2025/07/10 20:03:01
(rbBpI2Oe)
ハンドタオルを渡され頭を下げ汗を拭く。
「洗濯してからお返しします、ありがとうございます。」
カバンにフェイスタオルが入っていたがなぜかハンドタオルを借りてしまった。
「…デートだったんです、うん、デート…。
私、お酒って好きじゃないんですよ、ビールって苦いしサワーはジュースみたいなんですけど翌日、気持ち悪くなっちゃって……。
それなのに照君は居酒屋に行きたがるし………、その後も………、すみません、こんな話するつもりなかったんですけど何だか安心してしまって……。
◯◯バでいいですか?私、珈琲飲めないんですよ。
◯◯バならフラペチーノのがありますし誤解されない場所と思いますので…、依怙贔屓とか言われないと思いますが勿論、内緒にします。笑」
少し頬が綻び笑顔を見せる。
二人並び◯◯バへ、行くと愛子が友人と来ていた、と言うかデート?
愛子「亮平さん、偶然ですね、デートですか?
私もです、ご覧の通りなので今後は社長と従業員としてお願いします。」
「えっ?えっと…、社長?……デートではありませんよ?(愛子に。)
今年度採用された井ノ上胡々希と申します、ジムに勤めてる方なのですね。
以後お見知り置きを…。」
愛子「私、船見愛子と言います、ジムで受付業務をしていますが社長の恋人でした。
お互いマンネリ化してましたし丁度いいので別れられたらと思ったんだけど…、デートじゃないのね。」
「はい、デートではありませんよ、…別れる前にデート、恋人候補を作るのは不誠実ですね。
社長はよろしいのですか?」
愛子「亮平さん、本当にデートじゃないの?貴男が嘘を付くとは思えないしただこの娘の事は私は知らないし…。
こんなスタイルいい娘に貴男が手を出さないとかあり得ないのよね〜。」