2024/01/29 07:10:54
(Bl6xqoEa)
(ちょうど、朝上げようと思っていた所でした。お待たせしてすみません。女体化は好みではないので遠慮したいです。彼は愛妻を寝取られる駄目人間の役割なので、それ以上の存在意義は考えてないです申し訳ありません・・・ナツメと合流の件は承知しました。3人同時に捕らえられて、並べて洗脳という流れが良いでしょうか。個別が良ければ工夫します。)
討伐任務は、ナツメには大雑把にしか伝えられていない。
詳細をクライアントから伝える打ち合わせの場は
罠を警戒してか、対魔忍がの方から場所を指定した。
久我山グループが所有する広大な駐車場。
遮るものが無く見通しが良く、不意打ちの
罠でも対応が容易い、賢い選択だろう。
誰も居ない駐車場の真ん中に車が停止し、車外に2人組の
女性が待ち合わせ相手を待っていた。
ビジネススーツに身を包んだ久我山グループ総帥にして、
政府与党の最大派閥の有力者でもある政治家 久我山シモーヌと、
真冬でも無いのにトレンチコート姿の護衛を務める側近女性だった。
雪月花のナツメという最強の存在を相手に、釣り合うとは思えない
貧弱な護衛の人数だが、彼女こそ最強クラスの魔人ベルナデットの
血統を受け継ぐ唯一の魔人リーベルタだった。
母親であるベルナデット本人の遺伝子を受継ぐ彼女は、
魔人が支配下に置く存在に対して、魔人と同じ絶対服従の命令を
行使できる唯一の存在だった。
しかしリーベルタの事は魔人とシモーヌだけが知る秘密で、ふたりの確執など
ナツメはもとよりパルフェタムすら知らない昔話だった。
実年齢の容姿よりも遥かに若い美女の姿を保つシモーヌが、
他の上位魔族にそそのかされて裏切るった時にベルナデットから娘を奪い、
奴隷人形に堕とした事実は、争いのような面倒な事を嫌うベルナデットが、
これ以上手を出さない代償として許した最大限の譲歩だった。
野心家のシモーヌは、それを忘れて増長していた。幼い子供の頃から
目を付けていたナツメが成長して雪月花となった。
最強の対魔忍となったナツメを支配したくて堪らない。
欲望を満たさずに居られない。ベルナデットは裏切った時だって戦わず
逃げた意気地なしだし、今回だって上手くやって雪月花を
コレクションするつもりで、企みを巡らせたのだった。
好都合なことに、直前に対魔忍ミサキから、好都合な事にナツメも
魔人に堕とされているとの情報を受け取っていた。
あの魔人の手口は、身体を快楽で甘々に溶かして従わせる。
同じ事をしてやれば、対魔忍とは言え人間の身体を支配するのは容易い。
だって私には「人間を支配する指輪」がある。
これさえ使えば視界に存在する人間の身体は、例外なく
いいなりに出来るのだから。
シモーヌ「リーベルタ?段取りは判っているね。ナツメが来たら私が指輪で金縛りに掛けて動きを封じるから、お前が捕縛してトランクケースに収納して研究所に運ぶ準備をなさい」
リーベルタ「はいマイマスター・シモーヌ、仰せのままに」
そして駐車場に、獲物が現れた。
シモーヌ「はじめまして、私は今回の依頼に応じて下さって感謝します。あら私の依頼と人数が違っていますね?どういう事かしら?」
現れた対魔忍がナツメひとりでは無い事に、シモーヌは舌打ちする。
リーベルタ「問題ありません。人数が2人増えても対応策可能です」
シモーヌ「そう」
シモーヌは黙って頷いて、近づいてくる獲物に獲物を偽りの笑顔で迎える。