2024/09/01 11:00:03
(qol7spMH)
「ん!?んんーん…むぅ??」
物音以外の音…、人の声が真弓の鼓膜を帰宅後初めて揺らす。
それは事実、事実であることを認識するほどにそれが如何に信じがたい生活を送っているのかを感じさせる。
今、顔の上には京子言う女。そして、真弓の四肢を拘束した者がいる。
この数時間で真弓は、全裸という到底人目に現さない恰好で居ながら、人との接触はしていた。
にもかかわらず、数時間経過した今、やっと人の声が耳から入ってくるのだ。
それも、聞き覚えのある女の声。
「ん!んぅー!!」
何も知らぬまま視界と声を奪われ、そして四肢の自由を奪われた真弓の心中、誰が理解できるというのか。
懸命に声を発しようとするも、無情にも自らが口に押し込んだ「自分のモノではない下着」枷となり、呻き声程度の声がやっと。
「ん、んっ。んん、んんんっ!」
懸命に身を捩りながら、まるで目の前の「最も親しいはずの存在」に制止の声をかけているようにも聞こえる。
当然か、下着泥棒の話に始まり、そして唯一ともいえるプライベート、プライバシー、安心を守る為の砦となる、鍵すら捧げてしまおうとしている想いすら打ち明けた、そんな数少ない、いや、たった一人の親友が目の前にいるかもしれない。
この状況を目の当たりにしているかもしれないのだから。
欲求をただ絞り出したのとは違う。
普段見ているアダルト動画、使用しているアダルトグッズを告白するのとはわけが違う。
もっと言うのなら、時折ネット上で見かける流出動画…、羞恥のレベルは前者とは段違いだが、やはりそれとも桁が違う。
こんな状況…、どう考えても「異常」なのだから。
カフェでの会話、あるいはメールで文字を綴るのとはわけが違う。
生々しく、全てを、実際に見せつけるのは、わけが違う。
それも、相手は、信じ、頼り、一部とはいえ心の弱さまでさらけ出した相手…、そんな人に晒しているのだ…わけが違う。
揺れるベッド、少し枕元が沈むような感覚。
そして声は上から聞こえる。
何となく、顔の上に京子がいる状態を…感じながらも、直接跨っている事実を京子の口からきかせられれば、さらに動揺は大きくなる。
「ん、んっ、ん!!んぅん!!」
呻き声は止めてほしいという気持ちなのか。
見られたくないという気持ちが全面に出ているのか…。
あるいは、男への現状を確認したい思いなのか…。
その気持ちと裏腹なのか…あるいは、より妄想願望が叶った結果に近いのか…。
股間回りにできたシミは、新しく流れ出た液体によって再び湿り気を増し、その面積を大きく広げていた。
「良い…。良いよ…竹本京子…。
想定通り…、いや、想定の一回りも二回りも上を言ってくれる…。
もっと妬ましい気持ちを抱くと本当に戻れなくなりそうだね…。
上でいたいよね…?
目の前で腕の一本すら動かせない女より、自分の方が劣っている…そんな風に感じちゃったら…狂いそうになるよね…。」
モニター越しの二人のやり取り…、いや、一方的な京子の心中を吐露する光景。
男はその様子に魅入られ、集中のあまり口元から垂れそうになる唾液を拭っては、笑みを浮かべる。
そして、手元であるデータを送信すると、真弓の部屋にあるモニターからその映像が自動的に流れる。
鮮明に映し出されたのは、目の前で自由を奪われて横たわっている真弓。
その真弓が嬉しそうに微笑みを浮かべ、カメラの前で座っている。
場所は…ここ…寝室だろうか。
「はぁ…見てください…。
頂いた…、おちんちん…。いつも枕の下に置いてるんです…、指示があればいつでも使えるように。
毎晩…毎晩…、見てくださってますよね…?」
惚けた表情で、手元のディルドに頬ずりしながら、高揚する表情で。
ぬるっと舌先を唇の奥から伸ばし、亀頭…カリ首…竿…を丹念に舐めまわしていく。
今夜…、本当に着てくださるんですか…?
この…アイマスクをつけて…、この…下着を咥えていれば…。」
手に持っているのは、今身に着けているアイマスク…そして、広げた下着は確かに何度も身に着け、汚した記憶の新しい京子の下着だった。
動画か今日の午前…あるいは午後か…。
この様子を見るに、むしろこの時間を楽しみに待っているようにも見えた。
そしてやはり、京子が、親友がやってくることなど知る由もないようで。
「ん…はむ…ぇろ…。
はぁ…こんな素敵なプレゼントを頂いたのに、舐めるだけで使わせてもらえないなんて…。
意地悪です…。
早く、貴方のことを思って…ハメさせてくださいね…。
ユウジ様…。
お仕事…行ってきます…。それでは…、今夜、楽しみにしていますね…。」
うっとりとした表情はそのままに、動画は終了する。
少し見える情報…、まるでさらに京子を煽るかのような…、情報。
カメラ以外のプレゼントを与えられ、極めつけに男の名を呼んだ真弓。
与えられたのはカメラのみ、そして男の名を知らぬ京子。
その差…、少なくともこの動画を送った時点での差。
明らかに真弓に劣っていると露呈する動画。
しかし、このタイミングで送られてきた「名前を呼ぶ」動画。
考えようによっては、京子にも知る権利が与えられたことを意味するようにも捉えられる。
そして枕元にいつも忍ばせているといった、まだ使わせてもらえないディルドの存在。
使わせない理由は…。
偶然にも枕元に一度据え置いた京子のスマホが震える。
<どうですか…。
興奮しますか…。
もう真弓の顔が…、貴女の卑猥な汁でどろどろになっている…。
何に興奮しているんですか…?ただただ久しぶりのおなにーが気持ちいいからではありませんよね…?
親友の顔を汚して…悦んでいるんだ…貴女の身体は…心は…。
そうでしょう…?
でもね…、まだ…まだ真弓の方が私の近くにいる。
その理由は動画を見て何となくわかりましたよね…?
彼女はこうして日常的に…、映っている動画だけでなく、自らも撮影し送ってくるんですよ…。
可愛いでしょう…?
そうです…可愛いんです…。
ただ…そうじゃないんですよ…、私が求めているのはね…。
親友なんてどうなろうと関係ない…、自分…プライバシー…地位…?関係ない…。
魅力的な…、一般的に考えれば高嶺の花、手も出せないようなところにいる女性が…、羞恥、快楽、背徳の奴隷へと堕ちる様…。私が求めているのはそこなんです…。
貴女はどうですか…?竹本京子…。
改めて聞きますね…、はっきりと…。
目の前の元親友を…、裏切り…見捨て…、貴女はさらにこの先へ進みますか…?
肯定するなら…、はっきりと…、真弓の耳に「貴女はもういらない」と伝えてください。
その上で、枕元のプレゼントを。
真弓に前戯だけをさせた、プレゼントを…貴女が味わってください。
おちんちん…なんて、可愛い表現は要りません…。
貴女は奴隷…、私のではありません…、卑しく、惨めで…情けない…それでも羞恥、快感、非人道的な行為、背徳に憑りつかれた奴隷…。
男性器を模した…ソレにさえ「様」をつけて呼称しなさい。
そうですね…さしずめ「おちんぽ様」ですか。
文字にすれば、いや言葉にしても酷く滑稽な表現ですが…、貴女達…いや、貴女にはお似合いだ。
さぁ…。
真弓に別れを告げましょう…。
そして、おちんぽ様に媚びなさい…。
使わせてもらえる感謝と共に…、どろどろに塗れた…、その恥ずかしい穴に…おちんぽ様専用の穴に。
恵んでもらえたことに感謝して…。
恥ずかしい恥ずかしい…ちんぽ穴に…ずぽずぽさせてもらいなさい…。
充血して、堪らなくなった…クリ…いや、雌ちんぽ…。
親友だった女の顔に擦りつけて…もっと勃起させてもかまいませんよ…。
真弓に…、貴女がどれだけ卑しい…女になり下がったか…いいえ、成り上がったか。
彼女は見えませんから…、たくさんお話しして差し上げましょうか…。
どれだけ気持ちいいか…どこが気持ちいいか…どんなことをしているのか…。
そして、どんな気持ちなのか…。
ちゃんとお話しできる機会が…もうあるかどうかもわかりませんね…。
もし…貴女がお求めなら、好きなタイミングで下着、回収してもかまいませんよ?そもそもあなたの持ち物ですからね…。>
【気に入って頂けているようで嬉しいです。
そのお言葉で正直、安心できるところがあるので…、本当に嬉しいです。
序章に関しては、言葉の綾…かもしれません;
これからもいろいろな展開に発展していければいいなと考えているので、願望込みではありますね。
乱れたい気持ち…、焦らすような流れで申し訳なく思っています。
ただ、その前戯のようなシーンもある意味、より乱れるための贄…だと考えています。
堪えてくださってありがとうございます。
今回で少し…楽しんでいただけるお返事が書いていただけるかな…?と思っています。
ただ、回収できるかどうかわからない伏線のようなものをいくつか絡めた、私が言うのもなんですが少し複雑な感じになった回に感じています。
分かりにくかったらすいません。
ただ、毎回ホントキレイに拾ってくださるので…ちょっと甘えている部分もあります。
わくわくしている気持ちは…きっと私の方が上ですね。
希望に関しては承知しました。
より意識して、展開するようにいたしますね。
最後の下着の回収に関しては本当にお任せしようと思っています。
真弓の返答を京子さんの興奮のスパイスになるような書き方で自筆していただいてもかまいませんし、引っ張って私の方で、というのでも構いません。
ただ、ここまで何度かあったのですが、私が真弓の台詞を描くことに抵抗はありませんか?
言ってしまえばネカマっぽい行為ではあるので、女性特有の感覚とかはわからない部分や見当違いな表現をしている可能性もゼロではないので。
気にならないようであれば、展開次第で使いますし。
いまいちなら、極力避けるようにしますので。】