2021/06/23 07:53:00
(iwLs.ogu)
娘の仕事は旅行関係でよ、このコロ助騒ぎで全く暇みたいだな。
昨日は娘の帰りが遅くてよ、つか朝帰りだわ。
無断ではなく奈美にはラインで知らせて来てて俺も奈美から聞いてたので心配はしなかったけどもよ朝からいくらも寝ねえで出掛けたからよそれが心配だったんだ。
だから「大丈夫なのか?」って聞いてみたさ。そしたらよ会社の先にあるネットカフェに一晩中いたんだと。シャワーもあるんだとよ、女性専用の部屋もあるらしくて適当に寝たから大丈夫だって言うの。
俺的には何でそんな所にって納得がいかなくてそれが顔に出たんだな。
仕事に出掛けに娘が言うの。
「そんなこともなければ不自然だべ」ってよ。そして下っ腹をポンポンと叩いて見せたのさ。初めは何だか分からなくてよ、ポカンとしてたら娘が笑ってな、
「できたかもよ」そう言って下っ腹を擦って見せたのよ。
「あっ?」俺は思わず声が出てしまってよ、
つまりよ、一晩帰らねえで男とやってたという言い訳を娘は朝帰りで作ったんだわ。
その一回で孕んだって事にするんだろ。
娘が乗り込んだ車の脇に雑な思いで立ってる俺にな、窓をあけて真面目な顔を向けてよ
「母さんには私から言うから、父さんは知らね話にな」そう言うと車で出ていったの。
まあ、そらあんだけ中に出してればできるわな。
娘が妊娠したって聞いて奈美はなんて言うかよ。
俺には棺桶に入って焼かれるまで、いやその先も絶対に誰にも知られてなんねえ秘密が出来てしまったんだわ。
娘の腹の中で細胞分裂を繰り返してる卵が息子か娘かはわかんねけど、それはたぶん間違いなく俺が実の娘にやっちまったって証なのさ。鑑定すれば父親の精子で妊娠させれたなんて直ぐにわかっちまう。
生まれてくる子のためにもそれだけは絶対に知られてはなんねのよな。
ああだけどもよ、この歳になって自分の赤ん坊をダッコできるなんてよ、考えただけで嬉しくてよ、娘の車が見えなくなるまで立ち竦んでいたさな。