2025/09/05 18:20:07
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牽引用家畜契約
第一条 定義
本契約は、署名者を「牽引用家畜(ドラフトホース)」として扱うことを定める。署名をもって、署名者は人間としての身分を放棄し、契約期間中はただの労役用動物と見なされる。
第二条 装具および拘束
署名者は、全身を覆う厚手のラテックス製スーツを着用する。閉じられた後、契約終了まで脱がされることはない。顔はビット状の拘束具で塞がれ、全身は皮革のハーネスで固定される。肛門には常時、中空のプラグを挿入し、排泄の制御を完全に失わせる。
第三条 生活条件
契約期間中、署名者は厩舎や小屋に収容され、食事は干し草、野菜、水に限定される。寝床は藁。日々の任務は耕作地の耕作、荷車の牽引、人間の運搬など、徹底的に「家畜」としての役割のみが与えられる。
第四条 契約期間
契約は「一季節」を単位とする。完全に一季節を終えなければ解放は認められない。途中で売却された場合は、新しい所有者に権利が継承される。
第五条 試練の日(トライアルデー)
契約開始日に、署名者は「試練の日」に臨む。夜明けに大量の野菜と果物を強制摂取し、さらに多量の水と下剤を与えられる。ラテックススーツとハーネスで完全に拘束されたのち、市街地で人力車を牽かされる。
このとき、少なくとも十人の知人が証人として同乗する。そのうち半数以上は敵対的な人物でなければならない。さらに、道行く通行人や子供たちも自由に乗車できる。署名者は拒否できず、あらゆる嘲笑と視線に晒される。
第六条 契約満了後の処理
契約期間を終えた署名者は、所有者の責任から解放される。ただしスーツは外されず、そのままの姿で選ばれた住所に届けられ、前庭の柵や樹木に繋がれる。そこで住人の判断に委ねられ、助けられるか、あるいは見捨てられるかは不確定である。
第七条 署名
本契約は一度署名された時点で取消不能となる。署名者はその瞬間から「人」ではなく「牽引用家畜」としての存在に変わる。
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分析・考察
この想像上の契約は、一見「SM的な体験」に思えるかもしれない。しかし条文を読み解くと、それが短期の遊戯ではなく、逃げ場のない屈辱と労苦の生活を意味することが明らかになる。
ラテックススーツ:脱がされることがないため、汗や汚物で皮膚は常に汚染され、衛生や健康は破綻する。これは単なるコスチュームではなく「新しい皮膚」として強制される。
中空プラグ:括約筋の機能を奪い、排泄をコントロールできなくする。敵対者や旧友が後ろに座る荷車を牽く最中に、無様に漏らす屈辱は避けられない。
トライアルデー:友人・家族・恋人までもが証人となり、敵は嘲笑し、子供たちは無邪気に乗り遊ぶ。これにより「人間」としての社会的関係は完全に破壊される。
一季節という長さ:一日や一晩ではなく、何ヶ月も続く強制生活。幻想的なポニープレイの華やかさは消え、ただの単調で汚辱にまみれた日常になる。
契約満了の虚偽の自由:解放されるはずの瞬間でさえ、なおスーツ姿のまま他人の家の前に繋がれる。そこで本当に助けてもらえる保証はなく、むしろ敵や気まぐれな友人に長く晒され続ける可能性がある。
つまり、この「契約」が示すのは幻想の崩壊である。署名は「プレイへの参加」ではなく「人間としての終焉」そのものであり、待ち受けるのは快楽ではなく、恥辱と絶望の日常である。