夫に対して送ったメール。そこで私は自分自身の不安な気持ちを匂わせながら、この先に起こるかもしれない事態に警告も発した。これ以上指示を受けたら次はどんな事を…。サイトを見て場所を特定した人が来るかも…。すぐにバレちゃう…。サイトで指示されてる女だとバレちゃう…。これ以上は危険だと警告したつもりだった。しかし夫は興奮に溺れるように、もう少し続けてほしいと…。『あなたが望んだ事だからね…?あなたが止めなかったから…こんな事に…。』ついには通路での自慰行為まで強要され、私はスマホの前で…そこから配信されるリアルタイムの姿をネットの世界に垂れ流し始めてしまっている…。夫に対してメールでとは言っても、初めて『オナニー』『おまんこ』そんな言葉を使ってしまった羞恥が私の心を恥ずかしくも昂らせていた…。『一度も言ったことなんてない…。あなたに…オナニーなんて…おまんこなんて…そんな恥ずかしい言葉…。』実際に口にした訳ではなくても、文字にして私の意思表示として夫に伝えてしまったことに途方もない羞恥に襲われる。夫に対する警告…しかしそれは私自身に芽生えてしまった欲望を満たす為に夫の興奮を煽るような言葉を選んでしまったのかもしれない。もう少し…この状況を楽しんでみたい…そんな私の欲望が夫に私の行動を制止させない為に…。「あぁ…そう…そうです…。ここで…知らない男の人に覗かれてるの…気づいてたのに…お尻を突き出して…パンティを…脱いだの…。」ライブ配信中の画面に次々に上がるコメントを読みながら、今度は文字ではなくリアルな私の言葉を声に出して答えていく…。その時は私は気づいていなかった…。文字にして打ち込む間に少しだけ冷静になれるはずのやり取りが、コメントに即座に答えられる声を使う危うさを…。「露出…指示されてるから…。恥ずかしいけど…丸見えにしなきゃいけないから…。あぁ…おかしいの…。私…どうしちゃったんだろう…こんなに恥ずかしいのに…。私の…オナ…。」そこで言葉が止まってしまう…。文字にしたとは言ってもそれは文字であって言葉に…声に出したわけではなかった…。夫にも言ったこともない卑猥な言葉を口にする事を一瞬躊躇ったものの、夫にも言ったこともない言葉を放ち、夫にも見せたことのない姿を晒す背徳に心が締めつけられる程の昂りを感じていた…。「あぁ…夫にも…見せたことないのに…知らない…たくさんの男の人の前で…オナニー…あぁ…オナニー姿を…見られて…感じちゃってる…。」そんな言葉を口にしてしまえば、もう私には自分の行動を止める術などなくなってしまったように感じる…。もうこのまま…このサイトの操り人形と化して…夫が止めに入るまで、私はサイトの言いなりに堕ちていくような感覚…。両手で乳房を荒々しく揉み、乳輪を搾り出すように揉み上げ…。左右の親指と人差し指に唾液を塗りつけるように舐めて乳首を摘む…。そのまま前に引っ張るように…。伸びる乳首…乳輪もそれに従って形を変え、それに追随するように引っ張られる乳房…。「あっ…あぁ…ダメ…。」つい甘い声が漏れ出してしまう…。滑る指先が限界を迎えた乳首に逃げられると、プルンと揺れて元の張りのある丸い乳房に戻る。再び唾液をつけた指先で摘み…。「あっ…あぁ…こっ…コレで5回…あぁ…。はぁ…はぁ…はぁ…1回目…イキそうに…なりました…。」さらに過激なリクエストがサイトを彩る。ガニ股に膝を開いて両手でピースサインを作り、スマホに近づいてしゃがみながら股を開き…。「あぁ…こんな恥ずかしい姿…あぁ…あぁ…ダメ…おまんこ…あぁ…おまんこの…奥まで…見られちゃう…。」
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何故こんなにも見知らぬ男性からの指示に忠実に従ってしまうのだろう…。過去に夫に何度となく頼まれた事も頑なに断り続けてきた私だったのに…。あまりにもしつこく…あまりの熱量の懇願に『一度だけ…』と言う思いで仕方なく付き合うつもりだったのに…。古くからの親しい友人にはもちろん…夫にすら自慰行為など意識の中に存在するはずもないと言うスタンスで過ごしてきたのに…。もちろん、何度かは行為に及んだ事はあった。しかしながらそれは、決して他人には秘めて置かなければならない恥ずかしい行為だと思ってきた…。『あなたに言われても…したことないのに…。なんで…?なんで私…今日はこんなに素直に従っちゃうの…!?』自分でも行動の意図がわからないでいた。自分自身の大胆さを信じられない思いで見つめるもう一人の自分が存在するかのような、心と身体が分離してしまったかのような不思議な感覚すらあった…。「あっ…ダメ…。おっぱい…感じちゃう…。イヤぁ…乳首…そんなに引っ張っちゃ…あぁ…乳首いい…乳首気持ちいい…。」「もうダメ…おまんこ…あぁ…おまんこイキそう…。」「こんなに拡げて…イヤぁ…おまんこの中…ダメぇ…イヤらしい穴の中…見られちゃう…。」次々に上がるコメントに触発されたかのように、私自身も負けじと卑猥な言葉を口にしながらコメントに従い猥褻な行為に心を奪われていくようだった…。「5回目…イキそうになりました…。」その言葉に最後の指示をもってブースに戻れる許可が…。「あぁ…美優の…何度もイキそうになったおまんこ…ご覧ください…。」膣の中に差し込んだ指を左右に開いて、止め処なく蜜を溢れさせる割れ目の奥をスマホに擦りつけそうなほどに腰を突き出して晒しながら…。「見て…。見て下さい…美優の…。美優のイヤらしいおまんこ…。皆さんに…見られながら…オナニーして…何度も寸止させられて…イキたくて…疼いてるおまんこ…イヤらしい穴の中…舐めるように…見て下さい…。」最後の指示に従うとライブ配信を止めて、ブースへと戻る。その間に何人もの男性とすれ違い、驚いたような表情を見せる男性もいれば、ニヤニヤと見つめる男性、スマホと私を見比べるようにジロジロ見つめるもの…。『絶対バレてる…。サイトを見て来た人…きっと居るんだ…。』恐れていたことが起きている…。恐れていた…ではなく…求めていたのだろうか…。ブースに戻り立ち竦む私の身体は小刻みに震えているものの、それは決して嫌な感じはしなかった。恐怖や不安のそれではなく、むしろ昂りを覚える身体に心が戸惑いを感じるような…。『あんなに大胆な事…私にもできるんだ…。』昨日までは意識の外側にあったような無関係だと思っていた世界。垣間見た途端、その魅力に惹き寄せられるように溺れ始めてしまっていた…。『あぁ…イキたい…イケなくて…おかしくなりそう…。』度重なる寸止め指示に身体は限界を迎えようとしていた。『でも…。でもこんなにイキそうになるなんて…。私…ホント…どうしちゃったんだろう…。』夫との営みの中でもイッた事は数える程しかなく、言ってみれば本当の悦びを知らずに生きてきたのかもしれない。それ故に…性を楽しめていなかった事が、夫からの望みを拒み続けてきた理由なのか…。『こっ…ここで…。今…オナニーしたら…。』そう思いながらも心を奪われてしまったかのように指示されていない自慰行為を決断できずにいるほど、サイトの世界に嵌ってしまったのかもしれない…。『えっ…!?アダルトコーナーに…!?』今までと違いライブ配信をしていたおかげで報告する必要はなかった。
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