2025/02/19 00:40:21
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とても信じられない事だった。自ら脚を開きスカートの奥を覗かせ、夫に言われたからと言っても、下着を細く絞り上げ割れ目に喰い込ませた様を見せつけてしまうなんて…。
『恥ずかしい…恥ずかしいのに…でも…。』
頻りにスカートの中を覗き込もうと必死になっている男性の仕草を見ると、何故か自分ではない別の自分みたいに大胆な行動ができた。
『なんでなの…?こんなに恥ずかしいのに…。もっと見て欲しい…って思っちゃうなんて…。』
夫の為に始めた事が、いつの間にか見られる快楽が心と身体に染み込んで、更なる刺激を求めてしまいそうにもなる。
夫があのオジサンの視線に苛立つような言葉を口にしている。
それはおそらく嫉妬心なのだろうことは理解できた。
愛する妻を他人に見せつけて喜ぶ夫。
普通に考えれば理解できない心理であるものの、夫の為に頑張った証をフードコートのシートの上に刻み込み、それを目にした夫は嬉しそうな表情を浮かべていた。
『裕一さんが喜んでくれるなら…。』
そんな想いが一般的な概念など関係ないものだと自分に言い聞かせる…。
『あのオジサン…私の恥ずかしい姿を見て…オチンチン硬くしてくれてたのかな…?』
夫の嫉妬心から吐き出された何気ない言葉が私の興味の方向を少しだけ歪ませた。
夫が元気になる理由はなんとなく理解できた。夫を喜ばせて立たせる事ができる喜びも感じていた。
本来、それだけで十分なはずなのに、他の男性の下半身にまで意識が向いてしまっている。
『あのオジサンに…今日はオカズにされちゃうのかな…?』
夫が言っていた言葉を思い出し、淫らな自分の姿を見た男性が、私の姿を想像して下半身を熱く昂らせてしまうものなのかと興味が湧いてしまった…。
「えっ…!?うん…もう少し…。もっと裕一さんに元気になって欲しいから…もう少し頑張る…。」
夫の問い掛けに、帰ると言う選択肢もあったはず。
それなのにもう少し露出する方を選んでしまった私。
夫の為に…。夫を元気にする為に…。
夫が望むならば…。
全て夫の為だと理由付けしていながらも、心のどこかに芽生え始めてしまった見られる…見せる…快楽を求めてしまったのかもしれない。
夫と並んで歩き出す。相変わらずすれ違う人達は私の姿に視線を投げかけながらすれ違っていく…。
ドキドキした心をそのままにつれてこられたのはキッズコーナー。
何組かの親子…孫を連れた夫婦…。
子供たちの歓声を穏やかな笑みで見つめる大人達の中に、淫らな感情を抱いた一組の夫婦が混じる事に言いようのない後ろめたさを感じてもいた…。
初めに向かったのはクッションブロックで囲まれた中に無数のボールが折り重なるようなボールプール。
そのボールの上に子供を抱えて下ろすと、無邪気に歓声をあげて遊び始めていた。
私はその縁のクッションブロックに腰を下ろし、はしゃぐ子供を見つめている。
子供を見ていると淫らな想いもどこかへ吹き飛んでしまいそうになる。
女から母親へと元の姿に戻ろうとする私を引き戻すような存在。
ボールプールで遊ぶ親子が少し離れた正面にいた。
父親が子供と遊ぶごく自然な光景のはずなのに、その父親の視線がチラチラと私に向き始めた。
母親に戻ろうとしていた私は先程のフードコートとは違い、膝をピッタリと付けて腰を下ろしていた。
なのに…チラチラと視線を向けられてしまうと、心の中の淫らな私が目を醒ます…。
『見てる…?やっぱり見られてる…?私の事が気になるの…?』
不意に夫の存在を思い出し、辺りを見渡すと少し離れた私の後ろに立って微笑んでいた。
『あのお父さん…私の事…チラチラ見てるよ…?』
そんな想いを込めて潤んだ瞳で夫を見つめる。
『あんなに…天使のような子供の面倒を見ているお父さんに…見せちゃっていいの…?
この場所には似つかわしくない…私のイヤらしいパンティ…見せちゃっていいの…?』
そんな想いが伝わるものかわからない。
それでも心の中で夫に問いかけるように見つめてしまう。
一度は冷静になりかけた私の表情は、再び淫らな快楽に呼び戻されたかのように、頬を赤く染めて艶のあるトロンとした表情に変わっていた。