閉店後の店内は、いつものように酒の匂いとタバコの残り香がむせ返っていた。 照明は半分落とされ、厨房の蛍光灯だけが白く冷たく光っている。「あー、セイラ。ちょっとこっち来いよ」俺はカウンターの奥から低い声で呼んだ。 あいつはスマホをいじりながら、面倒くさそうに肩をすくめて近づいてくる。 いつもの生意気な態度そのままで、制服のスカートは短めに折ってあって、太ももの付け根がチラチラ見える。「なに? また説教? マジでうざいんだけど」「うるせえ。座れ」俺は顎で椅子のひとつを指した。 セイラは舌打ちしながら腰を下ろす。 脚を組んで、わざとスカートがずり上がるようにしてるのが見え見えだ。俺はスマホを取り出して、画面をあいつの顔の前に突きつけた。そこには、数日前まで俺が何度も見返していた、あの援交サイトのプロフ写真。 薄暗い部屋で上目遣いにカメラを見つめるセイラ。 胸元が大きく開いたキャミソールから、Gカップの谷間がはちきれそうに強調されてる。 キャプションは変わらずそのまま。『生可、ホ別1、G乳Mっ娘です♡ 彼氏には内緒でおねだり中♪』「……は?」セイラの目が見開かれる。 一瞬で血の気が引いて、スマホを持つ俺の手首を掴もうとした。「何これ……!? 勝手に撮ったの!? 消してよ! マジで!」「撮ったのは俺じゃねえよ。ネットに自分で上げてんだろ?」俺はあいつの手を振り払って、ゆっくりと画面をスクロールさせる。 他のお客さんからのコメントもちらっと見えるように。『マジでエロい身体してるな』 『今度ホテル連れてってください』 『Mっ娘ってマジ? どこまでしてくれるの?』セイラの唇が震えてる。 目がうるうると潤んで、さっきまでの生意気さが一気に崩れていくのが分かった。「……彼氏に、知られたら……」小さい声で呟く。「知られたくなかったら、言うこと聞けよ」俺はスマホをポケットにしまい、ゆっくりとあいつの顎を指で持ち上げた。 逃げようとする顔を無理やりこっちに向かせる。「今日からお前は俺の言うこと聞くんだよ。 バイト中も、閉店後も。 嫌なら……このスクショ、彼氏のLINEにでも送ってやろうか?」セイラの瞳が揺れる。 涙が一粒、ぽろりと頬を伝った。「……何、すれば……いいの?」声が掠れてる。俺はにやりと笑って、椅子の背もたれに深く凭れた。「まずは、その制服……ちゃんと脱げ」セイラは一瞬固まった。 でも俺がスマホをチラつかせると、震える指でブラウスのボタンに手をかけた。一つ、また一つ。 白い肌が露わになるたびに、店内の空気が熱を帯びていく。ブラジャーのレースが透けて見えるあたりで、セイラは両手で胸を隠そうとした。「隠すな」低い声で言うと、あいつはびくりと肩を震わせて手を下ろした。
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