2019/11/04 11:18:51
(9ZyrDBBn)
七瀬からずっとLINEが来ていたんだけど特別な内容では無かったので適当に返していたら今朝来たやつは少し気になる内容です。
「水曜にママと会ってくれるんだって聞いたよ、ママも何だか楽しみにしてるらしくてご機嫌です。ななせもすごくうれしいです。ゆーちゃんパパ、ママのことをよろしくお願いします。」
千佐子に見せたら何だか少し困ったような微妙な笑顔で
「沙絵も頑張ってる……」と独り言のように言っただけでした。
「楽しみにしてる」って、?
そんなわけないので七瀬の前では懸命に演技してるんだろうと思います。
「沙絵は七瀬ちゃんに優しくしてれてる?」と返すと
「うん、今は昔みたいに優しくしてくれます
ゆーちゃんパパのおかげです」
胸が痛い思いです。
時間的にホテルのお姉さんに教えてもらったドライブインに来てます。
(デカイ!個人の店とは思えない)
確かに屋根の上に馬鹿馬鹿し位くらいにデカいヒグマが乗ってます。これを見落とすやつはまず居ない程のデカさです。
海産物はもちろんありとあらゆる北海道のおみやげ物が揃ってます。
タラバガニの甲羅の突起を数えていたら後ろから店員に「お兄さん、地元の人かい?」と北海道ナマリで聞かれてしまいました。
「カニなら毛蟹の上がったばっかしのあっから見てって」
私に体をくっつけるようにしてそれを聞いていた○○ちゃんがナマリが可笑しかったらしく笑いました。
その肩に手を回して引き寄せると私を見上げて「なんて言ったの?」と笑います。
「毛蟹って言うカニのね?捕れたばかりのがあるから見てみなさいって言ってる」
店員のオジサンが私の通訳を聞いて大笑い。
「お姉ちゃんたち、どっから来たのさあ、パパに沢山買ってもらえばいいっしょやぁ」
そして手招きすると特大の毛蟹と少し小振りな奴とを別々の水槽から一個ずつ取り出して私に手渡します。
恐々持ってみると
「わかるっしょ!、なをぼおがってても、小さい方が重いべさ」
お姉ちゃんと二人で「?、?、?」
すると売り場にいた若いお姉ちゃんの店員さんが「わかんないっしょ、あのね?おがるって言うのは大きくなるって意味、なんぼは、どんなにって意味ね」
すると○○ちゃんが
「どんなに大きくても小さい方が重いから美味しいってこと?」私を見上げて聞くとお兄さんが
「お嬢ちゃん賢いなあ、じゃあパパに何這い買ってもらう?」と聞くと私の腰に手を回して
「パパじゃないよ」と言うので私も肩を抱きました。
すると○○ちゃんが冗談で
「カレシ」と言ったんです。不覚にもドキッとしてしまいました。
お兄さんが目を丸くして
「ほっほ、彼氏かあっ!じゃあ彼氏、彼女のために沢山買ってあげればいっしょやあ」
結局一個5千円もする毛蟹を七瀬とお隣に家族の数だけ買う羽目になりました。
いま、併設のレストランで三人でジャガイモのじゃがバターをパクついてます。
歩きながらの書き込みはなかなか、大変です。
そろそろカレーを食べに移動なのにあんなに食べて大丈夫なのか?