2025/02/17 17:05:51
(sHbnzICN)
咲夢さん、こんにちは。
激しいエステかぁ…
どんなふうになるんだろ?(笑)
気になるなぁ……咲夢は耐えられるのかなぁ。
マスターって咲夢より年下なんだよね。
さくらラブこと沢街は手玉に取られちゃったし、一度会員登録NGにしたから、将にもちょっかい出してくる感じ?
【本編です】
『ブッ…ブフォッ……きゅ…急に何を言い出すの、母さん。』
コーヒーを口に運んでいた時に、発せられた母からの急な質問。
たまらず軽く吹き出してしまう将。
<(この慌てようだと一緒に入ってるわね、もしかして昨晩も一緒に入ったのかしら?(笑)それにしてもどうして男ってこうも、いつまでも子供なのかしら。)何を慌ててるの?貴方と咲夢は婚約したんだからそういうことがあっても普通じゃない?ないならないで、いつまで経っても孫の顔が見られないし、それはそれで母さん悲しいわよ(笑)と言っても、学生のうちに妊娠なんてさせたら承知しないからね。>
将の耳に顔を近づけて、小声で
<節度を持って同棲生活楽しみなさいってこと。>
その時道具を片し終えた咲夢が戻って来るのが見える。
母はフォークでケーキを少し口に運んで
<咲夢、先にケーキ頂いちゃったわよ。このケーキ美味しいわね、お店どこにあるの?啓輔さんに買っていってあげようかしら。>
それに対して咲夢が答えると、
<そう、駅近ショッピングモール中の〇〇ね。すっかり長居しちゃった。将、駅まで送ってって、いいわよね。それと明後日は〇〇ホテルに10時に。頼んだわよ。>
将は苦笑しながら
『わかったよ、全くもう、母さんには適わないよ(笑)』
【シマユウ編】
<うーん、NGか…そのまま伝えるとして、クイーンはまだしもマスターはなんやかんや言って、食い下がってきそうだな。>
スマホを取り出し、クイーンに電話をかけるシマユウ。数コールの後相手が出る。
<あ、クイーン?槙島だけど。サイトの件だけど、管理者から連絡があって、身元が分からない人には見せられないってことなんだけど。>
<そうですか…仕方な・・・>
相手はスピーカーモードにしていたのか、別の声が割って入って来る。
<身元が分からないから見せられない?!なんて頑固者なの、その管理者とやら。>
少し声が途切れて、槙島が声をかけようとしたとき、
<槙島さん、貴方はどうやって会員になったの?>
<えっ?前もって管理者に身分証明書をメールして、その後管理者から面接の連絡があって…>
<ってことは、私達も面接して合格ならOKってことよね。>
<……私からはなんとも。管理者は会員数が増えるのも嫌がってるみたいですし>
<二人くらい増えたところで、管理の手間がそんなに増えることは無いだろうし……槙島さん、私達二人面接でもなんでも受けるから、会員にって、もう一度管理者とやらに連絡とって頂戴、よろしくて?>
【林編】
将からのメールを確認し終えて
<沢街皮膚科クリニックね……ここから数駅先か…飛行機も覚悟していたが近くて良かった。でも山神の奴知り合いって言ってたよな。どうしてあいつが皮膚科の医師と知り合いなんだ?
それにしても計100万ねぇ…まぁ傷口は最小限に抑えられそうなんで、それで済めば安いもの。なんにせよ店長と常連客には賠償させてやるからな。絶対に逃がさん。>
【再び本編です】
車に乗り込んだ将
(咲夢は留守番かどうするかお任せします(笑))
『駅でもショッピングモールでも大して変わらないから、ショッピングモールまで送っていくよ。シートベルトしてね。』