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無知病弱令嬢

投稿者:サリーナ ◆yPwHPtuzPE
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2024/02/25 19:43:48 (usFLROVs)

「ケホ…ッ、ケホッ、ごめんなさいね、貴方をこんな屋敷に縛り付けてしまって…」ベッドに横たわり、枯れそうな吐息で咳き込む少女。絵画から出てきた女神のような現実味のない美しさである一方、不治の病に犯されており、貴族の娘であれど婚約することもできず、長年辺境の屋敷に『療養』として付き人の貴方と幽閉されていた。日に日に弱っていく身体のことは自分がよくわかり、そう長くもないことを悟っていた私は、部屋を出ようとする貴方に声をかける。「あの…、こんなこと、どうかと思うのですが…。その、私はもう暫くの命です。しかし、一つ心残りが…。その、婚姻もできず、女の悦びというものを知らぬことが心苦しいのです。不埒なことを申しているのは分かりますが…、【中文以上、描写好きな方お願いします。男女問わず・相談から。性に無知であるこちらを利用し、嘘の常識(変態プレイ)を教え込んだり、気遣うフリして身体を使うような方お待ちします】
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192
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/01/09 08:36:38    (N6IaR6Ca)
おはようございます。
何度も続けてしまい、すいません。

昨夜はなかなか寝つけなくて、色々と考えていたのですが、メイサパートで ちょっと思いついたことがあります。
当初は、アレクか無知を装って…みたいなことでしたが、全く別のをです。
ただそれがお好みに合うかどうか…

突拍子もない話ですが、「魔道具」的なモノを登場させようかと…意思とは関係なく身体の自由を奪い操る…
アレクが本性を見抜かれ、ソレを使う…といった展開です。
いかがでしょうか?

193
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/01/14 18:52:38    (dq5rC8Qu)


「んっ、ちゅっ、ん…っ、ふぁい…っ、どうぞ…っ❤︎」

主君の娘が床に跪き、恭しく丁寧に口淫する姿は、無常の興奮を与え、グラベルを射精に誘う。
右手を添えながら口を窄めて扱きあげ、左手で玉袋を揉みしだく。
視線を合わせた様子と後頭部を掴む手から、グラベル…、いやアレクが射精寸前であることを知ったサリーナは、よりストロークを早め、上目遣いのまま視線を逸らさずに目を見つめ続けた。

この至福の時を我慢できないグラベルの射精が始まると、サリーナは目を逸らさぬまま、注がれる熱い白濁液を舌で受け止め続けた。
両の手のひらは顎の下に添えながら、結局一滴も溢さずに精液を口で受け止めきった。

口内射精など娼婦でも嫌がる者はいる。
ましてや飲んで処理など…。

しかし、サリーナは嬉しそうに微笑み、

「んぁ…っ、んふふ…❤︎」

口を大きく開き、口内に溜まった精液をグラベル自身に見せつける。
気品あるサリーナが、口内のモノを下品にも見せつける姿には息を呑む。
しかも、それが自分が吐精したものとなれば尚更…。

「んぐっ、ん…っ、ぐっ、ん…。ザーメンミルク、ご馳走様でした…。ちょっと味が違うけれど…、これもまた美味しいです…っ。それでは、お綺麗にしますね…。んっ、れぇろ…っ、んっ、ちゅ…っ」

喉を鳴らしてグラベルの精液を飲み干し、そして再び大口を開く。
大きく開いた口からは舌をべぇーっと垂らし、全て体内に入れたことを証明する。
驚くグラベルを気にも留めず、髪をかきあげて未だ硬い男根に舌を這わせ始めた。

付着した精液や我慢汁を舐め取り、綺麗にする『掃除』を始め出したのだった。

驚愕と感激に襲われる中、『これ』を毎晩使用人風情が味わっているも思うと、到底許すことなどできない。

あの男と同じく、姫の全てを味わい尽くさねば…。

「きゃ…っ」

床に押し倒され、純白のショーツが剥ぎ取られる。
クロッチは愛液が染みており、ねっとりと糸を引いていた。
グラベルが股を開かせると、ぴっちり閉じた割れ目が少し開き、桃色の粘膜が顔を覗かせる。
綺麗で鮮やかな色を保っており、純潔の乙女ではないか、と今更疑ってしまうほど。

仮に処女だった場合、これを破ったりすれば大罪。
ただの姦通ではなく、嫁ぐ価値を著しく損なわせる行為で、一族郎党死罪だろう。
レイウスやメイサの様子からして、処女だろうがなかろうが、サリーナに手を出した者は斬首だろうが…。

今更になって『領主の愛娘』であることが恐ろしくなった直後、股から香る強烈な雌の香りに理性を揺さぶられる。
深いアルコールのせいで弱まった理性は制御が効かず、ヒクヒク疼いている割れ目にむしゃぶりついた。

「ぁんっ、ぁあっ❤︎アレクっ、激し…っ、ぁんっ❤︎」

割れ目からは絶え間なく愛液が溢れ出て、これがまた果汁と同じように甘酸っぱく、敏感な姫は一舐めするたびに甘い声をあげ、舐めていて飽きがこない。

身を清めていないためか、股に顔を埋めるとほんのり生臭く、奥からアンモニア臭も薄く香る。
並の女ではなく、サリーナから生々しい香りがすることはむしろ興奮材料であり、『犯している』という実感が湧いて出る。

当のサリーナは床でもぞもぞ身を捩り、何度も声をあげて絶頂に至っていた。

ルシアの『マッサージ』が気に入ったサリーナは、ルシアにねだり、その度に弄ばれている。

そのせいでサリーナの身体は、絶頂に酷く飢えており、非常に敏感になっていた。

「ぁんっ❤︎イくっ、イきますアレクぅっ❤︎イくっ、イくぅうっ!!!」

涎を垂らし、快楽に浸る顔も隠さず、グラベルの舌で絶頂する。
内股はおろか、床のカーペットにシミを作るほど愛液を溢している。

「はあっ、はあ…っ、アレク…、お水をいただけませんか…?」

床で仰向けに倒れたまま、息を整えながら呟く。
汗や愛液、大きな嬌声を出し続けたことにより、喉が渇いたのだった。

酒で倒れかけ、酩酊状態にあるサリーナにこれ以上酒を飲ませると、最悪の場合も想定される。

しかし、もし水を摂取して正気を取り戻した場合、グラベルの行いはレイウスに露見し、一族郎党斬首となるだろう。

そこでグラベルが出した結論は…

「ありがとうございます…。んっ、ごくっ、ごく…っ、ぷは…。なんと美味しいお水ですこと…、んふっ、んふふっ」

白ワインをボトルごと渡し、水だと言って飲ませたのだった。
それを寝そべったまま、両手で抱え、ボトル口に口をつけて飲み出すサリーナ。
行儀の悪い行動だが、普段は絶対しないだけに酒の入り具合が分かってしまう。

サリーナの酩酊状態は薬によるものではあるが、グラベルの行いはサリーナの命をも危険に晒すもの。
しかもたまたま酒に酔ったサリーナに手をつけたのではなく、追加で酒を飲まし、敢えて酩酊するようにしたのだから、罪はさらに重い。

しかし、だとしても、どうしても…。
サリーナに正気に戻られるわけにはいかなかった。
アレクが戻るには時間はまだある。
サリーナさえ、このままなら…。

酒を追加で摂取したサリーナは、再び目の前がぐるぐると歪み始めた。
横たわっているが、目眩にも近い感覚に襲われ、床の上でもぞもぞ動いていると、テーブルに頭をぶつけ、皿の上の食べ物を落としてしまった。

「痛…っ!…うぅ、落としてしまいました…。食べ物を粗末にすると、お母様に叱られてしまいます…。」

のそのそ起き上がり、四つん這いになって拾いあげる。
お尻はグラベルに向いており、ふりふり左右に揺れ、割れ目は愛液と唾液によって蕩けており、グラベルを誘っているとしか思えなかった。


【お疲れ様です。いつも遅くなってしまうのですが、楽しくて寝る前にあれこれ妄想してしまいます。実家で寝ていた時も同じでしたので、お返事することはできなくても、色々考えてしまってました。長くなってしまって申し訳ありませんが、のちのメイサの時のことも少し考えておきますね】
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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/01/15 00:54:54    (8u7pC7pZ)

「どう?うまく事は運んでる?」

バルコニーから身を乗り出していたアレクの背後から女が話しかけた…ルシアだった。
今回の酒宴の席を準備したのはルシアであり、アレクの企てが気になり居ても立ってもいられなくなったのたった。


「ルシアか…ビックリするじゃねぇか…ああ…計算通りに事は進んでる…思った通りグラベルのヤツ…サリーナにちょっかいかけやがった…」

「へぇ~そうなんだ…やっぱりグラベル様って噂通りだったみたいね…」


ルシアもバルコニーから身を乗り出し部屋の中を覗き込んだ…ちょうどサリーナが床に落ちた食べ物を拾おうとしているところだった。


「なにあれ?まるでサリーナ様が誘ってるみたい…」

「グラベルのヤツ…水を欲しがったサリーナに水だと言って更に酒を飲ませやがった…フラフラになったサリーナがテーブルに頭をぶつけて…」

グラベルの肩越しにサリーナが四つん這いになり尻を向けている様子がみてとれる…事情を聞けば今の状況も納得できるが、一見すればサリーナが尻を振りグラベルを誘っているようにしか見えない…おそらくグラベルは目の前で揺れるサリーナの尻に目を血走らせているに違いない…


(ひ、姫の尻…な、なんと素晴らしい…)


剥いた卵のようにシミ1つない2つの肉…括れた腰がその尻を強調する…股の間には僅かに開いた割れ目が見え隠れし、そこから溢れた愛液が太ももを伝って垂れる…


その淫靡な光景に身じろぎもせずに凝視していたグラベルだったが、両手で尻肉を鷲掴みにした。
突然のことに驚いたように振り返ったサリーナだったが、その顔はすぐに笑みに変わる…


「もうっ…!アレクったら…我慢できないのてすね…うふふっ…私もです…」


サリーナは床に落ちた食べ物を拾うのやめて、両手を尻にまわすと自ら肉を掴み広げた。

「ここに…アレクのおチンポを…私…後ろからされるのが大好きっ…」


グラベルの顔はアレクたちからは見えなかったが、おそらく酒を水だと偽り飲ませたことが功を奏したとばかり口角を上げたことだろう…グラベルはサリーナの割れ目にペニスをあてがうと一気に腰を押しつけた。


「ううっ…!ひ、姫っ!」


グラベルは唸り声のような声を上げてサリーナの尻に自らの腰を打ちつけた…挿れた瞬間に肉襞がペニスに絡みつくような感覚に襲われ腰の動きを止めることもできない…
サリーナも背中を反らせ声を上げてそれに応える…

サリーナが大きな絶頂を迎えるとグラベルは床に尻をつきサリーナの身体を引っ張り上げ体勢をかえた…繋がったままサリーナを反転せた。


「さぁ…姫…今度はご自分で…」


サリーナは微笑み頷くと両膝で立ち腰を先後左右へと揺すった…その腰使いは、とても貴族の令嬢の姿ではなく、快楽を貪る娼婦のよう…

上下する身体に合わせ揺れる乳房にも手を伸ばし形が変わるほどに揉みしだく…伸び切った乳首を指先で潰し、時にしゃぶり回した…

そんなグラベルが一瞬動きを止めた…射精が近づくなか、グラベルの頭に「主君の娘」ということがよぎった。
もしこのまま中出しをして万が一にも妊娠したら…だが次の瞬間にはより激しく下からサリーナを突き上げたのだ。
もうそんなことはどうでもいい…とばかりに…



「あの野郎…中に出しやがった…クソッ!」


グラベルがサリーナの腰をガッチリと掴み身を震わせる様子を見ながらアレクは思わず苦々しく言葉を発した。

「自分で仕掛けておいて…ねぇ…なんか私も見ていてムラムラしてきちゃった…」

ルシアは身をかがめるとアレクのズボンのファスナーに手をかけた…ムカつきながらも勃起しているペニスにルシアはしゃぶりついた。


「あとでサリーナの身体を綺麗にしとけよ…あの野郎の汚いの…全部洗い流しておけ…それと…」


ペニスに舌を這わせるルシアに後のことを指示したアレクは、さらに別の話をする。


「サリーナの母君…メイサのことを調べておいてくれ…金はいくら使っても構わん…お前のツテを使えば5日もあれば調べられるだろう…」

「うん…わかった…調べておく…でも今はそんなことより…グラベル様もまだあれだけじゃあ満足してないでしょ?もちろんサリーナ様も…まだまだ時間はあるし…」

ルシアの言う通りだった…グラベルの上に倒れ込むように絶頂の余韻に浸っていたサリーナだったが、身を起こしグラベルをアレクたと思い込み唇を重ねるとオネダリの言葉を囁く…

「ねぇ…アレク…今度はお尻で…」と…


____


「グラベル様…遅くなりました…サリーナ様のご様子はいかがでしょうか?」


時間を見計らって別荘の入り口から戻ったアレクはソファーに何食わぬ顔をしていてグラベルに尋ねた。


「うん…あれから姫様は眠ったままだ…」


ソファーに倒れ込むように眠るサリーナのドレスは元通りにされており、アレクが別荘を出た時と同じように見える…だがよく見ればサリーナの髪は乱れ、ドレスもどこかおかしい…グラベルは気づいていないようだが、部屋には生臭い匂いが漂っていた…


(チッ…満足した顔しやがって…)


「グラベル様…サリーナ様が酔ってしまわれてしまいましたが…あのお話…考えて頂けたでしょうか?」


アレクにしてみれば、グラベルの決定的な弱みを握ってはいたが、敢えて下手に出るように尋ねた。

「うん…お前が居ない間…考えていたのだが…姫様のお気持ちを考えると何とかしてやりたいと思えてきてな…まぁまた時間があれば話をしよう…」


先程までは頑なに首を縦には振らなかったグラベルだったが、態度を軟化させた…また再び酒宴でもあれば…と見え見えの下心からの言葉だった…




次はメイサパートですね…
どっちのパターンにするか決めておいてくださいね。

歳をとらないメイサと人外の美しさのサリーナの理由も余談的に絡めたいなと思っていますので…













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投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/01/19 17:18:00    (o2oeGxsN)

割れ目からは、透明な愛液が糸を引いて床に垂れ落ち、もはや準備万端であることを伝えて来る。
グラベルが堪らず、尻を掴んで、血眼となって秘部を凝視していた。

アレクだと思い込んでいるサリーナは、嫌がることなく、むしろ口角を上げて微笑み、自ら尻肉を掴み、割れ目を開いて見せた。

くぱあ…と音が聞こえそうなほど、ねっとりとした液が絡みつく膣。

それを目の前にして我慢できる男などいなかった。

「ぁんっ❤︎ぅ、アレク…っ、激し…っ、ぁあんっ❤︎」

キツく狭い膣肉を押し広げながら侵入してくるグラベルの肉棒。
ぎゅうぎゅうに締め上げながらも、優しく絡みつくように扱き上げ、油断するとすぐに果ててしまいそうだった。

(いつもと、なんか違うような…。でも、気持ちいいし、気のせい…?)

サリーナが四つん這いになる後背位は、普段よく行われる体位だが、後ろから突かれる強さや肉棒の具合など、細かな所に違和感を感じていた。

薬を盛られていても、気がつこうと思えば別人だと気が付けたはず。

しかし、快楽の虜になっているサリーナの脳は、それ以上のことを拒否してしまった。

「はい…っ、精一杯、ご奉仕します❤︎…っ、アレク、気持ちいいですか…っ、ぁんっ❤︎」

繋がったまま、身を起こし、グラベルの上に跨るサリーナ。

アレクに躾けられ、ディルド相手にも練習した騎乗位。
髪を振り乱し、腰を上下左右に畝らせながら極上の騎乗位を見せる。

「んっ、ちゅ…んっ、アレクぅ…、ずっと一緒に居ましょうね…っ、ぁむ…っ」

腰を動かしながら、グラベルに覆い被さるように身体を倒し、愛を囁きながら唇を重ねる。
柔らかく張りがある胸を揉みしだきながら、眼前にサリーナの顔が広がり、容赦なく扱かれ続ける肉棒に限界は近かった。

「イきそう…?アレク…っ、私も、いっ、一緒に…っ!…はぅっ、ぅ、イくっ、イきます…っ!!」

膣内の肉棒の様子から射精を悟る。
サリーナも、殿方を立てるために我慢しており、妖艶に口角を上げ、合わせるように絶頂を迎える。
膣内は生き物のように蠢き、より一層締め付けて種を受け入れる。

もし孕んだら…、そんなことは目の前の快楽にとっては些事だった。

しかし、自慰では鎮められない欲求を中々解消できないサリーナにとって、絶好の機会。

未だ固いペニスに、今度はお尻の穴を当てがい、腰を下ろした…。

「ぁんっ❤︎お尻の奥…っ、もっと突いてぇっ❤︎」

「嫌っ、わ、脇など…、汚いですから、舐めないで…ぇっ」

「お尻を舐める…の…?い、いえ、アレクが望むなら…。」

「…これで、合ってますでしょうか…?お胸で挟んで…、これが気持ちいいの…?」

それからは、映像に収められているとは露知らず、欲望のぶつけ合いと化した。
膣と腸には何度も種が放出され、サリーナの脇や足などにもグラベルの舌が這い、手をつけていない身体の箇所はもはや無いほど。

ソファに深々と座ってワインを楽しみながら、眼下では主君の娘が床に正座し、自分の胸で肉棒を挟んで扱いている。

サリーナを見つめる目は、敬愛する姫君に対するものではなく、酒を飲ませてアレクを騙れば何でもする娼婦…そういうものになっていた。

しかし、もう少しでアレクが戻ると思われる時間。
後片付けも考えると、タイムリミットは近づいていた。

「ふわ…ぁっ、ルシアが迎えにきたら起こしてちょうだい…。」

『運動』もしたことことだし、酒も入っていてサリーナを寝かせるのは簡単だった。
そのあとは体液を拭き、急いでドレスを着せ、痕跡を消す作業…。

ーーーーーーーーーー

「それでサリーナがこの間、私の部屋に来て…」

「はは…、そうか…、サリーナは元気にしているようだな。中々時間が取れず、2人には悪いな…」

「いえ、貴方が忙しいのは重々知っているわ。それはサリーナも…。」

サリーナ達がグラベルと密会している夜。
城でもレイウスの私室をこっそりと訪ねる者がいた。
闇夜でも光り輝き、ウェーブがかかった金の髪を指で弄りながら微笑むのはサリーナの母、メイサだった。

レイウス領内は、サリーナの帰還により一層活気付いていた。
領地全体がお祝いムードになっており、隣国の商人達も金の匂いを嗅ぎつきて寄ってきており、ここ10数年で一番盛りあがっていた。

しかし、だからこそ領主であるレイウスの業務は多忙を極めており、メイサやサリーナとの時間は取れずにいた。

「それで…、話とは何だ?メイサよ…。」

「あら、話がなかったら来てはいけないの?…貴方の最愛の妻がこんなに寂しがっているのに…。」

シースルー…とまでは行かずとも、薄く身体のラインが浮き出る黒のネグリジェ。
一際美しいブロンド髪がより映え、澄んだ湖のような蒼い瞳がレイウスを捉える。

明らかに、夜の誘いに来ている格好。

しかし、レイウスはそれを分かっていて、尚…。

「…すまない、今日は視察が多くて疲れているんだ…。それに明日も早い…。」

「…ううん、こちらこそお休みの邪魔をしちゃったわね…。それより、サリーナもひどく寂しがっているわ。目を閉じると、『お父様っ、お母様っ』って後ろをついて歩いていたあの子が、もうあんなに大人に…。」

「ああ、本当だな…。アレクにも感謝せねばなるまい。よく看病してくれた…。」

「…ええ、そうね。アレクという使用人とは話したことがないの。今度会って感謝を伝えようとと思っているわ。…それでは、お休みなさいませ…。」

(アレク…、よほど信頼を得ているみたいね…。あの子は純真で素直すぎるし、騙されていないといいのだけど…)

メイサがレイウスを秘密裏に訪ねるのは、定期的にあることだった。
レイウスとメイサには歳の差があり、特に差が生じているのは年齢以上の性欲の差だった。
メイサの小柄な身体は二度目の妊娠には耐えられない。しかし、種を植えなくてもいいから、抱いて欲しかった。だから、こうして何度もアプローチをかけていてるが、サリーナという宝を手にし、性欲が減衰したレイウスには毎回断られている。

はたから見れば、メイサが恥をかかされている、とも取れるため、夜中にこっそりと訪問しているのだった。

「メイサ様、どうかお気になさらず…。レイウス様の御多忙も区切りがついたなら、またお時間を作ってもらえるように調整いたしますので…。」

メイサの御付きメイドは、マオという女中。
本来、夫人の付き人はメイド長が務めるのが一般的だが、マオは経験が薄く、19歳で若い使用人だった。
レイウスには長らく抱いてもらえず、サリーナは病で倒れ、とにかく寂しくて不安だった時、素直で献身的な性格の持ち主であるマオに、サリーナを重ね、代わりを求めてしまった。
マオを側に置き始めた頃は、サリーナの病状が一層悪く、『メイサ夫人は狂ってしまった』と噂されるほど、気を病んでいた頃だった。
最初はサリーナの代わりに置いたようなものだったが、マオは存外優秀な使用人であり、それから長らく身の回りを任せていた。

「ふふっ、気遣いありがとう、マオ。それより…、アレクって使用人は知っている…?あと、ルシアって女の使用人も…。」

「…アレクという者はわサリーナ様を御看病されていた者…ですよね?数年前、女中と、その…トラブルを起こし、激昂したレイウス様に処刑されかけたとか…。その頃は私も本勤めではありませんでしたので…。あと、ルシアは知っております。女中仲間ですから…。しかし、何を考えている女なのか、少し図りかねるところがあります。アレクとは親しいようで、よく話しているところは見かけますが…。」

「…そう。少し、調べてくれる?その2人のこと。非番の日は街で何をしている…とか、給金の使い道とか…。」

「メイサ様の御命令ならば。…しかし、何故…と聞いてもよろしいですか?」

「私の可愛い天使がね、騙されているかもしれないの。…考えすぎだといいけれど…。」

(サリーナはだいぶお熱って感じだった…。一方で、よくない過去もある様子…。私たちの監視がない離れで、アレクは何をしたの…?アレクと会う前に、少し情報を集めておきたいところね…。)

メイサは、サリーナのお願いを聞いてから、妙な焦燥を感じていた。
サリーナは多感な時期をベッドの上で過ごし、恋愛を知らない。そんな中、長い時間を異性の二人で過ごすことがあれば、恋と錯覚させるのは簡単だろう。特に女の扱いに長けている者であれば。

(女中を転がして遊んでいたみたいだし、どうも女慣れはしていそうよねぇ…。もし、サリーナを弄んでいるとしたら…、ギロチンにかけてやるんだから…。)

アレクがルシアにメイサを探らせる命令を出したちょうどその時、メイサもまた、マオにアレク達を探らせる命を出していた。

「それより、マオ…、今日もいいかしら…。」

「ええ、勿論でございます…。メイサ様のためなら…」

ーーーーーー

「ぁんっ、ぁっ、マオっ、そこいい…っ」

「ありがとうございます…メイサ様…、もう少し激しくいたしますね…っ」

「ぁっ、ぁんっ、イっ、イ…く…っ!!」

部屋を閉め切り、防音加工をしているメイサの部屋。
裸になったメイサを抱きしめ、男根を模したディルドを膣に出し入れしているマオ。

メイサの欲求を鎮めるため、レイウスの代わりにマオが相手をしていた。

二人とも特に同性愛のきらいはないが、最も精神的に弱っていた頃のメイサを支えきったマオとの間には、強い信頼が生まれていて、このようなことも相談できるほどだった。

「はぁ…っ、はぁ…っ、ごめんなさいね、マオ…。いつもいつも…。」

「いえ、少しでもお役に立てているのであれば、むしろ光栄に思っております…。それでは、お休みなさいませ…。」

防音材を壁や扉に埋め込んだり、この中のことは絶対の秘密事。
辺りに誰もいないことを確認して、恭しくお辞儀をして、マオはメイサの部屋を後にした。


【お疲れ様です。先日は、レス192に気がつかないまま、お返ししてしまってました。本性を見抜いたメイサを無理やり…、とってもいいと思います!そういう感じの流れになるように、メイサパートもつけてみました。マオとの関係はちょっとどうかと思いつつ、大きな弱みの一つにもなりそうだったのでつけてみました。不要でしたら最後の方は無視してくださいませ】
1 ... 16 17 18 19 20
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