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1: 農村慕情
投稿者:
五十嵐茂
僕の名前は五十嵐茂…ごく普通の高校生である。産まれも育ちも緑の山々と田園風景に囲まれた農村部だ。慣れているせいか、便利性も無ければ、不便さもない。コンビニまで行くのにも自転車で往復一時間は掛かる。道路は流石に舗装されているが、車の往来が多い訳でもなかった。登校時は下り坂で良いのだが帰りはそうはいかない。立ち漕ぎや自転車を押して歩いて来る。「茂坊、今帰りかい?」何気なく聞こえてきたのは近所のおばさんである。この辺りは農家が多く、おばさんの家も例外ではなかった。作業ズボンにエプロンというお決まりの服装である。歳の頃は60歳であったはずだ。「こんにちは」僕は自転車を押しながら軽く会釈をした。「疲れたべ?何が飲んでけ」。おばさんの言葉に甘えてクーラーに入れられていたスポーツドリンクを手に取った。ペットボトルの蓋を開け、口の中に流し込む…甘い様な酸っぱい様な味覚が口の中で交錯する。「おばさん、何してんの?」納屋の中で苗箱に紙を入れていた。「ああ、これか?種蒔きの準備だべ。お前んとこもしてるべ?」。確かに両親は農作業に追われているが、自分としてはその工程が分からなくていた。手伝いの時もあるが、ただ言われたように動いているだけであった。納屋と言っても鳥小屋のような大きさではない…大型の農機具や乾燥機、肥料などが余裕で入る大きさである。
小学校の頃は下校時によくおばさんの車に乗せてもらっていた。偶然通り掛かっただけであったが、僕としては大いに助かっていた。「おばさん、手伝おうか?」何気なく声が出てしまった。理由は簡単である。その農作業をしている婦人に対しての好意からであった。一緒に時間を過ごしたい…何かを語りたい…一緒に居たい。ただそれだけの理由である。以前から歳上が好きで、特におばさんのような女性に興味があった。「そりゃ助かるけど、家の手伝いは大丈夫かい?」「うん、まだビニールハウスも組んでいないから…」そんなやりとりが続いた。苗箱の中に白い紙を一枚一枚入れていく単純な作業である。おばさんは以前は都市部でOLとやらをしていたと聞いた。何かの営業職だったらしい。結婚して嫁ぎ先が農家である。「おばさん…何でこんな田舎に来たの?」単純作業を続けながら聞いた。「んだね…昔から園芸とか好きでね、花の種とか買って来て植えていたからね。大学入って、農学部だったけどね…自分が育てた野菜なんかが育つ姿には感動したな…」「おばさんて大学出てんだ?頭良いんだべな?」納屋の中で農作業の下準備をしながらそんな話しをしていた。自分にとっては至福の時間であった。
2026/06/12 04:39:20(1ipcNLtW)
投稿者:
五十嵐茂
決まった作業が延々と続いた。腰にも相当の負担だ。「茂坊、疲れんかい?変わろうか?」おばさんは此方の体力を案じてくれていたのか言葉を掛けた。「大丈夫だ。まだまだ行けるよ…」確かに疲れもピークであったが、力仕事をおばさんにさせることは出来ない…そんな思いであった。おばさんも薄々気持を理解していたのだろう。「ほんに、茂坊は優しい子やね。アルバイト代はずんでやるからな。」そう言って笑った。アルバイトの感覚で手伝っているわけではない。「アルバイト代?いらねーよ。」毛頭受け取るつもりは無かった。時間だけが刻々と過ぎた。おばさんは、脇に置いてある時計を見た。「茂坊…昼だべ。何か作るから食ってけ。」疲れると腹も空かなくなる。「あっ、は、はい。」ある程度区切りの良い所で作業を止めた。「何枚終わったべな?」その言葉に僕は箱の枚数を数えた。「250枚だね。全部で箱…何枚有るの?」おばさんは、「毎年1000枚位だけどね。」そう言って笑っていた。膝から崩れそうな感覚と絶望感のような気持が湧いてきた。(1000枚…まだ、4分の1ってとこか…)。「ほら、家に入れ。たいしたもの無いけどな…昼だけは食っておけ。」その言葉に押されるかのように母屋に向かった。「失礼します…」そう言うと玄関先に靴を脱ぐと通された部屋に入った。「今日はご苦労さんだったな。茂坊のお陰で助かったわ。」おばさんのことぱに「いえ、それ程でもないです…」慣れた大人だったらもう少し進んだかも知れない。でも、おばさんは僕の労を労ってくれていた。「んじゃ、何か作るからゆっくりしてろ。」頷くと仰向けに寝転んだ。そして、思い出したかのように台所で昼食の準備をしているおばさんに声を掛けた。「おばさん…」「何だね?」声だけが聞こえてきた。「トイレ借りても良いべが?」「ああ、良いよ…風呂場の隣さあっから。」痛みのある腰を上げるとトイレに歩いた。小用を済ませるとトイレを出た。そこで一旦足が止まった。丁度浴室の前である。浴室入り口の前には洗濯機が置いてある。足音を消すように忍び寄った。聞こえるのはまな板の上で何かを切る包丁の音だけだった。魔が差したのか…それとも好奇心か…そっと洗濯機の蓋を開けた。光沢の有る…フロントには薔薇らしき刺繍が施された布地が有った。それを壊れ物を取り出すようにそっと取り出した。おばさんが身に着けていたであろうパンティである。ブラジャーも一対となって入っていた。
26/06/14 15:53
(4JT11vlX)
投稿者:
五十嵐茂
腰を屈めての作業も多く腰が痛む。ただ時間だけが一刻一刻と進んでいた。「茂坊…昼だな。家に入れ。何か作るから喰え。」スマホを見ると昼時になっていた。「あっ、はい。」そう言うとおばさんの後ろを歩きながら家に入った。土の付いたジャンパーを脱ぐと上がり台に腰を下ろす。ズボンも少し汚れていたが気にするほどではなかった。靴を脱ぐとそのまま居間に歩き座布団に座っていた。「疲れたべ?冷たいもんでも飲め。」そう言いながら冷えた麦茶を差し出した。既に乾燥していた喉に冷たい麦茶が染み渡るように流れていった。(はぁ、美味い…)そう感じながら手を後ろに置くと痛む腰を伸ばした。「腰、痛むか?」笑いながらおばさんが一皿の漬物を運んできた。「たいしたものは無いけど、有るもんで良いか?」そう話し掛けた。「うん、何でも良いよ。」疲れのせいもあって、空腹感が感じられないのだ。ようやく身体も落ち着いてきた。安心感からか尿意を感じた。座布団に膝を付きながらも立ち上がると台所に向かった。「おばさん…トイレ借りても良いか?」そう言うとこちらを向きながら、「そこ曲がると風呂場があるから…風呂場の向かいだ…早く行って来い…」そう言うとまた包丁を動かした。田舎の会話と云うものはざっくばらんである。別に軽視している訳でもなく、面倒くさい訳でもない。ただ、尊重の中にも気兼ね無く親密感を感じさせながらの会話になる。家族との会話にも等しくなる。「けー」、「くうー」これだけでも会話が成立するのだ。「食べて下さい」、「いただきます」の会話となる。言われたように廊下を歩く。風呂場を右手に向かい側にトイレがあった。中に入ると小用を済ませた。手を洗い廊下に出た。向かい側の風呂場の入り口前は洗濯場になっていた。白い洗濯機が置いてある。無意識と云うか…好奇心とでも云おうか何気なくその蓋を開けた。洗濯する暇も無かったのかそのままの状態で衣類が入っていた。辺りを見廻しながらそっとその中に手を入れた。手に掴んでいたのは1枚の布地であった。グレーの光沢のある布地である。両手で広げるとグレーの光沢の中に薔薇の刺繍が施されていた。罪悪感と興奮が胸の中を駆け巡っていた。(おばさん…)言葉に発することなく心の中で叫んだ。それはあきらかに、想いを寄せていた御婦人のパンティであった。台所から聞こえるまな板を包丁で叩く音と目の前の布地が妙に重なっていた。
26/06/17 01:11
(1.IiNG2k)
投稿者:
五十嵐茂
失礼しました。確認不足の為にコメントが重なっています。
26/06/17 01:14
(1.IiNG2k)
投稿者:
五十嵐茂
何か分からないような異常なまでの興奮を覚えた。同級生の女子達ならば、柄物か、何かしらのプリントでその布地の可愛らしさを強調しているだろう。それを更衣室で見せ合いながらの会話となっているのは間違いない。しかし、目の前にある布地はフロント部分の薔薇の刺繍だけである。小娘達とは違う雰囲気感を醸し出していた。(おばさんは、これを履いていたのか…)絶対的な大人の雰囲気を出している。それどころか、禍の御婦人のプライド…或いは、自信とでも云おうか高貴な美しささえも感じ取られた。その布を捲った…白い合わせ布…クロッチが目に止まった。僕は感情を心のなかでまた囁いた…(おばさん…素敵だよ!僕に見せてくれる為に置いてあったんだね…)勝手な解釈であり自分勝手な妄想でもある。布地を顔に近付けると鼻でその感覚を覚えた。甘く突き刺すような刺激臭を感じる。(こっ、これが大人の女…いや、成熟した雌の匂いか…)。カッ、カッ…包丁の音が此処まで聞こえていた。
26/06/18 11:31
(ZUBbDFtG)
投稿者:
五十嵐茂
小用を済ませると居間に向かった。途中、台所に居るおばさんに声を掛けた。「ありがとうございました」ニコッとして笑うと「ええよ。もうすぐ出来るからな。テレビでも観てろ。」と飾りのない返事を返した。居間の畳の上に座ると、お盆に品々の総菜を運んで来る。ご飯などは大盛りだ。煮魚、煮物…そういった物が並んでいた。「こんな物ばかりだけど口に合うかね?」山菜の煮物を口に入れると頷いた。「山菜は裏山から採ってくんの?」山が近いせいもあり、地元民は皆そこで春は山菜、秋はキノコなどを得ていた。地元に根を張り、其処で生活する様々な術を身に着けていた。「今は何採って来んの?」あまり山には興味がなかった。「んだな…ワラビ、ゼンマイ辺りかな…」そう言って窓から山を見つめていた。ある日、突然何かに気付く時がある。空が青い…山の緑…普段見慣れたせいか、ふと気付く時がある。(おばさんて結構綺麗だよな)何気ない気付きであった。茶碗を持ちながらその姿を目で追っている自分がいた。
26/06/21 06:09
(EhISPi1/)
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