2025/06/11 21:48:23
(ZS9WunIB)
「わっわっ、お、お父様…?」
(大きくて力強い腕だけど、とっても優しい…。こうしていつも守ってくださっているのですね…)
立ち上がったレイウスに抱きしめられ、少し驚くも、優しい力加減と声色で安堵する。
病弱だった子供時代からよく抱きしめられていたことを思いだし、安心して身体を預ける。
「はい…っ、ぐす…っ。我儘ばかりを言って、申し訳ありません…。私からアレクに好意を伝えたのです。迷惑をかけてしまうと分かっていながらも想いを伝えてしまい、それでも彼は私に真剣に向き合ってくださいました…。どのような結論になろうと、お父様とお母様が出した結論なら、お従いいたします…。」
上った頭の血も引いており、サリーナの言葉に頷きながら聞くレイウス。
波乱の幕引きとなったパーティであったが、サリーナへの求婚を諦めて帰る参加者もいれば、「どうせ従者との結婚など許されるはずもない」とサリーナに丁寧に挨拶をして帰る者とで分かれていた。
無事パーティが終わると、今度はサリーナにメイドたちが群がった。
「おめでとうございますっ、サリーナ様っ!レイウス様とのやりとり、勝手ですが感動いたしました…!」
「上流階級の皆様方からの求婚を断ってまでの、サリーナ様からの純真な愛…。なんだか、アレクさんが羨ましくさえ思ってしまいますわ」
「そうだっ、アレクさんとはいつから…?」
「こらっ、そんな質問サリーナ様に失礼でしょうっ」
城務めと侍女たちは、城から出ることはほとんどない。娯楽に飢えている彼女たちからは、支えるべき主と従者との恋愛話は当然注目を集めることになる。
サリーナが離れに行ってから城務めとなった若い侍女たちが中心だが、サリーナとはやけに親しげ。
人懐っこい性格のサリーナは、よく侍女たちにも話しかけており、歳の近い若い侍女たちから親しまれていた。
「ええ、ありがとうございます…。失礼だなんて、そんな…。あのね、アレクとは病気療養の時に…」
アレクとの初デートの話とか、花火を見た話とか…。サリーナが少し話すたびに「キャーッ❤︎」と歓声が上がって片付けが一向に進まない様子を見て、侍女長が叱りつけるまでそれは続いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「はぁっ、はぁ…っ、ずっとローターが動いて…っ、レイウス様に気が付かれたらどうするつもりよ…っ」
レイウスの部屋を後にしたメイサは、ぶつぶつ呟きながら、早足で庭を歩く。
(来い、とは言われていないけれど…、時折ローターが振動しているし、どうせあの性欲猿は小屋にいるんでしょう…っ!)
内心ではアレクを罵りつつも、頬を紅潮させて早足で急ぐ姿は、まるで真逆の行動。
扉を開くと、アレクの声が聞こえた。
目は鋭く、彼を睨むものの、口角は明らかに上がっており、堕ちたオンナの顔をしている。
アレクに手招きされるがまま床に跪き、慌てたような手つきでベルトを外す。
「ん…っ、ちゅっ、ん…っ、んぁっ❤︎」
ペニスにむしゃぶりつき、振動し続けるローターに甘い嬌声を漏らす。
もはや嫌がるフリすらなく、舌を這わせ、本来はレイウスに披露するはずのテクニックを見せつける。
「ん…ちゅ…っ、…、サリーナとの結婚を認めさせるために…、もっと口利きするから…、だから早く挿れて…」
レイウスに対しては複雑な思いで結婚の援護をしていたメイサ。
しかし、ペニスを目の前にすれば、上擦った声で甘えた声でおねだりを始める。
母よりも雌が勝った瞬間だった。
「んぁっ、ぁっ、んぉ゛ぉ゛っ、イくぅ゛ぅ゛❤︎」
アレクはソファに浅く座り直し、向かい合うようにしてメイサが跨り、細くしなやかな指で硬くなった竿を掴んで、割れ目にあてがう。
自身の体重をかけて根元まで咥え込んだ瞬間、舌を突き出し、野太い声を出して絶頂する。
ローターで焦らされ続けた膣はすでにトロトロに蕩けていて、ペニスにねっとりと絡みつく。
全身が鳥肌が立つほどに快楽を覚え、野太い声を出していたが、
「メイサ様、今日はルシアを見張りに立たせていませんよ…」
「…っ!?」
アレクの一言で戦慄する。
以前ルシアが見張りに立っていたとはいえ、大声で喘ぎ続けた結果、『野犬が入り込んだ』と噂になった。
見張りがいなければ、またも野犬騒ぎ…、もしかしたら女の喘ぎ声だとバレてしまうかもしれない。
「ふーッ、んっ、んんっ、んぐっ、ふーっ❤︎」
先程とは打って変わり、自分の人差し指を噛み、深呼吸のように肺の中の空気を吐いて、声を我慢し出す。
実際はルシアが小屋に近付く者がいないか見張っているが、メイサの膣の締め付けと喘ぎ方から、声を出せない状況に興奮していることがわかる。
サリーナもM気質だが、よりエルフの血が濃いメイサのそれはもはやドM。
髪を振り乱しながら、アレクにしがみつき、何度も何度も絶頂し続けた。
【お気遣いありがとうございます。なんとか間に合いました。
新たな女性大歓迎です。メイサの女学校時代の友人で貴族の妻とか、たまたまパーティなどで知り合った女商人の友人とか…、ともかく、性に奔放で素直な女性ですね。少しエスっけもあって、メイサが慌てているのが可愛くて、わざと見せつけるようにアレクに言い寄ったり…とか、そんなのもいいかも…。】