妻の快感に喘ぎながらも私に見られまいと必死に言う声に、私は玄関から動けず、立ち止まっていました。健はなぜ、私に嘘を付いたのか。始めはアイマスクで妻にバレないように見せていましたが、今は堂々と見せようとしている。妻が乱れる姿を見せつけたいのか…靴も脱がず立ち止まっていると「早く来いよ、宏樹。お前と由紀ちゃんの為だ…見なきゃいけないんだよ」その瞬間健の腰が激しさを増したのか「ィァアァァァッ…ダメッ…ダメッ…そんなに激しくしないでっ…イッちゃううう…」と妻の声がより一層大きくなり、私は遂に靴を脱いで、部屋に入りました。部屋に入った瞬間、異様な匂いに軽く目眩を覚えました。二人が流した汗の匂い、妻の秘部から溢れた女の匂い、そして男の性の匂い。数時間前にはなかった匂いが充満していました。そして目に飛び込んで来たのは健がこちら側に仰向けになり、妻が跨がり腰を振っている姿でした。「アンッ。アンッ…宏樹…お願い…見ないで…」そう言いながら、私の方を見る妻は眉を潜め目に力はなく、上半身は汗で肌を艶やかに見せ、とてもやらしく見えました。「ダメだよ。由紀ちゃん。宏樹に見られながらイクんだ…さっきまでと同じように激しくね…」健はまた下から腰を激しく突き出し始めました。「アァァァン…アァァァン…ダメッ…本当に…イッちゃう…イッちゃう…」どれ程の快感が妻を支配しているのか私には想像も及びませんが、激しく突かれると、酔いしれるように目を閉じ顎を上げ、腰を前後に振る妻に私の股間は興奮でズボンを押し上げていました。「ハァ…ハァ…まだイッたらダメだよ…さぁ、宏樹に何回イッたか教えてあげて…」そんな事を何故言わせようとしているのか、健の考えが全く見えず、「ほら、ほら…言わないとイカせてあげないよ…」「アンッ…アンッ…嫌…そんな事…」「じゃあ、抜いちゃうよ…」健はずっとこんな調子で妻に言葉で責めていたのでしょう。それを証明するように「イヤ…イヤ…」抜かれるのが嫌なのか、私に言うのが嫌なのかそんな事を思っていると「イヤ…抜かないで…ハァ…ハァ…何回イッたかなんて…ハァ…ハァ…数えられないくらい…アァァァン…」私は妻の答えを聞いて驚きました。見られる事さえ拒んでいた妻が、正直に答えた事、数え切れないくらいイッていた事にショックも受けました。「フゥ…フゥ…よく言えたね…何回か俺が代わりに教えてあげるよ。次が13回目だよ…」その瞬間、健は両手で妻の腰を抑え激しく突き上げました。12回もイカされた妻の声は今まで聞いたことがない激しさで「ヒャァァン…凄い…凄い…奥まで来てる…アンッ…アグゥン…イグっ…イクイクイクっ…アァァァン…」妻の身体が弓なりに反り、激しく絶頂する姿を目の前で見てしまいました。健はそのまま身体を起こし休みなく今度は正常位で突き始めました。「ハァ…ハァ…由紀ちゃん…これで最後だよ。一緒にイッて終わろうね…」結合部からヌチャヌチャとやらしい音が響き、何度も摩擦を受けた愛液は白濁し泡立ってもいました。「うん…うん…イク…健さんと一緒にイク…」妻は私の存在を忘れたかのように甘えるように言うと健の首に腕を巻き付け、頭を引き寄せると唇を重ねました。ただ見ることしかできない私をよそに、健の腰はラスト二度と向かって腰を振り始めると、息苦しくなったのか、妻がキスを止め「アァァァン…凄い…おっきい…もうイキそう…」と声を漏らすと「ハァ…ハァ…俺も、もうすぐだよ…ほら、口に何が欲しいか言ってごらん…」「うんっ…アンッ…健さんのザーメン…ザーメンが欲しいの…」
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