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佐久間スポーツジム

投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
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2025/07/07 00:51:58 (sEz/5txh)
「さてとそろそろ時間だ。行きましょうかお父さん。」
佐久間スポーツジム事務所の壁に掛かっている時計を一瞥して、亮平が父に声をかける。
「ジムでお父さんは止めろと、いつも言っているだろうが。」
「はいはい、会長。新規採用職員の面接に行きますよ。」
苦笑いを浮かべながら、父光一に再度声をかけデスクから立ち上がる亮平。

亮平が歩き出すと小走りに追ってきた光一が追い付き
「どうだこの〇〇って娘(こ)は。大学でスポーツ関連の講義取ってたみたいだし、何より可愛い顔してるじゃないか。」
と耳打ちをする。
「インストラクターに顔は関係ないでしょ会長。それになんでそんなこと言うんです?」
「いつまで経っても結婚しないから、母さんが心配してるんだよ。いい女(ひと)がいないなら、ジムで見つけたらどうかって。」
〇〇という娘は亮平から書類選考を任された父と母が、顔で選んだことを亮平は知らない。

「全く母さんったら・・・」
言いながら、付き合ってはいるがこの頃心の距離が遠く離れてしまった、船見を思い浮かべる亮平。
思い浮かべたその映像を頭の中から追い出すように、数度頭を振る亮平。
「くだらないこと言ってないで、面接に集中してくださいね会長。」
言い終えると面接会場にしてある、会議室の扉を開ける亮平
扉を開けると長机二つにパイプ椅子四つ、そのうち二つには男女が一人ずつ座っている。
それに相対するようにパイプ椅子が一つ置かれている。
長机側のパイプ椅子に腰を下ろす亮平と光一
「お待たせしました、入って貰って」
腰を下ろした亮平は最初から応接室内にいた男に声をかける。
「はい。」
そう言って男は、亮平と光一が入って来たのとは逆側のドアを開け
「お待たせしました〇〇さん、中にどうぞ。」
と、外にいる人物に声をかける。
男は人事課長の堂本。
因みにもう一人最初から室内にいた女性は、インストラクター長の黒木である。



ここは、〇〇県下に数軒のジムを構える佐久間スポーツジム
亮平が継ぐ前までは、一軒だけそれもマシンだけを置く小さなジムだったが、亮平が父の跡を継ぎ、なんとか事業を拡大することに成功して、業界でも中堅を位置する規模まで成長することができた。
今日は本店(一号店)の改装拡大に伴う人員採用の面接なのだった。

〇〇さんになってくれる方こんな感じの導入であそびませんか?
〇〇さんがスポーツジムの会員から痴漢行為をされたり、亮平とあんなことやこんなこと、光一からスケベな視線向けられたり、その他流れで色々と。

 
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/03 00:04:59    (LSu3UDBN)
「最初の面接の時から、いや履歴書の写真見た時から、井ノ上さんに惹かれていたのかも知れない…
恥ずかしい話だけど、彼氏がいるって聞いた時は、どうやれば奪えるだろうかとか本気で考えてた。
結果的に彼渡辺君の自爆で井ノ上さんフリーになったんだけど…
別れたばかりの井ノ上さんに言うのはちょっと違う気もするけど、井ノ上さんがOKなら俺と付き合ってくれないかな。
返事は急がないから、ゆっくり考えてくれないか?こんなおじさんでいいのかも含めて(笑)」
一気に言葉を吐き出すと、グラスに残っていたビールを一気に喉に流し込む亮平。

「薄口なんてことないよ。凄く美味しい。胃袋掴まれちゃったかな(笑)
なまじ自分が料理できるからか、折角女性が作ってくれた料理を自分と比べてしまって……
船見との、あっ船見って別れた前カノね、話したっけ?
船見との距離が開き始めたのも、俺の『ちょっと塩辛いな』って言葉がそもそもの発端なんだ(苦笑)それ以来小さい衝突が増えてしまって。
ごめん変な話しちゃって…
ちょっと違う話を……
コンビニで井ノ上さん、このビルセキュリティが凄いって、言ってくれたでしょ。
それ何故かって言うと、寮で使うつもりって言うのももちろんあったけど、俺が住んでるマンション部分、最初の予定では会長夫婦(両親)に住んでもらうつもりだったからセキュリティ高くしたんだ。
でも二人共自分たちが建てた家がいいって、頑として言うこと聞いてくれない。
開けてても勿体ないから、俺が済むことにしたってわけ。今まで住んでたマンションの家賃分浮くし(笑)」
二本目の缶を開けて、中身をグラスに注ぎながら、
「この佃煮美味しい。井ノ上さん大丈夫?そんなに飲んで…」

少しふらつく足でご飯等を用意してくれる胡々希。
「ありがとう。お味噌汁も出汁がしっかりしててすごく美味しい。」
食べていると肩に重さを感じ、横を向くと胡々希が寝息を立てている。
「お酒苦手だって言ってたのに、ウメ○○○二缶も飲むから…それに折角買ったトマトジュースも飲まないで…(笑)」
肩に心地いい重さを感じながら、テーブル上の食べ物を平らげる亮平。
「さてこの状態、男目線からすれば絶好なチャンスなわけだが、ここで行為に及んでしまっては、黒木と同類になってしまうし……何より井ノ上さんがジムを辞めてしまうだろう。それは避けないと。ちょっと待っててね。ベットに運んであげるから。」
自問自答しながら、何とか欲望を抑え込むことに成功した亮平は、その場でひと先ず胡々希を横たえ、テーブルの上を片し洗い物を済ませるとテーブル上にメモ【ごちそうさまでした。料理とても美味しかったです。トマトジュース冷蔵庫に入れましたので、起きたら飲んでください。おやすみなさい。佐久間亮平】を残す。

胡々希を抱きかかえベットに横たえると、寝顔を見ているうちにまた欲望が頭を擡げてくる。
「おでこにチュッくらいは許してくれるかな。」
そう独り言ちながら、おでこに自分の唇を軽く触れさせてから、
「井ノ上さんおやすみなさい。」
そう小声で言って玄関を出て行く亮平。
玄関扉が閉まり、ガチャっと錠が降りる音がする。

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/02 16:08:10    (yZ2Tlnoa)
少し時間巻き戻し〜

亮平の〝いくら魅力的だからって、女性の事無遠慮にジロジロ見ない方がいいよ。〟の声に。
(心の声:そんなに見られてたんだぁ…、何だか社長には会った後から随分助けてもらってるなぁ。)

会計を終わらせると。
アルバイトくん1「す、すみません、つい美人でスタイル良いから見ちゃいました。」
アルバイトくん2「いや、マジすんません、社長、そんなに怖い顔しないで下さいよ。」
亮平にペコペコ謝る二人。

「社長、では遠慮なく有り難く受け取ります。」
コンビニを後にするとアルバイトくん二人が「社長、マジ怖い。」「彼女に声掛けたりしたら◯されかねないな。」「彼女の方も社長に好意持ってるみたいだな。」「下手に手出し出来ないな。」「社長の秘書にも目をつけられたらヤバいよな。」


胡々希の部屋。

ウメ〇〇〇缶を渡す時、手が触れる。
「す、すみません……。(心の声:手が触れただけでこんなにドキドキするなんて…、高校時代にお祭り行ってホッペにキスされたくらいドキドキしてるよ〜。
私、そんなに社長に惹かれてるの?判んないよ…、このままでいいのかなぁ?)
有難うございます、何に乾杯しましょうか?引っ越し祝いに?出会いに?
う〜ん〜……、楽しい夜にですかね?」

自分では気付かない頬の色、チークとは別に紅くなっているのは亮平は気づいているのか?
グラスを少し上に上げ梅酒を一口。
「社長の仰る通り飲み方に気をつけます。」

ドキドキした事を誤魔化す様に少し大きい笑い声を上げる。
「えぇ、祖母仕込みです、その料理をお褒め頂き有難うございます。
私こそ社長と食事、しかも私の作った料理を食べて頂けてるの有り難いです、お礼なのにレストランとかご招待出来なくてすみません。
お料理得意と言うか…、節約です、大葉ってプランターで育てて収穫したら保存も出来ますし…。
寮にベランダが付いていて有り難いです、日当たりもいいですし他の野菜も……。(亮平のベランダ?バルコニーのが広い。)これからも節約出来ますし……。」

梅酒を何口か飲んだ後、奨学金で大学に通った事、授業でアルバイトもあまり出来なかった事、返済はあと20年以上も掛かる事なども話してしまう。
「就職出来ましたし返済はこれから出来ます。
社長が叔母から聞いた話だと私、名義だと言う事ですが祖父母の家は残しておきたいです。
すみません、こんな話をしてしまって…、
祖父母の家を出た後、誰にも頼らず生きてきたので…。
すみません、少し話し過ぎでしたが
私は相手を知るには自分の事を……、話してと思ってるんです。
勿論、会員さんには話しませんよ?」
クスクスと笑い、自分に懺悔する様、話す内容は亮平はどう思うのか?

「時給のいい居酒屋さんでアルバイトもしましたセクハラも受けて…、嫌になる事もありましたよ。
友人からガールズバーやキャバクラで働いたら楽に稼げるとも言われましたが…、断って友人関係を壊してしまう事もありました。
壊してしまった友人関係は元に戻りませんでしたが今なら解ります、安易に時給がいいガールズバーやキャバクラのアルバイトしなくて良かったと思いました。
だって……(亮平の目を見ながら)もし夜のアルバイトをしていたら目標だった今の仕事に就けなかったと思うんです。」

違いますか?と言う様に亮平の問いかける様にサラダに箸を伸ばす。
「うん、いつもと同じ味……、あっ!社長、味薄すぎませんか?大丈夫ですか?
そうだ、すみません……、軽口になってしまいました。」

頭を下げるとプライベートでは胡々希さんと呼んでいいか?と聞かれ…。
「……それは、仕事以外でも関係すると言うことでしょうか?
……私はプライベートで社長の事、何てお呼びしたら宜しいのでしょうか?」

そんな話をし…喉を潤すために梅酒を飲み、もう一本の梅酒のプルタブを倒しグラスに注ぐ。
「楽しくておいしくて……、あっ、私はもうお腹いっぱいですが…。」

少し酔っ払いながらご飯とお味噌汁とおかずを用意し隣に座る。
(ダイニングテーブル、床でクッションに座ってるのをお願いします。)

「美味しく食べて…、貰えたら嬉し……い、の…ですが……。」
用意して隣に座り、亮平肩に手を置き。

「……片付けて、すみません。」
頭を肩に凭れ目を閉じる。
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/01 23:27:56    (D3sG3Zbm)
「(心の声:やっぱり可愛いなぁ。こうやって見上げてる女の子って特に。
わざとやってる?いや、絶対にそんなことはないよな、井ノ上さんがそんな計算するはずがない。
トレーナーの上からでも分かる胸の大きさって…井ノ上さんって猫好きなのかなぁ)」
隣で笑顔で見上げる胡々希を見ながら、そんなとりとめのないことを考えている。
「じゃあ行きましょう。」
コンビニに入ると、レジにいたアルバイト同士の、小声で話す声が耳に届く。
「(心の声:やはりそうだよな、目を引くよな……
しかし渡辺君も勿体ないことしたもんだ。自慢したくなるのは分かるが、口止めもせず言いふらすとは。
まぁそのおかげで手に入れられるかもしれないんだから、感謝しなきゃいけないところか(笑))」

「いっぱい入れて重いから、私が持つよ。井ノ上さんのも一緒に入れて。梅酒飲みやすからって過ぎないようにね。ウイスキー今日は飲むつもりないから、氷は要らないかな」
レジ台に買い物かごを置くと、胡々希が財布を出している間に、
「会計は〇〇ペイで。」
とアルバイトに告げ、続けて小声で
「いくら魅力的だからって、女性の事無遠慮にジロジロ見ない方がいいよ。」
と付け加える。

胡々希を見ると、何故か少し脹れたような表情。
「社長が従業員に金出させるなんて、恰好付かないでしょ。少しは恰好つけさせてよ。(笑)」
5階に戻ると、直接胡々希の部屋に。
「失礼しますよ。」
そう言って、胡々希に促されるままダイニングテーブルへ。
かいがいしく料理を並べ、お酌をしてくれる胡々希。
「ありがとう、これは美味しそうだ。おばあさまの影響って言ってたけど、もともと料理は得意なんだろうね……あ、最初くらい私が注ぐよ。」
自分で注ごうとしていたウメ○○○の缶を受け取り、胡々希のグラスに注ぎ、
「今日は色々とお疲れさまでした。何の縁か分からないけど、こうして井ノ上さんと食事をする機会に恵まれて、凄く嬉しいです(笑)じゃあ乾杯。」
グラスを軽く合わせてから、ビールをグラスの半分ほど喉に一気に流し込み
「くぅ~美味い……」
そう声にならない声を発すると、早速大葉としらすのトマトサラダに箸を伸ばす。
「うん、美味しい…こうやって井ノ上さんの手料理味わえて、俺ってなんて幸せ者なんだろう…」
色々な話をしながらも、佃煮や冷や奴、サバ味噌等へ次々に箸を伸ばしていく。

話しが途切れた時、
「井ノ上さん…いやプライベートの時は胡々希さんって呼んでいいかな……もちろん会社では井ノ上さんだけど。」
それに対する胡々希の答えを待っているように、口を噤む亮平。


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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/01 00:28:52    (mnv4NjiR)
エレベーター前で亮平が待っている。小走りで傍まで駆け寄ると見上げる。
「お待たせしました。(心の声:社長もトレーニングされてるから腕も胸板も大西さんより鍛えてるのかなぁ?)」

エレベーターで一階まで下りるとコンビニへ向かう扉を教えてくれる。
「セキュリティ、本当に凄いですよね。」

コンビニに入り、アルバイト店員が亮平に頭を下げると亮平と並ぶ胡々希を上から下まで見る。
アルバイトくん1「小声:社長のツレ、マジヤバくねぇ?」
アルバイトくん2「小声:新入社員かな?美人だしスタイルいいし…、社長の彼女とか?」
アルバイトくん1「小声:あんまり見るなよ、社長がこっち伺ってるぞ。」

「梅酒、そうなんですね、でもこれなら度数低いみたいです。
氷買いますか?」
とチ◯◯ヤのウメ○○○、度数3見せる。

「二本買ってあとはトマトジュースを二本、社長もお酒飲み終わったら飲んで下さいね。
トマトジュースはアルコールの分解を早める効果があるんです。
社長の籠貸して下さい、お礼なんですから私が支払います。」
レジに向かいながら誰が支払うかのやり取りをしている。

(心の声:このやり取りも楽しく感じちゃう、今までこんな風に思った事なかったなぁ。)

アルバイトくん1「小声:あれ?彼女じゃなさそうだな。」
アルバイトくん2「小声:足綺麗、胸デカいな、ポヨンポヨンなのか。笑」
アルバイト1「胸より尻だろ、キュッと上に上がっててプリッとしてるだろ。笑」

レジ前に来ると支払いは?
亮平はアルバイトくんたちに何か言う?

会計が終わり寮に戻る扉をカードキーで開くとエレベーターで胡々希の部屋へ。

スリッパを用意し並べるとドアガードを掛ける。
「先に上がってください。」

亮平の脱いだ靴を並べると自分も並べ手を洗ってからグラスと大葉としらすのトマトサラダ、梅ダレ冷や奴と佃煮、胡瓜の浅漬けをテーブルに並べる。
「お口に合えばいいのですが……、あっ、ビール、お酌します。」

隣に座りグラスに注ぐと立ち上がり真向かいに座り買ってきたウメ○○○をグラスに注ごうとする。
「ご飯とおかずとお味噌汁は後でで大丈夫ですか?」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/08/31 22:05:15    (8.ER9kj5)
胡々希からのメールを読むと、パソコンを終了させ画面を閉じると、玄関でカードキー・シリンダーキーを持ち、クロックスをつっかけて玄関を出る亮平。
スマホで〇〇ペイの残高を確認しながらエレベーターホールに向かっていると、胡々希の部屋のドアが開閉する音が聞こえる。
そちらに顔を向けると胡々希の姿が。
軽く手を挙げてその場で待ちながら、
「下のコンビニは〇〇ペイ使えるし、残高は一万円あるから十分だな。」
と独り言ちていると胡々希が小走りに横に。

「じゃあ、行きましょうか。」
そう言うとエレベーターに乗り一階へ。
「ジムの営業時間外はこっちの扉から。」
そう言って、人通りが少ない道路に面している通路の扉を開ける。
「ここの扉もオートロックになってて、部屋のカードキーで開くようになってます。でここの通路を通って、この扉を開ければ外と。」
外に出て横に視線を向けると、多くの人が行き来しているのが目に見える。
「コンビニの中で寮方向と行き来できれば便利なんでしょうけど、セキュリティ面からそのようにはしていません。コンビニのバイト君に漁への出入りの監視なんて頼めませんからね。」
コンビニに入ると並んで飲み物売り場へ。
「なんにしようかな?少し多めに買っておこうかな…」
悩んだ末ビール缶数本と、ウイスキーの瓶を籠に入れ、
「井ノ上さんは何にします?」
梅酒の缶を手にしてチェックしている胡々希に、
「梅酒って口当たりがいいので勘違いしてる人が多いけど、アルコール度数はビール以上、下手したら日本酒と同じくらいってものもあるから、お酒飲み慣れてない人は注意した方がいいですよ。所謂危ないお酒って奴?…私は好きですけど(笑)」


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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/08/31 19:29:08    (mQ1lcsE0)
プリンを冷蔵庫に入れた時、メールの着信音が聞こえる。
「えっ?一回だけ言っただけなのに覚えていてくれたんだ…。
凄いなぁ…、これって私にだけなのかなぁ?
……違うよね、社長は誰にでも気遣い出来る人だよね、だから商店街でも……、あっ、メール返信しなきゃ。」

【社長、井ノ上です。
お心遣いありがとうございます、苦手と言っても全く飲めない訳ではないので社長さえよろしければ
コンビニまでご一緒しませんか?今から玄関出ますので。】
「これで大丈夫かなぁ?」

洗面所に行くと髪を梳かし纏める。

小さな鞄にお財布を入れエコバッグを持ち、シリンダーキーを鞄に入れ、玄関に置いてあるサンダルを履くと丁度、ご飯が炊けたと知らせる音がなる。

米倉(心の声:あの二人、紳士的だったわ、男の人でもそんな人も居る……、違う、騙されるもんですか!
一皮剥けば野蛮で野獣で乱暴的な生き物なのよ。
あの二人とは仕事、私は女性が好き!……でも目黒さんの声聞いていると安心するのと奥底から解らない感情が溢れてくるのは何故?)
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/08/31 14:33:22    (8.ER9kj5)
目黒「社長じゃあ今日は失礼します。
井ノ上さんから食事の誘いなんて、井ノ上さんの警戒心、かなり取れてきてるんじゃないですか。
私も一両日中には引っ越してきますので。今夜は宜しくやってください(笑)」
「そうしたいところだけど、一足飛びにやってしまったばかりに、逃がした魚は大きいなんてことになりたくないからね。今まで通り地道にいくよ(笑)」
目黒がアパートに戻り、マンションで一人になった亮平。
監視カメラの映像を表示させたまま、身だしなみを整えるため急いでシャワーを使い髭を当たって、飾らない洗いざらしのデニムとTシャツを身に着ける。

狙ったわけではないがそのような服装にすると、スーツやジャケットの時には分からなかった、胸板の厚さや二の腕の太さが露わに…
リビングのソファに腰を掛けた時、スマホに着信が。
カメラ映像の中の胡々希は、ダイニングテーブルにスマホを置いて再びキッチンに向かうところ。
「酒か……でも井ノ上さんお酒苦手って言ってたよな。さてどう返すか…」

【佐久間です。
お気遣い有り難いですが、井ノ上さんお酒苦手でしたよね。
一人で呑むのもなにか悪いかなと…良ければ下のコンビニまで一緒に飲み物買いに行きませんか。】


目黒アパート
目黒「社長上手くやってるかな。あの人口下手で誤解されるとこあるもんな…
このアパートともおさらばか…こっちに出て来てからずっとここだったから色々と思い出もあるが、あいつ(黒木)がいなくなって心機一転……頑張るとするか。」
一枚の名刺を取り出す目黒。後面には手書きで電話番号が記されている。
目黒「米倉さん、何かあったらこちらにって携帯番号教えてくれたけど、仕事のためだよな……偏見は持ってないつもりなんだけど、同性愛者の人ってどう接していいか分からないときがあるんだよな。」
111
投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/08/31 07:15:28    (mQ1lcsE0)
目黒さんも誘ったつもりだったんだけどと思いながらも先ほどの母親達、八百屋の女将さん、鮮魚店、精肉店の出来事などを思い出しながら。
(心の声:社長とお似合いなのかなぁ?それだと嬉しい……、えっ、私、社長の事…。
惹かれてるのかなぁ?でも渡辺君の事があったばかりだし……。)
「あっ、はい、私までご相伴に預かってしまっていいのでしょうか?お米、すみません…。(心の声:悪いなぁ…。)」
目黒「井ノ上さん、重い物買う時、社長に荷物持ちしてもらえばいいんですよ、それからパエリア絶品で、井ノ上さんもぜひどうぞ。(心の声:接点増やしてもっと意識してもらわないといけませんね。)
私が言うのも可笑しいですが。笑
社長、私は今日、これから自宅に戻って身の回り以外の物を処分手続きしますので今夜、この階、井ノ上さんと二人ですからね。」
「(心の声:これだけセキュリティ万全なのに社長も目黒さんも気にしてくださるから益々安心だわ。)
次は是非、目黒さんも食べて下さいね、社長、アレルギーやお嫌いな物はありますか?祖母仕込みなので和食系になりますが…。」

亮平の答えを聞いてから部屋に戻ると着替え(薄手の黒いトレーナーに猫プリント、ピンクのショートパンツ、裸足にルームシューズ。)てから炊飯器にご飯をセットし料理をしていく。
「お酒飲まれるのか聞けばよかったなぁ。
今の内に下のコンビニでビール買ってこよ……、メールで聞いてもいいかなぁ?」
少し迷ってから。

【社長、井ノ上です。
先程はお米お持ちくださり有難うございました。
聞き忘れましたがお酒お召し上がりになりますか?お飲みになるのであれば用意します。
メール下さい。】

「社長が飲むなら私も…度数の低い梅酒でも飲もうかなぁ。」
返事を待っている間にサバ味噌、根菜のお味噌汁、大葉としらすのトマトサラダ、出汁取りで使った煮干しの佃煮、梅だれの冷奴とデザートにレンジで作るカラメルなしのプリン。

「プリンは冷やして…、後はメール見てから買いに行けば…、あっ、返信だ。」
110
投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/08/30 22:01:12    (q5rzijFs)
「三人一緒でも四人一緒でも、うちのトレーナーやインストラクターが大丈夫と言えばOKですよ。もしその気があれば、ジムの方に詳しい資料を用意してありますので一度ご足労下さい。新しく体験メニューも導入しようかと思ってますので、見学がてら一度お越しくださいお待ちしております。では失礼します。」

「井ノ上さん、早速色々と考えてくれてるみたいだね。
他のトレーナーやインストラクターも井ノ上さんみたく、前向きに仕事してくれればいいんだけど…今度はっぱかけとくかな(笑)」
八百屋に行き、胡々希の買い物が終わると、
「じゃあ、女将俺には玉ねぎと人参それにピーマン・アスパラを……」
八百屋女将「はいよ、でもアスパラは時期じゃないから入ってないね。」
「じゃあ、無しでいいや。」
八百屋女将「悪いね…〇〇円ね。そうだ、この頃忙しくて行けてなかったけど、来週にでもジム行くからね。」
会計と引き換えに品物を受け取りながら
「お待ちしてます。そうだ、井ノ上さんの他にかっこいい男性のインストラクターも新規に雇ったんですよ(笑)」
八百屋女将「あら本当……そりゃ見に行かなきゃ(笑)」
少し嬉しそうな女将の様子を、店の端で仏頂面で見ている親父。

続く魚屋で、烏賊と浅蜊を買った亮平は、
「こんなもんかな。トマトは缶詰があったし、サフランと乾燥パセリもあると。
目黒お前のリクエストのパエリア作ってやるよ(笑)」
目黒「ありがとうございます社長。」
「そうだ、井ノ上さんもパエリア食べます?」
と言ったのと、胡々希からの夕食の誘いがほぼ同時
「…そう。じゃあご馳走になろうかな。
ってことでパエリアは明日だ、目黒。
明日の夕飯は私が作りますから食べてください。
あっ、米持ちますよ。」
そういうと、米の袋を胡々希から奪うように持つ亮平。
目黒「そうですか…残念だなぁ……しょうがない、今日はコンビニ弁当で済ますか。」

ジムのビルに戻ると、米を胡々希の部屋の玄関先まで運ぶと、
「そうか入ってくれるか…これでセキュリティも一段階上がるってもんだ(笑)
お前に喧嘩売ろうなんて猛者はなかなかいないだろうからな。井ノ上さん万が一不審者が現れたら、私のマンションか、目黒に連絡してください。直ぐ駆け付けますから。」
そう言って胡々希と別れて、向かいの目黒が引っ越す予定の部屋の玄関を開け、
目黒「社長、私は井ノ上さんの部屋の出入り監視してればいいんですよね。」
「あぁ、私が不在の時には頼んだぞ。井ノ上さんの部屋の鍵が開いたら、アラームが鳴る仕組み、お前の部屋にもつけとく。それならアラームが鳴った時だけ見れば済むだろ。」






109
投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/08/30 16:28:19    (O0stvgMb)
亮平が母親達に囲まれ〇〇キュアやライダーのていると母親達は無理無理と言う。
亮平がかげろうお〇、峰〇〇子ならと言うと。

母親1「余計に無理よ、でも…、井ノ上さんだっけ?」
「はい。」
母親2「私達も少し引き締めたいと思っていたのよね。」
「体力維持、シェイプアップ、ダイエットのお手伝い出来るかと思います。
スポーツの事を学んでいく内に食事も大事と知り、就職先を探している所に佐久間スポーツジムの案内を見て
私が望んでる体制でしていけると思いまして……。」
母親3「3人一緒で行けるのかしら?」
「それは……、社長どうなのでしょうか?」

亮平の答えは?

胡々希としては3人にグループレッスンを受けてもらい口コミで増やしてもらい一教室、週一程度で何グループかに別けてレッスン出来ればと思い始めていた。

亮平の〝まだ付き合っていない。〟に母親達の攻撃に拍車を掛ける、亮平がその気満々とかその気があるなど話を聞きなが船見愛子のやり取りの事を思い出す。
(心の声:確か亮平さんが私みたいな人に手を出さないわけないとかでも社長は人を野獣の様に言わないでとか…、
考えてみれば採寸の日も騙されて応接室に入ってきた時も目黒さんと直ぐ後ろを向いてたし、見てたと言えば堂本部長のが見てたもんね。
サウナの時も目黒さんが口移し言わなきゃ躊躇してたと菊池さんが言ってたし…。
米倉さんの時も……、私の方、見てなかったし、その後も3件の出来事、社長から聞いたことはないし……。
とても誠実な方なんだなぁ……、えっ?私、今ドキドキしてる?
何か体温が上がった気がする……、顔が熱い…けどかおあかくなってないよねか?)

人から言われたからではない亮平の言動行動を思い起こし無意識に唇に指を当て隠している。

「あっ、目黒さん、はい…、詳しくはジムまでお問い合わせして下さい。」
母親達に頭を下げ商店街の八百屋さんへ。

八百屋女将「あら、社長いらっしゃい、目黒さん、久し振りね、そちらの可愛い娘は新入社員さん?」
「はい、井ノ上胡々希と申します、ジムにいらした際には宜しくお願いします。」
ペコッと頭を下げ挨拶をすると視線を感じる。

女将が頭の先から足まで上から下まで何回か見ている。
八百屋女将「中々の美人さんでスタイルもいいわね。」
「お褒め頂きありがとうございます。」
八百屋女将「貴女、亮ちゃんのいい人?」

いい人?……えっ!私を社長の彼女さんと思ってるの?
八百屋女将「ほら、亮ちゃん、貴方、前に付き合ってた何て名前だっけ?忘れたけど合わないと思っていたのよね。」
目黒「女将さん、あの女、社長と言う方か居ながら二股掛けてたんですよ。
一号店の建て替え、新改革など亮平さんが失礼、社長が寝る間も惜しんで仕事している間に。」
八百屋女将「嘘ぉ〜、そんな女だったの、亮ちゃん、見る目ないわね、新しい彼氏ってどんな人なの?」
目黒「証券マンですね、浮き沈みが激しい業界です。
儲かってる時はいいのですが不況になるとあっという間に。」
親指を下に向ける目黒。

目黒「その点、井ノ上さんは入社前からジムに通い会員さん達が何を望まれてるか観察してました。」
「め、目黒さん、買い被りですし、それに社長と私は……。」
八百屋女将「まぁ、いいわ、お買い物は?」
「スムージーの食材を…。」
八百屋女将「ほうれん草、人参、りんご、バナナ、キウイかな?」
「はい、その他に旬の果物をお願いします。」

八百屋で買い物を終えると同じ様に魚屋、肉屋と最後に米屋に寄り買い物を終える。
「あの……、もし宜しければ…、ご迷惑お掛けしますお詫びになるか判りませんが夕食作りますので食べに来ませんか?」

目黒「社長、例の件、了承いたします。」
「例の件……?」
目黒「寮の空きがあるので私が空き部屋に入ろうと思いまして……。
丁度、井ノ上さんの真向かいの部屋です。」
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