2023/12/17 21:51:51
(r5BL/KUB)
咲夢さん、こんばんは。
ミスにされてしまった人はやり切れないでしょうが、なんにしても解決(?)できて良かった(^^)
あとはもうくよくよ考えないで、考えそうになったら、妄想の世界に飛んでください(笑)
本編です。
咲夢の欠伸をきっかけに、そろそろ横になりましょうと鈴子。
<明日は私が選んだ双子コーデですから、正憲さん・山神さん楽しみにしててくださいね。>
と続けて、悪戯っぽく笑う鈴子。
その言葉で初めて気が付いたように、
<あっ、今日のすずの装い、写真撮ってない・・・>と林。
『写真?しょうがないから送ってやるよ、高いけどな(笑)』
<山神、お前なぁ・・・>
そんな将と林のやり取りに笑みを浮かべながら、おやすみなさいと言って咲夢の部屋に行く、咲夢と鈴子。
二人が部屋に消えるのを待っていたように林が
<女の子のパジャマ姿っていいよなぁ・・・ずずはもちろんだが、咲夢ちゃんも・・・>
それを聞きとがめた将、
『林、それ以上言ったら今度はロシアンたこ焼き位じゃ、絶対に許さないからな。覚えておけよ。』
と語気を強める。その様子を見た林
<わっ、、ごめん。悪かった。>
と平謝りに。
そんな話をしていると、鈴子が
<山神さん、ちょっと咲夢の部屋に来てください。>
と呼びに来る。
『部屋に?何だろう??』
そう呟いて立ち上がる将、釣られて立ち上がる林。
<あっ、山神さんだけで・・・正憲さんは待ってらして。すぐに済みますから・・・それに私の親友とはいえ、他の女性の部屋に入るなんて、鈴子泣いちゃいますよ。。>
鈴子の言葉を聞き、すごすごとまたソファに腰を落とす林。
<(なんで、山神だけ・・・何するんだ一体・・・)>
と気が気でない林。その思いは表情となって顔に現れる。
『悪ぃ、林。ちょっと行ってくるわ。』
そう言って、鈴子の後について咲夢の部屋に。
部屋に入ると咲夢が、お布団リビングに運んでください、りんちゃっは咲夢のベットで一緒に眠りますからと。
『布団?いいけど、林に貸してあげるの??優しいねぇ二人とも。本人がソファで文句言ってないんだから・・・』
そう言った時に少し悲しそうな鈴子の表情が目に入る。
『そうか、風邪でもひかれちゃ、デート台無しだね。。りんちゃん、林の事心配なんだね。』
今度は顔を赤らめる鈴子。
『それにしては、さっき呼びに来た時、林に悪戯してたみたいだけど。それとこれは別か(笑)』
不思議そうな顔をしている咲夢を横目に、布団一式を抱え
『ありがとう、二人とも。林の奴<何事だ?>ってやきもきしてると思うから、さっさっと持って行ってやるとするか(笑)』
咲夢が開けてくれたドアから出がけに、『二人ともおやすみ。』と言って、廊下に出る。
リビングに戻ると、林が案の定心配そうな表情をしている。
『林、りんちゃんが使う予定だった布団、お前に貸してくれるとよ、良かったな。二人はベットで一緒に寝るそうだ。』
言葉を聞き布団を見て安どの表情を浮かべる林。
『何想像してたんだよ林。。(笑)』
<な、何も・・・いいだろ別に。。>
林はそう言うと、そっぽを向く。
『35にもなって」、純情だねぇ(笑)』
それから小一時間グラスを傾け、くだらない話をしている将と林。
『林、お前ら明日俺たちより早いんだから、先にシャワー使えよ。』
一足先にグラスを空けた林に向かい言葉をかける将。
<悪い、じゃあ、ちょっと借りるわ。>
そう言って浴室に向かう林。
林がシャワーを使っている間にグラスを空けた将は、ソファとリビングテーブル窓の方に寄せて、ダイニングテーブルとの間のスペースを広げて、林とための布団をそこに敷く。
リビングテーブルの上を片していると、林が浴室から出てくる。
『布団敷いておいたから、ここで寝てくれ。窓から離したから寒いことなんてないと思う。。じゃあ、俺もシャワー使って寝るわ。』
<ああ、ありがとう。おやすみな。>
『ああ、おやすみ。』
そう言って立ち上がり、一度自室に向かう将。
シャワーを浴びベットに入ると、思い立って咲夢の部屋の鏡カメラを起動する。画面は薄暗く、ベットの上には寄り添い眠る咲夢とりんちゃんの影。
『そりゃもう寝てるよな・・・』
そう独り言ち、ベットに横になる将。
ピピ・・ピピ・・ピピ・・
スマホのアラームで目を覚まし、寝ぼけ眼をこすりながら時計を見ると、時刻は朝7時。
ベットの上に置きあがり、大きく一度伸びをしてから、勢いをつけてベットから出る。
『林とりんちゃん、朝飯食べるかな。パン?御飯?・・・まあどっちでもいいか。。』
と、洗面所に行き髭を当たりながら考えている。
【浜田鮮魚店編】
朝食時の食卓、奏楽が
<親父・お袋、昨日夜言ったように、今日休み貰うからな。>
<ああ、それは聞いたが、理由は何なんだ?>
<あんた、いいじゃないの。奏楽もたまには羽伸ばしたいでしょ。>
女将は部屋の外へ漏れてくる電話の話声を偶然耳にしていた。
途切れ途切れに漏れてくる話からすると、相手はあの城井茉生というギャルっぽい娘。詳しい内容は分からないが、会う約束をしてるみたいだった
<(あの人(旦那・親父)はあの娘見た目で嫌ってるみたいだけど、私はいいと思うよ・・・それにどんな見た目だろうと、人様の奥方にうつつぬかしてるよりかは、何倍も健全だよ。)>