自分の手を一切使わず、ただ唇と歯、そして舌先だけを器用に滑らせてズボンを解き、剥き出しになった欲望を頬で受け止める人妻——そのあまりにも健気で淫らな恭順の姿勢に、久遠は腹の底から湧き上がる醜悪な悦びに口元を歪めた。
(……ほう。手が使えないほど理性が麻痺しているのか、それとも、こうして膝をつき口だけで仕えることが自分の役目だと自然と察したのか……)
「人妻」としての倫理や抵抗が、麗奈の脳裏で悲鳴を上げていたことは見抜いていた。しかし、麗奈を動かしたのは理性や夫への貞操観念などではなく、久遠による精神的な調教で開花させられた「マゾとしての本能」そのものか?
息を吐きながら、俺の肉棒に頬を擦り寄せて見上げてくる。
そこにはもう、貞淑な妻の面影など微塵も残っていない。
(大層な葛藤の末に選んだ手が、口で俺を解きほぐすことか。……実に見事な堕落ぶりだな、麗奈)
己の存在感と与えた快楽の余韻だけで人妻をここまで屈服させたという事実が、久遠のサディズムをこの上なく刺激する。
「……よくできたな。手を使わずにここまで脱がせるとは、思っていた以上に素直で淫乱なメスだ」
久遠は椅子の背もたれに深く体を預けたまま、頬に押し付けられた自身の熱を弄ぶように、麗奈の髪に手を滑らせて優しく逃がさぬよう力強く掴んだ。
「麗奈の舌で、俺の『雄』がどんな味がするのか……存分に確かめてみろ」
汚れた手で触れてはいけない…
麗奈は直感的に感じ、口で御奉仕するのが最適だと思ってしまった。
そして…女の穴を使う事が牝堕ちした己の使命だとも思ってしまった。
全ては逝き地獄で責め抜かれた結果であると身体が言っている様だった。
>……よくできたな。手を使わずにここまで脱がせるとは、思っていた以上に素直で淫乱なメスだ
淫乱……
そう言われて背中がゾクゾするのは、喜びか……
思考ではなく勘で動いている今の麗奈は唯々、久野様の肉棒を食む事でいっぱいいっぱいだった。
久野様の手が麗奈の髪を掴み固定すると、麗奈は瞳に光を宿す。
>麗奈の舌で、俺の『雄』がどんな味がするのか……存分に確かめてみろ
「…はい…」
麗奈は一言いうと舌を出し、竿に舌を舐めて絡ませる。
麗奈のため息が都度漏れて熱い息がかかる。
夫に口淫を常にしていた訳ではない。
興味でフェラ動画を見ていた事があり、いつかしてみたいと思っていた。
その時は、そんな自分が嫌らしいと感じ、夫には実行出来なかったのだった。
実際の経験は少なく、直感で口を使ったが、これで気持ちよくなければ久野様の逆鱗に触れるのではないかと恐ろしさを感じながら麗奈は必死だった。
筋をチロチロと舐め上げ、カリの裏を尖らせた舌先を何度も行き来し、たっぷり唾液を溜めて鬼頭に塗りつけ、ぺろぺろと滑らせる。
尿道に舌先を差し入れる様に押し付ける。
「大変美味しゅうございます……舐めさせて頂き光栄です…」
久野様の表情を気にしながら…それでも麗奈の割れ目からねばった液が太ももに筋を書く。
はぁはぁとうっとりしてしまいがちな気持ちを遮らせるように、集中してしゃぶり付く麗奈。
(どうか久野様が僅かでも感じてくれます様に…)
(……想像していた通り、下手くそだな。教えもしないのに遜った言葉を使ったのを褒め、つけあがられても困る)
先ほどまでの淫らな恭順ぶりとは裏腹に、久遠の膨らみを口に含んだ麗奈の仕草……いや、舌使いにはどこか迷いが透けて見えていた。
拙い知識をなぞるように筋を舐め、カリの裏を撫で、懸命に尿道口へ舌先を押し当ててくる。その必死な様子と、太ももを濡らす蜜の濃密さには目を見張るものがあるものの、久遠にとってその技術はあまりにも稚拙で、快楽を満たすにはほど遠い。
「大変美味しゅうございます……舐めさせて頂き光栄です…」
上目遣いで表情を伺いながら、どこか教わった通りの「お仕え」を演じようとしている。
久遠は冷めた視線で見下ろすと、鼻で短く笑った。
(……夫にもロクにしてこなかった口か。そんな浅はかな知識で、俺を満足させられるとでも思っているのか?)
自分を悦ばせようと必死になるあまり、どこか作業的になっているその奉仕は、久遠の求める牝の姿ではない。
指先で散々狂わせたはずの女が、こんなところで不器用に「良い子」を演じようとしていることが、久遠のサディズムに微かな不満と、さらなる嗜虐欲をくべさせる。
「……何だ、その不器用な舌は」
髪を掴む手にぐっと力を込め、久遠は麗奈の顔を強引に引き寄せた。
「必死に擦り寄ってくる割には、随分と拙いな。まさか、そんな表面を舐め回す程度の技術で、俺が満足するとでも思っていたのか?」
冷ややかな声を頭上からかける。
「……身の程を知れ、麗奈。お前がやるべきなのは、そんな稚拙なサービスごっこではない」
久遠は麗奈の顎を掴むと、口を無理やり開かせ、溜まった唾液ごと己の『雄』の先端を、喉奥深くへと容赦なく押し込んだ。
【疼いているなら、もっとキツくしてあげないとですね。】
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