、イきたい…っ!!)
一際強く、指を締め付け、もぞもぞ腰をくねらせる。誰が見ても絶頂寸前だったが、ちゅぽんっと間抜けな音が鳴り、尻穴から指が引き抜かれた。細くて白い2本の指には根本までドロドロの腸液がまとわりついており、オイルと絡んで白濁としている。

(な、なんで…っ、もう少しだったのに…っ!!)

思わず目を開けてルシアを見てしまう。
しかし、もっとやって…などとは口が裂けても言えない。
ルシアに言われるがまま、仰向けになると、ガチガチに固くなった乳首や、今でも約束を守って剃り続けている恥丘がルシアに晒される。

貴族連中と面会している最中や普段の様子から、アレクから伝わっている「淫乱姫」という話は作り話ではないか…、そう思ったこともあったルシアだったが、この有り様を見て真実だと確信したのだった。

「ぁ…っ、ぁんっ❤︎…んんっ、ぅ、んっ、はうぅぅっ、ぁっ、うぅ…っ❤︎」

柔らかくて大きい、餅やスライムのような乳房。包み込むようにこねられ、乳首を細い指が優しく弾く。指の根元で挟まれてコリコリ擦られ…。
細心の注意を払っていたルシアだったが、もともと敏感でありつつ、アナルで性感が高まった身体は、呆気なくイってしまった。
歯を食いしばり、ぎゅっと身体を強張らせて快楽にを身を任せる。しかし、イかせるつもりのない手つきで事故のような絶頂であり、浅くて弱い絶頂。物足りなさが付きまとう。

(イ…ってしまった、けれど…、こんなのじゃ足りない…。ルシア…、も、もっと…)

頬を紅潮させ、心臓の高鳴りに胸を上下させながら、次の『マッサージ』を待つ。

しかし、サリーナの敏感、イきやすさを学んだルシアにとって、後はまな板の上の鯉。
胸を撫でられ、お腹、下腹部…子宮のあたり。
指で押されて、撫でられ…、子宮が刺激された後は、脚の間に手が入り込み、ゆっくりとこじ開けられる。

脚の動きに合わせて、割れ目もくぱ…ぁっと糸を引いて開き、サーモンピンクの美しい粘膜が覗かせた。

(きたっ、きちゃった…っ。ルシア、指入れても、クリトリスを撫でても…、なんでもいいから、もっとイかせてください…っ!)

ドキドキっ、その瞬間を今か、今かと待っていたサリーナ。
割れ目を指が触れ、勃起したクリトリスを指が押しつぶす。

しかし、それのどれもがゆっくりした丁寧なもので、快楽はあれどイくには程遠い。

「…ぁっ、ぁあっ、も…っと…ぉっ❤︎」

遂におねだりの言葉を口にしてしまうが、ルシアは聞こえなかったフリをする。
細心の注意を払いながら、指を割れ目に挿入し、お腹を撫でながら中で曲げたり、少し抜き差ししてみたり。

どれもこれも激しいものではなく、性感を高めるだけ。
一時間近い寸止め愛撫だったが、サリーナにとっては数倍にも感じていた。

「ぁっ❤︎ぁぁっ❤︎ルシアぁっ、ルシアぁっ!」

イかせて、などとは言えない。だからルシアと名前を連呼するが、絶頂寸前になれば、指が引き抜かれるか、動きがピタッと止まる。
身体は絶頂したフリをするように、びくっびくっと跳ねるように痙攣するが、決して達していない。
熱が少し冷めてきたら、また指が動き始める。その繰り返し。

「身体が冷めてお風邪をひいてはいけませんから…」

そう言って終わりにしようとしたルシアの手を掴み、プルプル首を振るサリーナ。
しかし、「夜更かししてはお肌にもよくありませんし、体調崩されてはいけませんので…」と最もなことを言われ、シャワーでオイルが流された。

ルシアによってバスタオルで身体が拭かれ、下着とネグリジェを身につけさせられる。どれも従者の仕事をしているだけだが、サリーナの頭の中は、

(イきたいっ、イきたい…っ!自慰をしなくては…、頭がおかしくなってしまいます…っ)

絶頂欲でいっぱいだった。

敏感な身体はすぐに絶頂しかけてしまうため、何度も繰り返された寸止め。身体は火照って仕方がない。

ベッドに入ったサリーナに、ルシアがシーツをかけて部屋を出た瞬間、ネグリジェの裾を捲り、指を割れ目に滑らせる。
シャワーで流してタオルで拭いたはずだが、すでにぐちょぐちょに濡れていた。

「ぁんっ、ぁっ、イきたいっ、アレクっ、アレクぅっ❤︎」

クチュクチュッ、水音がシーツ内で響くが、未だ拙い手つきでイくことができない。
サリーナは離れにいた時からずっと自慰が下手くそで、道具を使ったり、野外に出たりしないとイくことができなかった。

(イけない…っ、ダメ、なんで…っ!アレクの部屋に行く…?いや、こんな夜に出歩いたらお父様に叱られてしまいます…。ルシアを…、でも、こんな恥ずかしいお願いなんてできないわ…)

露出すればイけるかも…、そう考え、ネグリジェを脱いで一糸纏わぬ裸になり、月明かりに照らされながらオナニーに耽るが、それでもダメ。

(もうダメ…、明日になったらアレクに会えるのだから、さっさと寝ましょう…。この疼き…、とっても辛いけれど…)

とうとう諦めてネグリジェを着直し、ぎゅっと目を瞑る。
悶々とした頭にはさまざまな妄想がよぎる。

(お城の城下町には変な道具を売ってるお店はあるのでしょうか…。お城の中で、夜中に裸で歩き回るとか…、お庭に出たりなんかして…。こんな恥ずかしい子だなんてバレたら、愛想をつかれてしまう…のかな…)

なかなか眠れなかったが、やはり疲れていたこともあり、暫くして寝息を立て始めた。
すう、すう、と眠りに入ることができたが、股の洪水は止まらず、ぐっしょりと下着どころかネグリジェ、シーツまでも汚してしまった。


【お疲れ様です。ドキドキしてしまう内容だったので、気合を入れていたらお時間がかなり経ってしまいました…、遅くなり申し訳ないです。今回、❤︎を使ってみたのですが、以前と比べてどうでしょうか?エッチな感じを出しやすいかも?と思ったのですが…。あまりお好みではなかったら前に戻すので教えてください】
180
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2024/12/12 00:52:55    (jfqje49R)

「姫様…今日の午前中は、御来客の方々との面会はナシにしてあります…少しお疲れ気味で気分転換に庭をゆっくりと散策するとレイウス様にもお伝えしてあります…」

朝食を摂るサリーナにルシアは、この日の予定を伝えた。
待ちに待ったアレクとの逢瀬の時…普段なら時間をかける食事の時間ももどかしいかのようにテーブルに並べられた朝食を口へと運ぶ…

「そんなに慌てなくても…うふふっ…まだ時間はたっぷりとありますから…」

アレクからの指示とはいえ、サリーナを散々焦らしたのはルシア自身であるにも関わらず、それを棚に上げイタズラっぽい笑みを浮かべるルシア…

(まぁ仕方ないか…あれだけ寸止めを繰り返したんだもの…堪らないわよね…)


レイウスの城の庭…表側は噴水をを取り囲むように花壇があり、季節ごとに様々な花が咲き誇り、よくお茶会などが開かれ、3時のおやつタイムにも利用されるサリーナのお気に入りの庭だったが、サリーナとルシアが向かったのは、城の裏手にある雑木林だ。
雑木林と言ってもしっかりと手入れがされており、春には竹林で筍、夏には桃やブドウ、秋には柿をはじめとした果物に松茸が収穫できる…庭師であるアレクの父親の仕事だ。


「あの小屋てアレク様がお待ちです…私が呼びに来るまでは誰も近づけないようにしてありますので…」

雑木林の奥に小さな小屋がある…庭の手入れをする道具が置かれていて、アレクの父親たちの休憩場所ともなっているところ…

「では…私はこれで…」


ルシアが一礼し背を向けるとサリーナは小走りて小屋へと向かった。

「アレクっ!」

扉を開けると同時にサリーナは叫ぶと、そこにいたアレクに抱きついた。
あまりの勢いに両手を広げ受け止めたアレクがよろけるほど…


「サリーナ様…危ないですよ…」

サリーナをギュッと抱きしめアレクはサリーナの耳元で囁いた。
「だって…」と言いかけたサリーナの口を塞ぐように唇を重ねるアレク…サリーナもそれに応え自ら舌を伸ばした。
長い長いキス…舌を絡ませお互いの唾液を綴り合うような濃厚なもの…ようやく口を離すと2人の唇を唾液の糸が…

「サリーナ様…お会いしたかった…この時がどれほど待ち遠しかったか…」

アレクの言葉に「私もっ!」とサリーナは答えたが、アレクにとっては、これは計算のうちだ。
サリーナがアレクを想い、身体の疼きに耐えていたのとは違い、アレクは適当に他の女とも遊んでいた…そんなこととも知らずにサリーナはアレクを信じ込んでいた。

(クククッ…もう俺に夢中だな…あとは外堀さえ埋めれば…)

サリーナから買い漁った玩具を取り上げ、なおかつルシアを使い身体の疼きを増幅させる計画は予想以上の成果を上げているのはサリーナの様子からも明らか…もうサリーナはアレク無しではいられなくなっていると確信した。

「もう我慢できません…」

アレクは休憩用の簡易ベッドにサリーナを押し倒すとドレスを脱がせた。


(なんだかんだと言っても…やっぱりサリーナほどの女はいないな…この身体…何処もかしこも俺好みだぜ…クククッ…)


他の女はあくまでもつまみ食い…メインディッシュはやはりサリーナだった…口も尻も膣も全てを自分の好みに調教したアレクの望みには何でも応える極上の女…

何日かぶりにサリーナの穴という穴を堪能したアレク…サリーナもまた何度となく気をやり満足したようで、2人は裸のままその身を寄り添わせた。

「サリーナ様…サリーナ様の全快祝いのパーティーの席には私もレイウスから呼ばれております…おそらくその場で「褒美」の話になることでしょう…私はそこでサリーナ様への気持ちをレイウス様にお伝えしようと思っています…でもレイウス様からはよいお返事は頂けないかとも思っています…そこで…パーティーまでに味方を増やしていくしかありません…メイサ様を初めとしてレオドール様やグラベル様を何とかしなくては…とりあえずメイサ様にはサリーナ様からお気持ちを正直に伝え味方になってくれるようお願いしてください…両手様については、私たち2人で話をしましょう…メイサ様はともかく両手様に関しては作戦を考えてありますから…ルシアに言って両手様との話い合いの時間を取るよう伝えてください…」

打ち合わせを済ますと、2人は残された時間を惜しむように再び肌を重ねた…


ルシアとの場面…ドキドキしてもらえたならよかったです。
ハートについては、気持ちかよく伝わってくるようでいいですね!
レオドールとの話し合いは説明だけで済ませるつもりですが、グラベルとはサリーナを餌にしようと考えています。



両手様に








181
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2024/12/16 23:36:17    (S85DWJXA)
【ごめんなさい…っ、昨夜からインフルエンザになってしまったので、少々お時間をください…涙】
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