2024/02/20 00:58:18
(iEHjt714)
槌私は64歳で、76歳の義母=妻の母冴子と二人暮しです。
今年32歳の長女早織と30歳の次女志穂はすでに結婚して、家を出ています。
妻の亜香里は32年前、20歳という若さで亡くなりました。
その2年後、義母は46歳の時に娘、妻の妹を出産したのですが、実は娘の父親は義父ではなく、婿の私なのです。
長女は亡くなった妻と私の間に生まれた子供で、次女は義母と私の間に生まれた子供で、長女と次女は別々の戸籍なのですが、世間向けには普通の姉妹として育てました。
32年前、長女がまだ生後6ヶ月だった時に妻が急死して、私と長女は妻の実家で義父母と同居する事になり、義母が母親代わりに長女の面倒を見てくれるようになったのです。
妻が亡くなって半年後のある日の夜、長女が1歳になって間もない頃でした。
その日、義父は出張で家を留守にしていて、家には義母と私と長女しかいなかったのです。
私と二人で長女を寝かせた義母は眠りに就いた自分の孫娘である長女を見つめて、
「この子、あたしの事、母親だと思ってるのかもしれないわね…」
と言ったのでした。
「そうかもしれませんね…」
私がそう答えると、義母は
「じゃあ、この子の父親はあなたで、母親はあたしって事になるわね…」
と言って、私の顔を見つめ笑みを見せたのです。
その時の義母の目は女の色気に満ち溢れていて、明らかに私の事を婿としてではなく男として見ていて、女として私を誘惑しているのがわかりました。
そんな義母の色っぽい目で見つめられて、私は自らの心臓の鼓動が急激に速まって来るのを感じたのです。
「敏伸さん、今、付き合ってる女性(ひと)はいるの?」
そう訊いて来た義母に私が
「いえ、いません」
と答えると、
「そう。じゃあ、“あっちの方”ご無沙汰なんじゃ?」
と義母は突っ込んだ質問をしたのでした。
「そ… そうですね…」
私が狼狽えながら、そう答えると、義母は
「あたしもあっちの方はすっかりご無沙汰なの… 主人と去年の暮にしたっきりで、今年になってまだ1回もしてないの… あなたはいつからご無沙汰…?」
と更に訊いて来たので、私は
「亜香里が亡くなってからずっとです…」
と正直に答えたのです。
「そうなの… じゃあ、あたしとあなた、性生活に関しては似た者同士なのね…」
「……」
義母の間接的な誘惑に私は胸の昂りを覚えながら、無言でいました。
「あなた、半年もしてなくて、ずいぶん溜まってるんじゃないの…? あたし、3ヶ月してなくて、“アソコ”が疼いて疼いて疼きまくって、もう堪えられないの… アソコに男の人の“アレ”を挿入(い)れてほしくってほしくって… あたしのオマンコ、オチンチンが欲しくって欲しくって… ああ… したくってしたくって、あたし、毎日、気が変になりそうなくらいなの…」
私の顔をエロティックな目でじっと見つめてそう言うと、義母は私に体を近づけて両腕を私の首に絡ませたのです。
「…!」
義母が私の首に両腕を絡ませた瞬間、私は心臓が麻痺、いや、破裂してしまうのではないか?と思いました。
「お… お義母さん…」
私が辛うじて声を出して義母を呼ぶと、
「敏伸さん… 好き… あたし、あなたが好きなの… 初めて会った時、あなたの事、素敵な男性(ひと)だなって思ったの… だけど、あなたは娘の亜香里の夫“だった”から、ずっと心の中でその気持ちを打ち消して来たの… でも、亜香里はもういないんだし… こんな事言ったら、亡くなった亜香里に申し訳ないけど、あなたが亜香里と出会う前にあたしと出会ってて、あたしたち結婚してたら?って思ってみるの… もしそうなってたら、早織はあなたと亜香里の間にじゃなく、あなたとあたしの間に生まれてたんじゃないかって… あなたと同居するようになって、早織の母親代わりになってから、ますますそう思うようになったの…」
と言った義母なのです。
「そ… そんな… ぼくたち、義理でも親子なんですよ…」
諭すようにそう言った私に対して、義母は
「でも、元々は他人よ… それに、親子と言っても一回り、12しか年齢(とし)が離れてないし… あたし、あなたを息子だなんて全然思ってないわ… 今まで1度もそう思った事なんかない… 思えるわけないじゃない… あなた、あたしの娘の亜香里の夫、婿“だった”けど、あたしの息子じゃないんだから…」
とややむきになって反論したのであり、私はもはや義母には何を言っても無駄だとわかったのでした。
「あなた、あたしの事嫌い…?」
艶かしい目で私を見つめて、そう訊いて来た義母に、私が
「い… いえ…」
と言うと、義母は
「じゃあ、好き…?」
と尋ねて、私は義母の女としての魅力に抗う事が出来ず、
「好き… です…」
と答えてしまったのです。
「敏伸さん…」
自分たち二人が相思相愛だという事がわかると、義母は私を呼んで、自身の唇を私の唇に合わせて吸い付き、私の首に絡ませていた両腕で強く抱き付いて来たのでした。
義母に応じて、私は両腕を義母の腰に回して抱き寄せ、自身の唇で義母の唇に強く吸い付き返して、私たち二人はお互いの体をしっかりと抱き合って、激しく濃厚にキスし始めたのです。
「ああ… 敏伸さん…」
「おお… お義母さん…」
私たち二人は一旦キスを終えると、私の部屋に移動して、お互いに身に着けていた物の全てを脱ぎ捨てて全裸になり、ベッドに上がったのでした。
義母も私もしばらくセックスしていなくて、性欲が溜まっていた為、本能の趣くまま飢えた獣のようにお互いの体を激しく貪り合ったのです。
「ああ… 挿入(い)れて…っ! “ここ”にあなたを… あたしのオマンコの中に、あなたのオチンチン挿入れて…っ!」
両足を左右に拡げて、ヴァギナを露にした義母はそう言って私に結合を促し、私は要求どおり自身のペニスの先端部を義母の膣口に押し当てると、真っ直ぐに膣内に挿入(はい)って行きました。
義母と婿の間柄“だった”私たち二人、二つの全裸の肉体がお互いの性器を通して一つに結合した瞬間、私と義母はそれ以前とは違う関係に、もう二度と元には戻れない男と女の関係になってしまったのです。
お互いに久しぶりのセックス、私は半年ぶり、義母は3ヶ月ぶりだったので、私たち二人は濃厚なセックスで激しく愛し合い、情欲の限りをとことん貪りまくって、男女の悦びを存分に満たし合いました。
「ああっ! イイッ! イイッ! イイわっ! ああっ! すごいっ! すごいわっ! ああっ! 敏伸さんのオチンチン、すごくイイッ! すごく硬くって、逞しいっ! ああっ! あたしのオマンコ、滅茶苦茶感じるっ! 主人のモノよりイイッ! ああっ! これが… この逞しいモノがあの子の… 亜香里の膣内(なか)に挿入(はい)ってたのね… ああっ! あたし、あの子に… 亜香里に負けたくないっ! 亜香里に代わって、今度はこの素敵なオチンチン、あたしのモノにしたいっ! ああっ! 敏伸、さあんっ!」
自分より一回りも年下の男性である私の目の前で、惜し気もなく堂々と曝け出した義母の乱れっぷりは半端なものではなく、まさに淫乱女そのものとしか言いようがないほどの姿で、男好き、セックス大好き女の象徴のようだったのです。
婿の私に対して私にとっては義父である自分の夫や、亡くなった自分の娘、私の妻の事をなんの躊躇いもなしに平然と口にする義母に、私は本当に驚かされて、そのあまりの淫らさに怖さを感じたくらいなのでした。
「おおっ! おうっ! おおうっ! おうっ! おおっ! お義母、さんっ! おおっ! お義母さんのオマンコ、物凄くキツいっ! こんなに物凄くキツい締め付け、初めてですっ! おおっ! ぼくのチンボ、お義母さんのオマンコで… 食いちぎられてしまいそうだっ!」
私は義母の女として最高に淫らな姿態を目にして興奮すると同時に、私のペニスを締め付けている義母のヴァギナのキツさにとてつもないほどの物凄い強烈な快感を覚え、もう今にもイッてしまいそうなのを必死で堪え続けていたのです。
義母のヴァギナの締め付けのキツさは亡くなった妻のそれとはまったく比べ物にならず、義母は妻よりも段違いに良好な名器の持ち主で、母と娘でどうしてこれほどまでに違うのか?と思うばかりで、とても義母と妻が実の母娘(おやこ)だったという事が信じられなかった私なのでした。
正直、私はその時まであれほどキツいヴァギナの締め付けは経験した事がなくて、
(世の中にこんなに物凄い名器を持った女が存在していたなんて… それも、自分のすぐ身近な存在… 同じ一つの屋根の下で暮らしていて、毎日顔を合わせていた女性… 義母がそうだったなんて…)
と驚愕した私で、まさに灯台もと暗しだったのです。
すっかり義母の虜となったその時の私で、もはや亡くなった妻の事も、妻との間に生まれた娘の事も、義母の夫の義父の事もまったく考えられなくなっていて、本能の趣くままに義母とのセックスにのめり込んでいたのでした。
「ああっ! 敏伸、さあんっ! あたしもこんなに締め応えのあるオチンチン、初めてだわっ! あたしのオマンコにピッタリ、フィットしてるっ! 最高に素敵なオチンチンだわっ! ああっ! お願いっ! もっともっと強くっ! もっともっと激しくっ! あたしのオマンコ、突き破るほどっ! 壊れるほどっ! 突いて突いて突きまくってっ! 滅茶苦茶に突きまくっ、てえっ! ああっ! お願いっ! 敏伸、さあんっ!」
義母は恥も外聞もなく女として乱れに乱れまくり、淫らな姿を曝し続けたのです。
その時の私はもはや完全に自らの内面(なか)から、理性も常識も倫理観(モラル)も跡形もなく消え去っていて、セックスに飢えた獣、性獣と化して、全身全霊を込めて、自身の情欲の全てを義母の熟れた女として最高に魅力的な肉体にぶつけていました。
45歳だった義母はまだ妊娠の可能性が十分にあったにも関わらず、私は義母が婿の自分の子供を妊娠しても構わないと思っていて、膣内射精(なかだし)を望んでセックスしていたのです。
「ああっ! お願いっ! あな、たあっ! あたしの事、もう“お義母さん”なんて呼ばないでっ! 冴子って呼んでっ! 呼び捨てにしても構わないわっ! ああっ! お願いっ! あな、たあっ! としの、ぶうっ!」
義母に初めて妻が夫を呼ぶように、“あなた”と呼ばれて、更には名前を呼び捨てにされた私は本当に嬉しい気持ちになり、義母と夫婦になったような気がして、自らの中で興奮の度合いが増して行くのを感じたのでした。
「おっ… おおっ! さ… 冴子さんっ! おおっ! もう… もう二度と“お義母さん”なんて呼びたくないっ! 二人でいる時は名前で呼びたいっ! おおっ! 冴子、さんっ!」
そう答えた私はより一層激しく腰を動かして、自身のペニスで義母の膣内を更に強烈に突きまくったのです。
私の激しい性運動に呼応して、義母のヴァギナの締め付けもますます強まり、私のペニスを食いちぎってしまわんばかりに強烈に、グイグイと締め上げたのでした。
「ああっ! あな、たあっ! としの、ぶうっ! ああっ! イクッ! あた、しっ! 冴、子っ! ああっ! イ、クうっ!」
「おおっ! おうっ! おお、うっ! おうっ! おおっ! 冴、子おっ!」
イク直前、私は初めて義母を呼び捨てにしてしまったのです。
その直後、私はそれまで一度も経験した事がなかったとてつもないほどの強大な快感に、全身を覆い尽くされてしまったのでした。
「あああ… ああっ!」
「おおお… おおっ!」
義母と私は二人で同時にイッてしまったのです。
イッた後、私のペニスからは自らの意思とは無関係に、精液が一気に噴出して、義母の膣内(なか)にドクドクと流し込まれて行きました。
自分でもあんなに大量の精液が出るとは思ってもみなかったほどに。
「ああ… 熱い… すごく熱いわ… 敏伸の精子、すごく熱くて生き生きしてる… ああ… オマンコ、すごく気持ちイイ… いっぱい射精(で)てる… 赤ちゃん、妊娠(で)きちゃうかも…? ああ… お願い… まだまだ射精(だ)して… もっといっぱい射精して… 全部射精して… 赤ちゃん、妊娠きてもいいから… あなたの精子、あたしの膣内(なか)に全部射精して…」
「おお… 冴子ぉ… 冴子のオマンコ、まだぼくのチンボ締め付けてる… おお… すごく気持ちイイ… こんなに気持ちイイ膣内射精(なかだし)、初めてだ… こんなにたくさん射精(で)た事、今までなかった… ぼくの精子、全部冴子の膣内(なか)に射精(だ)すよ… 冴子が妊娠するくらい…」
「ああ… ああ… ああ… ああ… あっ… ああ… あ… あん…」
「おお… おお… おお… おお… おっ… おお… お… おう…」
私は腰を前後に動かして、義母の膣内に射精(だ)し尽くすまで射精を続け、義母はヴァギナで私のペニスを締め付けて、精液を一滴足りとも残さんと言わんばかりに、子宮に吸い取って行ったのです。
射精と吸い取りが終わった後も、義母は両足で私の腰をしっかりとホールドしたままでいて、なかなかお互いの性器の結合を解こうとしなかったのでした。
「お願い… しばらくこのままでいて… まだあなたと離れたくないの… ずっとこうしていたいくらいだわ…」
「いいよ… ぼくもずっとこうしていたいくらいだ…」
私たち二人はしばらくの間、一つに繋がったまま、抱き合っていたのです。
「良かったわ… あなた、最高に素敵よ…」
「ぼくもだ… 冴子、最高に魅力的だよ…」
「敏伸ぅ…」
「冴子ぉ…」
義母と私はお互いの顔をじっと見つめ合うと、唇を合わせ激しく濃厚にキスしたのでした。
その夜、義母と私は翌日の未明まで3回セックスして、男女の悦びを存分に味わい性欲を満たし合ったのです。
義父の出張中、義母と私は毎日セックスして、数日後、義父が出張から帰って来てからも、私たち二人は義父に秘密で関係を持ち続けました。
私と男と女の関係になった義母は義父が帰宅して1週間後、義父に離婚話を持ち掛け、義父は義母の申し出をすぐに了承して、義母と私が初めて関係を持ってから僅か3週間で、義父母は離婚したのです。
義父と義母のあまりにも早い離婚に私は驚いたのですが、離婚後、義母は義父の家を出て、マンションで独り暮しをし始め、私も義父の家を出て、以前のように長女と二人で暮らす事にしたのでした。
後に知ったのですが、義父母は離婚する1年位前、長女が生まれた頃からすでに夫婦関係はぎくしゃくしていて、セックスレスになった時にはもはや完全に冷え切っていた形だけの夫婦で、離婚は時間の問題だったとか。
そんな義父母の離婚を決定付けたのは夫婦の一人娘だった私の妻の死で、それを契機に義父と義母は別れて、今後はお互いに別々の道、新しい第二の人生を歩んで行こうという事になったのです。
お互いに新しい人生の伴侶(パートナー)、恋人、セックスパートナーを見つけたら、正式に離婚する事を約束していた義父と義母なのでした。
そして、義母の義父に代わる新パートナーとして白羽の矢が立ったのが亡くなった娘の夫で、孫娘の父親である婿の私だったのです。
妻の死後、義母が私に同居を勧めたのは母親代わりに孫娘の世話をする為でもありましたが、それと同時に、私を自分の新しい男、夫&セックスパートナーにする下心を持っていたからなのでした。
そんな義母の意図を義父は端から薄々感づいていて、義母と私が男と女の関係になる事を内心願っていたそうで、後に義父本人の口からその事を聞かされた時はさすがに仰天した私だったのです。
義母と私の間に次女が生まれた時、義父は大いに喜んでくれて、私たちにお祝いの品物を贈ってくれたのでした。
離婚前、49歳だった義父は義母よりも早く新しい伴侶(パートナー)を見つけ、離婚から半年後に15歳年下の女性と同居し始めて、1年後に結婚して夫婦の間に娘が誕生したのです。
義母は離婚後、私の住むマンションに毎日やって来て、義父の家で同居していた時同様、長女の面倒を見てくれると共に、私と事実上の夫婦として性生活を営むようになりました。
その後、義母が私の子供を妊娠した事を契機に、私たちは長女と三人で遠方の地域に引っ越して、世間向けには夫婦として暮らし始めたのです。
義母と私が男と女の関係になってから1年後、私たち二人の間にお互いにとって二人目の子供、義母にとっても私にとっても次女が誕生しました。
長女の早織は私と亡くなった妻の亜香里との間に生まれた娘で、次女の志穂は私と妻の亜香里の母=義母の冴子との間に生まれた娘で、早織と志穂は父親が同じ姉と妹であると共に、年上の姪と年下の叔母でもあるのです。
冴子は姉の早織の祖母で妹の志穂の実母。
私は紛れもなく早織と志穂の実の父親ですが、戸籍上は早織が私の娘で、志穂は妻の母=義母の冴子の娘なので、私にとって志穂は妻の妹=義妹という事に。
日本の法律では血縁のない義理の間柄であっても、一度親子関係になった男女の婚姻は認められない為、私と冴子は法的根拠のない内縁の夫婦として生きて行くしかなく、戸籍上においてはそういった複雑な家族関係なのです。
「こんな事言うのは母親として不謹慎なのは百も承知で、亡くなった亜香里には申し訳ないけど… こうなる事が最初からわかってたら、あたし、亜香里より前にあなたと出会って結婚したかったわ… そしたら、早織はあなたとあたしの間に生まれてて、あたしは早織のおばあちゃんじゃなくお母さんで、あたしたち、ほんとの夫婦になってたんだから…」
「おれたち、出会うのがちょっとだけ遅れたのかも… 出会いの順番が間違ってたのかも… 4年前、おれが亜香里と出会う前日に冴子のいた店に行ってたら、その後の状況は全然違ったものになってたかもしれないな… 僅か1日の違いだったし… 亜香里には申し訳ないけど、運命のいたずらなのかも…?」
夏のある日の夜、夫婦の営みを終えた私たち二人はベッドに全裸の体を並べたまま、お互いにつぶやき気味に言葉を交わしたのでした。
「もしかして、亜香里、あの世であたしの事恨んでるのかしら…? 母親のあたしがあの子の夫だったあなたと夫婦になった事…」
「そんな風には思いたくないな… 亜香里が生きてたら、恨むだろうけど、亜香里はもうこの世にいないんだし…」
「早織と志穂が成長してほんとの事知ったら、あの子たち、どう思うかしら…?」
「そうだな… 二人とも今はまだ幼いから、何もわからないけど、10何年か経って思春期になった時、おれたちの事どう思うだろうか…?」
二人の幼子は襖で隔てた隣の部屋で、私たち両親の秘密、自分たちの出生に纏わる事など何も知らず、眠りに就いていたのです。
「どうして義理の兄と妹や義理の姉と弟だった男女の結婚が法律で認められてるのに、義理の父と娘や義理の母と息子だった男女の結婚は禁止されてるんだろう…? おれたち、亜香里が生きてた時、浮気で結ばれたわけじゃないのに…」
「そうね… どうしてかしら…? 今の法律がなかったら、あたしたち、“普通の夫婦”として生きて行けるのに…」
「おれたち、愛し合って結ばれて、その結果、愛の結晶として志穂が生まれたのに… その意味では普通の夫婦と何ら変わらない… それなのに、義理の親子だったというだけで… それだけの理由で結婚できないなんて… 今の法律は理不尽で納得がいかない…」
「あたしたちみたいな夫婦、世の中にいったいどれくらい、いるのかしら…? あたしの高校の時の友達で、旦那さんが亡くなった後、奥さんを亡くされてた旦那さんのお父さんと男と女の関係になって、義理のお父さんとの間に息子さんが生まれた人がいるわ… その友達と義理のお父さん、地元にはいられなくなって、あたしたちみたいに遠くに引っ越したの… それからずっと亡くなった旦那さんとの間に生まれた息子さんと、義理のお父さんとの間に生まれた息子さんと4人で、普通の家族として、普通の夫婦として暮らしてるとか…」
「そうか… おれの友達で、10歳年上の離婚歴がある女性と結婚した人間がいたんだ… 相手の女性には別れた旦那との間に生まれた友達より12歳下の娘がいて、そいつは結婚すると同時に、29歳で高校生だった17歳の女の子の義理の父親になった… 結婚した翌年、夫婦の間に娘が生まれたんだけど、奥さんはそれから僅か1年後に亡くなって、その後、奥さんの前の旦那さんとの間に生まれた義理の娘が母親代わりに、妹の面倒を見る事になって… そのうちお互いに惹かれ合うようになって、義理の父と娘は男と女の関係になって、去年の春、二人の間に娘が生まれたんだ… 友達と義理の娘はおれたちや冴子の友達みたいに、地元を離れて遠方の地域に移り住んで、内縁の夫婦として暮らしてるらしい… おれたちとは逆のパターンだけど、義理の親子が夫婦として生きてるってとこはおんなじだな…」
「そうなの… あなたの友達にも、あたしたちやあたしの友達みたいな人がいるのね…」
「案外、公にしてないだけで、おれたちみたいな夫婦、世の中に結構いるのかな…?」
「たまに旦那さんが亡くなった後も再婚しないで、奥さんを亡くされた旦那さんのお父さんとずっと一緒に暮らしてる女の人がいるじゃない… あるいは、奥さんが亡くなってからも、旦那さんを亡くされた奥さんのお母さんとずっと一緒に暮らしてる男の人がいるわよね… ああいう人たちって、実際のとこ、どうなのかしら…? 世間向けには義理の親子でも、二人だけでいる時は男と女の関係ってあり得ない話じゃないかも…?」
「旦那を亡くした女が若くて、義理の父親もまだそんなに年齢(とし)じゃなかったり、おれたちみたいな親子ほど年齢が離れてない娘の旦那と奥さんの母親だったりしたら、十分あり得るかもしれないな…?」
「いつか義理のお父さんと夫婦になったあたしの友達と、義理の娘さんと夫婦になったあなたの友達と会ってお話したいわ…」
「おれもだ…」
それから2年後、冴子の希望どおり、私たち夫婦、冴子の友人夫婦、私の友人夫婦、3組の義理の親子カップルは旅行で赴いた観光地で、一同に会したのでした。
冴子と同い年の友人の夫=義父は妻=嫁より二回り=24歳上の72歳でしたが、年齢よりかなり若く見え、穏和な紳士という雰囲気の男性だったのです。
同い年の私の友人の妻=義理の娘はまだ24歳と、3組の夫婦の中では最も若い童顔の女性で、とても人妻には見えず、顔にあどけなさが残っていたのでした。
私たち3組の夫婦はお互いに似た境遇同士のカップルだったので、年代に関係なく、普段は決して他人に話さない、いや、話せない事を口に出し合ったのです。
自分たちと同様の境遇の男女が世の中に現実に存在している。
それも、今、こうして実際に会って話をしている。
それだけで、私はずいぶんと心が救われたのでした。
冴子も私と同じ気持ちで、他の2組の夫婦も同様だったと思います。
義母と婿の間柄の冴子と私が男と女の関係になり、夫婦として生きるようになってから31年。
2人の娘、早織の結婚式の時も志穂の結婚式の時も、私と冴子は“普通の両親”として出席して、娘たちを送り出しました。
早織の夫の両親も志穂の夫の両親も、冴子と私が世間向けの夫婦で、実は義理の親子、義母と婿の間柄で、姉の早織と妹の志穂が姉妹でもあり姪と叔母でもある事を知った上で、結婚を認めてくれたのです。
10年前、早織が結婚した時も、8年前、志穂が結婚した時も、娘の夫の両親があまりにもあっさりと私たち家族の複雑な関係を認めてくれた事に、私も冴子も本当に意外に思ったのでした。
その理由は実は早織の夫の両親も志穂の夫の両親も、私たち夫婦と“同じ”だったからなのです。
早織の夫の父と母は義父と嫁、夫の父と息子の妻の間柄の男女で、志穂の夫の両親は義理の母と息子、父の再婚相手の女性と夫の前妻の息子の間柄の男女なのでした。
早織の夫の実父は母の亡くなった夫で、今の父は祖父であり、弟は祖父と母の間に生まれた子供なのです。
志穂の夫は義理の母と息子である両親の間に生まれた子供で、兄は母の亡くなった夫との間に生まれた子供で、父の弟になるのでした。
早織の夫の父は79歳、母は56歳、志穂の夫の父は53歳、母は63歳で、何れの夫婦の間にも私たち夫婦同様、未だに性生活は存在しているのです。
また、私と同い年の64歳の友人と52歳の妻=義理の娘も、夫婦間に性生活は存在しています。
冴子の友人の夫は6年前、94歳で他界して、それから僅か半年後、妻である友人も夫の後を追うかのように70歳で他界しましたが、夫婦間の性生活は夫が亡くなるまで存在していたのでした。
私たち二人の性生活ですが、今でも週に1回は体を交えています。
正直、最近の私は体力的にキツいと感じる事が多いものの、冴子は年齢を感じさせないほど元気で、彼女の方から求めてセックスする事が多いのです。
体力的には確かにキツいですが、体を交えた時の快感は昔とほとんど変わらず、濃厚なセックスで激しく愛し合う私と冴子で、私たち二人は男女の悦びを存分に満たし合っています。
義理の親子、妻の母と娘の夫、義母と婿が男と女として愛し合うという不義の関係、不倫で結ばれた私たち二人ですが、私も冴子もお互いにその事を後悔していなくて、本当に良かったと思っています。