2026/07/29 10:21:36
(/kbVvuNq)
「そんなこと、してない…言ってない…のに…」
『若い女の子ならセックスに関心があるのは当然』
『彼氏にもそのようにおねだりをしているのだろう』
『どんなおねだりでも許す』
敢えて彼の名を出されたことで、必死に考えないようにしていた大輝の顔や存在が蘇る。
事実、大輝と雪乃は手繋ぎとキスしかしておらず、このように無防備に肌を晒したことすらない。雪乃が処女だとこの男は知らないのだろう。しかし、知ったところでこの行為を辞める理由にはならないだろう。
この事実を知っているのは大輝と、そして何かの拍子で彼との交際の話をした次女の楓くらいだ。友人たちですら、長く交際している2人がそのような関係だと思っていない。
(先輩、助けて……)
もう一度、心の中で大輝に助けを求めるが当然現れることはない。実際にはこの部屋のテーブルに置きっぱなしの雪乃のスマホには、いくつか大輝からのラインが届いているが、今の状況を伝える隙も、伝えられる気持ちも雪乃にはなかった。
無防備な雪乃の身体をじっと見つめ、意に反した言葉を畳み掛ける男に見られ、挿入される…つまり、抱かれる未来には変わりがないとまた心が絶望してしまう。
その未来が変わらないなら…せめて……。
絶望の淵に立たされた雪乃が願うのは…母と妹2人が同じ目に合わないこと、そして、これから行われる雪乃にとっての未知の行為に少しでも恐怖に怯えずに済むことだった。
泣きながら、ゆっくりと目を開いてしまう。腕は上げたままだ。
そのまま、涙で溢れた目で傍らからこちらをじっと見下ろす剛を見上げ…そして初めてのおねだりをする。
「お父さん…こんなこと、私以外にしないで…?
あと…私、初めて、だから…怖いこと、しないで…優しく…してほしいの……。」
愛する娘が母を差し置いて継父の身体を独占しようとしている、そう受け取られても何でもよかった。
どうせこの男に抱かれるなら、初めてを捧げるしかないなら…せめて家族が同じ目にあってほしくない。家族思いの雪乃が導き出した、最初のおねだりだった。
雪乃自身は、これ以上剛におねだり等することはないと思っているから、最初で最後の言葉のつもりだ。
【こんにちは。お酒は好きでよく飲んでしまいます。
剛さんのレスが魅力的でこんな形で応えられているのだろうかと不安になりますが、良き形で解釈していただけると助かります。】