2025/11/16 05:56:38
(X7o9izlM)
「…っ、あの…もうアレクは到着しましたか?」
「サリーナ様、アレク様のご到着の予定は午後と…」
本日アレクがプリムローズ領から帰還する。
サリーナはいつも以上に早起きし、ずっとソワソワして上の空であった。
部屋外に待機しているルシアに何度も定期的に尋ねては同じ回答をもらっている。
最初はメイサを通じて手紙を書いたりしていたが、メイサが謀略によりプリムローズ領から帰らなくなると、文通も途絶えてしまった。
寂しくなったサリーナは、ルシアに「マッサージ」をお願いしたものの、アレクに恩を売るために、決してイかせることはなく、ただ悶々とした日々を送っていた。
だからこそ、アレクが戻ってきてレイウスらに報告をしていると聞くと、静止する声を振り切り、駆け出してしまっていた。
「お父様申し訳ございません。でも、ずっと寂しくて…」
無礼なのは分かってはいたものの、アレクに抱きつくことは止められなかった。
相変わらずレイウスはサリーナに甘く、苦笑いしながら一度二人を二人っきりにしてやるのだった。
アレクの手を引き、廊下を急ぎ足でサリーナの部屋まで連れていく。
扉を閉めるや否や、アレクから抱きしめられ、唇を重ねた。サリーナは当然目を閉じ、それを受け止め…。
「ん…っ、ちゅっ、んん…っ。…アレク、お帰りなさい。貴方が無事に帰って来られるように、街の大聖堂で毎日お祈りしていました。思えば、あのお屋敷で暮らすようになってからは、このようにして離れ離れになることなどありませんでしたね。」
リーゼロッテやメイサはいくらでも抱いていたものの、やはり若くて瑞々しいサリーナは別格だった。抱き心地や香り、間近で見る整った顔立ち。世界広しといえど、やはりこの女は極上だと言い切れるほど。
そんな女が、自分のために馬車を出してまで、祈りを捧げていた。サリーナが言った毎日という言葉は比喩ではなく、本当に毎日なのだろうとアレクは長い付き合いから知っているはず。それに付き合わされ、げんなりした表情のルシアまで容易に想像がつくだろう。
「そういえばアレクが不在の間、城下町のギルドの方々が、私の快復を祝うお祭りをしてくださったのです。すごく賑やかで、私も楽しくってお酒も飲ませていただいたりして、花火も上げてくださったのですが…。やはり、あの日二人だけでみた、あの花火にはやはり敵いませんでした…。」
抱きついたまま、思い出話は募る。
しかし、少し名残惜しそうにしつつ、身を離して距離を取り、ドレスの裾をつまんで持ち上げる。
「…二人っきりですし、声もきっと我慢しますから…。」
淡く美しい青いドレスの裾がスルスルと上がると、真っ白い太ももが露になり、やがて無毛の割れ目が見えた。
アレクの帰還日であることから、朝からずっとショーツは履かず、いつ帰ってきてもいいように備えていた。
そして、太ももや内腿にはべったりと愛液がついており、スカートを持ち上げたことで雌のフェロモンが部屋に広がった。
【お疲れ様です。いえいえ、いつもこちらが不定期に返す形になってしまっているのでお気になさらず…。長くお付き合いをいただきましたが、いよいよ二人の結婚で締めることにいたしましょう…!】