2026/07/20 16:24:42
(re.VCjmc)
リズベットの願いは叶わず、他の獣人たちは酷い目にあっていた。
アルのことを聞かれても当然「知らない」「分からない」と言うしかない。
大抵の獣人たちは悲惨な目に合っていたところをリズベットに助けてもらった過去があるため、あえて詮索を避けていたこともあり、アルの屋敷に来る前のことを聞こうともしていなかったからだ。
しかし、正直に答えても解放されることはない。
むしろ、解放戦線のメンバーを隠匿した罪を着せられ、全員が有罪となった。
人ではない獣人たちに裁判を受ける権利などなく、憲兵団が下した結論が、そのまま判決になった。
男の獣人はそれぞれ、極寒の北の辺境で採掘作業に送られていった。寒さや粉塵吸引で命を落とす過酷な現場で、使い捨てのコマとしての扱いだった。
残された女の獣人たちは皆、憲兵団の慰安婦として働くことになった。
男の自由人とは違い、体力があるわけでもないため、過酷な肉体労働はできず、かといって奴隷として売られてしまえば、昔のように虐げられる毎日が始まる可能性がある。
全員が慰安婦として働くことに同意し、読めない文字が書かれた契約書にサインをしてしまった。
「隊長様…っ、私のオマンコ…っ、気持ちいいですか…っ?」
牛の獣人であるレイナは、胸が一際大きいことを理由に、小隊長に気に入られて毎晩相手させられていた。
騎乗位しながら大きく胸を揺らし、ジッと寝そべる男を見つめる。
レイナはやはり昔娼婦として働いており、その時に身につけた知恵だった。
また、兎の獣人のヨナは、
「へ、へぇー、隊長様凄いですね…っ。あ、お酒を注ぎます…、あはは…。」
バニーガールの格好をしながら宴会のお酌をして周り、よく分からない話に適当に相槌を打って、ご機嫌を取る。
こうしていれば少なくとも殴られたりしない、過去の経験からくるものだった。
ヘラヘラ笑ってみせ、求められたら喜んだフリをしながら股を開く。
酷い待遇であっても、獣人たちは皆従順であり、よく働いてよく従った。
過酷な境遇には慣れているのと、暴力が振るわれないこと、そして、皆…、
(またいつか、リズベット様が助けに来てくれんだ…、それまで頑張って耐えないと…!)
リズベットがまた救ってくれることを信じていたからだ。