2024/12/16 23:00:56
(xl50dRVF)
咲夢さん、こんばんは。
朝起きた時寒いのは寒いんですが、身体が少しずつ寒さに慣れてきたのか、一時期ほどの辛さが無い!(^^)!でも、温め合いましょうね。
(ただ単に寒さが緩んでるだけかな)
【本編です】
リビングの窓を開けると、少し温い風が室内に入って来る。
キッチンに行くとコンロにかけて薬缶の湯が沸くところ。
『メールチェックは明日でいいや。今からやる気も起きないし…咲夢も自分の部屋の窓開けて、空気入れ替えて来なよ。コーヒーは俺が淹れるからさ。』
そう言って、棚からサーバーとドリッパー引き出しからペーパーフィルターを取り出し、冷蔵庫からコーヒーの粉を取り出す。
『咲夢はカフェオレで、お義父さんは何にしますか?って言っても凝ったものはできないですけど……母さんはどうする?』
<じゃあ私は、ブラックを。>
<私は、そうねぇ……お砂糖とミルク貰える?>
リビングのソファに座っている、義父と母がそれぞれ答える。
ソファから立ち上がった母は、室内を色々と物色している。
<(これがデジタルフォトフレームって奴ね。二人の熱い写真入ってて啓輔さんが見ちゃってもあれでしょうから、今日は勘弁しておいてやるか、どうせ明日見れるだろうし(笑))>
『母さん、色々触って壊さないでよ。これでも中には一応高いものもあるんだからさ。』
トレイに乗せた各自のコーヒー(義父と自分の前には、◯◯◯の力も)と、小皿に乗せたクッキーをテーブルに置いていると、母が少し足早に、デジタルフォトフレームの前から離れるのを目にする。
『写真見る?っていっても、この前と碌に代わってないけど。』
そう言い、デジタルフォトフレームの電源を入れると、数十秒後起動が終わり、写真を表示され始める。
『電源を入れて放っておくだけで勝手に起動するよ。』
<そうなのね。(何だつまんない…刺激的な写真はなしか…)>
『そうだ、お義父さん母さんちょっと待ってて。』
いつの間にかリビングに戻っていた咲夢を連れて、キッチンに。
小声で咲夢に
『咲夢、この前林に作って貰ったフィギア、お義父さんと母さんに見せてもいいかな?良くできてるし…恥ずかしい?』
咲夢の回答は??
心配事(海賊版フィギアの件)を抱えたまま、彩葉さんと向き合うの、も将的には辛いでしょうから、メールチェックは後日で。
っていっても林が電話してくるか来ないか考え中(笑)
【林編】
<やっぱりこっちから話しといたほうが、いいよな…でも言い難いな……オーナーと店長の話がどうなったか、聞いてからでも遅くないかな?>
スマホの画面に将の電話番号を表示させて、発信ボタンをタップするかしないか、逡巡している林。
【夢見堂 オーナーと店長編。】
<おい〇〇、答えろ。お前があの電話の奴と組んで作ったのか?>
<……す、すいません、そうです…(聞き取れるか取れないかくらいの小声)>
<全くもう…どう林先生に謝れば…モデルの方にどう謝れば……で、何体ずつ作ったんだ?現物は今どこにある?>
<わ…私が知る限りだと一体ずつかと……現物は…その……オークションで落札されて、落札者に送ったと△△が言ってました。>
<△△って言うんだな、共犯者。。△△の素性と△△に落札者の名前と住所、今日中に教えるように言え。>
<は、はい……住所は確か…顧客名簿に…>
<うちの客なのか……これから林先生と善後策を協議する。逃げようなんて思うなよ。それにこっちから言うまで、△△とやらに連絡するのも禁止だ!わかったな。>
<は…はい。分かりました…>