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異常な純愛 ~56歳のSに開放される28歳キャリア女~

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1: 異常な純愛 ~56歳のSに開放される28歳キャリア女~
投稿者: ボボン ◆xFdiJVsBLY
第一章 満たされない疼き
加藤海、28歳。情報処理室の室長として若くして抜擢された有能なキャリアウーマン。
表向きはいつも完璧だった。クールで聡明、隙のない美貌。誰もが憧れる存在。
しかし、夜のベッドの中だけは違った。
海は毛布の中で膝を抱き、太ももを強く擦り合わせながら、胸の奥にぽっかりと空いた虚無感に苛まれていた。秘部がじんわりと熱を持ち、蜜が溢れ出す感覚を、必死に無視しようとしていた。
大学時代、彼女は五人の男性と交際した。
四人までは皆、とても優しかった。気遣いが細やかで、愛情を言葉と態度でしっかり伝えてくれる「いい人」ばかりだった。
それなのに、誰も続かなかった。
セックスをしても、優しく抱かれ、丁寧に愛撫されても……海の体は本当には燃え上がらなかった。
心の奥底で常に「もっと……」と渇望していた。
もっと強く、もっと乱暴に、自分を完全に支配してほしいという、抑えきれない欲求が。
そして五人目。
彼ははっきりとこう言った。
「俺はSだ。お前を調教してやるよ」
その言葉だけで、海の下腹部が熱く疼いた。
ミニスカートを強要され、セックスの最中に尻を強く叩かれたとき、痛みとともに甘い痺れが子宮の奥まで響き、「あっ……」と声が漏れた。
しかし、それでも足りなかった。
本能が求めている「何か」には、まるで届いていなかった。
その後、海はネットで本格的なSMの世界を知った。
縄で厳しく縛られ、涙を流しながら犯される女。
鞭で打たれ、屈辱の中で何度も達してしまう女。
そんな描写を、息を荒げながら何度も読み、太ももを濡らしながら指を這わせてしまった夜もあった。
しかし、次の瞬間、海は激しく自分を否定した。
「ありえない……私、そんな変態じゃない」
「私はただ、普通に人を愛せないだけなんだ……」
それ以来、海は恋愛を完全に封印した。
けれど、夜になると疼きは消えない。
ベッドの中で海は、静かに太ももを擦り合わせながら、自分の秘部が熱く濡れていることを、はっきりと自覚していた。
(私は……本当は何を求めているの……?)
真面目で真っ直ぐな海は、
自分の中に潜む、歪んだ欲望の存在を、
まだ認めることができずにいた——。
 
2026/06/28 07:56:23(deEBMSs3)
42
投稿者: ボボン ◆xFdiJVsBLY
ID:bobonbon
第33章 公開される所有

今日も仕事が滞りなく終わり、海は一息ついていた。

「ふぅ……梵様、お疲れ様です」

「ああ、お疲れ。任せたSNSの管理はどうだ?」

「はい……見られてます……😳」

海は少し顔を赤らめて続けた。

「男の人は……相変わらず、おちんちんの写真を送りつけてきたり……いじめてやるだの、裸の写真くれだの……一度お茶でも、とか……」

「全部ブロックしちゃいました……😅」

「プロフィールのところにも、『カップルアカウントです。管理は私がしていますが、あくまでもカップルアカウントです』って追加しました。よかったですか?」

「ああ、好きにしなさい」

「写真の投稿も、『梵様の言いつけだからしています』って、いつもコメント欄に付けています」

「あと……あと、M女性からメッセージが来て、少しやり取りしました。舌が凄いって……。話した内容を報告しようかと」

矢島は軽く笑った。

「ふふ、女性同士の話を盗み聞きしようとは思わないよ。楽しいならいい」

「だけど、トラブルが起きたらすぐ報告だ。いいな?」

「私もたまには画像以外も見るよ」

「……はぃ😌」

少し間を置いて、矢島の声が落ちた。

「そうだな。駅に着いたらオシッコしなさい。そして服を全部脱いで、写真を撮ってその場でアップしなさい。リアルタイムです。駅のトイレで裸です。『言いつけでしています』ってな」

海の喉が、くんと鳴った。

「……はぃ……梵様」

---

海は駅に向かって歩き始めた。
最初は人通りもまばらだったが、駅に近づくにつれて、徐々に人が増えていく。

通勤帰りのサラリーマン、学生、買い物帰りの人たち。
普通の光景なのに、海の心臓は次第に高鳴り始めていた。

(……服を着ているのに、恥ずかしい……)

鞄を胸に強く抱きしめる。
誰かと目が合うたびに、胸の奥がきゅっと縮むようだった。

「……梵様……」

「どうした」

「……何でもないです……ただ、少し……」

「ここにいるよ」

その声で、少しだけ肩の力が抜けた。

駅の改札を通り、多目的トイレの前に立つ。
ドアを開け、中に入って鍵を閉めた。

便器に腰を下ろす。
外の喧騒が、扉越しに聞こえてくる。
足音、話し声、電車の発車ベル。

(……こんなに近くに、人がいる。なのに、私はこれから……)

海はゆっくりと服を脱ぎ始めた。
ブラウスのボタンを一つずつ外し、スカートを下ろし、下着を外す。
冷たい空気が肌に触れるたびに、小さく息を詰まらせる。

全裸になった瞬間、自分がひどく無防備な存在に感じられた。

(……一人で、裸になっている。この狭い空間で……)

スマホを取り出し、インカメラに切り替える。
画面に映った自分の顔を見て、思わず目を細めた。

(……私、やらしい顔……してる……)

「ふふ、顔は投稿するなよ」

イヤーカフから、矢島の声がした。

「あっ……梵様……恥ずかしい……」

「さあ、身体を写して、『これからオナニーします』と投稿しなさい」

「……んっ……はぃ……」

海は震える指でシャッターを切り、すぐに投稿する。

『今、駅のトイレにいます。梵様の言いつけで、これからオナニーします。』

送信した瞬間、胸の奥が熱くなった。

「んっ……ぁんっ……」

「もう、そんなになって。興奮してるのか?」

「……ぁんっ……梵様の声……がぁ……」

「リロードしてごらん」

海は画面を更新した。

コメントが、次々と流れ込んでくる。

『えーーーどこの駅??』
『エロい身体してんなーー』
『みたいみたい!どこの駅よ』
『おっぱいでか!』
『ボカシ取った写真キボンヌ』
『コレ~駅じゃね?』
『電話で喘ぎ声聴かせて!』
『動画ほしー』

閲覧者が、どんどん増えていく。

「ああっ……梵様……見られてますぅ……」

「ああ、200を超えたぞ。変態女を見てるな」

「ハァ……ハァ……ハァ……ァァンッ……」

海は壁に背を預け、脚を開いた。
指が自然と秘部に伸びる。

「ああん……ああん……んーーーっ……」

「梵様……見てますかぁ……?」

「ああ、300を超えた。お前の裸を見てるな」

「んーーーっ……ァァンッ……ァァンッ……あっ……ァァン……」

「指を三本入れろ」

「……んっ……ハァ……はぃ……」

三本の指が沈む。
熱い肉壁が、すぐに締め付けてきた。

「あ~~~っ……あぁぁん……」

「梵様~っ……ビデオ通信……ァァンッ……いい……ですかぁ……」

「ピロンッ」

スマホの画面に、矢島の顔が映る。
海は思わず、声を詰まらせた。

「~っ……梵様~っ……んっ……んっ……」

「ふしだらな姿だな」

「んっ……んっ……梵様~っ……んっ……あっ……あっ……あっあっあっあっーーーっ……」

指の動きが、勝手に速くなる。
画面の向こうで、矢島が自分の姿を見ている。
その事実だけで、腰が震えた。

「逝き……たい……んっーーーっ……」

「ダメだ、海。戻りなさい」

海の肩が、びくりと縮む。
指が止まり、身体が強張った。

「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ~……ハァ~……」

「煽り過ぎた。私の側ではないからな。そこまでにしなさい」

海は壁に額をつけ、ゆっくりと呼吸を整え始めた。

「スゥ……ハァ……スゥ……ハァ……」

「……はぃ……戻れました……」

「よし、いい子だ。早くお帰り」

「……はぃ😌」

---

服を着直し、トイレを出る。

改札を出て、ホームや通路を歩く人波の中に混ざる。
なのに、海の感覚はどこかおかしかった。

周りの男性の視線が、自分に集まっているように感じる。
目が合うたびに、胸がきゅっと縮む。

(……この人、写真を見た人なんじゃ……?)

被害妄想だとわかっていても、羞恥が止まらない。
鞄を強く抱きしめたまま、足を速める。

「……梵様……」

「どうした」

「……大丈夫、ですか……? 私……」

「大丈夫だ。ここにいるよ」

「……梵様……」

「聞こえている。ちゃんと歩いて帰りなさい」

「……はぃ……」

何度も、矢島の名前を呼ぶ。
そのたびに「ここにいる」と返される声が、海の背中を支えてくれた。

---

家に着き、海はシャワーを浴びた。
湯を浴びながら、自分の身体を確かめるように撫でる。

(……私、こんなに濡れて……梵様に……見て頂けた……ふふっ)

指先で、一つ一つのピアスを優しく確認する。
次に、身体に残る傷をゆっくりとなぞった。

そして、両腕で自分を抱きしめる。

「梵様……」

誰にも聞こえない声で、そう呟く。
矢島には言っていない、海だけの夜のルーティーンだった。

湯気の中で、海は目を細めた。
今日も、ちゃんと「所有されている」一日が終わったことを、静かに噛み締めていた。
26/08/05 21:14 (ou8qrm1r)
43
投稿者: ボボン ◆xFdiJVsBLY
ID:bobonbon
第34章 ご褒美の縄

週末の仕事帰り。

矢島からの連絡が、いつものように短く届いた。

『海、週末一緒に過ごそう』

海は電車の中で画面を見つめ、小さく息を吐いた。
指先が微かに震える。

「……はぃ😌 嬉しい……です」

嬉しさと、これから何をされるのかという甘い予感が、同時に胸の奥を締め付けた。

(……週末を、梵様と過ごせる。それだけで、もう十分すぎるのに……)

マンションのエレベーターを降り、いつもの最上階へ。
部屋の前に立つと、海は何も言わずに服を脱ぎ始めた。
白いシャツ、タイトスカート、パンスト、下着。
脱いだ服は、これまでのようにその場に置き、全裸になる。

ドアが開くのを待ち、静かに中へ入る。

「着きました……梵様」

デスクの前の床に記された印の上に立ち、背筋を伸ばし、視線を落として待つ。

しばらくして、矢島の声がした。

「今日のトレードは終わりだ。おいで、海」

「はぃ!」

海は小走りに彼の元へ駆け寄り、座っている矢島の足にすがりついた。
いつものように、額を太ももに寄せ、腕で脚を抱く。
温かい布地の感触と、彼の匂い。
それだけで、海の身体が少しだけ緩む。

(……ここにいられる。梵様の足にすがっていられる……)

矢島は静かに海の首に縄をかけた。
柔らかい麻縄が、喉の下を優しく、しかし確実に締め付ける。

「今日は、縄の気分だ。枷も縄だよ」

「はぃ……」

首の縄を軽く引かれ、海は四つん這いで緊縛部屋へと導かれていく。

廊下の冷たさが、素肌に直接触れる。
その冷たさすら、今は「梵様の家にいる」実感として身体に染み込んでいく。

「待て」

「はぃ……」

部屋に入ると、矢島は皿に食事を盛り、海の前の床に置いた。

「お食べ」

「……はぃ」

海は顔を皿に埋め、犬のように食事をする。
米粒やおかずが唇や頬に付着する。
矢島はそれを見ながら、自分のおにぎりを静かに食べていた。

食事が終わると、矢島は海の顔に顔を近づけ、付いた食べ物をゆっくりと舐め取った。
熱い舌が頬を這う感触に、海はくすぐったそうに目を細める。

(……梵様の舌で、汚れた私を綺麗にしてくださっている……)

「今日はキツいぞ」

「……はぃ。好きになさってください……」

「来なさい」

矢島の手が素早く動く。
高手小手。
いつもの形なのに、今日は明らかにきつい。
縄が腕の内側に深く食い込み、胸を強く圧迫する。
息が浅くなり、肋骨の間に縄の感触が残る。

「ンッ……」

(あぁ……梵様に……抱きしめて……頂いて……いる……みたい)

胸が締め付けられるたび、海の内側が熱く疼いた。

縄がギシッと小さく鳴る音が、静かな部屋に響く。
その音すら、今は愛おしかった。

背中の縄をカラビナに緩くかけられ、次に足首へ。
片足を後ろに大きく引き上げられ、一気に引かれる。

「ああっん……!」

バレリーナのように、片足が真上まで上がる。
片足だけで立ち、大きく開かれた秘部から、すでに愛液が糸を引いて垂れていた。
太ももの内側を伝う感触が、羞恥と悦びを同時に運んでくる。

「ふっ、縄酔い……だな。もう濡れてるぞ」

矢島の低い声に、海は顔を赤らめる。

「普通は腰にも縄をかけて楽にするんだが……必要か?」

海は首を横に振った。

「ンッンッ……梵様……の……ァァン……お好きに……」

(……楽にしてもらわなくていい。梵様がキツいとおっしゃるなら、それが私の幸せです……)

矢島は乗馬鞭を手に取る。

パシッ!

「ああっ……!」

熱い痛みが臀部に走る。
それがすぐに、内側の疼きに変わっていく。

パシッ!

「んーーーッ……」

パシッ! パシッ!

「イッ……ああっ……!」

パシッ!

「痛いッ……!」

パシッ!

「あああああっ……!」

海は歯を食いしばり、身体に走る痛みを噛み締める。
痛みが熱に変わり、熱が甘い疼きに変わっていくのを、はっきりと感じながら。

「あああああっ……気持ち……いい……」

「これじゃあご褒美だな」

床に着いている足にも縄がかけられ、離れたカラビナに一気に引かれる。

「あああああっンーーーーーーッ!」

両足が大きく開かれ、真っ逆様になる。
背中のカラビナが外され、完璧な両足だけの逆さ吊りになった。
頭に血が一気に上り、視界が赤く滲む。
耳の奥で低い音が鳴り、鼓動が激しく響く。

「あああああっ……あああああっ……!」

さすがに腰にも縄を回され、三点吊りになる。

「あああああっあああああっあああああっ……!」

パックリと開いた秘部に、鞭の柄が差し込まれた。

「あああああああああああっ……!」

「いやああああああああっ……!」

「梵様あああああああっ……!」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ……!」

頭に血が上り、意識が薄れそうになる。

「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛……!」

矢島は限界を見極めると、背中の縄を再びカラビナにかけ、身体を起こした。

「見えるか? 物が入ってるぞ」

「ああ~~~~っ……」

鞭を抜き、乳房を叩く。

「ああっぁぁぁ……!」

お腹を叩く。

「あああああああっ……!」

打てる場所を、すべて打つ。
痛みが積み重なるたびに、海の内側は熱く、甘く、とろけていく。

「あああああああっあああああああっ……!」

「いいいいいいいいいいっ……!」

「ああっ ああっ あああああああっ……!」

「いだいいいいいいいっ……!」

「梵様あああああああっ……!」

「いだいいいいいいいっ……ぎもぢいいいいい……!」

「がんじるううううううう……!」

「がんじるうううううううのぉぉぉぉぉぉ……!」

矢島が壁の大きな蝋燭を手に取る。

「あああああああっ……!」

蝋燭が秘部に刺され、火が灯される。

「綺麗だぞ、海」

もう一本の蝋燭に火をつけ、溜まった蝋を一気に海の身体に垂らす。

「わわわわっ……ああああああっ……ああっ……!」

「あづいいいいいいっ……!」

「惨めな格好だ。蝋燭台になり、蝋燭まみれだ」

「あああああああっ……!」

左右の乳首ピアスに縄がかけられ、カラビナに結ばれる。

「ぎゃーーーああーーーーっ……!」

「切れる……切れる……切れる……切れる……切れる……切れるぅぅ……!」

乳首が強く引っ張られ、ピアスの穴が限界まで広がる痛みが、海の意識を白く染めていく。

(……切れるかもしれない。でも……梵様が、そうなさっている……)

蝋燭を静かに抜き取ると、熱く疼く秘部がひくひくと収縮した。
代わりに、矢島自身が深く、一気に差し込まれる。

「あああああああっ……! あああああああっ……! あああああああっ……!」

「梵様あああああああっ……! 梵様あああああああっ……!」

「ぎもぢいいいいい……!」

くの字に吊られたまま、駅弁の体勢で、矢島が腰を打ち付け始める。
重力に逆らうように、激しく、容赦なく。

「あ゛っ……あ゛っ……あ゛っ……あ゛っ……!」

「い゛ーーーーーーーーーっ……!」

「いだいいいいいいいっ……ぎもぢいいいいい……!」

「おがじぐなるーーーーーっ……!」

「あああああああっ……梵様あああああああっ……!」

「ぎもぢいいいいいのぉぉぉぉぉぉ……!」

「ああっ……いいっ……ああっ……いいっのぉぉぉ……!」

(もう……ダメかもしれない……このまま……意識が……でも……梵様が……私を……)

矢島の声が、低く、確実に落ちる。

「逝くぞ!」

「ぎでーーーーっ……ながにーーっ……!」

「よし! 逝けっ」

「あ゛ーーーーーーーーーっ……!」

「いっぢゃっだーーーーーーっ……!」

「いだいいいいいいいっ……!」

「ぎもぢいいいいいのぉぉぉぉぉぉ……!」

「いっでるのぉぉぉぉっ……!」

海の目が白く反り、よだれが口の端から糸を引いて垂れ落ちる。
意識が遠のきそうなほどの絶頂が、身体の芯を焼き尽くす。

だが、矢島は止まらない。
絶頂で痙攣する秘部を、そのまま再び激しく突き始める。

最初は、白目のまま、掠れた声で喘いだ。

「ぁぁぁつ……ぁぁぁつ……ぁぁぁつ……!」

やがて、その喘ぎすら形を失っていく。
オルガズムの、さらに先へ。

「ぁーーーーーーーーーー……」

「ぅーーーーーーー……」

「ぁーーーーーーーーーー……」

声にならない声。
ただ、喉の奥から漏れ出す、長い息のような音だけが部屋に満ちる。

矢島はそれを見下ろし、低く笑った。

「海の記憶は、何処まで残ってるかな……フフフ」

そのまま、彼だけが果てる。
熱いものが、奥深くに、たっぷりと注がれていく。

海の身体は、梵様の縄に吊られたまま、微かに震え続けていた。

しばらくして、矢島は静かに海を観察する。
いつもなら記憶を飛ばしてしまう海の、今の姿を。

カシャッ
カシャッ
カシャッ

スマホのシャッター音が、静かな部屋に小さく響く。
秘部からゆっくりと垂れ落ちる、自分の白濁した液体。
白目を向いたままの海の顔。
縄の圧迫でうっすらと紫がかった足首。
強く引っ張られた乳首のピアス。

動画も回す。
垂れ続ける液体の軌跡を、丁寧に残していく。

すべてを記録し終えると、矢島はしばらくその場に立ち尽くしていた。

白目を向いたまま、縄に吊られ、秘部から白濁を垂れ流す海の姿。

それを見ているうちに、抑えきれない熱が再び下腹部に集まってくる。

「……ふっ」

小さく息を吐き、矢島は吊られたままの海の腰を掴んだ。
すでに注いだばかりの秘部に、再び熱いものを押し入れる。

海は反応らしい反応を示さない。
ただ、身体が小さく揺れるだけだった。

矢島はゆっくりと、しかし深く腰を打ち付け、もう一度、たっぷりと注ぎ込んだ。
熱いものが溢れ、先に出されたものと混じり合い、床に滴り落ちる。

それからもなお、しばらく繋がったまま、海の身体を抱きしめるように支えていた。

やがて、静かに縄を解いていく。
足首を外し、乳首の縄を慎重に外し、
高手小手を解いていく。

力が抜けきった海の身体を、優しく抱き上げる。

抱きしめたまま、唇を重ねた。
深くはない。
ただ、確かめるように、柔らかく。

その瞬間も、写真に収める。

海をケージの中に横たえ、薄くかけ布団をかけた。
矢島は椅子に腰を下ろし、カップにコーヒーを注ぐ。
湯気がゆっくりと立ち上る。

ケージの中で、静かに息をする海を眺めながら、一口飲む。

矢島自身にも、心地よい疲れが静かに襲ってくる。
今日という日の、満足感と一緒に。

部屋に残るのは、縄の残り香と、コーヒーの匂い、そして二人の呼吸だけだった。
26/08/06 20:10 (.kYfA6Z1)
44
投稿者: ボボン ◆xFdiJVsBLY
ID:bobonbon
第35章 お台場の予行練習


朝。

ケージの中で目を覚ました海は、体を少し丸めたまま、ゆっくりとまぶたを上げた。
昨夜の縄と鞭の感触が、まだ身体の奥に残っている。
動くたびに、太腿や臀部の傷がじんわりと疼いた。

そして、気づいた。

秘部から、ゆっくりと何かが垂れてくる感触。
指先で触れてみると、白濁したものが、まだ温かく残っていた。

(……知らないうちに……また……)

海は小さく息を飲んだ。
意識がない間にも、梵様に使われていた。
注がれていた。

その事実が、胸の奥を甘く締め付ける。
恥ずかしさと、深い幸福が、同時に広がっていく。

(……私は、意識がなくても……梵様の物なのだ……)

海は、静かにその余韻を噛み締めていた。

矢島がケージの前に立っていた。

「今夜、イベントに行くよ」

海はゆっくりと上体を起こした。

「……イベント、ですか?」

「昔馴染みの主催だ。ブースを一つ頼まれてね。緊縛でも何でもいいから出せ、と。色々考えた末に、お前を出品することにした」

海の喉が、小さく鳴った。

「……私を、ですか」

「ああ。お前は私の最高傑作だからな。特注のケースがもうじき会場に搬入される。楽しみにしてなさい」

矢島はそう言って、低く笑った。

海はしばらく、その言葉を反芻していた。
出品される。
展示される。
梵様の「最高傑作」として、多くの人の目に晒される。

胸の奥が、熱くなった。
羞恥と、悦びと、恐怖が混ざり合って、言葉にならない。

「……はぃ……」

「会場はお台場だ。動けないだろうから、その前に飯を食おう。出かけよう」

海は言われるままに立ち上がり、用意された服を見た瞬間、息を飲んだ。

エナメルのボンデージミニドレス。
ピカピカに光る黒。
胸元は大きく開き、腰は極端に細く締め付けられ、スカートはあまりにも短い。
短すぎて、隠すという役割をほとんど果たしていない。
下には、黒いTバックのパンティだけが用意されていた。

「……これを、着ろ、と……?」

「そうだ。首輪も付けろ。顔はキャップとサングラスで隠せ」

海は震える指でドレスに袖を通した。
エナメルが肌に張り付く感触。
新しい傷を圧迫され、軽い痛みが身体に伝わってくる。
Tバックを履くと、短いスカートの下からクロッチの部分がわずかに覗いてしまうのがわかった。
昨夜の痛みが、まだ身体に残っているのがわかった。
股間はすでに熱く、愛液がパンティを湿らせ始めているのがわかった。

鏡に映る自分を見て、海は小さく息を詰まらせた。

(こんな格好で……外に出るのですか……? 私は……梵様の所有物だと、全身で示しているみたい……)

でも、隣に立つ矢島の目が、明らかに高揚しているのがわかった。
その事実が、海の動揺を甘い興奮に変えていく。

「梵様……嬉しい、です……」

小さく呟くと、矢島は軽く海の尻を叩いた。

「行くぞ。せっかくのボンデージだ。思い出をいっぱい残そう」

お台場の街に出た瞬間、短いスカートの下からTバックのクロッチが覗いているのが、風に晒されるたびにわかった。
パンティを晒して歩かされているという事実が、海の羞恥を強く刺激する。

矢島はスマホを取り出した。

「海、そこでしゃがんで。足を開け」

海は周囲を一瞬見てから、ゆっくりとしゃがんだ。
脚を開くと、短いスカートの裾がほとんど意味をなさなくなり、Tバックのクロッチがはっきりと露わになる。

(……見られてる……でも、梵様が……撮ってくださっている……)

カシャッ

「いいぞ。次、手すりに掴まって尻をつきだせ」

海は近くの手すりに両手をかけ、言われた通りに腰を後ろへ突き出した。
エナメルの生地が張りつき、傷が圧迫されて小さく痛む。
Tバックの紐が、尻の割れ目に食い込むのがわかった。

「梵様……恥ずかしい……です……」

「わかってる。でも、お前は綺麗だぞ」

カシャッ カシャッ

「片足を手すりにかけなさい」

海は片方の足を上げ、手すりに乗せた。
バランスを取るだけで精一杯なのに、矢島は構わずシャッターを切る。

(……こんな格好……昼間の街中で……)

それでも、矢島の楽しそうな声を聞いていると、海の中が熱くなっていく。

「胸元を開いて見せなさい」

海は震える指で、ドレスの胸元を少し広げた。
乳首ピアスが、光に照らされて小さく輝いた。

「スカートを捲りなさい」

「……はぃ……」

短いスカートを指でつまみ、ゆっくりと捲り上げる。
黒いTバックのクロッチが、はっきりと晒される。

「パンティに手を入れなさい」

海は顔を真っ赤にしながら、指をパンティの中に差し入れた。
すでに熱く、濡れている布地が指に絡みつく。

矢島は子供のように目を輝かせて、次々と指示を出しては写真を撮っていた。
海はその姿を横目に見て、小さく微笑んだ。

(……梵様、本当に楽しそう……子供みたい……)

その間にも、何人かの男が距離を置いて二人を観察しているのがわかった。
視線が絡みつくように感じる。

「梵様……誰か、見てます……」

「ああ、わかってる。いい予行演習だな」

矢島はそう言って、海の尻を軽く撫でた。

やがて、高級ホテルのレストランへ入る。
エントランスを入った瞬間、視線が集中した。
キャップとサングラスで顔は隠していても、露出した鎖骨、鞭跡の浮いた太もも、短すぎるスカートから覗くTバック。
すべてが「まともな人間の格好ではない」ことを物語っていた。

食事の席に着いても、矢島の悪戯は終わらなかった。

「海、パンティを脱いで向こうに投げなさい」

海は箸を持ったまま、固まった。

「……えっ……」

「脱いで、向こうの方に投げろ」

海は顔から火が出そうになりながら、椅子の上で小さく身をよじった。
短いスカートの下で、Tバックを親指に引っかけ、ゆっくりと下ろす。
湿った布地が太腿を伝う感触に、羞恥が込み上げる。

躊躇しながらも、脱いだパンティを小さく丸め、言われた方向へ投げた。

近くにいた男の一人が素早く拾い上げ、走り去った。

矢島はそれを見て、低く笑った。

「凄いファンサだな」

海は両手で顔を覆い、机に突っ伏した。

「……梵様……意地悪……です……」

「ハハ。いい予行演習だっただろ」

海は顔を上げず、小さく頷いた。
羞恥で胸が熱いのに、どこかで、確かに高揚していた。

食事を終え、矢島が腕時計を見た。

「そろそろ行くか。会場だ」

海は深く息を吸い、席を立った。
もうパンティはない。
短いスカートの裾を手で下方へ引っ張り、少しでも中を隠そうとしながら、矢島の後ろをついて行く。

風が吹くたびに、裾がめくれそうになるのがわかって、指に力が入る。

(……もう、何も履いていない……)

矢島の腕に自分の腕を絡めた。

今夜、海は梵様の最高傑作として、特注のケースに入れられ、展示される。
それを想像するだけで、身体の奥が、静かに、しかし確実に疼いていた。
26/08/07 12:32 (dd5.t5wc)
45
投稿者: ボボン ◆xFdiJVsBLY
ID:bobonbon
第36章 開放者の最高傑作


土曜日の夜。

お台場の会場に着いたとき、海の足はすでに少しがくがくしていた。
昼間の予行演習の余韻が、まだ身体に残っている。

「少し見て回るか。色々楽しいぞ」

「はぃ……」

矢島に腕を組まれたまま、会場を練り歩く。
ここは昼間の街とは違う世界だった。

菱縄で全身を締め上げられ、ゆっくりと歩く女性。
椅子にされて動かない男。
大きな釣り針を身体に刺し、血を伝わせながら展示されている女性。

海の心が、少しだけ軽くなった。

(……ここなら、私の姿も、浮いていない。みんな、同じ穴の狢……)

すれ違う人々が、次々と矢島に挨拶をしてくる。
男女を問わず。

「開放者さん、お久しぶりです」

「開放者さん、久しぶりのブースらしいですね」

「ああ。私の宝物の展示だ」

「えええ! その格好で連れてきたんですか? 鬼畜~」

海は矢島の腕に寄りかかりながら、誇らしい気持ちでその会話を聞いていた。
(梵様は……ここでは「開放者」と呼ばれている。私は、その開放者の宝物……)

開場30分前。
会場が慌ただしくなり始めた。

「私たちもブースに行くぞ」

中央の一段高い場所へ連れて行かれる。
そこに、禍々しい金属のフレームが据えられていた。
プレートには「開放者の最高傑作」と刻まれている。

(嬉しい……? 怖い……? 恥ずかしい……? 自分でも、よくわからない……)

フレームの横には、王様のような豪華な椅子。
矢島の席らしい。

「開場したら二時間、そこにいろ。私はここで見ているよ」

「はぃ……」

すでに海の息は荒かった。
(二時間……ずっと、見られる。梵様に、見られながら……)

「おいで。これを」

ボールギャグを口に嵌められる。
言葉を奪われ、涎がすぐに溢れ始めた。

「さぁ、全部脱ぎなさい」

「ぅーぅー……」

「脱ぎなさい」

恐る恐る、すべてを脱いだ。
エナメルのドレスも、キャップも、サングラスも。
全裸になった海は、フレームに両手両足を固定される。
足は真横に大きく開かれ、すべてが丸見えになる。
両手も動かせない。

(……本当の、展示品。私は、ただの物……)

開場。
全体の照明が薄暗く落ち、各ブースにスポットライトが当たる。
海にも強い光が降り注いだ。

すでに溢れている愛液と、ボールギャグから垂れる涎。
乳首ピアスとクリトリスピアスが、ライトを受けてキラキラと輝く。

ものすごい爆音の音楽が響き、その振動が身体を揺さぶる。
海は徐々にトランス状態へ落ちていった。

(音楽が……身体の中に入ってくる……頭が、ぼんやり……)

矢島が近づき、写真を撮る。
カシャッ カシャッ

「うーーーっ……うーーーっ……」

首を横に振りながら声を上げると、涎がしぶきになって飛んだ。

イヤーカフを着けられる。

「聞こえるか?」

こくこくとうなずく。

「綺麗だ……海。私の自慢の宝物だ。今日は大勢が私の宝物を見に来る。耐えられるか?」

「うーーううーー……」
(梵様……私を、宝物って……嬉しい……怖い……でも、梵様の宝物として……耐えなきゃ……)

最初のゲストが来た。

「すげーーー」

近づいてくる。

「コレ、触ってもいいんですか?」

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「ああ、展示品だ。傷はつけるなよ」

「はい~ うわーすげー おお~ネチョネチョだ~」

「ンーーーッ……ンーーーッ……」

乳首を摘まれ、秘部を弄ばれる。
指が滑る感触に、海の腰が小さく震えた。

(触られてる……知らない人に……でも、梵様が見てる……見てるから……いい……)

「うわー乳首に穴開いてる」

「ンーーーッンーーーッンーーーッ……」

「うーーううーー……」
(梵様……見てますか……? こんなに触られて……見てますか……?)

時間切れ。

「ありがとうございましたーー」

ゲストが去ると、矢島が近づいてきた。
頭を優しく撫で、頬にキスをする。

「あんなに触られるなんてな。床を見ろ。池が出来てるぞ」

「ンンーーンッ……」
(池……私の愛液で……恥ずかしい……でも、梵様に言われると……熱い……)

その声だけで、秘部がひくひくと反応した。

次のゲスト。
また触られ、クリトリスピアスを激しく擦られる。

「ンーーーーーーーツ……ンーーーーーーーツ……」
(だめ……そこ……弱い……梵様……見てる……? 見てるから……感じちゃう……)

時間切れ。
矢島が丁寧に濡れタオルで身体を拭いていく。

「見てたよ、海。乱暴に触られるお前を」

「ンンーーンッ……うううううーーーーっ……」
(見ててくれた……よかった……)

「ああ、見てた。しっかり務めろ」

次はボンデージ姿の女性と、四つん這いの男。

「あら、開放者さん、お久しぶり~」

「ああ、玲子ちゃん。それは最近の豚かい?」

「ええ、そうなのよ。ほら豚! 開放者さんの宝物にご挨拶しなさい!」

四つん這いの男が、海の秘部に顔を埋め、舐め始めた。

「ンーーーーーーーツ……ンーーーーーーーツ……」
(ああああ……気持ち悪い……舌が……入ってくる……でも……梵様が……見てる……)

涙と涎で顔がぐしゃぐしゃになりながら、海は矢島を見た。
矢島は足を組み、熱い視線で海を見つめている。

イヤーカフから、低い声が届く。

「惨めだな。豚がなめてるぞ。記念撮影だ」

カシャッ カシャッ

「ううううーーーーっ……」
(梵様ーーーっ……惨めな私を……撮って……)

「玲子ちゃん、その豚、そこに仰向けにしなよ。私からのご褒美だ」

人が集まり始める。
矢島が海の後ろから髪を鷲掴みにし、耳元で命じた。

「オシッコをしなさい」

「うーーーーーっ……うーーーーーっ……!」

海は必死に首を横に振った。
ボールギャグが邪魔で言葉にならない。

(梵様~……ダメです……人にかけるなんて……嫌です……うーーっ……)

心の中で叫び続けても、身体は矢島の命令に従おうとしてしまう。

「しなさい」

その一言で、スイッチが入ったように、尿が勢いよく噴き出した。
仰向けの男の顔に、熱い液体が降りかかる。

「うーーーーーッ……うーーーーーッ……!」

海は涙をポロポロと流しながら、なおも顔を横に振り続けた。
止められない。
梵様の命令だから、止められない。

(出てる……止まらない……みんなに見られて……梵様の命令で……出てる……)

その後もゲストは次々と訪れた。
四人で全身を舐め回す者、匂いを嗅ぐ者、尻を撫で、舐める者。
そのたびに、矢島は愛車を洗うように丁寧に海の身体を拭いた。

(拭いてくれる……梵様が……私を、大切に……掃除してくれる……)

二時間が過ぎた。

「よし、うちは終わりだ」

円形のカーテンが降り、ブースが遮断される。
フレームから降ろされ、ボールギャグを外された瞬間、海は声を上げた。

「梵様ーーーーーーーーーっ……!」

号泣する海を、矢島は静かに抱きしめた。
熱いキスを落とす。
海も、二股の舌で絡みついた。

周囲の喧騒が、カーテン越しに聞こえてくる。
さっきまで大勢に見られ、触られ、辱められていた記憶が、一気に蘇る。

その羞恥が、今はただ、矢島を求める気持ちに変わっていく。

「梵様……梵様……」

いつになく、強く腕にすがりつく。
騒音の中で、二人きりの時間が、かえって濃密に感じられた。

矢島は海を抱き上げ、カーテンの内側で、ゆっくりと一つになった。

「あーーーーんっ……あーーーーんっ……」

(さっきまで……あんなに見られていたのに……今は、梵様だけ……)

「梵様ーーーーーーーーーっ……ぎもぢいいいいいのぉぉぉぉぉぉ……」

「梵様……見てて……ください……私を……」

海は、喧騒の向こうにいた人々のことなど忘れ、ただ矢島の中で果てた。

矢島も、深く注ぎ込んだ。

疲労と、安心と、幸福感に包まれて、海はそのまま矢島の腕の中で眠りに落ちた。

矢島は抱きしめたまま、ずっと頭を撫で続けた。
26/08/08 21:08 (lMGI6/0Q)
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投稿者: ボボン ◆xFdiJVsBLY
ID:bobonbon
第37章 宝物の朝

海が目を覚ますと、矢島がすぐ横に添い寝をしていた。
大きな手が、ゆっくりと海の頭を撫でている。

「起きたかい?」

「……梵様……ここは……?」

「カーテンの中だ。みんな片付けをしてるよ」

会場の喧騒が、遠くに聞こえる。
機材を運ぶ音や、人の話し声。

「打ち上げするらしい。呼ばれたが、どうする?」

「……梵様が行くなら……ついていきますよ」

「じゃ、服を着なさい」

「はい……」

海が上体を起こした瞬間、秘部から白濁したものがゆっくりと垂れ落ちる感触があった。

(梵様の……嬉しい……凄く……凄く……幸せ……)

昨夜の辱めも、羞恥も、身体に残る痛みも、すべてが今の幸福感を増幅させていた。

矢島は濡れタオルで、丁寧に海の身体を拭いていく。

「ドロドロだな。ハハハ」

「……もぅ……梵様っ……」

「さぁ、早く着なさい」

「はぃ……ふふ」

打ち上げ会場のSMバー。

軽く食事をとりながら、レディーや客たちから「海ちゃん、すごかったよ~」とはやしたてられ、海は真っ赤になって俯いた。
それでも、矢島の隣にいられることが、何より嬉しかった。

バーの奥の方で、騒がしい声が聞こえた。

四人の男たちに囲まれた女性がいた。
ほとんど抵抗できない様子で、手足を抑えられ、顔を踏まれている。

「中出しだー! 雌豚~!」

という笑い声が、はっきりと聞こえた。

矢島の表情が、わずかに変わった。

「あれ、常連か?」

レディーに小さく聞く。

「イベントから流れてきた一見さんです……」

矢島は静かに席を立ち、その場に近づいた。
リーダー格の男の胸ぐらを、一気に掴む。

「お前、この子の排卵日、知ってるのか?」

「し、しるかよ!」

「責任は取るんだろうな?」

「コイツはレイプ願望の雌豚だからいいんだよ! コイツも本望なんだ!俺の性奴隷なんだよ!」

矢島の声が、低く、冷たく落ちた。

「主が排卵日も知らんで、中出しだ? 笑わせるな」

そのとき、海も女性のそばにいた。
いつもの室長の顔になって、優しく声をかける。

「大丈夫? 彼の言うことは、本当なの?」

女性は一瞬、目を見開き、それから小さく頷いた。

「私は……変態なんです。レイプ願望が、あって……安全に……体験……」

言いかけて、突然、声を詰まらせた。
涙が、ぽろぽろとこぼれ落ちる。

「でも……でも……」

海は何も言わず、その女性を抱きしめた。
背中を、ゆっくりと撫でる。

矢島と、目配せを交わす。

「お前ら、プレイならそれなりのルールがある、プレイとしてでなければ、これは犯罪だぞ」

「責任を負える主なら何も言わん」

矢島は他の三人にも、鋭い目を向ける。

「そもそも、お前に人の主になる資格はない」

三人はしどろもどろになり、後ずさった。

「お、俺たちは……コイツが性奴隷だって……」

「お前の素性なんて、すぐ割れる。捕まりたくなければ、普通に暮らせ。こっちの世界で見かけたら……いいな」

男は転げるようにして逃げていった。
残りの三人も、慌てて後を追う。

海は女性の肩を抱き、カウンターへ連れて行った。

矢島がレディーに声をかける。

「すまんな。今日は俺の貸切にするから、みんな飲んでくれ」

レディーは申し訳なさそうに、頭を下げた。

「開放者さん、ありがとう。どうしようかと思ってたんです……恩に着るわ」

「構わないよ」

いつもの、楽しいバーの空気が、ゆっくりと戻ってくる。

女性はレディーに預けられ、海は矢島のそばに戻った。

「海、帰るぞ」

「はぃ……梵様」

帰宅後。
海はいつものように全裸になり、四つん這いで廊下を進む。

「さぁ、ケージでお休み」

「はい……梵様……」

ケージの中で小さく丸くなり、安心したように眠りについた。

矢島は、その様子を目を細めて眺め続けていた。

---

翌朝。

海が目を覚ますと、矢島の姿が見えなかった。
不安に駆られてケージの隙間から外を探していると、矢島が戻ってきて扉を開けた。

「出ておいで」

海は安心して這い出てくる。

「さぁ、食べなさい」

少し深い皿に、ミルク粥が盛られていた。
海は二股の舌でペロペロと舐め、一生懸命にすする。

食べ終わる頃、矢島が呼んだ。

「ベッドへおいで」

「はい……」

「横においで。昨日の写真を一緒に見よう」

寄り添ってスマホの画面を眺める。
そこには、昨夜の海の、ふしだらでやらしく辱められた姿が並んでいた。

思わず目を背ける。

「ちゃんと見なさい」

「……はぃ」

拘束された海の横に写る看板。
『開放者の最高傑作』『宝物』の文字。

それを目にした瞬間、海は矢島にぴったりと身体を寄せた。
頭をポンポンと撫でられ、最高の幸福を噛み締める。

見ているうちに、見られ、触られ、舐められた感触が蘇ってくる。

「ンッ……ンッ……」

「フフフ。私もだよ」

矢島は血管の浮いた熱いものを見せた。

「梵様……握っても……いいですか?」

「ああ。ご褒美だよ」

海は慎重に握り、形を確かめるように緩めてはまた握る。
胸に顔をうずめ、矢島の腕に抱かれながら、自分の哀れな姿が映った写真を見つめ続ける。

(私の幸せ……この一時の……ためなら……何でもできるわ……梵様……)

足を矢島の足に絡めて、甘える。

「フフ、今日は甘えん坊か?」

「梵様……幸せ……です」

「海、キスをしておくれ」

矢島の静かな声に、海は少し目を見開いた。
そして、ゆっくりと顔を寄せる。

まず、二股に割れた舌先で、矢島の唇を丁寧に舐め上げた。
上唇から下唇へ、ゆっくりと、ねっとりと。
自分の唾液で、たっぷりと濡らしていく。

唇が艶やかに光ったところで、ようやく口を重ねた。
柔らかく、深く。

海の舌が、矢島の唇の隙間から割り入る。
二股の舌先が、矢島の舌を探り、絡め、吸い寄せる。
互いの舌が絡み合い、唾液が混じり合い、糸を引く。

ちゅっ……くちゅっ……という、いやらしくも甘い水音が、静かな部屋に小さく響いた。

海は目を細め、母性を帯びた優しさで、矢島を包み込むようにキスを続けた。
急がず、深く、丁寧に。

唇を離したとき、糸を引く唾液が、二人の唇の間に残った。

「ふふ……梵様も……甘えん坊、ですか?」

「気持ちいいな……海」

「はぃ……感じて……しまって……ンッ……あんっ……」

「凄い事になってるな。溢れ出ているぞ」

「んーーーンッ……」

矢島が唇を離し、静かに言った。

「気づいていたかい? 海の顔には、誰も触れさせてはいないことを」

「えっ……」

「舌を割った日から、お前の顔は私の唯一無二になった。
誰も知らない所が、顔なんだ。
元彼たちも、お前の舌を知らない。

本当なら二本、三本咥えさせて羞恥心を煽るものだが……
この口も、この顔も、私の独り占めの部分なんだ」

「はぁ~ンッ……梵様っ……梵様っ……」

「だから、他の人間とキスなんてしないでおくれ」

「しません! するはずないです!
梵様に言いつけられない限り!」

「ああ、いい子だ。私の宝物。
跨いでおくれ」

「……はぃ……」

海はゆっくりと矢島に跨り、熱いものを受け入れた。

熱いものが奥まで満ちる感触に、海の腰が小さく震える。
唇の間から、甘い吐息が漏れた。

「はぁ~ンッ」

「……入りましたよ……梵様……」

「腰は動かすな。言いつけだ」

「……はぃ……ンツ」

矢島は新しい傷を、一本一本、指で丁寧になぞっていく。
太腿の傷、お腹の傷、乳房の傷。

なぞられるたびに、海の身体が小さく跳ね、喉の奥で声が詰まる。
痛みと甘い感覚が同時に走り、息が乱れる。

「はぅん…」

二人の肌に挟まれたクリトリスのピアスが、小さく突き上げてくる。
そのたびに、海の腰がわずかに痙攣した。

「あっ…梵様……奥に……ずっと……当たってます……」

声は掠れて、甘く震えていた。

「気持ちいい……梵様の……形……です……」

「梵様……腰……動かさなくて……いいんですか……?」

「どうした? 腰を振りたいのか?」

「……いえ……我慢……出来ます……」

歯を食いしばるようにして答えながらも、海の内腿は小刻みに震えていた。
動かさないようにと自分に言い聞かせても、奥に感じる熱が、徐々に限界を押し上げていく。

矢島が乳首を指で軽く弾く。
身体がビクンと弾んだ瞬間、奥のものが子宮口をゆっくりとかき回した。

海の背中がわずかに反り、唇から熱い吐息が漏れる。
声にならない声が、喉の奥で鳴っていた。

「動かすなよ」

さらに念を押されるように言われ、海は歯を食いしばる。
指先が矢島の胸に力なく沈み、肩が小刻みに震えた。

「……だいじょうぶ……です……」

「我慢強いな、海。フフフ」

「……はぃ……だいじょうぶ……です……」

それでも、息はすでに上がり、頬は紅く染まっていた。
腰を動かさないまま、ただ奥に満ちている感覚だけで、海の意識は徐々に白く染まっていく。

「海、まだ朝だぞ?」

「……大丈夫です……梵様……私……幸せです……」

声はもう、はっきりとした形を保てていなかった。
吐息混じりの、甘い掠れ声。

「ああ、私もだよ、海」

「……感じて……しまい……ます……」

矢島が静かに命じた。

「海。腰を動かさずに、そのまま逝きなさい」

その一言だけで、海の身体は限界を超えた。

背中が大きく反り、指先が矢島の肩に食い込む。
声にならない喘ぎが、喉の奥から漏れ出した。
身体が小刻みに痙攣し、奥で強く締め付ける。

「……梵様が……入ってる……っ……」

掠れた声で、それだけを繰り返すように唇が動いた。

何もしていないのに、ただ「逝きなさい」と命じられただけで、
海は激しく達した。

「イッ…………クッ……………ッ」

身体が痙攣し、矢島のものを強く締め付ける。
その締め付けに応えるように、矢島の熱いものが奥深くに注がれた。

二人は繋がったまま、しばらく動かなかった。

荒い呼吸だけが、静かな部屋に満ちている。

海は矢島の胸に顔を埋め、小さく呟いた。

「……また、梵様の言葉だけで……いってしまいました……」

矢島は海の頭を撫でながら、低く答えた。

「ああ。それが、お前だ」

海は繋がったまま、矢島の胸に頬を寄せ、目を閉じた。
余韻に浸りながら、ただその温もりを感じていた。

昨夜のバーでの出来事が、ふと蘇る。

(梵様は……本物の主だ。私は、その梵様の宝物でい続ける……)

海は、静かに目を閉じた。
26/08/09 19:02 (dUsZtB4c)
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