少し時間巻き戻し〜亮平の〝いくら魅力的だからって、女性の事無遠慮にジロジロ見ない方がいいよ。〟の声に。(心の声:そんなに見られてたんだぁ…、何だか社長には会った後から随分助けてもらってるなぁ。)会計を終わらせると。アルバイトくん1「す、すみません、つい美人でスタイル良いから見ちゃいました。」アルバイトくん2「いや、マジすんません、社長、そんなに怖い顔しないで下さいよ。」亮平にペコペコ謝る二人。「社長、では遠慮なく有り難く受け取ります。」コンビニを後にするとアルバイトくん二人が「社長、マジ怖い。」「彼女に声掛けたりしたら◯されかねないな。」「彼女の方も社長に好意持ってるみたいだな。」「下手に手出し出来ないな。」「社長の秘書にも目をつけられたらヤバいよな。」胡々希の部屋。ウメ〇〇〇缶を渡す時、手が触れる。「す、すみません……。(心の声:手が触れただけでこんなにドキドキするなんて…、高校時代にお祭り行ってホッペにキスされたくらいドキドキしてるよ〜。私、そんなに社長に惹かれてるの?判んないよ…、このままでいいのかなぁ?)有難うございます、何に乾杯しましょうか?引っ越し祝いに?出会いに?う〜ん〜……、楽しい夜にですかね?」自分では気付かない頬の色、チークとは別に紅くなっているのは亮平は気づいているのか?グラスを少し上に上げ梅酒を一口。「社長の仰る通り飲み方に気をつけます。」ドキドキした事を誤魔化す様に少し大きい笑い声を上げる。「えぇ、祖母仕込みです、その料理をお褒め頂き有難うございます。私こそ社長と食事、しかも私の作った料理を食べて頂けてるの有り難いです、お礼なのにレストランとかご招待出来なくてすみません。お料理得意と言うか…、節約です、大葉ってプランターで育てて収穫したら保存も出来ますし…。寮にベランダが付いていて有り難いです、日当たりもいいですし他の野菜も……。(亮平のベランダ?バルコニーのが広い。)これからも節約出来ますし……。」梅酒を何口か飲んだ後、奨学金で大学に通った事、授業でアルバイトもあまり出来なかった事、返済はあと20年以上も掛かる事なども話してしまう。「就職出来ましたし返済はこれから出来ます。社長が叔母から聞いた話だと私、名義だと言う事ですが祖父母の家は残しておきたいです。すみません、こんな話をしてしまって…、祖父母の家を出た後、誰にも頼らず生きてきたので…。すみません、少し話し過ぎでしたが私は相手を知るには自分の事を……、話してと思ってるんです。勿論、会員さんには話しませんよ?」クスクスと笑い、自分に懺悔する様、話す内容は亮平はどう思うのか?「時給のいい居酒屋さんでアルバイトもしましたセクハラも受けて…、嫌になる事もありましたよ。友人からガールズバーやキャバクラで働いたら楽に稼げるとも言われましたが…、断って友人関係を壊してしまう事もありました。壊してしまった友人関係は元に戻りませんでしたが今なら解ります、安易に時給がいいガールズバーやキャバクラのアルバイトしなくて良かったと思いました。だって……(亮平の目を見ながら)もし夜のアルバイトをしていたら目標だった今の仕事に就けなかったと思うんです。」違いますか?と言う様に亮平の問いかける様にサラダに箸を伸ばす。「うん、いつもと同じ味……、あっ!社長、味薄すぎませんか?大丈夫ですか?そうだ、すみません……、軽口になってしまいました。」頭を下げるとプライベートでは胡々希さんと呼んでいいか?と聞かれ…。「……それは、仕事以外でも関係すると言うことでしょうか?……私はプライベートで社長の事、何てお呼びしたら宜しいのでしょうか?」そんな話をし…喉を潤すために梅酒を飲み、もう一本の梅酒のプルタブを倒しグラスに注ぐ。「楽しくておいしくて……、あっ、私はもうお腹いっぱいですが…。」少し酔っ払いながらご飯とお味噌汁とおかずを用意し隣に座る。(ダイニングテーブル、床でクッションに座ってるのをお願いします。)
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メールを見ると少しガッカリする胡々希。「そうか…、そうだよね、朝食の時、目黒さんと打ち合わせするよね、仕方ないよね…。会員さんたちのメニューの件、ジムで見てもらう?ジムで立ち話だと可笑しいし…、社長室?んー、どうしよう……。取り敢えずメール…、プライベートでは胡々希って言ってたのになぁ。」【社長、井ノ上です。折角のお誘いありがとうございます。目黒さんがいらっしゃると言う事は打ち合わせされると言う事でしょうし遠慮させて頂きます。特別会員様のメニュー表、横山さんは分は出来上がっていてそれもご相談したかったのですが後程、社長室にお伺いしても宜しいでしょうか?菊池さん、京本さんの分は半分、大西さんからご紹介頂いたお二人のメニューは但し書きまで出来上がっています。その他の相談もあるのでお時間のある時、よろしくお願いします。】「あ〜あ、昨夜のお詫びしたかったのになぁ…。」冷蔵庫からトマトジュースを出し飲み干す。「出勤まで時間あるしご飯前に半身浴しようかなぁ。」着替えを持ち、タブレットを持ちバスルームへ。着ているものを全て脱ぎ、畳み全身鏡に身体を映す。 「ボディチェックでから脱衣所の鏡大きいの有り難いわ。」その頃、目黒が亮平のマンションに入る。目黒「社長、おはようございます、何だか浮かない顔をしてますね?何かトラブルでもありましたか?おっ、今日も美味そうですね、冷やしぶっかけうどんですか、食べちゃっていいですか?」“バスルーム”今度は簡単にではなく全身隅々まで泡のボディソープで洗い、軽いメイクも落とし髪の毛も洗いパックをしてから湯船に入る。(心の声:今夜、仕事終わった後、外に出てジョギング出来る所、公園とか探しに行こう〜。)数十分後、半身浴を終えヨガウェアの上にTシャツを着、事務所へ。「おはようございます。(カードキーをタッチすると出勤記録が入力される。)社長は出勤されていますか?」堂本「まだ出勤されて…、今、目黒さんと見えましたよ。」「社長、目黒さん、おはようございます、社長、少しお時間宜しいですか?」目黒に社長室のドアを開けられ中に入ると昨夜のお詫びとお礼をすると「此方をご覧ください。」横山忠義の初めてのスイミング講座のレポートを提出する。「京本北斗さんのフォームの見直し、菊池勝利さんのリラックスの方法ですがヨガかストレッチ体操をと思ってます。それから大西さんからご紹介頂いた二名様にはエクササイズと食事の提案をしたいと思ってます。横山さんのレッスンメニューのモデルになって頂ければと……今日の業務後にお願い出来ませんでしょうか?目黒さんも…、二人にご意見頂ければ自信にもなりますし改善点も発見出来ると思うんです。」返答を聞き持ち場へ、今日はプールのアシスタント、水着に着替え先輩インストラクターに付き一般会員さんたちにあいさつをすると女性会員は大西丈一郎へ、男性会員は胡々希へと次々と質問してくる。大西は慣れているのか軽く応えるが胡々希は顔には出さないが困惑している。そして軽いセクハラ…。男性会員1「井ノ上トレーナー、いい身体してるね〜、ボンキュッボンって。笑」男性会員2「◯◯さん、若い娘にボンキュッボンってわからないよ〜、なっ、ボインちゃん。」「(心の声:ボインちゃんって何だろう?兎に角、私の身体の事、言ってるんだろうけど…こんな時は……。)えぇ、食事と運動で気をつけてますから◯◯さんもそちらの方も◯◯インストラクター(先輩)に習えば健康的体型になれますよ。」男性会員1「こりゃ〜、一本取られたな。」男性会員2「井ノ上トレーナーは俺ら見れないのか?」大西「すみません、私達、プライベートレッスンのトレーナーとインストラクターになりまして…。欠員が出た場合は一般会員さんのレッスンもしますよ。」とは言っても一般会員さんのレッスンをするを大西自身がする事はあっても胡々希がする事がない事は何となく感じていた。大西(心の声:社長の井ノ上さんを見る目がね〜、黒木のオバさん、追い出したのだって井ノ上さんのためだろうし、俺としては貢がせ損ねたから誰か代わりになる人探さないとな。)
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