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佐久間スポーツジム

投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
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2025/07/07 00:51:58 (sEz/5txh)
「さてとそろそろ時間だ。行きましょうかお父さん。」
佐久間スポーツジム事務所の壁に掛かっている時計を一瞥して、亮平が父に声をかける。
「ジムでお父さんは止めろと、いつも言っているだろうが。」
「はいはい、会長。新規採用職員の面接に行きますよ。」
苦笑いを浮かべながら、父光一に再度声をかけデスクから立ち上がる亮平。

亮平が歩き出すと小走りに追ってきた光一が追い付き
「どうだこの〇〇って娘(こ)は。大学でスポーツ関連の講義取ってたみたいだし、何より可愛い顔してるじゃないか。」
と耳打ちをする。
「インストラクターに顔は関係ないでしょ会長。それになんでそんなこと言うんです?」
「いつまで経っても結婚しないから、母さんが心配してるんだよ。いい女(ひと)がいないなら、ジムで見つけたらどうかって。」
〇〇という娘は亮平から書類選考を任された父と母が、顔で選んだことを亮平は知らない。

「全く母さんったら・・・」
言いながら、付き合ってはいるがこの頃心の距離が遠く離れてしまった、船見を思い浮かべる亮平。
思い浮かべたその映像を頭の中から追い出すように、数度頭を振る亮平。
「くだらないこと言ってないで、面接に集中してくださいね会長。」
言い終えると面接会場にしてある、会議室の扉を開ける亮平
扉を開けると長机二つにパイプ椅子四つ、そのうち二つには男女が一人ずつ座っている。
それに相対するようにパイプ椅子が一つ置かれている。
長机側のパイプ椅子に腰を下ろす亮平と光一
「お待たせしました、入って貰って」
腰を下ろした亮平は最初から応接室内にいた男に声をかける。
「はい。」
そう言って男は、亮平と光一が入って来たのとは逆側のドアを開け
「お待たせしました〇〇さん、中にどうぞ。」
と、外にいる人物に声をかける。
男は人事課長の堂本。
因みにもう一人最初から室内にいた女性は、インストラクター長の黒木である。



ここは、〇〇県下に数軒のジムを構える佐久間スポーツジム
亮平が継ぐ前までは、一軒だけそれもマシンだけを置く小さなジムだったが、亮平が父の跡を継ぎ、なんとか事業を拡大することに成功して、業界でも中堅を位置する規模まで成長することができた。
今日は本店(一号店)の改装拡大に伴う人員採用の面接なのだった。

〇〇さんになってくれる方こんな感じの導入であそびませんか?
〇〇さんがスポーツジムの会員から痴漢行為をされたり、亮平とあんなことやこんなこと、光一からスケベな視線向けられたり、その他流れで色々と。

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42
投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/20 22:19:11    (pbT3kBtk)
恥も外聞もなく亮平にまで、懇願してくる渡辺。
「普通の男なら勘違いだけであんな真似しないよ、仮にも付き合ってる女性に対してあんなことして……それに今の言葉は、多くの男に対しての侮辱だからね、謝って欲しいもんだね。。
早く拇印押して……警察に突き出されないだけ良かったと思うんだな。」
渡辺の拇印と胡々希の印が押された念書2枚を渡辺から奪い取るように
手に取り胡々希に見せて確認を取ってから、
「1枚は君のやらかした事の報告がてら、君の実家に送っておくから、観念して待ってるんだな。」
渡辺:「実家??実家に送るのかこれを??やめてくれそれだけはやめてくれよ、お願いだ俺はこっちで就職したいんだよ。」
「都合のいいことばかり言ってるんじゃない、君ももうすぐ就職するはずだったんだろ、本来であれば自分のやらかしたことには、自分で責任をとれる齢だってことだ…でもそれができないようだから、両親に出張ってもらうほかないだろ。」

そう言ってから胡々希の見ると、どこか気持ち悪そうに腕や脚を摩っている。
「井ノ上さん俺達二人でこいつを外に追い出してくるから、昨日もシャワー使えてなかったし、ジムに戻る前にゆっくりシャワーでも使ってさっぱりしたら、ねっ。」
「心の声:さっきちらっと見えたが、揉み心地の良さそうなおっぱいだったな…あの肌は早いところ触れてみたいよな。」

「目黒君行こうか、悪いけどまだそいつの事拘束しながら来てくれる。井ノ上さん俺達車で待ってるからゆっくりとシャワー浴びてて」
「目黒心の声:尾上さんって綺麗だな。黒木の件で女性不審になってからこの方欲情することもなかったけど…社長が井ノ上さんが執心してるのも分かる気がする。」
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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/21 08:02:39    (wk.ffawG)
シャワー、有り難い申し出を受けるが…。
「私、渡辺君の傍にもう居たくないんです。」
渡辺「胡々希ちゃん…、本当に駄目なのか?」
「声も聞きたくない…、傍に居るだけで鳥肌が立つ!」

その言葉にショックを受ける渡辺、まだどこか胡々希を諦めきれないのか…。
渡辺「好きだから…、嫉妬から…してしまった事なんだ…、なぁ、胡々希ちゃん……。」

目黒の横から胡々希に手を伸ばそうとするが黒木に制されてしまう。
目黒「念書で済ませてる内に諦めなさい!井ノ上さんが表沙汰にしない代わりに情を掛けてくれてるんです。
(心の声(社長の為にもこの男、井ノ上さんから早く離さなければ…。))」

「社長、早く寮に戻りたいです、身の回りの物を持って寮に…。」
黒木「では井ノ上さんは身の回りの物を鞄、スーツケースに入れてください。
寮にある程度のものは揃ってますので必要な物は後日、引っ越しの際に引き上げるでとうでしょう?」

目黒の言葉に頷き寝室へ、クローゼットの衣服類、パソコン、その他必要最低限の物を入れリビングへ行くと渡辺の姿は消えている。

亮平と目黒に手伝ってもらい車にトランクに荷物を入れると再びジムに戻ってくる。
二人が手伝ってくれ荷物を部屋に入れるとお礼を言い頭を下げる。
目黒「カードとシリンダーキーが無ければ誰も開けられません、安心して休んで下さい。」

二人が玄関から出るとその場にペタンと座り込んでしまう。
暫くそのままの体勢で動けないでいる。
「お風呂入らないと……。」

浴室を見に行くと湯船に湯を溜めていく。
湯がたまるまでの間、初めて入った時は見ていない場所を見て回る。

玄関横にシューズクローク、キッチンには電化製品が揃い、リビングにはクッションとシンプルなテーブル。
寝室にはベッドとウォーキングクローゼット。

リビング、寝室、洗面所脱衣場、浴室には全身映る鏡があるだけで別段、変わった所はない。

♪♪♪〜、お風呂が沸きました。機械のアナウンス。
そのまま浴室へ、持ってきていたお風呂の道具とスキンケア用品を棚に起き
全て脱ぎ、端に置きお風呂へ入るとシャワーで体を流す。
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/21 18:12:44    (mBd.xxm1)
なんだかんだ屁理屈をこね、胡々希はおろか亮平、目黒にまで懇願している渡辺照を振り切り、なんとか車を発進させジムにまで戻って来る。

寮の自室に残った胡々希と別れ、
「目黒君お疲れ様。自分のデスク戻る前にちょっと社長室に来てくれないかな?」
そう言うなり、目黒の回答も聞かず社長室に向かう亮平。
「はい。」
訳も分からないながらも、目黒がその後に従う。
社長室のデスクの前に座った亮平は
「ドアに施錠して隣に来てくれる。」
その間に亮平は目の前にあるパソコンを起動している。
「目黒君、いや目黒、君は今日一日見てて井ノ上さんの事どう思った?」
「どうとは?(目黒心の声:聞かずともやはり、女性としてどう思ったってことだよな、これは。)」
「野暮なこと聞くね、君も。女としてどう思ったってことだよ(薄笑)。俺も独身だし、船見ともこの前別れたし。彼女も渡辺って言う小僧とはもう別れたも同然。俺が想っても問題はないだろ。」
「(目黒心の声:やはりそうなのか、社長は井ノ上さんの事…どう答えればいいんだ?)いい女(ひと)だと思いました。芯はしっかりしてそうだし…なにより……」
「なによりなんだ?(笑)」

その頃にはパソコンも立ち上がり、いくつかに分かれたウィンドウには寮の室内らしき映像、そのうちの一つ浴室の映像には全裸でシャワーを使っている女性の後姿が映されている。それを目にした目黒、
目黒「社長……、パソコンに映っている映像はいったい?(目黒心の声:子の体形、これ井ノ上さんだよな、社長まさか覗きを…)」
「目黒、これは君を信頼して君だけに話すんだが、君が想像している通りこれは今現在の井ノ上さんの寮の室内だよ。井ノ上さんいい体してるよな、そう思わない?今は流してないが、音声も流れるぞ。」
そう言うとほんの少しスピーカーの音量を上げる亮平。するとスピーカーからはシャワーの水音が流れる。
乳房に塗られたソープ。
それを掌でこするように脇腹や太腿に塗り広げている胡々希。
太腿の付け根は、湯気の影響なのか曇って定かには映っていない。
「う~ん……曇り止めが必要か。」
「(目黒心の声:社長はどうしてこれを俺に…)社長、それで私は何をすれば。社長には大恩がありますので、なんでも仰って下さい。」
「ありがとう目黒。ちょっと出ようか。」
そう言うとウィンドウを全て閉じて、パソコンをシャットダウンさせる亮平。
「駅の方にある〇〇バって店に行ってみよう。前に井ノ上さんに教えて貰って一緒に行ったんだ。コーヒーフラペチーノっての、ちょっと甘いけど美味いぞ、目黒は行ったことある?〇〇バ」

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/21 19:50:53    (wk.ffawG)
シャワーで体を流し、ドライブラシをしてから髪の毛にコンディショナーを塗り、クシでコンディショナーを馴染ませている。
その間にはメイク落としでメイクを落とし…
コンディショナーを流しシャンプーをしトリートメントを塗ってからまたクシで馴染ませてから
ボディソープをスポンジで泡立て両手で洗っていく。
上から下へと、
耳の後ろ、首筋、鎖骨、肩、腕、掌に甲、指の間……。
鏡に映しながら余計な脂肪はないか確かめる様に、右腕を上げ左手で右胸を…、左胸も同様に洗い
下へと手が降りていく、湯気のせいで鏡には映らないが太腿、内もも、陰部に臀部……、膝、脛、脹脛と足裏足の甲、指の間を丁寧に洗っていく。

足の指を洗う時、臀部が鏡に近づく、まさか二人に盗撮されているとは知らずに……。

全てを洗い流し湯船に浸かり約十五分ほど半身浴をし浴室を出る前にバスタオルを巻き
洗面所、脱衣所へ、入浴後のケアをし用意してあったラフなスタイルに着替えリビングへ。

クッションに座り、スマホを触る。
【佐久間社長、井ノ上胡々希です。
昨日から引き続き本日もご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。
社長にも目黒さんにも日を改めて直接謝罪をしたいと思っておりますので
お時間を頂ければと思います。】
「メールしたし…、お腹空いてないけど栄養は摂らないとだよな…。
荷物の中に毎朝飲んでるレトルトのスープあるよね…、お湯沸かそう。」

キッチンへ移動すると電気ケトルがある、蛇口に浄水器が繋がっている。
「ここまでしてくださるなん……。(心の声(トレーナーとして期待してもらえてるのかなぁ?))」


黒木「これこれ、このカプセル…、サンプルのビタミン剤って言って小娘に飲ませて、フフフッ…、楽しみだわ。
その前にウェアの採寸よね、絶対恥ずかしい思いさせてやるんだから!
そうそう、大西君の採寸の時、用事ある振りして部屋に入れないかしら?
大西君のアレが見たいわ〜、社長とそう変わらなそうだし…。
しかし目黒のヤツ、まだ社長に引っ付いて歩いてるわ!
私の裸見たのに“”見たくないので早く着て下さい。”なんて侮辱的な事、言うから嵌めてやったけど
使えそうよね〜、目黒がまた噂になったら…、あの小娘に頑張ってもらわないとね。笑」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/22 00:02:47    (baGJcOZI)
〇〇バに入りそれぞれ注文した飲み物を持って空いていた席に。
周りを見渡すと男女のカップルか、女性グループのみで、男だけのグループというのは見当たらない。
「ここなら目立たないと思ってきたが、こりゃ逆に目立つかな(笑)まいいか。」
前回に引き続きコーヒーフラペチーノを頼んだ亮平は、それを一口ストローで吸った後目黒に、
「さっき社長室のパソコンで見て貰った通り、寮の部屋にはカメラと盗聴器が仕掛けてある。
最初は防犯の一環(嘘)だったが、今度入社してくる井ノ上胡々希さんに一目惚れしてしまってね(笑)」
目黒「は、はあ。それで私は何をすれば?」

「あの件があり、君が黒木の事快く思ってないことも知っている。」
目黒「そんな……私は。」
「いいよ、隠さなくても。彼女には俺も苦い目に合ってるから。
とはいえ何故か解らないけど、会長のお気に入り。
直ぐに馘ってわけにも行かなくてね。」
目黒「は、はあ。」

「目黒も見ただろ、面接の時に井ノ上さんを睨む黒木の目。
あれは黒木のプライドが傷付けられたってだけじゃなく、女としての嫉妬ってのも、絶対にあるよあれは。
寮規定で自室への異性の入室は禁じてはいるが、同性までは禁じていない。
それを悪用して黒木が、井ノ上さんに対して嫌がらせをするかもしれない。
もしそんなことがあれば、黒木を馘にできるかもしれない。
私の知らないところで何かあったら、井ノ上さんが可哀そうだから、この映像を君にチェックして欲しいと思ってね。」

目黒「私がですか?でもそれでは先程みたいに、は、裸を見てしまう場合があるかも…社長は他の男に好きな女性の裸を見られても大丈夫なのですか?」
「そこはほら、個々の性癖って言うのかな……俺はどっちかと言うと綺麗な彼女が出来たら、自慢したい方なのかも(苦笑)」
目黒「そうですか、わかりました。やらせていただきます。」
「悪いね。これで君の女性不信が完全に治れば、インストラクターに復帰して欲しいと思ってる。君目当てのおばさま会員も多かったからね(笑)」
目黒「復帰できれば嬉しいですが、まあそれは急がずに……それにしても社長にはお世話になりっぱなしで…ほかに何かあれば、なんでも申し付けてください。」


大西自宅
「明日はウェアの採寸か…器械の操作説明もやるって言ってたけど、ちらっと見た限りだと皆使ったことありそうだし。
でも一応新入社員なんだから、そんなこと言ったら、嫌われちゃうかな?特にあの人の股間ばかり見てた、黒木っていう女性インストラクター、癖強そうだしな…」




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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/22 06:43:13    (hvQ0TQ3h)
黒木昭子は知人の米倉有紀に連絡を入れる。
黒木「米倉さん、出張エステお願いしたいのよ、今度、スポーツジムに井ノ上胡々希ちゃんって新入社員が入社する事になってね。
雑談してたら彼女、レズビアンで恋人と別れたばかりでちょっと溜まっちゃってるんだって。
だからと言って別れたばかりの人に誰か紹介なんて出来ないしそれなら同じレズビアンの米倉さんにお願い出来ないかと思いっいたのよ。
でも初対面の人とは恥ずかしいだろうからエステシシャンの米倉さんに来てもらったらと思ってね。」
米倉「その娘は綺麗系なの可愛い系なの?私、どちら系の娘しか致しませんので。」
黒木「両方持ち合わせてるのよ、腕鳴らない?」
米倉「黒木さんが女性褒めるなんて珍しいわね、買ってるの?」
黒木「まあ、そんなところよ、急で悪いのだけど明日の夜お願い出来ないかしら?」
米倉「いいわよ、どこまでしていいの?そうか、本人に聞けばいいのか。」
黒木「また明日連絡するわ。」
電話を切ったあとニヤリと笑い、声を上げて笑い出す。

黒木「エステの映像、ばら撒くと言って脅せば辞めるわよね、アハハハ、今から楽しみだわ。」



翌朝、ジムに敷設されている簡易コンビニへ、朝食を買いに行き食欲ないながらもヨーグルト、サンドイッチ、野菜スープを食べ、身支度を整える。
「カジュアルとは言われたけどブラウスとスカートよね、採寸があるけどストッキングもよね。
下着はトレーニング用のでいいよね。」
髪をアップに纏めてメイクをし時間までパソコンでネットニュースなどをチェックする。

時間になりカードとシリンダーキーを鞄に仕舞、事務所へ。
「おはようございます、井ノ上胡々希です、本日はよろしくお願いします。」

頭を下げ顔を上がると事務員の女性二人と堂本部長が居る。
「やっぱり実物可愛い!」
「そう?私は綺麗と思うよ〜。」
堂本「井ノ上さんの写真を見たらこんな感じで…。苦笑」
「えぇ〜、インストラクターの◯◯さんも言ってたもん。」
堂本「事務所だからいいが言葉遣いに気をつけるようにね。」
「「はーい。」」
そのやり取りに緊張気味だった胡々希は少し安堵していると亮平と目黒が入ってくる。

堂本「社長、おはようございます、本日ですが社長室で大西君の採寸、応接室で井ノ上さんの採寸となっています。
黒木さん、まだ来てないけど寝坊とかないよね?」
「あー、前からしてたんですけど遅刻の時、カードタッチし忘れと堂本課長、違った、部長に言う様言われて…。」
「今日は社長が先にいらしてるから誤魔化せないので良い機会だ思って進言しました。」
「黒木さんが怖くて言い出せず申し訳ありませんでした。」
二人の事務員が頭を下げ謝罪。

堂本「二人とも気付かずこちらこそ申し訳なかった。」
二人の事務員に頭を下げる堂本。
と、そこへ大西丈一郎が入室してくる。

大西「おはようございま…、皆さん、どうしたんですか?」
困惑しているとウェア業者、男性と女性と黒木の三人が入室してくる。
黒木「駅で業者の方とお会いして…おはようございます。(心の声(危な〜い、業者と会ったから良かったけど社長に遅刻がばれるとこだったわ。))」
48
投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/22 23:51:26    (baGJcOZI)
「そんなことがあったのか。黒木君もしょうがないな。まだ続くようなら考えなきゃならんが…」
その時少し息を切らせた黒木とウェア業者が姿を現す。
「おはようございます。駅で業者の方とお会いして…」
と挨拶する黒木。
その黒木の挨拶を聞きながらウェア業者の男性は小声で女性に
「△△さん、俺達黒木さんと会ったの、ジムのすぐ手前だよな?」
「ええ、でもわざわざこちらから事を荒げる必要もありませんよ、ここで本当のこと言ったら黒木さん、業者を変えちゃうかもだし、触らぬ神に祟りなしでいきましょう〇〇さん。」
ウェア業者の男性女性も黒木に続いて
「「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」」
それに対して亮平が代表する形でウェア業者の担当者に
「〇〇さん、△△さん、わざわざご足労頂きありがとうございます。今日はよろしくお願いします。(亮平心の声:駅で会った?嘘だろ。業者の人は息荒げてないのに黒木は少し息切らせてるからな。黒木が口裏合わせを頼んだか、営業上の事を考えて、わざわざ事を荒げないようにしてるか…後で聞いてみるか。)」
「「はい。」」

その後堂本が今日のスケジュールを発表して、先ずはウェアの採寸にということになる。
堂本「そうだ〇〇さん、ウェアなんですけど○月〇日には必要なんですけど間に合いますか?」
〇〇「いつもお世話になってる佐久間スポーツジムさんの依頼ですから、特急で良いものを仕上げますよ。任せてください。」
堂本「そうですか、助かった……私服じゃ格好がつかないとと思ってたんですよ。」
〇〇「ただ一点しんそざ……」
黒木「あっ、〇〇さんその件は……」
そこまで聞いた黒木が慌てて言葉を被せるように言って、自分の唇に人差し指を縦に合わせる。
堂本「しんそ…??」
〇〇「いえ、申し訳ありません。他社以来の別件とごっちゃになってました。」
堂本「そうですか。じゃあ採寸始めてください。大西君は社長室、井ノ上さんは応接室ね。〇〇さん、△△さん宜しくお願いします。」

男女に分かれそれぞれ社長室と応接室に向かう一行。
その場に残された堂本と亮平。堂本は亮平に、
「社長。さっきの黒木君の慌てよう見ました?」
「〇〇さんがなにか言いかけた時に止めたやつか。堂本君何か心当たりはあるの?」
「以前打ち合わせた時に、角度によって透けて見える素材ってのを黒木さんと一緒に聞いたことがあって…それにその後、井ノ上さんを採用するって決めた後、黒木さんが業者と電話してたんですよね…」
「そうか……なんか引っかかるところはあるってくらいか…黒木のことは様子見かな。何か企んでるのか思い過ごしか、悪いけど、少し注意してて見ててくれないか。」

49
投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/23 08:57:34    (uzMdU1aQ)
社長室にはジム側の人間として目黒が立ち会い大西丈一郎の採寸をパンツ一枚の姿でしている。
目黒「申し訳ない、何さ社長室なので秘書の私が立会人として参加しています。」
◯◯「いえいえ、問題ありません、採寸すぐ終わりますから…、
大西さん、申し訳ないのですが水着も採寸したいのでパンツも脱いでもらえませんか?」
堂々と脱ぐ大西、採寸を素早く終わらせる◯◯。

◯◯「これで終了となります、大西さん、均整の取れたいい身体してますね。
他ジムで働いてたと聞きましたが会員様からボディタッチなどお困りの事ありませんでしたか?」
大西「まぁ、それなりにですよ。苦笑
それよりこのジムの黒木さんの…、すみません、目黒さん。」
目黒「続けてください、あの人、面接時もそうですが会う度に
私の股間をチラ見、時にはガン見してくるんですよ…、あそこまで露骨に見てると言う事は会員さん達の事も見てるんじゃないかと思いまして…。」
目黒「何かの時、証言お願いできないだろうか?」
大西「それは構いませんが……。」
業者◯◯の不安げな顔。

目黒「◯◯さん、黒木からウェアの件で連絡が入ったと思いますが…
後ほど社長の前でその話を聞かせていただきたいと思ってます。
ご心配要りません、ウェアの決定権、黒木にはありません。」
◯◯「そうなんですか!?私わてっきり黒木さんから連絡が入ったので担当者だと思ってました。(心の声(新素材の角度によっては透ける素材の話も佐久間社長にするべきだな。))」

女性の採寸は黒木が会社側として立ち会った、まだ何をした訳でない“インストラクター長の黒木”を外す訳にはいかなかった。
黒木「応接室と言ってもドアを開ければ丸見えになっちゃうから衝立用意しておきました。
とは言ってもホワイトボードが衝立の代わりですが……。」
「お心遣いありがとうございます。」
△△「早速ですが採寸してしまいましょう。」
「お願いします。」
ブラウス、スカート、ストッキングを脱ぎスカートの下へ、ストッキングを入れ
ホワイトボードの後ろに置かれた背の低い書類が入ったチェストに置く。
△△「インストラクターしてるだけあってメリハリボディですね…。
女の私でも惚れ惚れしてしまいます、バストも形良いですし…、ウエストも程よく括れて、ヒップなんて丸みもあり上に上がってますね……、羨ましい限りです。」
「トレーニングすれば△△さんも半年かければ引き締まりますよ。」
△△「もう勧誘ですか?お上手ですね。」
二人笑って居るとドアが開き閉まる音。

「黒木さん、どうされたんですかね?」
黒木(心の声(何よ!あの小娘、新人のくせして勧誘まで!
恥ずかしい思いさせてやる!))
△△「お手洗いでも?(心の声(普通は声をかけていくけどあの人は読めないわ。))」

足早に黒木は事務室へ。
黒木「社長、堂本部長!井ノ上さんが△△さんに余計な事を言ってしまってます!
すぐ応接室へ来てください!」

また応接室のドア開き閉まる。
(心の声(黒木さんだけの足音じゃないわよね?))

水着採寸に入っていた胡々希は下着も脱いでおり…。
ホワイトボードに黒木の手が掛かるとストッパーをしていなかったホワイトボードが動き
両手を横に広げヒップのサイズを測られている(業者さんの頭で下半身は見えない。)姿の胡々希の姿が丸見えになる。

………応接室の時間が一瞬止まった?
小さく悲鳴を上げ腕で胸を隠し後ろを向きしゃがみ込む胡々希と慌ててホワイトボードを戻す△△だったが
今度はしゃがみ込む胡々希のヒップが……。

堂本(心の声(ヤバっ!俺、結婚以来、生の女性の裸見たの初めてだ。
お椀型の重力に逆らって下に下がらない胸に張りのあるお尻と…。))
そんな事を考えながら後ろを向く堂本。

(心の声(恥ずかしい、恥ずかしい…、黒木さん、何してるのよ!
何でここに社長と堂本部長が居るの?))
△△「佐久間社長、堂本部長、採寸と知りながら入られた理由をお聞かせ下さい!」
△△の怒りにも似た声、そう言いながらスーツのジャケットを脱ぎ、胡々希に掛ける。
50
投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/07/23 16:52:14    (6mFEwdGh)
黒木「あら御免なさいね。私としたことが、ホワイトボードのキャスターのストッパーかけ忘れてしまったみたいね。」
しゃがみ込む胡々希の姿を見下ろしほくそ笑む黒木
「黒木心の声:ふふ…いい気味だわ。」
△△が手早くホワイトボードを元の位置に戻し、堂本と亮平に採寸中と知りながら何故来たのかと文句を言ってくる。
堂本「い、いや…黒木君から、井ノ上さんが△△さんに余計な事を言ってるから来てくださいと言われて……ですよね社長。」
「ああ……黒木君、君は私と堂本課長の二人を嵌めたのか?
君のことは色々と聞いている、後程弁明を聞く機会を与えてやるから出席しなさい。分かったね。
井ノ上さん、△△さん申し訳ない。いくら呼ばれたからとはいえ、軽率に付いてきた私達にも大いに非がある。本当に申し訳ない。
(心の声:覗きで見ていたとはいえ、目の当たりにするとやはりいい女だな。経験はあるんだよな。あの体組み敷きたい。あの渡辺って小僧が開発しきれていないところを開発したい。)」
胡々希の全裸を目の当たりにし完全に劣情に火が点いてしまった亮平。

「井ノ上さん、△△さん本当に申し訳なかった。良ければ続けてください。堂本君行こう。。
それと黒木君君も一緒に来なさい。君はやはり井ノ上さんに思うところがあるようだ。
井ノ上さん、△△さん後で女性事務員を一人こちらによこすから。」
そう言うと応接室から出ていく三人。
「黒木心の声:本当にいい気味(笑)これで就職諦めるかしら、小娘。
社長は何か強そうなこと言ってたけど、会長のお気に入りである私の事、切れるはずがないわ。」
応接室に残された胡々希と△△
「井ノ上さん大丈夫ですか?採寸続けられますか?」
身体を固くして蹲っている胡々希に優しく声をかける△△。

某県渡辺照の実家
母「お父さん書留ですって。差出人は佐久間スポーツジム社長の佐久間亮平って人と、あらこの井ノ上胡々希さんっていつだったか照がビデオ通話で紹介してくれた女性(ひと)かしら?」
父「書留?そりゃ仰々しい……なに送って来たんだ一体?」
封を開ける照父
「念書??」
紙を広げて読み進めていく照父の顔色がみるみる変わっていく。
「大変だ母さん。あの馬鹿(照の事)井ノ上胡々希さんって女性(ひと)を襲ったらしい。最後まではいかなかったみたいだが…二度と近づくなって書いてある。見かけたら今度こそ警察に届けるとも…」
用紙を母に渡す父。
用紙に目を通した母は、
「照ったらなんてこと……お嬢さんになんて謝れば(泣)」
「それは後で考えるとして、直ぐにでも、照の奴をこっちに連れ帰るぞ。この家から警察にご厄介になる奴を出しちゃいかんからな。」
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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/07/24 05:48:49    (D4R/W6Lt)
黒木「嵌めただなんて人聞き悪いです、余計な事は本当ですよ、ねっ?△△さん。」

△△「何の事でしょう?」
黒木「井ノ上さん、ジムのシステムも知らないのに△△さんの事、勧誘していたじゃないですか、違います?」

△△「勧誘と言えば勧誘ですが雑談ですよね?それに間違いがあるならば
黒木さんが先輩として注意されれば良かったじゃないですか!」
黒木「雑談?私にはそうは聞こえなかったわ。
あら、失礼、新人が目の前で信じられない事をして気が動転してしまいました。
ごめんなさい、井ノ上さん。」
黒木の謝罪に女しか気づかない笑いを漏らす。

三人が応接室から出ると。
△△「井ノ上さん、大丈夫ですか?」
「続けてください、絶対に黒木さん、態と社長と堂本部長を連れてきたに違いないです。
面接時から私の事、妬ましく思ってたと思います。
負けないんだから、負けないんだから……。」
裸を見られた悔しさと恥ずかしさで涙目になっている。

△△「(心の声(強いわ、この娘、それだけインストラクターになりたかったのね。))
終了しました、社長室へ、行きましょう。」
「はい…。」
下着、洋服を全て身につけ鞄からタオルを出し瞳を押さえ、△△に少しメイクを直すと話してから素早くないてしまったと思わせない様に目元のメイクを直し
△△と一緒に社長室へ、ドアをノックし返事があってから入ると「失礼します、井ノ上と業者の△△さんです。」

社長、目黒、堂本、黒木と業者の◯◯に採寸を終えた大西が待っていた。
(心の声(恥ずかしかったけど恥ずかしい真似はしてない!
黒木さんなんかに負けないんだから!!))
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