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無知病弱令嬢

投稿者:サリーナ ◆yPwHPtuzPE
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2024/02/25 19:43:48 (usFLROVs)

「ケホ…ッ、ケホッ、ごめんなさいね、貴方をこんな屋敷に縛り付けてしまって…」ベッドに横たわり、枯れそうな吐息で咳き込む少女。絵画から出てきた女神のような現実味のない美しさである一方、不治の病に犯されており、貴族の娘であれど婚約することもできず、長年辺境の屋敷に『療養』として付き人の貴方と幽閉されていた。日に日に弱っていく身体のことは自分がよくわかり、そう長くもないことを悟っていた私は、部屋を出ようとする貴方に声をかける。「あの…、こんなこと、どうかと思うのですが…。その、私はもう暫くの命です。しかし、一つ心残りが…。その、婚姻もできず、女の悦びというものを知らぬことが心苦しいのです。不埒なことを申しているのは分かりますが…、【中文以上、描写好きな方お願いします。男女問わず・相談から。性に無知であるこちらを利用し、嘘の常識(変態プレイ)を教え込んだり、気遣うフリして身体を使うような方お待ちします】
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232
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/06/11 21:48:23    (ZS9WunIB)

「わっわっ、お、お父様…?」

(大きくて力強い腕だけど、とっても優しい…。こうしていつも守ってくださっているのですね…)

立ち上がったレイウスに抱きしめられ、少し驚くも、優しい力加減と声色で安堵する。
病弱だった子供時代からよく抱きしめられていたことを思いだし、安心して身体を預ける。

「はい…っ、ぐす…っ。我儘ばかりを言って、申し訳ありません…。私からアレクに好意を伝えたのです。迷惑をかけてしまうと分かっていながらも想いを伝えてしまい、それでも彼は私に真剣に向き合ってくださいました…。どのような結論になろうと、お父様とお母様が出した結論なら、お従いいたします…。」

上った頭の血も引いており、サリーナの言葉に頷きながら聞くレイウス。
波乱の幕引きとなったパーティであったが、サリーナへの求婚を諦めて帰る参加者もいれば、「どうせ従者との結婚など許されるはずもない」とサリーナに丁寧に挨拶をして帰る者とで分かれていた。

無事パーティが終わると、今度はサリーナにメイドたちが群がった。

「おめでとうございますっ、サリーナ様っ!レイウス様とのやりとり、勝手ですが感動いたしました…!」
「上流階級の皆様方からの求婚を断ってまでの、サリーナ様からの純真な愛…。なんだか、アレクさんが羨ましくさえ思ってしまいますわ」
「そうだっ、アレクさんとはいつから…?」
「こらっ、そんな質問サリーナ様に失礼でしょうっ」

城務めと侍女たちは、城から出ることはほとんどない。娯楽に飢えている彼女たちからは、支えるべき主と従者との恋愛話は当然注目を集めることになる。
サリーナが離れに行ってから城務めとなった若い侍女たちが中心だが、サリーナとはやけに親しげ。
人懐っこい性格のサリーナは、よく侍女たちにも話しかけており、歳の近い若い侍女たちから親しまれていた。

「ええ、ありがとうございます…。失礼だなんて、そんな…。あのね、アレクとは病気療養の時に…」

アレクとの初デートの話とか、花火を見た話とか…。サリーナが少し話すたびに「キャーッ❤︎」と歓声が上がって片付けが一向に進まない様子を見て、侍女長が叱りつけるまでそれは続いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁっ、はぁ…っ、ずっとローターが動いて…っ、レイウス様に気が付かれたらどうするつもりよ…っ」

レイウスの部屋を後にしたメイサは、ぶつぶつ呟きながら、早足で庭を歩く。

(来い、とは言われていないけれど…、時折ローターが振動しているし、どうせあの性欲猿は小屋にいるんでしょう…っ!)

内心ではアレクを罵りつつも、頬を紅潮させて早足で急ぐ姿は、まるで真逆の行動。
扉を開くと、アレクの声が聞こえた。
目は鋭く、彼を睨むものの、口角は明らかに上がっており、堕ちたオンナの顔をしている。

アレクに手招きされるがまま床に跪き、慌てたような手つきでベルトを外す。

「ん…っ、ちゅっ、ん…っ、んぁっ❤︎」

ペニスにむしゃぶりつき、振動し続けるローターに甘い嬌声を漏らす。
もはや嫌がるフリすらなく、舌を這わせ、本来はレイウスに披露するはずのテクニックを見せつける。

「ん…ちゅ…っ、…、サリーナとの結婚を認めさせるために…、もっと口利きするから…、だから早く挿れて…」

レイウスに対しては複雑な思いで結婚の援護をしていたメイサ。
しかし、ペニスを目の前にすれば、上擦った声で甘えた声でおねだりを始める。
母よりも雌が勝った瞬間だった。

「んぁっ、ぁっ、んぉ゛ぉ゛っ、イくぅ゛ぅ゛❤︎」

アレクはソファに浅く座り直し、向かい合うようにしてメイサが跨り、細くしなやかな指で硬くなった竿を掴んで、割れ目にあてがう。

自身の体重をかけて根元まで咥え込んだ瞬間、舌を突き出し、野太い声を出して絶頂する。
ローターで焦らされ続けた膣はすでにトロトロに蕩けていて、ペニスにねっとりと絡みつく。

全身が鳥肌が立つほどに快楽を覚え、野太い声を出していたが、

「メイサ様、今日はルシアを見張りに立たせていませんよ…」

「…っ!?」

アレクの一言で戦慄する。
以前ルシアが見張りに立っていたとはいえ、大声で喘ぎ続けた結果、『野犬が入り込んだ』と噂になった。
見張りがいなければ、またも野犬騒ぎ…、もしかしたら女の喘ぎ声だとバレてしまうかもしれない。

「ふーッ、んっ、んんっ、んぐっ、ふーっ❤︎」

先程とは打って変わり、自分の人差し指を噛み、深呼吸のように肺の中の空気を吐いて、声を我慢し出す。

実際はルシアが小屋に近付く者がいないか見張っているが、メイサの膣の締め付けと喘ぎ方から、声を出せない状況に興奮していることがわかる。

サリーナもM気質だが、よりエルフの血が濃いメイサのそれはもはやドM。

髪を振り乱しながら、アレクにしがみつき、何度も何度も絶頂し続けた。


【お気遣いありがとうございます。なんとか間に合いました。
新たな女性大歓迎です。メイサの女学校時代の友人で貴族の妻とか、たまたまパーティなどで知り合った女商人の友人とか…、ともかく、性に奔放で素直な女性ですね。少しエスっけもあって、メイサが慌てているのが可愛くて、わざと見せつけるようにアレクに言い寄ったり…とか、そんなのもいいかも…。】
233
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/06/12 03:08:42    (xilRgJ8a)

「うん~…やはりデオドールの案がベストかもしれんな…」

パーティーの翌日、レイウスの執務室に4人ぎ顔を揃えた。
レイウスと左右の手とメイサだった。
話し合いの議題は勿論サリーナとアレクの事であった。
前夜、メイサに告げた通りレイウスはサリーナとアレクの結婚を認める決心をつけたのだ。

と言っても上級貴族と庭師の息子…あまりにも大きい身分の違い…親としてだけなら身分の違いにも目を瞑ることもできるのだが、公爵という立場上、対外的にもその問題は大きなものとなっていた。

「では…その方向で話を進めてくれるか?プリムローズ伯爵家には改めて私から話をするが…メイサ…キミの方から先に話をしておいてくれ…」


話し合いの結果、サリーナとアレクの身分違いを解決する方向としてアレクを貴族の養子とするデオドールの提案が採用された。
これで建前は公爵家と伯爵けとの婚姻となる。


「わかりました…リズには私から先に話をしておきます…」


メイサが「リズ」と呼んだ女性は、現プリムローズ伯爵家の当主であるリーゼロッテ、プリムローズ…メイサとは女学校時代からの親友でもある。
慎ましやかなメイサとは正反対で活発で何事にも積極的…夫を亡くし伯爵としてあとを継いだあと、その性格と人柄で経営する事業も大きく飛躍させ領地経営も順調…まだ幼いとはいえ亡夫との間に跡取りとなる息子もあることで、仮にアレクを養子に迎えても継承問題には発展しないというのが選ばれた理由だった。


______


「………ということになった…プリムローズ家で貴族としての立ち居振る舞いをしっかりと学んでこい…いいな?アレク…」


パーティーの翌日の執務室での決定事項は、すぐにアレクとサリーナに知らされることになる…サリーナと共に執務室に呼ばれたアレクは、メイサからの話で大丈夫だろうとは楽観はしていたものの一抹の不安がないわけではなかった。

「ほ、本当でごさいますか?あ、ありがとうございます…どう感謝していいのやら…レイウス様に…フローレンス家の名に恥じないよう精進してまいります…」

アレクはレイウスに対し深々と頭を下げた。

(クククッ…やったぞ!これで…)

気を抜けば今にも高笑いをしてしまいそうな自分を必死にアレクは抑えた。


「必ず…必ずサリーナ様を幸せにして差し上げます…神に誓って…」

もう1度レイウスに頭を下げたアレクは、満面の笑みを隣にいたサリーナにむけた。
アレクが自分との結婚をこころから喜んでいると思い込むサリーナの顔もはち切れんばかりの笑顔であった。


執務室を後にして2人は、サリーナの部屋へと向かった。


「やりましたね!サリーナ様!これで私たちは本当の夫婦になれますね!」

「はいっ!」

部屋に入るなり2人は抱き合った…サリーナは愛する2人が一緒になれる喜びでいっぱいだったが、アレクにとって結婚の許しは、目の前の美しい女が我がものとなり好き勝手にできるという事…庭師の倅ごとき自分の前に道が大きく開けたのだ。

抱き合った2人は唇を重ねた…会うこと自体ままならなかっただけに、そのキスは濃厚なものとなり、縺れるように2人はベッドに倒れ込んだ。

「あまり大きな声を出さないようにしてくださいね…まだ昼間だし…こんなことがレイウス様の耳に入れば…あの話も…」

アレクはサリーナの耳元で囁くと、そのまま首筋に舌を這わせた…


「んっ…んんっ…ア、アレクっ…」


背後からアレクのペニスを受け入れながらサリーナは漏れ出る声を必死に堪え、久しぶりのペニスに酔いしれていた…


(とうとう俺も貴族様か…クククッ…サリーナの介護を命じられた時には考えてもいなかったな…さて…プリムローズ伯爵家の当主は確か女だったはず…どんなババアやら…まぁ…さっさと立ち居振る舞いを覚えちまえばいい…)


「サリーナ様…次は、お尻ですよ…ご自分で肉を広げてください…」

気をやり背中を仰け反られるサリーナからペニスを引き抜いたアレクは、震える手で広げられた尻肉の間へとペニスを突き立てた…







234
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/06/13 02:12:00    (H6ftODYX)

リズの人物像について少し考えてみました。

貴女が仰るように学生時代からの親友で、メイサが焦れるのを可愛いと思いながら…というのもアリですが、こういうのは、どうでしょう?


学生時代の友達という部分は変わりませんが、親友だと思っているのはメイサだけでリズのほうはそうでもない。
リズは自分と人を比べてしまうところがあって、没落しつつあるのバレンシュタイン家(伯爵家てしたっけ?)の娘メイサに男爵家の娘リズは密かに劣等感を感じている。
メイサは、家柄を自慢するわけでもなくひとりの親友として接していたのだけれど、リズは…

女学校を卒業しプリムローズ伯爵家に嫁ぎメイサと並んでと思っていたところが、メイサはフローレンス公爵家へ嫁ぎリズとの差は開くばかり。

それでも未亡人になったあと、事業を発展させ自信を取り戻し、疎遠になっていたメイサを忘れかけていたところに今回の養子縁組の申し込みがあり久しぶりにメイサと会うことになる。

久しぶりに会ったメイサは、エルフの血筋から若いままの姿…それに比べ他人からは美魔女と言われるリズだが、ここでもメイサに嫉妬を覚えてしまう。

表面上は、そんな素振りは見せないものの、奔放な性格からアレクと身体の関係を持ち、アレクとメイサのことを知る。
その秘密はメイサにとって破滅的なことで、長年抱き続けてきた屈辱をメイサにもとアレクとともに…

ちょっと面倒かもしれませんが…


235
投稿者:サリーナ ◆TAPy3blMsc
2025/06/21 01:04:12    (6rh1bW.j)
お返事、明後日くらいまでお待ちください…。

リズの設定とってもいいですねっ。
次のお返事で少しリズをやってみますので、イメージと違ったりしたら教えてくださいっ
236
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/06/23 01:34:08    (KOYXr6uU)

(し、幸せにだなんて…。アレクと一緒に居られるだけで幸せなのに…っ)

アレクに向けられた笑顔を見て、ぱあぁっと効果音が出そうな程に笑顔を返す。
普通両親の前では恋心などの感情は隠すものだが、二人を尊敬しきっている分、恥ずかしげもなくアレクに好意を向ける

メイサからはレイウスは少し悩んでいると聞いており、今回の養子入れの話によって、婚姻話はほぼ確定で許可されたもの。

レイウスの部屋を後にした二人。
サリーナは鼻歌まじりでご機嫌に歩き、すれ違う従者たちは全て恭しく頭を下げる。
それは勿論横を歩くアレクにも向けられていて、結婚した後の権力を創造させた。

「やりましたねっ、アレクっ!勇気を出してお父様にお話しして良かったですっ!」

部屋に入ると思いっきり抱きしめ合う。
良い意味で両親の言いなりだったサリーナの今回の反抗。
決行は簡単ではなかったが、大きな結果をもたらした。

お互いを讃えあうように舌を絡ませ、そのまま大きなプリンセスベッドに押し倒される。
ドレスの中に手を入れ、ショーツを掴まれると、足をあげて自ら脱がせやすいようにサポートした。

アレクはメイサを屈服させ、サリーナはマナー授業など、ここ最近は二人っきりになることがなく、久々に肌を重ね合わせる。

サリーナはすでに期待していて、ショーツはぐっしょりと濡れていた。

「ぅぅっ、は、はぃ…っ、ぁんっ❤︎」

アレクに声を我慢するように耳元で囁かれ、指を噛んで堪える。
しかし、膣にペニスが入り込むと、どうしても甘い吐息は漏れてしまう。
膣は相変わらずキツく締まっているが、離れにいた頃のような挿れ難さは感じない。それどころかすんなり入るが、キツさは保ったまま。アレクのペニスに慣れた膣に変化していた。

ドレスを着たままのセックスは新鮮で二人は燃え上がった。
サリーナも声を我慢しなければいけない状況や、扉の向こうから時折侍女が通る声や足音が聞こえ、その度に膣が疼いて締まりが強くなった。
着衣が乱れたサリーナは、妙に妖艶で美しく、アレクは何度射精しても物足りないほど。

「ぁっ、ん…っ、アレク…っ❤︎愛しております…っ、すぐに帰ってきてくださいね…っ」

先ほどまで自分の尻穴を犯していたペニスに、舌を這わせて掃除する姫君。
ベッドに腰掛けたアレクの足元で床に跪き、丁寧に愛液や腸液、精液を舌で舐めとる。
どちらが従者かわからない有様だった。

「…まだ食事までは時間がありますね…。今度はこちらに出してください…❤︎」

チラッと時計を見てから、べぇっと大きく口を開いて舌を見せつける。
そして悪戯そうにクスクス笑い、思いっきりペニスにしゃぶりついた。
メイサの舌技を味わっていた分、下手くそなフェラではあるが、ウブ故の一生懸命さがあるうえ、練習していたのか、いつの間にか歯が当たらなくなっていた。

アレクが頭を撫でてると、少しだけ動きを止めて、サリーナは嬉しそうに微笑み返した。

ーーーーーーーーーーーーーーー

コンコン、木扉を叩く音が部屋に響く。

「ふぅ…、入りなさい。」

書類から目を離し、一息吐いて扉の向こうの侍女に言葉をかけた。

「失礼致します、リーゼロッテ様。その、御来客がございまして…」

「…来客の予定はなかったのではなくて?」

「は、はい…。しかし、メイサ・フローレンス様が突然来られまして…、今は応接室でお待ちいただいております…。」

「…は、メイサ…?メイサが何故…?」

突然の訪問どころか、疎遠になっていたメイサ。
女学校を卒業し、それぞれが嫁いだ後、メイサからは何度も手紙は来ていた。
しかし、リーゼロッテは返事を返すどころか、読まずに捨てていた。
リーゼロッテ…、リズは彼女のことが嫌いだった。

何故急に…?そんな想いを抱きながら、早足で応接室へと向かう。

「まあっ、リズッ!久しぶりねっ、元気だったかしら。それにしても貴女変わらないわね、綺麗なまま…。っと、その、まずは突然の訪問、本当に申し訳がないわ…。手紙で残すような話でもなくて…、アポも取らずに来てしまったの。…リズ?」

部屋の中央に置かれたソファに座っていたのは紛れもなくメイサで、リズは固まっていた。
現当主相手に、アポも取らずに訪問など無礼極まりないが、メイサは「大親友の間柄」と認識しており、悪気はない。そして、リズがそのことに怒って黙りこくっているかというと、そうでもなかった。

(…あの頃のメイサ、そのままじゃない…。こ、この女、本当に人間…?「歳を取らない魔女」だなんて、誰かが軽口を叩いていたのを聞いたけれど、本当にそうじゃない…。フローレンス家に嫁いで、その上美貌まで…。なんでも持っているのね…。)

メイサの美貌は変わることなく、あの頃のままだった。
女学校では、生まれた家によってカーストが存在している。没落しかけていたヴァレシュタイン家のメイサは本来弱い立場であるはずだが、当時からあの美貌。良家に嫁ぐことは明らかであり、メイサは図らずともカースト上位に位置していた。
嫁ぎ先もやはり力を持っているフローレンス家であり、その娘もまた大陸に噂が広がるほどの大層な美人だとか。

リズはメイサの全てに嫉妬を覚えていた。

「…どうしたの?…あっ!もしかして、久々に会えて感動しているのかしら?ふふっ、私もよ、リズっ!貴女、手紙を返してくれないから、すごく寂しかったわ。でも、忙しかったのよね、旦那様のことはとても残念だったわ…。それにしても、貴女やっぱり凄いのね。事業の立て直しや為政の手腕、フローレンス領にも『名当主』の噂は広まっているわっ」

立ち尽くすリゼにハグし、再開を喜ぶメイサ。
しかし、リズの耳にはなかなか入らない。
身長も小さく、可愛らしくて整った容姿はお人形のよう。それでいて胸も大きく膨らんでおり、ドレス映えも備わっている。

部屋に飾られている大鏡に視線を移す。
青く輝く銀髪に、猫目のような大きな瞳。メイサとは違って、170センチを超える高身長。スラっと縦に伸びるシルエットは男を魅了し、この歳になっても再婚のお誘いを受けることが多々ある。
自分は、きっと美しい。
そう思えてきた矢先に、目の前にホンモノがやってきたことで、やっぱり自信は失われてしまう。

「え、ええ、本当に忙しくて手紙を返せなかったの。ごめんね、メイサ。でも、こうして会えて嬉しいわ。小耳に挟んだのだけれど、貴女の娘の…、えーっと…、彼女、病気が治ったそうね。おめでとう、私のことのように嬉しいわ。」

女学校時代に何度もメイサに向けた、作り笑いを浮かべ、愛想よく答える。
負の感情に気がつくことなく、屈託のない笑顔を向けてくるメイサが心底嫌いだった。

「そう、そのことなんだけど…。今日はリズに相談があって…」

(お願い?フローレンス公爵夫人様の相談なんか、断れるわけないじゃない…。貴女が意図していなくても、私たちには上下関係があるの。こういうところ、本当に嫌い)

ドス黒い感情を抱きつつも、メイサをソファに座らせた。
237
投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/06/25 04:33:36    (/YrBglY6)

扉が開くと同時にアレクはソファーから立ち上がった。
応接室の扉から入ってきたのはメイサとこの屋敷の主、リーゼロッテだ。


「リズ…彼がアレクよ…」

メイサに紹介されアレクは深々と頭を下げた。


「アレク·スノウにございます…」


「メイサからも…フローレンス公爵様からも正式に話は伺っているわ…私がリーゼロッテ、プリムローズです…」


アレクに座るように促しメイサと並んで向かい側のソファーに腰を下ろすリーゼロッテにアレクは驚いた。
メイサの女学校時代の同級生だと聞いて身体の弛んだ年増女を想像していたのだが、40を超えているとは思えない容姿…青みがかった銀髪に目鼻立ちのハッキリした顔…
エルフの血を引くメイサはある意味特別ではあるが、リーゼロッテもまた美魔女と言えた。
色鮮やかなドレスもよく似合うとは思うが、騎士の服を着て男装すれば、そこいらの女など夢中になるに違いない…

メイサを堕とすために徹底的にメイサを調べ上げたアレクだったが、今回の養子の件に関しては、リーゼロッテを調べることはなかったのだ。
サリーナと結婚するための体裁を整えるための踏み台程度にしかプリムローズを考えていなかったためだ。


一方、リーゼロッテはアレクについて徹底的に調べ上げていた。
メイサがマオに命じて調べたことなど足元にも及ばないほど…アレクの交友関係は勿論のこと、ケンカや博打でもめた時に何が原因でもめたのか、アレクがそれをどう収めたのかなどまで…女ひとりでプリムローズの事業を発展させるには、かなりヤバい橋も渡らなければならなかったため裏の世界との繋がりがありソレをリーゼロッテは利用したのだった。

リーゼロッテにしてみれば当然のこと…
公爵家から正式な申し出とはいえ、アレクは一介の庭師の息子…どこの馬の骨とも分からぬ男を伯爵家であるプリムローズの家に無条件に入れることなどできはしない。

(ふ〜ん…なかなかの面構えね…それにしてもメイサもこの男の事を調べたでしょうに…なんで娘との結婚を許したのかしら…)


リーゼロッテはアレクを値踏みするように見たあと、隣の笑顔のメイサにチラリと目を向けた。
そもそも、いくら娘の結婚相手であるにせよ、わざわざ公爵夫人のメイサが同行してきたのも腑に落ちない…しかも当のあれの素性を考えると…単にメイサがリーゼロッテと友人であるからというのも違和感があった。

~~~~~~~~~

「ね、ねぇ…アレク…プリムローズ家に着くまで半日かかるわ…貴方が帰ってくるまで3ヶ月もあるのよ…だから…」


プリムローズに向かう馬車の中、メイサはアレクにしなだれるよう身体を寄せた。

「ね、ねぇ…いいでしょ?そんなにも貴方なしじゃ我慢できないの…」

「クククッ…なんとはしたない…とても公爵夫人の言葉とは思えませんねぇ…いいですよ…その代わりお友達には私の事をしっかりと推してくださいね?」

ウンウンと頷いたメイサは、ズボンの脱がすのももどかしいようにペニスを取り出し舌を這わせ、十分に堪能したあとアレクを跨ぐように上に乗りペニスを自ら咥え込んだ…ドレスの下はショーツもつけておらずアレクに嘲笑されるが、お構いなしに腰を揺すった…


~~~~~

アレクがプリムローズ家に出向く際に同行を言い出したのはメイサであった。
「わざわざキミか行かなくとも…」と言うレイウスを「リズは大事な友達だから、もう1度ちゃんとお願いしたいの…大事なサリーナの婿のことだから…」と説得し、サリーナには「お母様に任せて…」と…
実のところはアレクにズッポリ嵌ってしまったメイサの邪な想いからで、馬車が城を出てすぐにメイサはアレクのペニスにしゃぶりついていたのだ。
窓をカーテンて遮り、ガタガタと音をたてて走る馬車は、幸いにも声を殺したメイサの喘ぎ声を完全にかき消し、プリムローズ領に入る直前までメイサは貪欲にアレクのペニスを貪ったのだった。
メイサが上機嫌だったのは、何度気をやり満足したためだが、それがリーゼロッテを不審に思わせた原因にもなっていた。


(まぁ…もう少ししたら…娘の療養先での報告も入るだろうし…しばらくは私自身の目でアレクって男を見定めるしかないわね…)


「メイサが、ここまで言うのですから…私としてへ出来る限りのことはします。
僅かひと月ですが、貴族としての立ち居振る舞いなどレイウス様やメイサに恥をかかせないように…」

リーゼロッテは執事を呼ふと、アレクを屋敷の案内するよう命じた。


「それじゃあ…リズ…よろしくね…また様子を見に来るから…」

「えっ?様子を見にって貴女が?あっ…そう…わかったわ…あとは私にまかせて…」

馬車の窓から手を振るメイサをリーゼロッテも手を振り見送ったが感じた違和感は
膨らむばかりだった…



リーゼロッテ…イメージ通り…というより上を行っていました。めちゃくちゃいい感じです。

アレクとメイサの関係については、10日に1度顔を出すメイサを不審に思い、アレクと酒を飲んだ席でリズがれ単刀直入に聞いてくる…なんてどうでしょうか?
そこでリズがメイサへ学生時代から感じている気持ちを吐き出して…とか…







238
投稿者:サリーナ ◆lNAsH6PeMw
2025/07/02 02:58:54    (/MoojNvA)

「…さて、じゃあ早速書類等にサインしてもらおうかしら。フローレンス領からは遠かったでしょう。疲れているだろうし、今日はゆっくりしなさいね。」

(何故隣同士で座るのよ…。全く、相変わらずこういうところが嫌いだわ…)

アレクを座るように促したが、よもや同じソファの隣に座ってきたメイサにほんの少し苛立ちを覚えた。
そのような心情など露ほど知らず、ニコニコと無邪気に笑みを浮かべるメイサ。
馬車の中では、リーゼロッテは大親友だとメイサから聞いていたが、当のリズの応対にほんの少し違和感を覚えたアレクだったが、膨大な書類に目を通したり、サインをしたりしているうちに忘れてしまった。

(ふむ…、それにしても何故この男はフローレンス公爵様に殺されていないのかしら。有名な愛娘家である公爵様なら、このような男が擦り寄ってる時点で処刑でもしそうなものなのに。)

いそいそと書類に苦戦しつつもサインしていくアレクを見つめながら、顎に手を添えて考える。
アレクの素性は洗いざらい調べつつあり、その人となりも知っている。

(酒場では喧嘩が当たり前、娼館もあちこち出入りし、テクニックに入れ込んだ娼婦も出て出禁になった店もあるとか。…まあ、いわゆる下賎の者ね。本当であればこんな男を家に入れるなどあり得ないけれど…、公爵様から直々に文書が届いてしまったら、ねえ…。…メイサはこの男のことを知ってるのかしら…。)

「…?どうしたのかしら、リズ。」

(…メイサが直々に来ているというのも不自然。暇な…わけではないでしょうね。アレコレしているのも調べてある。忙しいだろうに、何故わざわざ…?本当に私に会いに来ただけかしら?)

不自然で不可解な状況。
この男の素性をメイサだけが知っていて、親友のリズに警告しに来た…とも考えたが、上機嫌な様子から違うと断言できる。

酒場や娼館での様子は昔のことであり、サリーナの療養先で改心したのだろうか。

直に見たことはないが、大袈裟なほどに美しいと有名だが、メイサの娘であればおよそ本当だろう。
それでいて性格も良く、信仰も厚いと聞けば、儚い美少女に触れ、心を改めたのかも…。

(ま、どうするかは後で考えましょう。最悪、調査結果をフローレンス公に送りつけてやってもいいし。何故黙認されているかは知らないけれど、爵位を持つ私からの直訴なら受け入れざるを得ないでしょう)

「よし、書類はこれで全部ね。とりあえず今日は休みなさい。明日から色々と忙しいかもしれないけれど、不便があったら私か付き人の執事に。…じゃあ、しばらくアレク君は借りるわね。」

ーーーーーーーーーーーーーー

(メイサまた来たのね。これで3度目…。何をしてるのやら…。変なコト…、いやいや、公爵夫人が不貞なんて…、あり得るわけがない…)

リズに軽くだけ挨拶し、すぐにアレクのもとへ行くメイサ。10日一度の頻度で顔を出し、アレクにあてがわれた私室でしばらく過ごす。
流石訝しむが、公爵夫人の立場でそのような軽率なことはするか…、常識的に考えればあり得ない。しかし…、

と堂々巡りになっていた。


「アレクまた様子を見に来たわ。キチンと真面目にやっているのでしょうね…っ」

アレクの部屋を訪れたメイサ。
言葉だけは一丁前ではあるが、表情は艶っぽく潤んでいて、頬は上気している。そして、慌ただしくドレスのスカートを捲り上げた。

「…ほ、ほら。言われた通り下着はつけないで、馬車の中で慣らして来たわ…。それより時間もそんなにないから、早くちょうだい…っ❤︎」

常識的に考えれば、公爵夫人が不貞などあり得ない。
しかし、既にメイサは普通ではなかった。
熟れた身体は性欲を増す一方だが、レイウスは抱いてくれない。半年に一度程度、その夜が来るが、メイサが奉仕するだけで、エルフの血によるドM気質なメイサは満足などできない。
芯から快楽を与えられるアレクとの交尾はかけがえのないものになっており、もはやサリーナ以上に夢中であった。


ーーーーーーーーーーーーー

「君が来て、ちょうど一ヶ月だ。御馳走を用意させてもらったし、ほら、上等な酒もね。考えれば、二人っきりで食事はしていなかったし。仮でも親子関係なのだから、お互いのことを知り合おうと思ってね。」

メイサと散々ヤったその日の夜、リーゼロッテから食事に誘われたアレク。
リズの私室に呼び出され、豪奢なテーブルを挟んで向かい合って座らせられた。
メイサは10日一度のペースで来訪し、アレクの部屋に来る。流石にバレたのか…と緊張していたが、リズの態度からとりあえずの窮地ではないことがわかった。

「ふふっ、そう…。食事のマナーも上手にできているね。君は公爵家の娘婿なのだから、社交界に出ることも多いだろうし…。これは遠方の島国の酒で、珍しくて高価な酒よ。遠慮せずに、好きなだけ飲んでちょうだいな。」

リズが自ら酒瓶を取り、アレクのグラスに注ぐ。リズが手がける多数の事業の中で、最も力を入れているのは貿易業だった。海に面した領地を生かし、他大陸や遠い島国と貿易し、多額の利益を生んでいた。
しかし、一方的な取引の破棄や、無理難題をふっかけられることも多く、やはり女当主は舐められがちだと痛感する。
今日も荷を用意してから、無理な値下げ交渉が始まり、最後には契約破棄されてしまった。
こうなれば損でしかないが、リズにはどうすることもできない。

そういった苛立ちからか、少し飲み過ぎてしまった。
東方の島国の酒は、純度が高く、酔いやすい。
常に凛とした態度のリズの顔はほんのり赤く、瞳が潤んで口数も多くなってきた。

「ところで、メイサは今日も来てたわね。私への挨拶はそこそこに、すぐに君のところへ…。君たちは毎回何をやってるの?」

グラスに口をつけ、スンっと据わった目でアレクを見つめる。いつか訪れるであろう質問に、アレクがあらかじめ用意していた言い訳をしようとした瞬間、

「ま、何しててもいいんだけどね。君、随分な荒くれ者らしいし。…あ、君のことはとっくに調べがついているわよ。サリーナの療養先では、…ふふっ、フローレンス公からのお金を使って娼館に…、ふふっ、あははっ、ごめんなさい、本当に面白くって…。」

アレクはリズのことを調べていない。
しかし、リズは全て知っている。
計画は全て破綻、台無し。流石のアレクにも緊張が走るが、リズはあっけからんとして笑っていた。

「ああ、別にフローレンス公に報告する気はないわ。だって、メイサの娘が、こーんな野蛮な男と結婚だなんて、笑っちゃうじゃない。」

アレクからしたら耳を疑うような言葉。
メイサとリズの二人は大親友…、とはメイサから聞いた。しかし、リズからの視点は聞いていない。

「あの子、昔っから嫌いなのよね。可憐で可愛らしくって、そのくせ頭が良くて、性格も良くって…。家柄も何もかもが全て私の上で…。見下されもしていないことが腹が立つのよ…。だから、別に何をしてたってどうでもいいのだけど、私の屋敷で把握もしていないようなことをされていたら困るの。メイサは毎回貴方に何をしに会いに来てるのかしら。」

サリズの整った顔は男を魅了する力があるが、邪悪な物言いとは裏腹な笑みは恐怖を覚えさせる。
生意気だが可憐なメイサ、美しくほんわかとしたサリーナ…、とは異なる別種の美人。
ここでうまくやれば、もしかすると…。
アレクは言葉を選びつつも、口を開いた…。


【ありがとうございますっ。ご助言通りにしてみましたが、いかがでしょうか?夜中に目が覚めてしまって、眠れない勢いのまま書いてしまったので、読みにくかったり、変なところがあったら軌道修正してください> <】
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投稿者:アレク ◆TtvdjKFYvk
2025/07/02 05:41:05    (truh27cf)

「これはメイサ様…わざわざお越し頂きありがとうございます…どうぞお入りください…」

部屋を訪ねてきたメイサを丁寧に出迎え招き入れるアレク…その所作は、以前の使用人のものではなく、貴族としての立ち振舞ができており、メイサを部屋まで案内したメイドから見ても何の不自然もない。
子の事を心配し様子を見に来た母親を出迎える息子…まさにそんな感じだった。

だがソレは部屋に入るなりガラリと様子が変わる…いきなりメイサはドレスの裾を捲り上げ媚を売る。

「ふふふっ…そんなに慌てなくとも…我慢の足りない困ったヒトですねぇ…」


メイサはショーツすら履いておらず、来る道中の馬車の中で慣らしてきたとの言葉通り太ももにまで愛液を垂らしていたのだ。
アレクに隷属の指輪の力で散々焦らされ、繰り返し気をやりながらも悪態をついたメイサと同一人物とは思えない変わりようだ。アレクに揶揄されても、その言葉自体がメイサにとっては褒美のようなものでサリーナよりもエルフの血が濃い分、アレクの荒々しい性技にどハマりしたといえた。

臣下や領民に見せる慎ましく清楚な姿は、もうどこにもなく、アレクの足元にしゃがみ込みペニスをしゃぶりつき、尻を向け自らの手で肉を左右に広げペニスを乞う…

「たっぷりと味わってください…ドスケベの欲しがり公爵夫人様…」


…………………………

「ほぉ〜これは美味い…甘みがあって滑らかな舌触り…東方の島国の酒ですか…初めて口にしました…」


メイサがプリムローズ領を後にした晩、アレクはリーゼロッテに食事に初めて誘われた。
養子としてプリムローズ家に入ってひと月…アレクの教育の類はリーゼロッテに指名された執事や外部の人間が担当し、リーゼロッテ本人とは挨拶する程度…自分の事を警戒しているのか、あるいは単に多忙なだけなのか…多角的に事業を展開するリーゼロッテの多忙さは端から見てもわかるが、実のところは分からずにいた。
そんなリーゼロッテからの突然の食事の誘い…会話の言葉ひとつひとつまで慎重に選び腹の内を探ろうとしていたアレクに緊張が走った。

酒が進み酔もあってか、リーゼロッテはメイサの事を口にしたのだ。

「部屋で何をしているの?」それは至極当然の疑問だろう…10日ごとに半日もかけ出掛けてきたにも関わらず、親友であるリーゼロッテとは挨拶もそこそこに娘婿となる男の部屋へ一直線…何時間も籠もったまま…不審に思うのが当たり前だ。

「メイサ様は、大事なサリーナ様の伴侶となる私の事を気にかけてくださっているのです…ここで教えて頂いた事をメイサ様は見てくださり…」何時かは聞かれるだろう問に対し用意した答を口にしようとした時、リーゼロッテの口から出た言葉に凍りついた。

いつもは用心深く慎重に事を進めるアレクだったが、サリーナとの結婚話も計画通り進み気が緩んでいた…リーゼロッテにしても事業を切り盛りしているとはいえ所詮は女と見下していたのだ。
ところがリーゼロッテはアレクの素行どころかサリーナの療養先での事まで調べた口ぶり…流石に湖の公園での行為まで調査が及んではいないようだが、その事を除いても調査結果をレイウスに報告されれば、例えサリーナがどんなに泣きついても結婚話は消え、下手をすれば娘をたぶらかした不埒な男として処分も十分にあり得る。

レイウスにサリーナが欲しいと告げた時にも出なかった冷たい汗が背中を流れ落ちた。



(…………ん?ど、どういうことだ?)

リーゼロッテを甘く見た決定的な落ち度…頭をフル回転させても回避する答が浮かばない状況であったが、アレクの事をレイウスに報告しないと言うだけでなく、リーゼロッテは、そんな男とサリーナが結婚することを面白がる…それだけでなく、メイサへの恨み妬みが口をつく…

敢えて親友であるメイサの悪口を言い、自分の反応を見られているのかともアレクは思ったが、そうではないらしい…酒の酔で出た軽いものではなく女学校時代からの根深いもののようだ。
確かにメイサは空気を読めないところもあるが、それは意識してのものではなくド天然からくるものでメイサには悪気の欠片もなかったのだろう…男っぽく竹を割ったように見えるが、リーゼロッテの根っこには他人への妬みがあるようだ。

(なるほど…こいつは面白い…)


こういった話になると先程まで凍りついた頭に次から次へと悪巧みが浮かぶ…このところのメイサは、完全にアレクに墜ち従順そのもので面白みに欠ける…リーゼロッテを利用すれば…


「リーゼロッテ様には完敗です…そこまで私の事をお調べになっていようとは驚きました。確かに私はリーゼロッテ様がお調べになった通りろくでも無い男です…でも利用価値があるとは思われませんか?メイサ様が遠いフローレンス領から10日に1度顔を出し、私の部屋に何をしに来るのか…お知りになりたくはありませんか?リーゼロッテ様が長年抱いてきたお気持ちを晴らせるお手伝いができるのではないかと…」


ニヤリと笑ったアレクをリーゼロッテは暫く見つめアレクの盃に酒を注いだ。


「事細かくお話しても構いませんが…百聞は一見にしかずです。10日後、またメイサ様はコチラに来るはず…その時に面白いものをお見せしますから…」




少し驚きました。今週末くらいかなと思っていたので…
レスを急かすつもりもありませんが、待ち遠しいのは本音です。
次を読むのが楽しみで仕方なくて…

こんな事を言うと気にされてしまうかもしれませんが、くれぐれも無理だけはしないようにしてくださいね。
















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