「そうだ忘れてた。今日は〇〇の発売日か。」そう言って、胡々希を連れ入り口側に戻り雑誌コーナーの方に歩く亮平。レジの前を通るときには、繋がれていた手が腰に廻されている。「凄ぉい……私もあんな風にエスコートされて、いい男と一緒に歩いてみたいわ。」「〇〇さんは旦那さんがいるじゃないですか。エスコートしてくれるでしょ。」「それはそうなんだけどさ(笑)何て言うのかな、浮気願望?本当に浮気するわけじゃないんだから、心の中でどんな妄想しようが自由でしょ。」「その願望に俺は出てきます?(笑)」「子供が生意気言ってるんじゃないの(笑)かわいい子ばかりに気を取られてないで、ほらお客様よ。」「〇〇さんだって、あの体格のいい男性に釘付けだったくせに(笑)」声を大きくして、レジ前に来た客に「いらっしゃいませ。」と若いアルバイト。雑誌コーナー前で立ち止まった亮平は、胡々希の腰に廻していた手を外して、モノ雑誌を手に取る。隣で佇む胡々希の前には数冊の女性誌が並び、その表紙には【彼氏を虜にするテクニック大公開】【相性のいいセックスって?】【これだけ実践できれば彼は絶対貴女の虜】等の刺激的な見出しが。立ち読みしていた雑誌を棚に戻し、「ごめん、待たせちゃったね、行こうか。(心の声:さっき歩いて時に目に入ったんだよね、あの雑誌群の表紙。胡々気が付いたかな(笑))あとゴムやっぱり、極薄のに変えるね。あまり激しくしなければ破れることもないし、その方がお互いに感じることができるでしょ。」胡々希の耳に口を寄せて呟く。再度店内を一周してきてレジの前に立ち、籠をテーブルに。「いらっしゃいませ。(男子アルバイト心の声:近くで見ると一層可愛い…ゴムもさっきと違って、極薄の奴に変わってるよ。いいなぁこの人こんな可愛い娘(こ)と。)」隣で女性パートも、「いらっしゃいませ、袋はいかがしますか?(女性パート心の声:まぁ、いい男。胸板も厚いし、〇〇君にはああいったけど、こんな男なら一度抱かれてみたいかも。)」「袋もお願いします。」「畏まりました。袋一枚です。」レジを打っている男子アルバイトに声をかけて、会計の終わった商品を袋に入れていく女性パート。会計を済ませ店を後にする胡々希と亮平「「ありがとうございました。」」と二人を見送ると、他に客がいないのをいいことに「ねえ見た?ゴム一番薄い奴に変わってたわ。」「ええそうですね。世の中にはああいう美男美女カップルって本当にいるんですね。僕あの男の人が羨ましいですよ(笑)」「私もあの女の子が羨ましい。あの極薄の奴、凄く感じるってもっぱらの噂よ。」「そうなんですか?知りませんよそんなこと。〇〇さんったら本当に、オバサン丸出しなんだから(笑)」次の客が来店するまで二人の話は続いた。車に戻り運転しながら、「店員にジロジロ見られちゃったね……俺は嬉しかったけど、胡々大丈夫だった?そうだ、お昼は前に胡々に教えて貰った、〇タバに行こうか。あそこならパンとかの軽食もあったみたいだし……お店があればだけど。」いつの間にか車は、予約したホテルの駐車場までもう少しのところまで来ている。佐久間スポーツジム「(深澤心の声:社長と井ノ上さんはできてる可能性が高いと。これこのまま、照に言っちゃうと小遣い稼げないし……照の奴に言うのはもう少し情報掴んでからでも遅くないよな。)」「深澤様、深澤様?どうかなされましたか深澤様。」その大西の声で我に返る深澤。「あっ、ごめんなさい。仕事のこと急に頭に浮かんじゃって、考え事を…すいませんでした、続けていただけますか。」「わかりました。でも深澤様、ジムに来るときはなるべく仕事の事とかは、頭から払うようにして下さいね。(大西心の声:胡麻化してるけど、これは何か裏があってうちに来たのは間違いなさそうだな。体験対応終わったら目黒さんに報告だな。…これだけ社長のために働いてるんだ、何か見返りを期待して……いかんいかん、自分から言い出すなんて絶対駄目だから。)」「はい。」「では最初は、ストレッチから…私の動きをまねしてくださいね。痛い場合にはそれ以上無理はしないようにお願いします。」ストレッチスペースに移りストレッチを始める二人。
...省略されました。