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2022/07/16 15:31:57 (m9UOQMXj)
幼馴染の夏芽と貴方
高校生になっても2人で登下校し、休みの日は2人で遊んで…。

付き合うとかそういう話は未だないけど、どこかで結婚してずっと一緒にいるんだろうな…なんて思っていた貴方ですが、ある夜とあるサイトを見つけてしまい…。

そこのサイトには夏芽が義父から調教されている動画が大量に投稿されており…。


NTR、BSS的なイメになります。
流れは相互1、2レス程度幼馴染シーンを行い、その日の夜の新着動画内シーンに映るような形で多ラウンド的に行えたらと思っています。夏芽の調教に対するスタンスは嫌々です。

こちら返信遅めですのでご了承ください。


【好み/躾/尊厳破壊/言葉責め/露出/絶頂責め/小スカ(大スカも一応可)】
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465
投稿者:遠藤拓海 ◆Y2PumnYwuE
2023/07/02 04:37:05    (EeRLIyy0)

(あれ?な、夏芽がいない…)

アラームの音に目を覚ました拓海は、隣で寝ているはずの夏芽の姿がないことに慌てた。
あたりを見渡すと浴室からシャワーの音が聞こえた。

(なんだ…シャワー浴びてるのか…)

拓海は安堵のため息をついた。
夏芽が悪夢を見たのと同じように拓海も嫌な夢を見ていた。
夏芽が義父の腕に掴まり拓海から去っていく…いくら走って追っかけても夏芽との距離は縮まらない…そんな夢だった。

「そんなことある訳ないよな…」

そう自分に言い聞かせるようつぶやいた。

夏芽と入れ代わりシャワーを浴びると2人は駅へと向かった。
美紀とは、ジムをオープンさせる街の駅前で落ち合う段取りだ。

たったの3日間の海の見える街での生活…仕事と住む所を探すことに必死で最後の夜だけが2人の楽しい思い出になった。


……………


「夏芽ちゃ~ん!」

駅の改札を出ると美紀が2人を見つけ手を振った。

「あ、あの…は、はじめまして…遠藤拓海です。今回は色々お世話をかけてしまって…」

夏芽から美紀を紹介されると拓海は今回のことに頭を下げた。

「ここじゃあ…なんだから、ジムのほうへ行こうか…そこで話をしましょう…」



464
投稿者:黒崎 夏芽 ◆vy.SQ3GcuQ
2023/06/29 20:49:50    (E.lldYvW)

それから5年ほどが経ち、ジムでの仕事もうまくいって、いよいよ拓海と結婚することになった。

「新郎は、健やかなる時も、病めるときも、新婦に愛を誓いますか?」

素敵な教会で神父の声が響く。

(お母さん、お父さん、泣いてる…。いよいよ拓海と結婚することができるんだ…)

純白のウェディングドレスに身を包み、みんなから祝福されて…、そして、私は拓海の足元に跪き…、

「誓いのキスさせてくださいっ、拓海様っ。私を奴隷にしてくださいっ!」

タキシードのチャックを下ろし、拓海のペニスを口いっぱいに頬張る。
いつのまにか首には首輪が巻かれていて、チェーンを拓海が握っていた。
冷たく見下ろす拓海の瞳と目が合うと、ジュンっと子宮が疼く。

(ああ…、やっと拓海に犯してもらえる…、たくさんいじめられて、孕ませてもらえるんだ…。それが私の幸せ…)

拓海のペニスをしゃぶり、ドレスの裾を捲り上げて尻を差し出す。
みんなの前で犯されることに悦び、陰唇からとめどなく愛液が垂れ落ちる。

「夏芽ぇ…、お前は誰のものだ?ああ?」

挿入された瞬間、お義父さんの声が響く。
私を犯していたのはお義父さんで、気がつけば私の部屋にいた。首に太い指が伸び、ぎゅっと締め付け、呼吸を制限される。

「美奈子と一緒に犯してやるからな…っ、家族で仲良く…な?」

~~~~~~

「嫌…っ、嫌…ぁっ!!はぁっ、はあ…っ、夢…か…っ」

次郎に中出しされた瞬間、目が覚める。
全身汗だくで、肌着が身体に張り付いていた。

(最悪な夢見ちゃった…。何よ、拓海様の奴隷って…、そんなこと望んでなんかないのに…。)

横では拓海が寝息を立てていて、起床予定時間よりもだいぶ早く目が覚めていた。
汗をかいたため、シャワーで流そうかと布団をめくると…

(ひゃ…っ!?まさか、お漏らししちゃった…?いや、これもしかして…?)

ぐっしょり濡れた股に同じく濡れたシーツ…、一見漏らしたかのように見えるが、濃厚な雌の匂いがして、汗でも尿でもない液体の正体がわかる。

(最悪すぎる…。少しエッチなことしてないだけで、なんでこんなことに…。やっぱり私変態なのかな…。)

拓海から連れ出される前はほとんど毎日犯されていたか自慰をしていたため、欲求不満になっていた。
拓海と一緒に寝ているということもあって、それは顕著になり、洪水を起こす有様にすらなっていた。

(拓海に「エッチしよ」なんて言えないよ…。大事にしてくれているし、変態なんて思われたら生きていけない…。自分で鎮めるしかないな…、ちょっとだけ…、ほんのちょっと…)

夢の中で犯されたせいで、中途半端に身体が昂り、シャワーで流しても愛液が止まらなかった。
一回イって落ち着かせるしかないと考え、シャワーを股に当て、乳首を指で抓る。

「ぁっ、ぁ…んっ、拓海…ぃっ、拓海ぃ…っ!」

壁一枚の先に好きな人がいるという状況に露出したときのような高揚感を覚え、あっという間に絶頂に至る。

「ぁんっ、ぁ…っ、あっ、イくっ、イっちゃう…っ!」

ビクンビクンッと身体が震え、立っていられなくなってその場にへたり込む。
絶頂したものの、M性を開発された夏芽はただの自慰ではどこか満足できず、逆にモヤモヤしたような感覚を覚えた。

「はぁ…、何やってるんだろ、私…。朝から馬鹿みたい…」

自己嫌悪に陥り、自分自身に苛立ちを覚え、汗と愛液を流した。

【はい、了解いたしました!】
463
投稿者:遠藤拓海 ◆Y2PumnYwuE
2023/06/28 03:41:01    (w2.EVcfd)

レストランでの食事を終えたあと、2人は港の突堤の先まで歩いた。
波が突堤に当たる音しかせず、目のまえには怖いくらい真っ黒な海が広がっていた。
空を見上げると拓海たちが暮らしていた街では見られない星空があった。

2人の会話は尽きることがない…あの事件以来失った2人の時間を取り戻そうとするかのように…


この街での最後の夜…奮発してシティホテルでもと思ったが、先のことを考えてラブホテルに泊まった。

美紀との話がまとまるまで歩き回った疲れに加えて久しぶりに2人で遊び回ったことで、早めにベッドへと潜りこんだ。

夏芽との3日めの夜…この2日間2人の間には何もない…拓海が求めれば夏芽は拒まず応じただろうが、義父からの調教、三宅からの凌辱…「妊娠してないだけ奇跡的…」と夏芽自身が言うほど酷い目にあったことを考えると無理強いはしたくはない。
2人が本当の意味で結ばれる時は自然な形で…と思う…

夏芽は背を向けたまま…拓海は何も言わずに目を閉じた。
今日の楽しかった場面を思い出しているうち眠りに落ちていた。



次の朝、この街に来た時と同じように始発に飛び乗り自分たちの街へと向かった…


ひとつ訂正をおねがいします。
持ちビルの上の階に空き部屋が…としましたが、佐竹が別に所有している貸し物件があって、それを借りることにしましょう。ジムと同じビルに部屋があると夏芽がジムでしていることを拓海が知ってしまうので…



462
投稿者:黒崎 夏芽 ◆vy.SQ3GcuQ
2023/06/26 22:01:06    (/T2N6Io7)


「美紀さん、お疲れ様です。あの、先ほどの話なんですけど、お仕事お願いしてもいいですか?明日にでも契約書とか説明とか色々お願いしたいんですけど…、はいっ、じゃあ明日またお願いしますっ!」

拓海と相談した後、即座に美紀に掛け直してジムの仕事の話を受けることを伝えた。
地元からほとんど離れられず、車を所持している次郎などと会う可能性があることは気になるが…

(お金を貯めて引っ越すこともできるし…、それまでの間頑張ろう…っ)

ーーーーーーーーー

「拓海…?もう寝た…?」

レストランで二人で食事し、海辺を散歩したり、久々にクタクタになるまで遊んだ。

ラブホテルでの宿泊には不便なく、これからのことも考えるとできれば節約したいところであるため、再びラブホテルに泊まることにした。
明日には美紀に会いに移動するため、早めにベッドに潜った二人。

背を向けて寝ていた夏芽だが、少しして寝返り、拓海を見つめる。

「あのね、本当にありがとうね。酷い態度色々取ってたのに、私のこと見てくれていたんだね…。私仕事頑張るから、ずっと一緒にいようね…、好きだよ…」

返事がなく、寝ている拓海に小声で感謝を伝える。
聞かれていない時にするのもずるいと思うが、面と向かって言う勇気はまだなかった。
拓海の身体に潜り込み、抱きついて顔を埋めた。

(拓海の匂い…、やっぱり昔のお父さんみたいな感じする…、安心するなあ…)

幼い頃に亡くした父の香りはもう忘れてしまったが、優しい香りに何故か父を拓海に重ね、ゆっくり夢の世界に落ちていった。
461
投稿者:遠藤拓海 ◆Y2PumnYwuE
2023/06/25 22:57:32    (rNNwrQCX)

「えっ?ホントに?そっかぁ…色んな本見たけど、いいのがなくてどうしようかと思ってたとこだったんだ…」


合流した夏芽から美紀との話を聞いてホッと胸を撫で下ろした。
このままでは資金も底をつき、にっちもさっちもいかない状況になるのは目に見えていた。
夏芽を守るどころではなくなるところだ。
ただ元住んでいた街の隣の街ということが少し気にかかる…誰か知っている人間に出くわす可能性が今よりも格段に増す。
そこは十二分に注意をしなければならない…だが背に腹は代えられない…

「それじゃあ明日、美紀さんに会いに行こう…2人でもう一度お願いしに…」


とりあえず当面の心配事はクリアできそうだ…拓海は夏芽を食事に誘った。
この街に来てから まだゆっくりとしたことがない…最後に海の見えるレストランでゆっくりとしたいと思ったのだった。

スマホで探したレストランを予約し2人で向かった…港の近くの小高い丘にあるお洒落なレストラン…

「とりあえず乾杯しようか…ジュースだけと…(笑)」

心配事がか解決したことで2人の会話は弾んだ。
昔のこと…将来のこと…思い出話と夢の話に時間はまたたく間に過ぎていった…




460
投稿者:黒崎 夏芽 ◆vy.SQ3GcuQ
2023/06/25 22:36:16    (KpgOEFcU)

「いえ、勇気があったわけじゃなくて…、拓海…、彼が手を引いて連れ出してくれたんです。」

美紀の声を聞くと少し安心して落ち着くことができた。姉という感じがして、気を許せる相手だった。

「え、本当ですかっ!?…うーん、でも、その…」

ジムでの仕事、住むところも確保できそう、となれば願ったり叶ったり。変なジムなのはわかっているが、覚悟を決めようとしていた風俗勤務よりはずっと優しいものだろう。
ただ、佐竹系列ということが気になる。

(社長ってお義父さんと仲が良いんだよね…、そこで仕事なんかしたら結局見つかっちゃうんじゃ…)

そう考えて返事に困っていると、心を読み取ったかのように美紀が口止めを約束してくれた。

「ありがとうございますっ!彼に話をしてみますね、また電話しますっ!」

佐竹社長と美紀が愛人関係…とは気が付いていないものの、仲が良いことは知っていた。
美紀が口止めをしてくれるのなら間違い無いだろう。

「拓海っ、拓海っ!仕事と住むところなんとかなりそうっ!美紀さんに相談したら、新しいジム開業で人を探しているんだって!ここじゃなくて隣町の方だから戻らなきゃいけないけど…、どうかな?」

本屋で求人雑誌を探していた拓海と合流し、上機嫌で先ほどの電話の内容を伝えた。

459
投稿者:遠藤拓海 ◆Y2PumnYwuE
2023/06/25 19:36:28    (2z0Kd70A)

「そうなんだ…ふたりとも未成年だし難しいかもね…それにしても夏芽ちゃん、やるじゃない!駆け落ちなんて…勇気あるわね…」


昨夜、次郎から佐竹に夏芽がいなくなったと連絡があり、その時一緒にベッドにいた美紀も夏芽の駆け落ちの話は既に知っていた。
愛人である佐竹の親友であった次郎だが、美紀本人は次郎に対していい感情は抱いてなく、次郎が夏芽にしていることに腹ただしささえ感じていた。
それだけに夏芽の力になってやりたいと思った。

「今、どこにいるの?へぇ…結構遠くまで行ったんだね…あのね…夏芽ちゃん…ウチのジム…隣の街にもう一軒ジムを開設するの…そこで新しく人を募集してて…またこっちに戻ってこないといけないけど、そこで働いてみる?社長には私から頼んであげるから…OKが出れば多分住むところも大丈夫かも…そこのジム…ウチの持ちビルで上の階に空き部屋があるから…」

美紀からの話は夏芽たちにとって願ってもない話だが、気がかりがないわけでもない…社長の佐竹と次郎の関係だった。
佐竹から次郎に話が伝わるとことは十分に考えられる…そのことがあり返答に困っていた夏芽だった。

「大丈夫…社長には黒崎さんに黙ってもらうよう私から言うから…」


美紀は夏芽の気持ちを察し、そう告げた。

「とりあえず彼氏…拓海クンだっけ?相談して返事をちょうだい…」


…………


美紀は電話を切ると社長室ねと出向いた。

「夏芽ちゃんから美紀に電話?そうか…やっぱりたいへんだろうな…高校生が駆け落ちなんて…うん…わかった…黒崎には黙っててやる…夏芽ちゃんたちさえよければ働いてもらおうか…」

佐竹が頼みを聞いてくれるとは思っていたが、想像以上にアッサリとOKを出したことに少し驚いた。
次郎とは女のことでは誰よりもウマが合う佐竹…そな佐竹が次郎に黙っているというのは、何か別の魂胆があるに違いないと美紀は思った。

「社長…まさか夏芽ちゃんに…ほどほどにしてくださいね…まだ高校生なんだから…」

「何バカなこと言ってるんだ…お前は…」

佐竹はそう答えながらニヤリと笑みを浮かべた…



458
投稿者:黒崎 夏芽 ◆vy.SQ3GcuQ
2023/06/25 18:09:42    (KpgOEFcU)


「あ、おはようっ。先に目が覚めたし、コンビニでご飯買ってきたよ。」

拓海より先に目が覚めた夏芽は身嗜みを整え、コンビニでパンなどを買ってきておいた。
疲れもあってぐっすりと眠り、朝早くに自然と起きた。

「もうっ、寝癖ついてるぞっ!早く起きろーっ!あははっ!」

ベッドの上で未だ眠そうにしている拓海に飛びかかり、ぐしゃぐしゃっと髪を触る。

昨晩、身体を求められることを覚悟していたが、何もされなかったことで拓海に対する信頼が一段と上がっており、スキンシップも激しくなっていた。
胸や太ももを拓海の身体に押し付けてじゃれるが、朝の寝起きということもあり、布団の中で硬くなっている拓海のものに気がつき…、

「あ…っ、えっ、えっと、じゃあ、ご飯食べて準備したら早速チェックアウトしようか…」

ボッと顔が赤くなり、わたわたとベッドを降りて椅子に腰掛ける。
食事を摂り、希望を持って意気揚々とホテルを出たものの、やはり不動産会社はまともに取り合ってくれず、住み込みのバイトをやっていそうなお店などに飛び込んでみるも、成果はなかった。

(そりゃそうか…、未成年でお金なくて、保証人もつけられないんだからなあ…。)

「やっぱりそう簡単にいかないよね…、拓海は本屋とかで求人雑誌でも見てきて。もしかしたら住み込みの求人とかあるかもだし…、私は美紀さんに電話してみる。」


夕暮れ時になり、途方に暮れて公園のベッドで一休みする二人。今日もラブホテル泊まりになりそうだった。
今日の宿泊は大丈夫だが、これが続いていればいずれ資金が底をつく。
二人は少しずつ焦りを覚えていった

電話をかけるためスマホを取り出してみると、次郎と美奈子から数十回ほど電話がかかってきていた。

(お母さん心配してるのかな…、お義父さんはそうじゃないだろうけど…。)

掛け直すことは当然せず、美紀に電話をかけると、数回の発信音の後、美紀に繋がった。

「あっ、美紀さんっ、あの、まずはごめんなさい…、急にバイト辞めなくちゃいけなくなったんです…。」

美紀に簡単に町にいられなくなった事情を伝え、住むところや働く場所に困っていることを伝えた。

【いえ、ご提案ありがとうございます!】
457
投稿者:遠藤拓海 ◆Y2PumnYwuE
2023/06/25 12:43:35    (R1XFh3ZS)

「美紀さん?へぇ…ジムのバイト先の…そうだなぁ…明日もまた不動産屋とか店とかあたってみるつもりだけど簡単には見つかりそうにもないし…うん…1度美紀さんって人に相談してみて…」


お互いシャワーを浴び、明日からの相談をする…夏芽の話に同意し、ホテルに入る前にスーパーで買った値引きされた弁当を食べた。
汗を流しお腹が膨れると1日中歩き回った疲れがどっと押し寄せる。

「まだはやいけど…もう寝ようか…明日もたいへんだし…」

一つしかない大きなベッドに2人て潜り込む…仕方なくとはいえ2人で泊まることになったラブホテル…
なんとなくソワソワして疲れているはずなのにすぐには眠れなかった。
幼い頃は一緒に1つ布団で寝たこともあったが、落ち着かないのは夏芽も同じなのか背中を向けたままだ。

(ヤバい…こんなんじゃあ寝られない…)

2人で暮らす…それはともに生活をすることで、当然それにはセックスも含まれる…拓海が夏芽を求めれば拒否はしないだろうが、義父とのこと…三宅のこと…夏芽のされてきたことを考えると…

夏芽は拓海にも犯されると覚悟をしていたが、あのレイプ事件は美奈子とのプレイにすぎず、本来の拓海のもつ性癖ではない…夏芽の大事さを知らされた今、疲れいる夏芽に己の欲求をぶつけることはできなかった…

しばらくして夏芽の寝息がして、拓海もいつの間にか眠りに落ちていた…



提案にのって頂きありがとうございます。
とりあえず美紀と電話で相談することにしましょう。



456
投稿者:黒崎 夏芽 ◆vy.SQ3GcuQ
2023/06/25 11:40:51    (KpgOEFcU)

「はあ…、ごめんね、私のせいで…」

不動産会社を数件あたったがほとんど相手にされず、ダメ元で個人経営のお店をあたってみるも、そう都合がいいことはなく、途方に暮れてしまった。
希望に溢れた駆け落ちだったが、初日から現実を知ることになってしまった。

夕暮れ時になり、ため息をついて拓海に謝ると、「そんなことない」と拓海は言ってくれるが、

(私が拓海を巻き込んだんだ…、明日もどうにもならなかったら、風俗とかもあたってみよう…)

うまくいかないことに焦り、拓海が反対すると知りながら、密かに覚悟を固めていった。

「うう…ん、ホテルとかは高いよね…。公園かどっかで寝るにしても、補導されたら連れ戻されるかも…」

途方に暮れながら駅まで戻ると、駅前にはホテル街が広がっていることに気がつく。

「あれ、意外と安い…?…あ、御休憩とか書いてる…。」

この辺のホテルは思ってたより安い、と思ったが、『御休憩』という言葉を見て、どういったホテルのなのか理解して頬を赤く染める。
とはいえ、普通のホテルよりも一泊料金が安く、無人受付であることもあり、ここに泊まることにした。

「んん~っ、ベッド大きくて気持ちいい…っ!…はぁ、今日は疲れたね…。」

大きなベッドに飛び込み、疲れた身体で伸びる。
このまま目を閉じたら眠れそうだが、まだまだやるべきことはある。

「うん、これからどうするか考えないとね…。じゃあ、先お風呂いいよ。それとも一緒に入る?…えへへっ、冗談だって!」

拓海のシャワー音を聞きながら、ソファに腰掛け、リモコンでテレビの電源をつけると大画面に男女の営みが映し出される。

(うわっ、びっくりしたっ!…、いっぱいエッチなことしてきたけど、そういえばラブホテルは初めてだな…。仕事どうしよう、ジムのバイト経験あるとはいえ、普通のバイトじゃなかったしなあ…)

AVが映ったテレビを消し、ぼーっと天井を眺めながら考える。
ジムでのバイト経験ありではあるが、インストラクターとかではなく、破廉恥な格好して男性を喜ばせていただけなのは理解している。

(ん?そういえば、美紀さんなら何かお仕事とか知らないかな…。風俗で働くにしても、未成年だとまともなところで働けないだろうし…)

風呂から上がった拓海と入れ替わるようにシャワーを浴びる。一日の疲れが泡と共に流れていく。
その時、思い出したのは美紀のことだった。身近で頼れる大人であり、簡単な相談に乗ってもらったり、勉強を教えてもらったこともあり、夏芽はかなり慕っていた。

「明日も何軒か行ってない不動産会社に行ってみて、ダメならまたお店を回ってみよっか。もし明日見つからなかったら、バイト先のお世話になってる人に相談してみようと思う…その人は女の人で頼りになる人だから、何かいい方法教えてくれるかも…」

シャワーを終えると明日について打ち合わせする。拓海から石鹸の香りがして意識してしまい、少し頬を赤らめるが、拓海も同じであったことは気が付かなかった。

そして、明日に備えて寝ることにし、二人で同じベッドに入る。

(拓海に犯されるんだろうな、ラブホテルだし…。好きな人相手ならセックスも楽しいのかな…。)

背中合わせになって目を瞑るが、鼓動が高鳴り、とても眠れない。
二人っきりで同じベッド、それに手を出されても夏芽は逆らえない状況。
これまで出会ってきた男からすると、夏芽は確実に犯されると思っていた。
セックスは気持ちいいものの、我を失うほどの快感だったり、頭が書き換えられるような感覚がして怖いものだと感じていた。

ベッドに寝転んでからしばらく、拓海は未だ夏芽に背中を向けたまま。

(あれ…?何もしてこない…。拓海は他の男の人と違うのかな…。大切にしてくれるのかな…)

拓海とセックスしたいと思う気持ちもあるが、それ以上に恐怖もあった。
しかし、拓海が何もアクションを起こさない様子に安心し、ゆっくり眠りについた。



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