2022/12/24 20:22:54
(NR.H9.tR)
大学を卒業して25年の3年前、サークルの顧問で当時講師だった教授が退任する知らせが来た。
退任する教授を見送る会が催されるようで、知らせは出欠確認の往復はがきで来てた。
参加すれば、彼女に会えるかもしれない。
彼女は、大学1年の時にアパートが隣同士で仲良くなり、同じサークルに入り、処女と童貞で初体験して、大学の4年間を共に過ごした、まさに青春を共に生きた愛しい女性だった。
早が隣だったから、半同棲状態になって、いつもどちらかの部屋で過ごしてた。
授業が終わってアパートに帰ると、どちらかの部屋で飯食って、風呂入ったら裸のまま過ごして乳繰り合ってた。
1年生の時はまだ未成年なのに、酒飲んでセックスしてた。
酔っ払って破廉恥行為に及んで、その様子を学友に郵便受けから覗かれたこともあった。
エロカップル呼ばわりもされたけど、羨ましがられてた。
そのうち大人の玩具屋でローターやバイブ買ってきて、彼女を椅子にМ字開脚で縛って、マンコを責め抜いた。
彼女はそれでイクことを覚え、潮噴きを覚え、どんどんエロくなっていった。
逆に、彼女に生理が来ると、俺が椅子にМ字開脚で縛られて、バイブでチンポを責められた。
バイブとローターで挟まれて、振動する海綿体に耐えきれずに射精しそうになると、長い付き合いで俺のチンポを知り尽くした彼女に焦らされて、涙目になってた。
焦らしに焦らされてする射精は、脳天を突き抜けるような快感だった。
俺たちは4年間で、たくさん遊んだし、たくさん旅行したし、たくさんセックスしたし、色んなプレイに興じた。
あんなに本能だけで性行為に耽ったことは、その後ない。
充実した恋愛、充実したセックス、青春の思い出がたくさんあった。
安全日の中出し、生理日のチンポ苛め、もう、あんなにわいせつな行為をすることは無い。
しかしそこには、卒業すれば二度と会うことがないと分かっていたからだった。
お互い、卒業すれば地元に帰ることを知っていて、その距離は1,000km、卒業=お別れ。
だからどんなにエロい行為もチャレンジして、お互いのアナルさえも試した。
卒業式の半月前にアパートを引き払い、一度地元に帰った。
そして、卒業式で再会し、お互いの実家の中間点にある温泉宿に2泊して、最後の時間を過ごした。
大人の玩具はアパートを引き払うときに処分したから、正統派のセックスでお別れした。
4年間の二人の集大成のセックスを繰り広げ、我慢汁、本気汁、精液、涙…二人は体液まみれでお別れした。
最寄り駅で、反対方向に走り出す電車に乗り、すれ違うようにして手を振った。
お互いに最後に見た姿だった。
故郷で女房と結婚して、それなりに幸せな日々を過ごしてきた。
夫婦仲もいいし、今でもセックスがある。
でも、青春を共に過ごした彼女を忘れることは無い。
バブルが弾けた頃の、あのアナログと中途半端なデジタルが混在してた時代が好きだし、あの頃の自分も彼女も好きだ。
結婚は、しようと思えば何度でも出来るけれど、青春は一回しか訪れない。
俺は、その青春を彼女と過ごせたことは、人生の宝物だと思っている。
彼女に再会して、四十路になったオヤジの姿を見せて、四十路になったオバサンの彼女を見て、宝物を穢すのはゴメンだ。
俺は、返信ハガキの「欠」を丸で囲んで、投函した。
俺は、彼女も来なかったと思っている。
彼女だって、四十路の俺は見たくないし、オバサンになった自分を見られたくないだろう。
寝室の引き出しから、3年前に届いた往診のはがきが出てきて、そんなことを思い出した。
彼女も来なかった…に違いない…
だけど、彼女は今、幸せかな…と思った。
そんな俺も、彼女もついに50歳…彼女、元気かなぁ…