2024/12/03 21:52:30
(9y6ebs.E)
あれは、15年前くらいの話。
当時、俺は三十代半ばで、結婚が早かった俺は、上の子が小学一年だった。
その頃、同期入社だった晶子が同じ職場にいて、同期だったこともあって仲が良かった。
お互い結婚してたけど、何となくいい雰囲気だった。
今は、もう無くなってしまって久しいが、あの頃は職場旅行というものがあって、毎月積み立てて一泊旅行に行ってた。
その年は、東京旅行で、早朝の新幹線で出かけ、1日中はとバスで観光した。
夜、宴会して解散、翌日は自由行動で勝手に帰るシステムだった。
翌日、俺は9時半頃チェックアウトして、ホテルを出ようとしたら、ロビーに晶子がいて、
「今日は一緒に行動しない?」
と言われ、お台場に行って、トヨタの展示場なんか見たりして、お昼食べて、お台場から出て、東京駅方面に向かった。
東京をウロウロしてたら、路地の向こうにラブホがあった。
三十代半ばの既婚者が見つめ合い、無言でそのラブホに入った。
一緒にシャワー浴びて、ベッドイン、晶子は嫁より3歳年上だったが、ロリっぽい嫁より色気漂う女体で、オマンコも使い込まれたグロマンだった。
「晶子、夫婦仲良さそうだな。」
「若い頃からセックスしてたからよ、きっと。」
「お前初体験早いのか?」
「15歳。高一の時。」
知的で真面目そうな晶子の意外な面を見たような気がした。
クンニでヌルヌルになった晶子を抱きあげ、ソファーに手を突かせて後ろから入れようとしたとき、カーテンの隙間が気になって直そうとしたら、ラブホなのに窓が透明だった。
何となくカーテン開けたら、道路を挟んだ向かいが予備校で、何人かの予備校生がラブホを見てた。
一応、レースのカーテンは閉めたまま、予備校生に見せつけるように窓際に立って、後ろから晶子
の身体を愛撫、
「見えるってば…」
「見せてるんだよ。」
と窓際に座らせて、晶子を手マン、あっという間に大洪水だった。
俺のチンポを握り、晶子が挿入を要求、
「ゴム、持ってないから生でいいけど、中に出さないでね。」
窓側を向かせて、乳房を揉みながらバックで挿入、ガンガン突いた。
「予備校生がいっぱい見てるぞ。三十路の男女が不倫セックスで喘ぐ姿…」
晶子の喘ぎ声が一段と大きくなり、窓にベッタリ乳房をくっつけて悶えた。
パンパンパン…外からでもわかるように、大きく腰を振った。
晶子の膝が崩れ落ちてきたので、そこまでにして、ベッドに戻った。
抱き合ってベロキスしながら、正常位で不倫セックスを楽しんだ。
晶子の乳房に射精して、精液を両乳房に塗り込んだ。
少し休んで、シャワーを浴びてラブホを出て、東京駅から新幹線で帰った。
同じ職場の人が載ってても顔を合わせないように、グリーン車に乗った。
ホームに降りたら、何も言葉を交わすことなく別れ、家路についた。
帰ると、嫁の顔を見たら、裏切ってしまったことが辛くて、とても切なくなった。
ずっと、ごめんよって思った。
その後、晶子とはお互いに何となく意識し合うようになり、それまでのように、ごく自然に仲良くできなくなっていった。
男と女は不思議なもので、いざ、思いを遂げてしまうと、大切な人を裏切った贖罪と、気軽に話せる同期の異性を失ってしまったような気がして、お互いに避け始めた。
やがて、先に晶子が異動、その後、俺も異動、それ以降、会話することもない関係になった。
先日、仕事で晶子と一緒になった。
時の流れが昔の過ちを薄れさせ、十数年ぶりに会話した。
他愛のない会話だったが、嬉しかった。
そして、晶子は間もなく自主的に退社して、ご主人と共にご主人の実家の仕事を継ぐと聞いた。
「この年になってから転職って、大変だな。」
「旦那の実家、銭湯なの。私達でもできるわよ。義父母も80歳近いし、かといって畳んじゃうと困る人がいっぱいいて、うちの人、今度は番台の親父さんになるのよ。私も座るけどね。」
「そうか…がんばれよ。」
「ありがとう。良かった、このままギクシャクしたままお別れしたくなかったから…じゃあね。」
「ああ、じゃあな…」
一時は愛し合った晶子だったから、淋しさはあった。
でも、離れることで、晶子を抱いた十数年前の出来事を、二人だけの思い出にできるような気がして、嬉しくもあった。
いつ、晶子を見るのが最後になるのかは分からないが、晶子が幸せでいてくれればいいと思えるようになった。
だから、さよなら、晶子…