2022/08/25 18:42:34
(PHfUXk7s)
近所にある公園。 ロケットに見立てたコンクリート製の遊具が一つだけある小さな公園でした。 筒状の遊具の中は二層になっていて、壁梯子を伝って上の段に登れるようになっていました。 その日もいつものように夕暮れ迄近所の友達たちと遊んでいだ時のこと。
鬼ごっこの最中に遊具の中に逃げ込み梯子を伝って上段に登ると、砂にまみれた紺色の布の塊が落ちていたんです。 なんだこれ?! と足で突いてみたところそれはスクール水着でした。
その紺色の塊が水着であると認識したその瞬間に当時8歳だった自分の脳裏に咄嗟に過った衝動と感覚を40年経った今でも覚えているんです。
水着。。 瞬間心臓がドキンッと痛みすら感じるくらい大きく打ち、目眩がしたんです。
喉の奥、胸からお腹の奥、下腹部からお尻の穴にかけて何かが蠢くような感覚に襲われてました。
着てみたい。。 そう思った瞬間の事でした。
その後の記憶はほぼありません。友達とどう遊び、どうバイバイしたのか。
次の記憶は、日が暮れて辺りが真っ暗になった時刻の遊具の中で、独りその水着の砂を払っている自分。喉の奥がグっと詰まるような胸の苦しさと格闘しながら夢中で砂を振り払っていました。
肩の部分を持ってそのシルエットを確かめたような気がします。そして明らかにその股間の部分になんとも言えない高揚感を感じている自分をはっきり覚えているんです。 遊具の塀に身を隠しながら服を脱ぎました。 全裸です。 砂まみれで落ちていた誰の物かも分からない女物の水着に脚を通している自分。夏のベタつく空気で汗ばんだ肌を擦るザラッとした感触がなんともいえない興奮を覚えていました。屈んだ姿勢のまま肩に袖を通した瞬間、さっきまで凝視していたあの部分の裏地が玉袋と尻の穴に触れた瞬間の全身の痺れ。異常な興奮で敏感になっている肌をザラザラと刺激する感触を自ら貪るように自然と身を捩らせていました。朦朧としています。ドキドキが耳の奥で聴こえていました。 そして塀の上に少しだけ頭を出して辺りを見回しました。公園には誰もいません。 今思えば向かいのマンションのバルコニーからはこちらは丸見えだった様な気がしますが、その時は気にしてませんでした。なぜ自分はこんな事をしているのか、なぜこんなにもドキドキしているのか、全く分からなかったけど、全身を駆け巡る痺れにとてつもなく魅了されている状態でした。そのまま立ち上がり、落ちていた水着を纏ってしまい、だれにも言ってはならないだろうこの感覚と行為を開かれた空間に晒した時の激しい高揚感に躰も脚もガクガクとしていました。
その時勃起していたかどうかは記憶にはありません。オナニーをした記憶も定かでは無いです。年齢的には既に自慰行為をしていましたし、イク感覚を覚え始めの時期だったような気がするので、もしかしたらしたのかも知れません。
あの日以来、今も。 枯れゆく自分を惜しむように刺激を求めている自分がいます。
全てはあの日から。