大恋愛の末に結婚して27年が過ぎて、すっかり五十路夫婦になった。
今でも仲がいい俺達は、いい年をしてまだセックスをする。
とにかく妻が可愛くて仕方がないし、妻も俺に抱かれたがる。
妻は精液を子宮に注がれるのが大好きで、安全日になると、パジャマの上から男根を弄って誘ってきた。
セックスで感じまくった子宮に、熱い精液を感じると気が遠のいていくのだそうだが、いくら説明されても男の俺には理解不能だ。
「誰の精液でもいいってわけじゃないのよ。あなたの精液だから、子宮が欲しがって待ち焦がれて感じちゃうのよ。」
俺以外の精液を出されたことでもあるのかと、勘繰ってしまう物言いをする。
近年、妻の生理が不順だったが、ここ数か月、妻の生理が全く無い。
「あなた・・・ついに終わったみたい・・・女が終わったわ・・・」
「生理が終わっても、お前は俺の可愛い女だよ。でも、これで毎回中に出せるじゃないか。」
「そうよね。ねえ、さっそく出して。私の中にいっぱい出して。」
妻がパジャマを脱いで素肌を晒した。
既に、艶かしい五十路の肌はしっとりと濡れていた。
抱き寄せれば、濃厚な妻の淫臭が股間から湧き上がり噎せ返るようだった。
淫靡に揺れる乳房に唇を寄せ、締める女陰に指を這わせた。
「ああ・・・あなた・・・」
悦楽の淫水を滴らしはじめ、クチュクチュと音がした。
硬くなった女核を舐めようとすると、
「ダメッ!洗ってないから舐めちゃダメッ・・・」
「風呂に入っただろ?」
「もう2時間も前よ・・・ダメよ・・・アアッ!ダ、ダメだってば!・・・アァ~~」
ツーンとした刺激臭がしたが、俺は、多少汚くても妻の女陰なら舐められた。
それくらい妻が好きなのだ。
ドロドロに蕩けた女陰に、男根を突き立てた。
「アッ・・・アアアッ・・・」
抱き合い、唇を重ね、舌を絡めた。
25年、いや、恋人時代を含めると28年近く同じことを続けて、いまだに飽きずにやっている俺たち夫婦は、よほどのスキモノなのだろうか。
妻は身を捩り、悶え、喘ぎ、仰け反り、美しい淫乱の舞をお披露目した。
ふと結合部を見やれば、男根の抽送にブチュブチュと淫猥な音を立てながら女唇が捲れ、淫水は白く濁って泡だっていた。
「アァ、ハァハァ・・・アアン・・・あなた・・・ちょうだい・・・中にちょうだい・・・」
俺の腰の動きにシンクロするように妻の乳房が揺れ彷徨い、迫りくる絶頂に女肉の華が咲乱れるように喘ぎ乱れた。
そして、ついには妻は自ら腰を振り乱し始め、
「来てっ!」
「イクぞっ!」
大量に注ぎ込まれた精液を子宮で浴びながら、
「アァアァァアァァァ~~~」
と昇天した。
「あなた・・・ああ・・・毎回・・・これからは毎回中にもらえるのね・・・なんて素敵・・・」
いつも可愛い妻のほつれ髪が、うなじに汗でへばりついているのを見て、ゾクッとするほど色気を感じた。
結婚した頃、25歳だと言うのに、まるで女子高生のようにあどけない顔をした妻だったが、いつの間にか女の色気が出ていたことを感じた。
妻の女穴から逆流する俺の精液を拭いてやりながら、赤くなった女核と、ドドメ色になった女唇を見て、長い夫婦の歴史を感じて愛しさが増した。
いつか、妻と永遠の別れが来る。
それまで、出来るかぎりは妻の子宮に精液を注ごうと思った。
妊娠することのない妻と、繁殖を目的としない愛の交合の素晴らしさを噛み締めた夜だった。