年齢にして25くらいの頃の話。 初カノと別れたものの、 風俗やワンナイトで経験人数を重ねて モテると一番勘違いをしていた時期。 いつもの繁華街でめぼしい女の子を物色して ナンパをするも、ぬかに釘、暖簾に腕押し。 「仕方ない、今日はもう帰ろうか」 そう思っていた矢先に足元のおぼつかない スレンダーなお姉さんが前から歩いてきた。 スカート丈とかもザ・アラサーって感じ。 飲んだ帰りっぽいけど、連れはいなくて1人。 俺も1人。 よし、これでダメなら今日は帰ろう。 「すみませ~ん、こんばんは。 いまちょっとお店探してるんですけども」 「はぁ」 うーん、気のない返事。 「静かめで、個室っぽくて、お姉さんと飲めるところ!」 「キャバかガルバ行けば?」 「え!?お姉さん、嬢なんですか!?」 「そうじゃなくて、、、え?ナンパ?」 「今っすか?そうですね、ナンパです!」 「ホント!?私ナンパ初だわー」 「ウソでしょ?みんな怖気付いてるんじゃないですか?お姉さん、歩いてるときからめちゃくちゃ目立ってましたよ!」 「あはは!ありがと!」 「なんで、行きましょ!お姉さんがいるなら酒なくてもいいですよ!」 「うーん、私もお酒入れない方がありがたいかな」 「じゃあ、いいとこあるんで!行きましょ!」 そんなこんなで途中でコンビニで買い物をして、当然ラブホへ。 「結局ラブホじゃん」と毒づかれるも、 「ご安心ください。嫌がることはしませんし、その気にさせますから」 「そこは『何もしないよ』って言うんでしょ?」 「すみません、正直者なんで嘘はつけません」 としれっとイン。 部屋に入ってジャケットをハンガーにかけ、 買ったお酒に文句を言いつつも乾杯。 お姉さんは実際に歳上のお姉さんだった。 今日は職場の飲みだったけど先に出てきたと。 「どれくらい飲んだんですか?」 「ビール2~3本くらいじゃないかな」 「あー、まあまあ飲みましたねえ」 「やってらんないよね、飲まなきゃ」 そう言いながら煽る缶ビールの角度たるや。 「好きなんですねえ、お酒」 「嫌なこと忘れられるし気持ちよくなれるし」 「お酒以外の気持ちいいこともありますよ」 とか何とか言いながら、ビールを口移し。 「そういうのどこで覚えるのよ」 「僕は映画で覚えました」 「どこ注目してんのよ笑」 「いいと思いますけどねえ。 こうやってお姉さんともキスできましたし」 「もっと……」 あれあれ?めちゃくちゃ乗り気じゃん? キスの応酬が始まったらもう止まらなくて。 体をまさぐりながら腰を引き寄せる。 もう片方の手は胸に触れるか触れないかから 下に降りていって太ももへ。 立てば膝下座れば膝上、裾から忍べば…… うっわ、パンストじゃねえ!ガーター! マジか!初めましてガーターストッキング!! 「えっちなの穿いてますね」 「ガーター?」 「僕、初めてです」 「ホントに?彼女に穿かせたりしないの?」 「彼女いないですもん」 「元カノとか。いたでしょ?」 「いましたけど、1人、 でも穿かせたことないです」 「好きじゃない?」 「いま好きになりました だから、今日は穿いたままお願いします」 「キミ、なかなかズルい子だねえ」 「それ、褒めてます?」 「そうかも」 ここからは正直あまり記憶になくて、 でもお姉さんはめちゃくちゃエロかった という印象が強く残っている。 一晩で少なくとも3~4回はして、 朝起きてからもして。 ホテルを出て、これはまた出来るように 連絡先でも、と携帯を取り出しながら 「楽しかったし、また会いt 「ストップ」 「?」 「私ね、結婚する人がいてね。 彼に泣きつくことも出来るし キミの連絡先が分からず 『泣き寝入り』することもできるの」 そんなことを言われて茫然とする俺に 「でもね、私も楽しかったよ。じゃね」 と頬にキスをして去っていった。