2019/11/04 20:41:26
(3iQbbeI3)
2012年12月下旬の土曜日。
この頃になると、ほぼ毎日のように仕事終わりにどちらかがにどちらかの部屋に行くようになっていました。
「6年分の溜まった分」はきっちり利息を付けてローン返済をする日々です。
ですが、あえて、その前日と「その日」は仕事が忙しくてと嘘をついて約束をしませんでした。
僕の心情はこうです。
「トモミを泣かしたんねん!!!!!」
(関西人ではありませんが、テンション爆上げのウハウハでこう思っていました)
そして、この日までにトモミとのことを色々と思い出す作業からはじめます。
「それ」に関してトモミはなんと言っていたのか。
トモミの言うことは一見、冗談のように聞こえるものの、その中に本音が隠されているということには再会した後からも感じていたので、これまでの思い出の中からそれを探ることにしました。
もちろん、学生の時に付き合っていた頃の「はくり紙の手紙」からもそれを探ります。
学生時代、みかんのダンボール箱に母親が食料を詰めて仕送りをしてくれたことがあったのですが、その箱にいっぱいの「はくり紙」を保管していて僕は6年間、それを捨てれずにいました。
手紙の中にヒントはなかったのですが、それを読み返しているうちにトモミが目標を達成して、そのお祝いをした時のことが書かれた手紙がありました。
それで思い出すことができました。
トモミが「それ」に関して言っていたことを。
そして、当日です。
その日、僕は午後から準備をします。
車で、ジュエリーショップで指輪を受け取り、さらにレンタル衣装店でタキシードを受け取りました。そして、こちらも予約していた花屋さんで100本のバラの花束を受け取ってから、それを車のトランクに入れます。
そして、ドラックストアでウエットタイプの整髪料を購入してから自宅に一旦戻りました。
普段よりもフォーマルな髪型に整えてから、タキシードに着替えます。
そして、一番重要な指輪を携えて再度、車に乗り込みトモミの自宅近くのコインパーキングに車を停めました。
まだ、トモミが帰宅するであろう時間までは1時間以上あります。
その間に、やっぱりこう言おうとか、ああ言おうとか思案します。
そんなことをしている間に、あっという間に帰宅時間は過ぎていました。
トモミにメールします。
「お疲れ様。もう帰った?」
「お疲れ~。さっき着いたとこだよ!やす君は?」
「まだ。あのさ、お願いがあるんだけど」
「何?」
「これからさ、家行くからピンポン鳴ったらドア開けてくれない?荷物抱えてて両手ふさがってるから」
「うん、わかったー」
よしよし、ここまでは作戦通り。そう思っていました。
そして約5分後、インターホンを鳴らして、そのカメラに映らないように体を隠します。
ドアが開いた瞬間に、その正面に体を入れました。
そして、ひざまづき100本のバラの花束を差し出してから
「トモミ、一生、幸せにするから結婚してください」
色々、考えましたが結局シンプルにこう言いました。
トモミは驚いた表情です。言葉もでないようです。
(そろそろ、泣いちゃうかな?)
どれくらいの「間」があったのでしょう。
トモミは
「いやだ」
たった、その3文字を言い残すと。ドアを閉めました。
「・・・・・・・・・・・」
何とか立ち上がりましたが、動くこともできません。
(えっ・・・・・・・・・)
何も考えられません。全くの想定外でした。
そんなことを思っていると、再度ドアが開きます。
トモミは上着を着て、いつも仕事に持っていくトートバックを肩にかけています。鍵を閉めると、僕に「行くよ」と敷地内の駐車場に連れて行き、僕を自分の車の助手席に乗せました。
僕は車内であまりのショックで話しかけることができません。
程なくすると、近所のホームセンターに入りました。
店舗の入り口付近の駐車スペースに車を停めると
「ちょっと待ってて」
とだけ、言い残し店へ入って行きます。
想像してみてください。
タキシードを着て、大きなバラの花束を抱えた男がラパンの助手席で落ち込んでいる姿を。
目も当てられません。
「あぁ、なんでダメなんだろ。早すぎたのかな・・」
「俺って、カッコ悪いな・・・」
「あ、あの人俺のこと今見たな・・・」
15分ぐらいすると、トモミは戻ってきました。
購入した物を後部座席の足元へ置いてから、また車を走らせます。
なんとか振り絞って聞きました。
「何買ってきたの?」
「花瓶だよ」
(あーバラは貰うんだ・・・そうね、バラに罪はないしね・・・)
トモミはその都市の玄関口である駅の周辺に車を停めました。思わず
「どこ行くの?」
と聞きますが
「いいから、ついてきて!あっ、それ持ってね」
「えっ・・・どこ行くの?」
「いいから、いいから(笑)」
僕はバラの花束を抱えて、トモミのあとをついて行きます。
トモミはその地方で一番の商店街でもあるアーケードに入ります。
夜だというのに、明るく、まだまだ人通りも多くて、僕に向けられる視線がとても痛いです。
途中に横断歩道を2つ挟んで全長1キロぐらいのアーケードの出口に辿り着きました。
トモミは踵を返して、来た道を戻ります。
会話はありませんでしたが、そのうちに僕は分かりました。
「コイツ、俺を恥ずかしがらせて楽しんでやがる・・・」
そう思うと、次第に
「しょうがない、今日はトモミがお姫様だからのっかってやるか・・・」
そう思い始めていましたが、ちょっとこのままやられっぱなしも少し癪に障ります。
「こっちはもう失うものはない、ならば、お前も・・・道連れだ(笑)」
そう思うまで、時間はかかりませんでした。
アーケードの中にもこの時間帯、比較的人通りがそう多くない場所があります。
ギター片手に若者が路上ライブをする辺り。その辺りに差し掛かってから、少し前を歩くトモミに気付かれないように距離を取りはじめました。その距離が10mくらいになった所で僕は立ち止まります。
(道行く方々すいません・・・)と一応、心の中で断りをいれました。
そして、人生で一番の大声で叫びます。
「トモミー!!結婚してください!!!!!」
そして、人生で一番のカッコをつけて、本日二回目のひざまずきを見せてから花束を差し出します。
トモミは立ち止まり、振り向きます。
笑顔です。
こちらに歩きだし、次第に駆けてきて僕の花束を受け取りました。
僕は忍ばせておいた指輪を取り出して、トモミの薬指に付けます。
大きな花束を僕が持ってから、抱きしめて小さく言いました。
「結婚しよう」
「うん」
2人とも少しだけ目に光るものはありましたが、笑顔でした。
「ばーか、バレてんだよ(笑)」
「分かった?(笑)てか、プロポーズの二言目に『バカ』ってヒドくない?」
「これは、トモミが悪い(笑)」
「ねぇ、お腹減った(笑)」
「なんか、締まらないなー(汗)」
「やす君の思い通りになんかさせないもん!(笑)」
そんな格好の僕を連れてトモミは、お箸で食べるパスタ屋に入りました。
あんなに恥ずかしいことの後のせいだからか、もう「それ」を感じません。
店を出ると、トモミは
「レモンティ行こうか?」
「うん。203空いてるかな?」
「空いてたらいいね」
残念ながら、203号室は空いていませんでしたが、他の部屋に入りました。
(もし、タキシードでラブホに入った経験がある方いらっしゃいましたらご一報ください。その恥ずかしさを共有したいです。笑)
花束とトートバッグをソファに置くと、まだ立っていた僕に飛びついてきました。
抱き合ってから、キスをします。唇を離してからトモミが
「私達、結婚するんだね・・・(照)」
「うん。もうずーーーっと、一緒」
2人で笑ってから、また、キスをしました。
それが終わるとトモミは足元に両膝を着きました。
おもむろにチャックを下げ、おちんちんを取り出しました。思わず僕が
「もう?」
と聞くと、トモミは指輪を付けたほうの手でおちんちんをゆっくりしごきながら
「ねぇ、思い出したんでしょ?タキシードのこと?」
「うん」
「あの時さ・・・その後、やす君何したか覚えてない・・・?」
心当たりは・・・あるけど、それとこれが何の関係が・・・。
トモミは続けます。
「思い出した・・・?あの時、やす君はいたいけで可憐なトモミちゃんに・・・・・スクール水着を着させて・・あ!おちんちん、おっきくなってきた(笑)」
トモミの親指は裏筋を外しません。
「うっ・・・それが何か関係あるの?」
「今日は・・・タキシードプレイだよ(笑)」
「えぇ!?・・・それ良いの?(汗)」
「今度は私の番だから良いじゃん?(笑)」
トモミはすっかり大きくなった、おちんちんを咥え始めます。
「うぅ・・・」
トモミは咥えたままで、ベルトを外してズボンのボタンを外します。ずり落ちるズボン。
「うぅ・・あ、トモミ、これレンタルだから・・・(汗)」
トモミは落ちたズボンから、僕に足を抜くように促してからそれをたたみ、そしてパンツを脱がせます。
その格好を見て
「・・・っふふ(笑)ちょっとマヌケだね」
そう笑ってから、両手で僕の太ももを掴んで咥え直しました。
「ちゅ・・じゅっ・・・ちゅぱっ・・んんぽっ・・・・」
「あぁ・・気持ちいいっ・・・」
「ふふっ」
僕はお姫様のトモミをお姫様抱っこして、ベッドへ寝かせました。
キスをしてから、服も下着も脱がせます。
首を舐めてから、おっぱいに顔を埋めます。
おっぱいにも沢山キスをしていると
「ねぇ・・・キスマーク付けて・・(照)」
お姫様の仰せのままに、僕はおっぱいにキスマークを付けました。
それから、乳首を口に含み舌を当てます。
「っああ・・・やす君・・」
右手をおまんこに伸ばすと、今日も既に濡れています。
クリトリスを指で刺激します。
「っんんぁ・・・ぁああっ・・」
クリトリスが尖るのを確認してから、僕はお姫様の股間に入りました。
クリトリスに激しいディープキスをします。
「んんぁっ・・ぅぅう・・んんっ・・・」
僕は、クリトリスを舐めながら指を挿入させました。
トロトロと暖かい、そこをゆっくりとかき混ぜてからGスポットを軽く擦ります。
「ぁぁあっ・・・んんんぅ・・はっ・・・んぅっ・・」
もうビチョビチョと音がしてきました。
それを合図に僕はクリトリスを吸います。
「ああっーーダメっ・・・それっ・・やす君・・・」
お姫様に逆らって続けます。
ビチョビチョ音が大きくなってきました。6年ぶりに試してみることにします。
僕は口を離してから指を2本に増やして、その刺激をお姫様のお腹側により強めます。
「あぁぁっ・・・だっめ・・そこっ・・んんんぅっ・・あぁっ・・・」
間もなく、お姫様は「潮」をお漏らしになりました。
「はぁはぁ」という呼吸をしながら、お姫様は上体を起こして僕をベッドに倒しました。
そして僕のシャツのボタンを全て外し、乳首を舐めながら、おちんちんをしごき始めます。
「あぁっ・・トモミ・・・」
そろそろ挿れたくなってきます。
しかし、お姫様はまた咥え始めました。
「ううっ・・・ぁあっ・・トモミ・・もう挿れたい・・」
お姫様は咥えるのをやめましたが、枕元に置いてあるモノを手に取ります。
再会してからは、一度もコンドームを着けていませんでした。
なので、少し疑問に思います。
それはコンドームではありませんでした。
コンドーム然とした、その梱包されたものを開けて自分の手に垂らします。
ローションです。それを、僕のおちんちんに塗りたくります。
「あぁっ・・・」
「大丈夫?冷たくない?」
「うん、大丈夫・・」
「やす君、少し腰浮かせて」
言われたとおりに腰を浮かせると、そこにお姫様が正座をして入りました。
そして、自分のおっぱいでおちんちんを挟み、上下に動かします。
「あぁ・・トモミ・・」
お姫様は、それをしながら
「知ってるんだからね・・・こういうのばっか観て・・」
確かに、僕はそういう類のDVDを「おひとり様」の時に何本か購入して持っていました。
ただ、それは隠し持っていたというよりは観なくなったので捨てるのにも困り、結果的に保管していたただけした。
お姫様が僕にとって良い方に誤解してくれました。
「あぁっ・・・気持ちいい・・」
感覚的にというよりは、視覚的に気持ちが良かったです。
「トモミ・・・もういいでしょ?挿れたい・・」
「うん・・・」
僕はトモミを寝かせてから、お姫様から溢れ出すローションもおちんちんに付け増ししてから、繋がりました。
すぐには動かずに、ローションのついたお姫様の乳首を左右の人差し指で刺激します。
「んあぁっ・・・ヤバい・・それっ・・」
お悦びになるお姫様の乳首を舐めます。
「んんぅっ・・・ぁはっ・・ぅう・・・これ・・気持ちいいっ・・」
僕はそのまま、ゆっくりと動き始めます
「んぁっ・・はぁ・・・んぅ・・・」
お姫様は喘ぎながら、こんなことを言いました。
「ねぇ・・・もう少しだけ・・2人で居たいから・・・中には出さないでね・・」
「うん・・分かった」
「あぁぁっ・・・やす君・・好きっ・・・」
「うんっ・・あぁ・・俺もだよ・・」
「飽きないでね・・・ずっと・・抱いてね・・」
「うん・・・トモミ・・」
そこまで話してから速く打ちつけます。
「ぁぁああっ・・・やす君っ・・もうダメ・・・イクぅ・・」
「いいよっ・・俺も・・もうイク」
「あああぁっーんんぅっ・・・はぁっ・・んぅ・・イクぅぅう・・」
僕の精液はお姫様のお腹を穢しました。
それから1ヶ月後。
雪は多くないけども寒風厳しい地方のトモミの「仮設」の実家へ行きました。
「ねぇ、やっぱり言っておいた方が良かったんじゃない?」
「大丈夫、大丈夫(笑)驚くよ、きっと(笑)」
トモミは引き戸の玄関を開けました。
「ただいま~」
僕は狭い玄関で挨拶するトモミに少し隠れるようになっていました。
すぐ隣の台所から、お母さんとナツコさんがやってきます。
トモミは2人に向かって連れてきたよ。と言ったところで僕はトモミを避けて玄関に入りました。
「お邪魔します」
そう挨拶すると、お母さんは初め分からなかったようですが、ナツコさんは「やす君・・・」と呟いてから、僕の顔を見るなり泣きはじめました。
この時は、なぜ泣いているのか分かりませんでした。
「お久しぶりです」
お母さんも、分かったのか
「お久しぶり・・です、狭いですけど上がって」
手土産を渡してから室内へ上げてもらいます。
少しだけ、お話をさせてもらってから本題へ入りました。
何度も何度もその言葉を考えていましたが、別れていたことは周知の事実なので格好つける必要もない、ありのままをお伝えしようと途中で考えが変わりました。
あまり格好のいい言葉ではないので割愛させて頂きますが、お母さんに
「トモミを宜しくお願いします」
と認めてもらいました。
お義母さんはそれを「チェスト」の上のお義父さんに報告されていました。
僕も手を合わせて、お義父さんに「幸せにする」と誓います。
ナツコさんはまた泣いて、トモミは笑っていました。
その後、用意して頂いていたご飯をごちそうになりました。
お酒も出され
「車なので・・・」
とお断りしたのですが、ナツコさんが予約していたホテルまで送ってくれるというのでご馳走になりました。
あまり遅くなっても悪いので、「そろそろ」となりました。
ホテルはダブルの部屋で予約していたのですが、僕はトモミに「積もる話もあるだろうから」と実家に泊まるように言うとトモミもそれを快諾しました。
そして、車の鍵をトモミに預けて、翌日ホテルに向かいに来てもらうようにお願いをしてナツコさんの車に乗せてもらいました。
「やす君・・・本当にありがとう」
「えっ、いや、僕の方こそ認めて頂いて・・・」
「そうじゃなくて、トモ結婚しないと思ってたらさ・・・」
ナツコさんは僕達が別れた時の話をしてくれました。
ナツコさんとトモミがある夜、お酒を飲みながら話したことがあったそうです。
その時に、トモミは別れを告げた責任を感じていて、それをとても後悔していたそうです。気持ちが変わらないことはトモミ自身、分かっていたそうで「僕が会いに来るまで待つ」と既にその時点で言っていたそうでした。
その真剣さと性格から『トモミは「それ」を貫くだろう』とナツコさんは悟ったそうです。
それもあり、僕の顔を見てとても驚いたと言っていました。
そうして、僕達は結婚しました。
結婚式はトモミの20歳の誕生日に宿泊したホテルで行いました。
本当は、他にも候補はあったのですが「縁」を大事にさせて頂きました。
(実家が遠方同士の結婚式は大変ですね・・・汗)
早いもので僕達はこの夏に34歳になりました。
子宝にも恵まれて、最近オマセなロック大好きな5歳の娘と、とても気の強いママ大好きな2歳の息子に囲まれて、おかげ様でワイワイと楽しく生活しています。
娘は、最近料理をしている妻の台所へ行き、よく「カールズトーク」をしています。
ママを美人と信じて疑わない娘は妻に対して、
「ねぇ~ママー!ママ可愛いのに、なんでパパと結婚したの?」
(おい!娘っ子よ、それどういう意味だ・・・汗)
「えぇ~!パパかっこいいからだよ~」
(うんうん、トモミ言ってやれ、言ってやれ!!)
「えー!!パパカッコよくないじゃーん!」
(はいはい・・・・・汗)
「○○(娘)、パパのカッコ良さ分からないようじゃ、いい人と結婚できないなぁ~(笑)」
(トモミちゃーん、うん、大好き!!今夜抱くね!!)
とまぁ、こんな具合の毎日です。
さてさて大変長くなってしまいましたが、
これが僕の
エッチがしたくて、したくて仕方がなかったモテない19歳の童貞大学生が出会い系で知り合った女の子と恋をして、色んなエッチを経験して、笑って、泣いて、別れを経験して、再会して、結婚して、子供に恵まれて、最初の彼女が、最後の彼女になって、奥さんになったという「みんなに自慢したくなる最高にHな体験談」でした。
~Fin~
終わりと言ってといて何ですが「あとがき」を投稿しますので、お時間のある時にそちらも読んでいただければと思います。本当にありがとうございました。