2008/06/24 20:12:57
(QfZNqY1f)
『気の合う同士』第1章(終)です:
一緒に横たわって、彼は手を彼女の丘に宛がい、彼女がコックとボールを
握った格好で彼らは寝入った。週の残りをじゃれ合ったり、愛し合ったり、
楽しくも気楽な会話で満たした。こんな組み合わせだけで、こよなく楽しく
過ごそう、と決めたのだった。
残り時間も少なくなって、いくばくかの時間、Janeは考え込んだ。
「ねえ、あの人たちもこんなに楽しんでると思う?」彼女は問いかけた。
「こんなにも二人が1つになれるものかしらね?」
「ウーン、どうなんだろうね」と彼は考え込むふうだった。「これぐらい
の心の留め金なら、ジルは実のところ簡単に外してるに違いないだろうな。
彼らが二人だけの世界を楽しんでるのはたしかだね。まあ、あれこれ面倒な
ことが何もなかったら、という条件付きの話だけどね。」
「私ね、なにが起ころうと、彼女流の『猫ちゃん的ふるまい』がしっかり
受けちゃってますようにと願ってるの。」そう口にして彼女は最後の、そし
てもう一度のキスのおねだりのため、唇を突き出した。
※ これで第1章が終わりました。実はハナから端折った部分がありまして、
それはジェインが空港に着いたシーン以前に書かれていた冒頭です。内容は
このレス冒頭の「寝入った。週の残りを」の二つの文の間に入るべきもので
この翌日に二人がまだ寝入っているキングサイズのベッドに朝日が当たり、
もったりした会話が始まって、そこでジェインがさびの利いたセリフを口に
して、そこで回想シーンのように、この連載部分に移ります。まだきっちり
訳文に仕上げてありませんが、40行ぐらいの分量になるかと思います。
さて、いくぶんネタばれになりますが、最後の会話で疑問が生まれたので
ないでしょうか。とくにジルという第三者が登場してきますよね。この辺、
どう先を占ったらいいのか。大きなナゾが残ります。
もう先はいらないよ、と言われたら、もち連載しません。そうした場合は
ナゾについても説明します。じつは個人レベルになりますが、昨日ちょっと
命の危険を感じました。もちろんボクとしては今後いっそう注意しますが、
万一と言うこともありうる、と感じた次第です。古歌にいわく:
あすありと 思う心のあだざくら 夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは
そんな気持ちで、今回たたみかけて送ってしまいました。消化不良などに
なっては困ります。急いで読まずに欲しいものだ、と思っています。
短い間でしたが、ゆかりさんとの間に奇妙なしかし強い連帯感・親近感を
覚えてきました。この思い込みにまかせて言いますが、今のペースで書いて
いるうちに断わりもなくボクの側からプイッと送稿を中断するなんてとても
考えられません。そんな場合は「やっぱり別れを言う間もなく、幽冥を異に
することになっちゃったのだな」と思ってやって下さい。もちろん、これは
流行りの自殺予告なんかじゃありません。こんなにも面白い瞬間にそんなの
考えられませんよ、アハハ。
送稿するまで待ちきれなくて、今日頑張った原稿書きへのねぎらいとして
自分だけの乾杯を飲(や)ってきました。肴に牛のタタキとブラックペパーの
利いたサラミがありました、ウフフ。これから残りをやっつけます。