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下着を盗まれて。

投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
削除依頼
2024/08/13 17:03:08 (TM18XTb6)
仕事(学校)で多忙な中、貴女は相手に恵まれず悶々とした日々を過ごしていた。
そんな矢先、友人が下着を盗まれたという話を耳にする。
口では盗んだ下着泥棒を全面的に否定、軽蔑しながらその日の話を終えるも、何一つ変わらず過ぎていく時間の中でその話は貴女にとっての一つの刺激になっていた。

幸か不幸か、その友人との家も近く、貴女の部屋は1階の角部屋。
昼間こそ人通りも多いが、夜は死角も多く人通りは一気に減る。

そう言ったリスクを懸念して普段は部屋干しの貴女。
しかし少しの出来心でその日はベランダの少し目立つ位置に下着を干してしまう。
翌日、まさかな…そう思い覗いてみると、確かに3枚干していたはずの下着が1枚少なくなっていることに気づく。

普通なら即引き上げて、場合によっては警察へ連絡…も、貴女はその行動を取らなかった。
それどころか、鼓動は高まり感じるのは嫌悪、恐怖ではなく興奮…そして堪らず自らの指先で慰める。
数日後…その下着が違う形で貴女の下へ戻ってくるなどとは夢にも思わず。


【見ず知らずの男に下着を汚されてしまうことに欲情する貴女との生々しい非現実的な日常を楽しみたいと思っています。
下着を介しての心情を通しての会話。
挑発、誘い…。ただ汚されるだけでは飽き足らず、貴女の生活はさらに無防備に。

徐々に淫らに崩れていく貴女の性活。
連絡手段さえ交換してしまえば、貴女は加速度的に堕ちていく。

新藤雄二
37歳、近隣で少し噂されている下着泥棒。
最近では盗むだけに飽き足らず「返す」行為が噂の中心にもなっている。
女の心中を見極め、その中に眠る奴隷気質、露出癖をさらに引きずり出す。】
 
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43
投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/09/01 11:00:03    (qol7spMH)
「ん!?んんーん…むぅ??」

物音以外の音…、人の声が真弓の鼓膜を帰宅後初めて揺らす。
それは事実、事実であることを認識するほどにそれが如何に信じがたい生活を送っているのかを感じさせる。

今、顔の上には京子言う女。そして、真弓の四肢を拘束した者がいる。
この数時間で真弓は、全裸という到底人目に現さない恰好で居ながら、人との接触はしていた。
にもかかわらず、数時間経過した今、やっと人の声が耳から入ってくるのだ。

それも、聞き覚えのある女の声。

「ん!んぅー!!」

何も知らぬまま視界と声を奪われ、そして四肢の自由を奪われた真弓の心中、誰が理解できるというのか。
懸命に声を発しようとするも、無情にも自らが口に押し込んだ「自分のモノではない下着」枷となり、呻き声程度の声がやっと。

「ん、んっ。んん、んんんっ!」

懸命に身を捩りながら、まるで目の前の「最も親しいはずの存在」に制止の声をかけているようにも聞こえる。
当然か、下着泥棒の話に始まり、そして唯一ともいえるプライベート、プライバシー、安心を守る為の砦となる、鍵すら捧げてしまおうとしている想いすら打ち明けた、そんな数少ない、いや、たった一人の親友が目の前にいるかもしれない。
この状況を目の当たりにしているかもしれないのだから。

欲求をただ絞り出したのとは違う。
普段見ているアダルト動画、使用しているアダルトグッズを告白するのとはわけが違う。
もっと言うのなら、時折ネット上で見かける流出動画…、羞恥のレベルは前者とは段違いだが、やはりそれとも桁が違う。

こんな状況…、どう考えても「異常」なのだから。
カフェでの会話、あるいはメールで文字を綴るのとはわけが違う。
生々しく、全てを、実際に見せつけるのは、わけが違う。
それも、相手は、信じ、頼り、一部とはいえ心の弱さまでさらけ出した相手…、そんな人に晒しているのだ…わけが違う。

揺れるベッド、少し枕元が沈むような感覚。
そして声は上から聞こえる。
何となく、顔の上に京子がいる状態を…感じながらも、直接跨っている事実を京子の口からきかせられれば、さらに動揺は大きくなる。

「ん、んっ、ん!!んぅん!!」

呻き声は止めてほしいという気持ちなのか。
見られたくないという気持ちが全面に出ているのか…。
あるいは、男への現状を確認したい思いなのか…。

その気持ちと裏腹なのか…あるいは、より妄想願望が叶った結果に近いのか…。
股間回りにできたシミは、新しく流れ出た液体によって再び湿り気を増し、その面積を大きく広げていた。

「良い…。良いよ…竹本京子…。
想定通り…、いや、想定の一回りも二回りも上を言ってくれる…。

もっと妬ましい気持ちを抱くと本当に戻れなくなりそうだね…。
上でいたいよね…?

目の前で腕の一本すら動かせない女より、自分の方が劣っている…そんな風に感じちゃったら…狂いそうになるよね…。」

モニター越しの二人のやり取り…、いや、一方的な京子の心中を吐露する光景。
男はその様子に魅入られ、集中のあまり口元から垂れそうになる唾液を拭っては、笑みを浮かべる。
そして、手元であるデータを送信すると、真弓の部屋にあるモニターからその映像が自動的に流れる。

鮮明に映し出されたのは、目の前で自由を奪われて横たわっている真弓。
その真弓が嬉しそうに微笑みを浮かべ、カメラの前で座っている。
場所は…ここ…寝室だろうか。

「はぁ…見てください…。
頂いた…、おちんちん…。いつも枕の下に置いてるんです…、指示があればいつでも使えるように。
毎晩…毎晩…、見てくださってますよね…?」

惚けた表情で、手元のディルドに頬ずりしながら、高揚する表情で。
ぬるっと舌先を唇の奥から伸ばし、亀頭…カリ首…竿…を丹念に舐めまわしていく。

今夜…、本当に着てくださるんですか…?
この…アイマスクをつけて…、この…下着を咥えていれば…。」

手に持っているのは、今身に着けているアイマスク…そして、広げた下着は確かに何度も身に着け、汚した記憶の新しい京子の下着だった。
動画か今日の午前…あるいは午後か…。
この様子を見るに、むしろこの時間を楽しみに待っているようにも見えた。
そしてやはり、京子が、親友がやってくることなど知る由もないようで。

「ん…はむ…ぇろ…。
はぁ…こんな素敵なプレゼントを頂いたのに、舐めるだけで使わせてもらえないなんて…。
意地悪です…。

早く、貴方のことを思って…ハメさせてくださいね…。
ユウジ様…。
お仕事…行ってきます…。それでは…、今夜、楽しみにしていますね…。」

うっとりとした表情はそのままに、動画は終了する。
少し見える情報…、まるでさらに京子を煽るかのような…、情報。

カメラ以外のプレゼントを与えられ、極めつけに男の名を呼んだ真弓。
与えられたのはカメラのみ、そして男の名を知らぬ京子。

その差…、少なくともこの動画を送った時点での差。
明らかに真弓に劣っていると露呈する動画。

しかし、このタイミングで送られてきた「名前を呼ぶ」動画。
考えようによっては、京子にも知る権利が与えられたことを意味するようにも捉えられる。
そして枕元にいつも忍ばせているといった、まだ使わせてもらえないディルドの存在。
使わせない理由は…。

偶然にも枕元に一度据え置いた京子のスマホが震える。


<どうですか…。
興奮しますか…。

もう真弓の顔が…、貴女の卑猥な汁でどろどろになっている…。
何に興奮しているんですか…?ただただ久しぶりのおなにーが気持ちいいからではありませんよね…?

親友の顔を汚して…悦んでいるんだ…貴女の身体は…心は…。
そうでしょう…?

でもね…、まだ…まだ真弓の方が私の近くにいる。
その理由は動画を見て何となくわかりましたよね…?

彼女はこうして日常的に…、映っている動画だけでなく、自らも撮影し送ってくるんですよ…。
可愛いでしょう…?

そうです…可愛いんです…。
ただ…そうじゃないんですよ…、私が求めているのはね…。

親友なんてどうなろうと関係ない…、自分…プライバシー…地位…?関係ない…。
魅力的な…、一般的に考えれば高嶺の花、手も出せないようなところにいる女性が…、羞恥、快楽、背徳の奴隷へと堕ちる様…。私が求めているのはそこなんです…。

貴女はどうですか…?竹本京子…。

改めて聞きますね…、はっきりと…。
目の前の元親友を…、裏切り…見捨て…、貴女はさらにこの先へ進みますか…?

肯定するなら…、はっきりと…、真弓の耳に「貴女はもういらない」と伝えてください。
その上で、枕元のプレゼントを。

真弓に前戯だけをさせた、プレゼントを…貴女が味わってください。

おちんちん…なんて、可愛い表現は要りません…。

貴女は奴隷…、私のではありません…、卑しく、惨めで…情けない…それでも羞恥、快感、非人道的な行為、背徳に憑りつかれた奴隷…。

男性器を模した…ソレにさえ「様」をつけて呼称しなさい。
そうですね…さしずめ「おちんぽ様」ですか。
文字にすれば、いや言葉にしても酷く滑稽な表現ですが…、貴女達…いや、貴女にはお似合いだ。

さぁ…。
真弓に別れを告げましょう…。

そして、おちんぽ様に媚びなさい…。
使わせてもらえる感謝と共に…、どろどろに塗れた…、その恥ずかしい穴に…おちんぽ様専用の穴に。
恵んでもらえたことに感謝して…。

恥ずかしい恥ずかしい…ちんぽ穴に…ずぽずぽさせてもらいなさい…。
充血して、堪らなくなった…クリ…いや、雌ちんぽ…。
親友だった女の顔に擦りつけて…もっと勃起させてもかまいませんよ…。

真弓に…、貴女がどれだけ卑しい…女になり下がったか…いいえ、成り上がったか。
彼女は見えませんから…、たくさんお話しして差し上げましょうか…。

どれだけ気持ちいいか…どこが気持ちいいか…どんなことをしているのか…。
そして、どんな気持ちなのか…。

ちゃんとお話しできる機会が…もうあるかどうかもわかりませんね…。
もし…貴女がお求めなら、好きなタイミングで下着、回収してもかまいませんよ?そもそもあなたの持ち物ですからね…。>


【気に入って頂けているようで嬉しいです。
そのお言葉で正直、安心できるところがあるので…、本当に嬉しいです。

序章に関しては、言葉の綾…かもしれません;
これからもいろいろな展開に発展していければいいなと考えているので、願望込みではありますね。

乱れたい気持ち…、焦らすような流れで申し訳なく思っています。
ただ、その前戯のようなシーンもある意味、より乱れるための贄…だと考えています。
堪えてくださってありがとうございます。

今回で少し…楽しんでいただけるお返事が書いていただけるかな…?と思っています。
ただ、回収できるかどうかわからない伏線のようなものをいくつか絡めた、私が言うのもなんですが少し複雑な感じになった回に感じています。
分かりにくかったらすいません。
ただ、毎回ホントキレイに拾ってくださるので…ちょっと甘えている部分もあります。
わくわくしている気持ちは…きっと私の方が上ですね。

希望に関しては承知しました。
より意識して、展開するようにいたしますね。

最後の下着の回収に関しては本当にお任せしようと思っています。
真弓の返答を京子さんの興奮のスパイスになるような書き方で自筆していただいてもかまいませんし、引っ張って私の方で、というのでも構いません。
ただ、ここまで何度かあったのですが、私が真弓の台詞を描くことに抵抗はありませんか?
言ってしまえばネカマっぽい行為ではあるので、女性特有の感覚とかはわからない部分や見当違いな表現をしている可能性もゼロではないので。

気にならないようであれば、展開次第で使いますし。
いまいちなら、極力避けるようにしますので。】
42
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/31 23:35:13    (sc8Ujm/t)
扉を開けた瞬間…想像もしていなかった光景が広がる。
てっきり真弓が私の行動を覗き見ていると思っていた。

異性に見られる快楽はここ数日の出来事で思い知らされていたものの、同性に見られるのは…そう躊躇ったはずなのに…いつの間にか真弓にも私のイヤらしい姿を見せつけてやる…そんな風に考えてしまっていたのかもしれない。

そんな妄想とは裏腹に視界を奪われ口にも下着を突っ込んで唸る事しかできない状態。

全裸で両手足を大の字に開いてベッドに縛りつけられているなどと想像したくてもできない状態が目の前にあった…。

『こっ…これって…どう言う事…?それに真弓…アソコの毛は…?私とは違って…元々フサフサの毛があったはずなのに…。』

ツルツルに剃り上げられた股間を驚愕の視線が這い回る…。

固まってしまった…と言うよりも放心状態と言った方が良いのかもしれない。

全裸で縛りつけられた女と、それを固まったまま見つめる女もまた全裸…。

卑猥と言うのもおこがましい程のカオス…。

『これから…私…どうしたら…。』

そんな想いを抱き途方に暮れる私の手に握られたままのスマホが震えた…。

『普通の…真弓が…こんな姿に…。私は…。』

メールの文面が私を追い詰め心を煽る。

『真弓は…何の指示もないままに…アイマスクを…?パンティだって…真弓のものじゃないのに…。』

メールから伝えられる真弓の真実。その文面を嘘だと言い切る自信を失わせる目の前の光景。

『真弓が…望んでいるって…言うの…?でなければ…こんな姿になろうはずもないけど…あの…真弓が…こんなに…。』

次々に明かされる私の知らない真弓の姿。
そのひとつひとつが私の対抗意識をより強いものへと変化させていく。

『そう…邪魔なの…。真弓が…邪魔…。』

私の心の奥を見透かし、沸々と沸き上がる感情すら利用するかのように煽るように繰り返されるメールの言葉を無意識に読み返すと洗脳されていくかのように…。

『プライド…!?そうなのかも…前から私…真弓には負けてない…どんな事があっても…負けたくないって…思ってた…。』

『見下されて…真弓…悔しかったの…?だから今度は私を見下してやろうとしてるの…?
許せない…そんな事…私…許せない…貴女は私よりも下の女なの…私はいつだって…貴女よりも優れてるの…。』

まんまとメールに心を操られているとは気づくこともなく、驚きや羨みはいつしか怒りにも似た感情へとすり替わっていった…。

『汚してあげる…真弓の可愛らしい顔を…その奥にしたたかな女を隠し持っている顔を…。』

メールの言葉に背中を押され、一歩ですまた一歩とベッドに歩みを進める。

空調の効いていない蒸し暑い部屋。
時折剥き出しの肌にそれとは違う温度の風があたり、風上に目をやると隙間の開けられたカーテンが風になびいていた。

窓が開いている…。今まで意識していなかった窓とカーテンの隙間。
外の暗がりに部屋の明かりが漏れ出すことで、近隣住民は意識せずとも内部への視界を妨げる隙に気づくだろう…。

もしかしたら…。全部…。覗かれているのかもしれない…。

そんな妄想が頭の中に広がる。
それは妄想という形で私の本来の願望が現れたものなのかもしれない…。

無数のカメラはあの人の視線。
それを知った上で全裸を近隣住民に晒す歪んだ性癖の女達…。

そんな妄想は私の欲望を掻き立てるには十分過ぎたのかもしれない…。

『真弓の…。その恥ずかしい姿も…晒してあげる…。ここには…こんなに変態な女が住んでるって…周りの人達に…教えてあげるわね…。』

ベッドに近寄りかけた足を窓辺に向けると、僅かに隙間のあったカーテンを勢いよく左右に開き、窓の外に隣の建物の明かりが見えるほどに…。

『さぁ…真弓…。貴女は近所の人達に覗かれながら…私に汚されるの…。その可愛らしい仮面を…。剥ぎ取ってあげるわ…。』

勢いよくベッドに飛び乗ると、真弓の顔の上に跨がった瞬間、妄想という欲望で満ち溢れた割れ目からはタラタラと糸を引きながら蜜が滴り落ちる…。

次第に滴る雫が真弓の顔に潤を与え、頬を伝いながら耳元や首筋にも垂れ落ちていく…。

『邪魔…邪魔…邪魔…。真弓は邪魔…貴女みたいな女…邪魔なの…。』

そんな心の奥に秘めた恨み言が脳内で繰り返し再生されているとついに…。

「邪魔なの…貴女です真弓は邪魔なのよ…。」

言葉となって口から飛び出してしまう。
その瞬間、鼻から唸り声を漏らしていた真弓の身体はブルッと震え、漏れ出していた呻きもなりを潜める。

「貴女がいけないのよ…?下着を盗まれた話なんてするから…。貴女には負けたくないの…。だから私も…パンティを汚されて…精液まみれのパンティを一日中…アソコに擦りつけながら過ごしたわ…。」

既に我慢の限界に達していた私は、真弓の顔の上に跨がったまま、立ったままの姿で乳房を揉み…ちくびをひねり出す…割れ目を擦り上げながら自慰行為に及ぶ…。

「真弓…あんた…惨めね…。全裸で縛りつけられて…抵抗できないもんね…?
アソコからそんなに溢れさせて…シーツにそんなに染みを作っちゃうなんて…。」

真弓を嘲笑いながら立ったままの自慰行為。目の前の窓には他の部屋の明かりが見える中での行為。

「貴女も…弄りたいんでしょ…?でも…そんなに惨めな格好じゃ…弄ることもできないわね…。
私は…自由なの…。貴女の顔に跨がって…アソコを自由に弄れるの…。」

クチュクチュと卑猥な音を響かせながら、止めどなく溢れ出る蜜を真弓の顔の上に滴らせ、割れ目を弄る指先は何かに取り憑かれたかのように動き回る。

「真弓…あんたは…私を試す為に…全裸で縛りつけられたの…。
あんたが邪魔だと…私に思わせるために…。
可哀想ね…真弓…。気持ち良くなりたいのに…垂れも触ってくれなくて…自分でも…触れなくて…。」

ゆっくりと腰を落とすようにがに股に脚を開くと、自然と開かれた割れ目からはボタボタと止めどなく滴る蜜が真弓の顔を汚していく…。

「でもね…真弓…耳は…聞こえてるわよね…?さっき私が…カーテンを開いた音…聞こえたでしょ…?
今橋…カーテン全開で…近所の人に覗かれてるわ…きっと…。あとで…縛られたままの真弓を…誰かが犯してくれるかもね…?」

中腰になり股を開いた私は、割れ目の奥から蜜を掻き出すように掻き廻して、溢れる蜜を真弓の顔…乳房…それに割れ目へと惜しげも無く垂らしていく…。

メールの最後の言葉…。
親友を…汚す快楽…。
それに気づきつつある私は、この時、また新しい感覚を覚えてしまったのかもしれない…。

【ワクワクしながらお待ちして、ドキドキしながら読ませていただいてます。

この場面は…序章…なんですね…。
もっと乱れてみたい気持ちもありますが、この先にとっておこうかと…。

希望と言いますか…淫語…みたいなものを強要されたいかな…と思います。
自発的に言ってしまうよりも…淫らな言葉を強制的に言わされる事で羞恥心をより強く感じられるかなと…。
ご面倒でなければ…取り入れていただけたらと思います。】
41
投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/31 09:47:19    (TNTOVXUE)
視線だけで感じ、見られていることを意識するだけで濡れるかどうかの行為。
想像、妄想、願望が事実であり、突出したものでなければ到底達成しえない。
些細な嫌悪感、抵抗、罪悪感、何かしらの拒否反応を見せていれば10分などという時間が倍あっても、10倍あってもやはり不可能。

「想像以上だな…。」

明確にどのタイミングからカウントを始めたというわけでもない。
しかし、それを意識し始めて物の数分、あっさりと大粒の雫が内腿を伝い、床まで滴り落ちたのだ。

真弓の半分程度の時間で、こうもあっさり。
如何に京子が現状に酔い、真弓を意識し、男を求めているのかが目に見える結果として証明される。
そしてそれは同時に、真弓との関係を終了させることを意味する。

何を思い、真弓の寝室のドアノブに手をかけるのか。
何を思い、その部屋へと一歩を踏み込むのか。

案の定、拘束された真弓の様相に戸惑いを隠せず、しばしの硬直が見受けられる。
その様子は京子にとって、想定内か…それともはるかに外か。
こっそりとリビングを、あるいは男と一緒に、その様子を伺っている光景も想像していたのだろうか。

その場に立ち竦む京子、全裸の手にスマホだけを持っている不自然さ。
そんな手の中でなじみ深くなりつつあるパターンでスマホが震える。

<見ての通り…、それが今の真弓。
10分弱の時間がかかった、まだ、「普通に近かった」真弓でも、こうなってしまったんです。
その半分以下…、「既に普通ではない」貴女は…どうなってしまうんでしょうね…。

当然、真弓は私の顔は知りません、声も知りません。
ベランダから放り投げた、アイマスク…そして貴女の厭らしい汁に塗れた下着、それで目を覆い、口の中に押し込んで横になっていろ、全裸で、そう言えば真弓は間髪入れず指示に従いましたよ。

鍵を持った男が与える指示ですよ。
視界を奪われ、助けを求める手段である声を自らで潰し、全裸という姿で。
逃げるための手段を全部自分でつぶして、真弓は待っていた。
もちろん、縛るときも抵抗の一切がない。

それどころか…見てください…。股間部周りのシーツのシミを。
あらゆる期待と緊張、不安に身を委ねながら、溢れる愛液が作った染みです。


当ててみましょうか…?
もう「邪魔」ですよね…?真弓が…。

そうだな…、真弓さえいなければ、私だけの…私だけが…って思ってますよね。
こんな状況になっている「元親友」を羨ましいと、思っちゃってますよね…?
そんな状況の「元親友」を見てもなお…貴女の割目は乾くどころか溢れてきている…そうじゃないですか?

真弓が「いなくなれば」、自分だけが…と。
邪魔…羨ましい…邪魔…羨ましい…邪魔…邪魔…邪魔…。

見下したいですよね…?
言ってましたよ…、真弓…。
貴女は真面目だ…、でも時折、プライドの高さや貴女には絶対負けてない、そう思っている表情や態度が出てたって。

差し上げますよ…。
貴女の方が上だという、物理的なプレゼントだ…。
真弓の顔を上に、跨りなさい…。

その為に、起き上がれない仰向けで伏せたままの状態を強制しているんだ。
貴女の、「真弓を排除したい気持ち」手助けしますよ…。

さぁ、跨って…、汚してあげましょう。
親友が終わる瞬間…。

膝立ちだと、より顔が近いですねぇ…、そこはお任せします。
真弓の顔に跨り、その濡れた割れ目を…何度も、何度もかき回してください。
ここ数日、放心状態でろくにおなにーもできていませんよね…?

ちゃんと見ててあげますから…。出られませんよ…?入った以上は…。貴女達が終わるまで…ね。
さぁ…。
さぁ…。

汚してくださいよ…、真弓を…。邪魔だと…、罵ってもかまいませんよ…?
惨めな姿だとあざ笑っても、構いませんよ…?
もう声は出してもかまいません。>

あえて寝室のクーラーは切っておいた。
熱中症の懸念もあったが、幸い湿度は高いが風は入ってくる。
蒸し暑く、汗を滲ませるも、大事に至ることはない程度だ。

湿り気を帯びた風は、ベランダから流れ込みカーテンを揺らす。
それはベランダの窓が開いていることを示し、この異様な光景。
縛られた全裸の女、脇に立ち尽くす同様に全裸の女。

近隣住民は到底想像もできないだろう。
惨めにもその惨めさの虜になった女の…惨めな姿を。

<そして貴女は気づく…。
真弓という…、最も近い、親友と呼ぶ女を汚す快感に。
解放してください…、竹本京子という女を。>


【楽しんでいただけているようで嬉しいです。

裏切りのシーンに関しては検討いただきありがとうございます。
裏切りの序章ではありますが、いったんこのような形を取っています。

お任せいただいて、しっくり来ていただいているかはわかりませんが…。
暴走…も、素敵ですけどね。

気になったこと、ご提案等はお待ちしていますので、気づいたことがあれば、やりたいことができた際はまた教えてくださいね。】
40
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/30 16:12:45    (q4ciiKPY)
姿見に映る全裸で佇む自身の姿。 
ここが自宅ではなく、以前から交流のある友人…真弓の部屋だというのに…。

そして真弓が留守ではない事を知らされたと言うのに…扉一枚隔てた向こう側にこちらを窺っているかもしれないというのに…。

しかしながら真弓という対抗意識を燃やす存在を自分の中に作り上げ、負けたくないという言い訳を大胆な行動の切っ掛けにしようとしていたのかもしれない。

それは違う…。本当は私の中に眠っていて私自身も気づかなかった欲望が目覚めてしまっただけなのかもしれない。

あの日…真弓から告白された下着泥棒の被害。
その話を聞いた途端、心の奥に胸騒ぎにも似たモヤモヤしたものが立ち込め、熱く昂った身体の芯は潤み始めてしまっていたのだから…。

『ホントは…私も汚されたかったのかも…。そう…あの日…真弓の話を聞いて…羨ましかった…。』

真弓に対して感じていたライバル心は私の中で作り上げた虚像。
心の奥に芽生えた羨みが私を大胆に行動させる原動力…だったのかもしれない…。

『真弓だけ…男の人から注目されるなんて…。
女として…汚してやりたい程に…熱い視線を浴びせられてるなんて…。羨ましかった…私もって…思っちゃったから…。』

何故これほどに自分の気持ちに素直になれるのか…。自室ではなく友人の部屋だからなのか…。

その理由は自分でもよくわからない。
ただ…あの人を真弓に取られたくない…そんな想いが自分の心をハッキリとさせ始めていたのかもしれない…。

鏡に映る全裸の私。蕩けた表情に潤んだ瞳。頬を赤く染めた私は全身を薄桃色に染めて羞恥を悦んでいるように見える。

辺りを見渡すと複数のカメラが私を捉え、そのカメラの向こう側には私の全てを貫く程にギラギラとした視線を感じる。

配置されたカメラを見れば、私に逃げ場などなく隅々まで隠すことの許されない状況を物語っているのがわかる。

『こんなに…たくさんのカメラ…。どこもかしこも…隠すことのできない…恥ずかしい姿を…見られてるんだ…。』

意識的にカメラを視線の先に捉える毎に、羞恥に震える心は悦びを感じ始める。
一糸纏わぬ姿を隅々まで見つめられる羞恥は私を更に狂わせていく…。

そんな私にあの人からの指示が…。

『10分動けない…。その間…あの人に私の全てを見られ続ける…。』

姿見に映る自分自身を改めて見直すと、明らかに上気した表情を浮かべ、更なる羞恥を望んでいるようにも見えた。

恥ずかしい私を…もっと見て欲しい…。
もっと…私を辱めて欲しい…。
見られたい…恥ずかしい姿を…晒し者でも何でも構わない…もっとたくさん…見て欲しい…。

そんな抑えきれない気持ちが込み上げてくる。

『真弓にできたのなら…私にもできる…。見られて…見て欲しくて…アソコから…たくさん垂らしちゃう…。』

10分間…これほどにもどかしく複雑な想いで過ごしたことがあっただろうか…。

早く過ぎて欲しい…。もうこんなに過ぎちゃったの…?何もしてないのに…アソコから垂れてきちゃうなんて…。

『真弓よりも…早く…。』

色々な想いが私の中を駆け巡る。全裸の姿をただ黙って見られ続ける異常な時間…。

太ももを滴る蜜は、次から次へと溢れ出る蜜を重ね合わせて下へ下へと加速しするように流れ落ちる。

太ももを伝って伸びる光る筋は、いとも簡単に床へと辿り着き、脚を床から離さずに少し開いただけで割れ目から糸を引きながら垂れ落ちるほどに…。

『あぁ…垂れちゃう…アソコから…こんなに…床を汚しちゃってる…。』

10分の試練は簡単に果たすことができた。
許しを得られた悦びを感じながら真弓の寝室へと意識を向ける。

そんな私に真弓との関係を引き裂くような言葉が浴びせられる。罵るだけではなく、改めて考えさせられるようなもっともな言葉。

ここで寝室へと足を踏み入れてしまえば、あの人が言うように真弓との友人関係が音を立てて崩れるだろう…。

わたしの身を案じての言葉なのか…あの人を独り占めしたかったからなのか…。

真弓の想いとワタシの想い…それはお互いに負けたくない…取られたくない…と言っているように感じた…。

『そうね…真弓の寝室に入ったら…真弓の言葉を無にする事になる…。でも…それでも…私は…あの人に…もっとたくさん…悦んで欲しいの…。あの人に悦んでもらえたら…私ももっと…悦ばせてもらえるから…。』

過去の男達とは違う何か…。与えればその分返してもらえる信頼のようなものを感じていた。

静かに扉を開く…。
そこで目にしたものは…。
両手両脚を紐で結ばれベッドの足に縛りつけられ大の字に身体を開く真弓の姿。

アイマスクをされている為に、おどろいた表情の私は見えていないだろう…。
それを良いことに私は、辱めを受ける真弓の隅々まで見ることができた…。

『真弓的アソコの毛はどうしたの…!?剃りたくないって…言ってたよね…。』

ツルツルに剃り上げられたそこを凝視しながら真弓が言っていた言葉を思い出した…。

『あの人が…それほどに大切な人って…事なの…?』

真弓のあの人への想いの強さを感じ、今までに感じた事のない憤りのような感情に包まれる。

友達だと…親友だと思っていた真弓を今は単なるライバルとしか感じられなくなっていた。

真弓を蹴落としてでも…あの人を独り占めにしたい…そんな想いが沸々と浮かび上がってくる…。

『親友を…終わる…時間…。ここから先に…踏み出したら…もう…真弓とは…。』

真弓と共有した時間が思い出される。
真弓の柔らかな笑顔…楽しそうに話す姿…。
泣きながら訴えてくる姿…。
崩れそうな私を心配そうに覗き込む表情…。

どれも二人の絆を深めてきた二人の思い出…。

長い時間をかけて深めてきた二人の絆をこの場で断ち切ってしまう事に躊躇いもあった。

しかしながらそれ以上に『あの人』を独り占めしたいという欲望に苛まれる…。

『でも…どうしたらいいの…?こんなに…イヤらしい真弓…羨ましい…。どうしたら…。どうしたらあの人を独り占めできるの…?』

未だに心の奥に躊躇いが残っているのだろうか…。
親友との関係を終わらせる辱めを与え貶める事に…。

羨望の眼差しで見つめていることがその内心を表している。
辱めを受けて、時折唸るような喘ぎにも似た吐息を漏らす真弓を見つめていると、何をしたら良いのかわからず、ただ頭は混乱するばかり。

縛られた友人を全裸の私が見つめる異様な光景。

その淫靡な時がいつまで続くのだろうかと考える余裕など私にはなかった。


【いつもドキドキするような魅惑的なお話しありがとうございます。

この先…真弓との親交を断ち切る場面ですが、どのように描いたら良いか迷ってしまって…。
真弓の目の前で暴走してしまおうか…それとも目隠しをされて周りの見えない真弓の身体を他の男に委ねてしまおうか…。
どちらもなんとなくピンとこなくて…。
ここはお任せした方がしっくりくるのかもと思い、ここまでにしてみました。】
39
投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/29 21:22:07    (iHG9EroC)
「やはりそうだろうね…。竹本京子…、そうなるんじゃないかと…くくっ。」

この機会を想定し、男はPCモニターを追加購入した。
あらゆるカメラから送られてくる映像を同時に確認するには、ノートPC一つではとても間に合わない。
自室に備えている大型のテレビさえモニターとしての使用。

60型の高画質なテレビ画面にはより鮮明な映像が表示される。
また、その他モニターにも別のアングルからの映像が送られ、表示される。

姿見に写る正面の全身映像…、それを少し横の角度から左右をそれぞれ映し出している。
背後から後頭部を映すカメラもあれば、ローアングル、引き締まった臀部を中心に割れ目をしっかりと映し出すカメラ。
あるいは、些細な変化も見逃さないように表情を映し出すことに特化した位置にあるカメラなど。

実際、姿見に全身を映し出すことのできる位置が、もっともあらゆる角度から被写体を撮影できる位置となっており、大げさではなく映っていない部分などないのではないかと思うほどに全身を捉えていた。

結果として全裸になることを選択し、その身体を贄として捧げるかのような振る舞いに、男は笑みがこぼれる。
とはいえ、一瞬の躊躇いを見せた、指先が制止した瞬間もしっかり確認できていた。
それはある意味、まだ人間である証拠…だったかもしれない。
自尊心をゼロにし、隷属すること、従順であることを真に願っていれば、おそらく手は止まらなかった。
しかし、その一瞬の制止はわずかな理性の存在の証明でもあった。
その一瞬から数分置いての脱衣は、まさに勢いではなく、本能に抗えないわけでもなく、理性を有した状態でその選択をしたことに他ならない。

ただただ女の下着を汚して弄ぶことを生きがいとでもいうかのように楽しんできた男だったが、
ここへきてある意味、京子の存在が男の内に秘めた願望を引きずり出していったのかもしれない。

「どうするんだい…?私は、脱ぐように言っただけだ…。
まだ親友かい…?真弓は…、それとも変わってしまったかな…?親友という最も心が近い存在から…別の何かへ…。
どんな常態かを言っていないとはいえ、隣の部屋に真弓がいることは伝えた…。

それでも、その手は…指先は…止まらないのかな…?」

一糸纏わぬ姿を晒して程なく、京子の指先がその柔肌を這い始める様子が映り込む。
数分前には瞳の中に僅かに理性を宿した輝きを見せていた。
しかし、その光が曇り…、くすんでいるように見えたのはおそらく勘違いではないのだろう。
蕩けるような、惚けたようなその表情…。
真弓という良くも悪くも自分と比較されている存在の生活環境、状況を目の当たりにし、自身に重ね想像し、妄想し、凌駕することができるのか、脳内で再生…トリップ状態とでもいうかのような。

<10分…差し上げましょう。
今、貴女が…立っている位置が、最も私に全てを晒している位置。
惚けたその表情、潤んだ唇、つんと上を向いて勃起する乳首…、緊張と不安、興奮で笑うその膝…、
そして陰毛をしっとりとさせ…、内ももを伝い、今にも滴りそうな愛液さえも全て…。

10分間、その位置から足の裏を離してはいけません。
その場で…、真弓がその部屋で過ごしている状況をよく想像し、それを貴女自身に重ねて妄想してください。
時間内に、貴女の厭らしい愛液が床まで到達することができれば、隣の真弓のいる部屋へ入室することを許可しましょう。
立っているだけです。

その環境下に身を置き、どれだけ乱れ、壊れ、さらけ出す生活を望んでいるのかを確認します。
部屋をその状況にした初日、真弓にも同じことをさせてみました。

8分37秒…、彼女の愛液が床へと到達した時間です。
早いと感じますか…?それとも簡単に感じますか…?

ひとつだけはっきりと言っておきますが…。
もし、この指示を実行し、10分という時間の中で達成でき、真弓の寝室へ入ることができた時、
貴女はもう、真弓を親友と…いえ、友人として接することもなくなります。

貴女の分まで私が引き受ける…、そう言った真弓の気持ちを貴女は受け取らず、私の指示でここにいるのだから、もう既にそんな気持ちはないかも…しれませんけどね…?>

変態的な指示を示しながらも、要所で真弓との関係性を引き合いに出す。
まるで、仕事と恋人のどっちを優先するのか問うているかのように。
従い続ける事、必要とされる事、真弓よりも上だと証明することは、自身でも真弓を切り捨てることを意味する…とでもいうかのようで。

「あっさりクリアしてほしいものだ…。
その8分37秒という時間…、確かに真弓は愛液を滴らせ床へと到達させた。
ただあの時は…、どうしても必要とされたいという真弓に根負けし、乳首への愛撫は許可したのだから…。
貴女は…どうでしょうね…竹本京子…。くくっ…はは…。」



-寝室-

「んっ、んぅ…んっ…。」

ベッドの上で横たわる真弓は、リビングの京子同様に一糸も纏ってはいない。
万歳の状態で挙げられた両手は双方で手首を縛られ、縛ったビニール紐はそれぞれベッドの足へとつながれていた。

同様に両足首にも巻き付けられたビニール紐、やはりベッドの足へとつながれている。
この状況が想定外だったと推測できる理由に、拘束されたそれぞれの四肢の状態が挙げられる。
簡素なビニール紐で縛られているとは言え、縛っている手首、足首には必要以上に痛めないように薄手のハンドタオルが巻かれ、その上からビニールで縛っているような状態。

専用の物ではない勢い任せの拘束、の割に、真弓の身体を労わっているような処置。
それはある意味「真弓は今の状況を理解できていない可能性」を思わせる。

目には視界を奪うためのアイマスク。
かなり厚手で面積も広く、傍から見ても完全に視界はゼロだろうと想像するのに難しくはない。
そして猿轡…、の代わりに口の中に押し込まれているのは、あの日鍵と一緒に男が持ち帰った京子の下着だった。
完全に明らかになる、親友と二人で同じ男の毒牙に掛かり、嘆くどころか二人揃って魅了されている…その事実に。

大の字という惨めな姿で全裸を晒す真弓。
その股間…割れ目は一切の毛がなく、全てを無情にも丸裸…文字通り丸裸にされている。

「旦那さんがもし、剃って欲しいって言うなら考えるけど…。
そうじゃなきゃ、剃りたくないなぁ…。
ほんと、最愛の人のお願いだから聞いてあげるって感じだもん…。」

いつかの酒の席でぽろっと真弓がこぼした言葉。
当然、二人にとって男は下着泥棒でしかなく、婚約者でもなければもちろん恋人なわけもない。
しかしその無毛の丘、丁寧に処理され存在を微塵も感じさせないほど滑らかになった割れ目の周囲…、いつかのあの言葉が本当なら、真弓にとってそれほどの男になっている…ということだ。

そして寝室の入り口入ってすぐのデスクの上には、見知った模様のメモ用紙。

<目に入った瞬間…何を感じましたか…?助けたい…?ショック…?可哀そう…?羨ましい…?

あるいは別の感情でしょうか…?
親友を終わる時間…始めましょうか。>

読み進める先には、京子をさらに奈落へ歩み進ませる内容…、裏切りの序章が記されていた。




-10分後-

「十分です、竹本京子。
お隣りへどうぞ…?部屋に入っても、私がいいというまで一言も発さないこと。
守れなかった場合は…わかりますね…?」


【思いやり溢れるお返事、ありがとうございます。
そうおっしゃっていただけるだけで、心が救われます。

良くも悪くも、私の中にそこまで大層な筋書きはありません。
と言いますか、貴女からのお返事で枝分かれしていく、これが相手ありきのイメの醍醐味なので、乱れてしまう可能性も含めて筋書き通りです…、ちょっと卑怯ですね。

変な言い方をしますが、暴走しても良いようにしてみました。
それは最終「裏切りの序章」の部分。
もちろん、親友を終わる時間への指示等はある程度考えてはいますが、ここを京子さん「自身で親友を裏切る行為」に耽ってもらっても良いかなと考えました。
描いていただけるなら、それを考慮してもちろんレスをしますし、手前でとどめるならこちらで裏切る行為を指示します。
気持ちと、そこに至った時の文章量等で判断されてください。】
38
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/28 10:05:33    (1X2ZZ7Wn)
今まで数え切れない程に訪れた部屋。
お互いの生活に何らかの変化がもたらされた時…。
真弓から呼び出された事もあった…。
もちろん私から駆け込んだ事もあった。

喜怒哀楽…あらゆる感情をお互いに慰め合い、喜び合った大切な場所。

そんな居心地のよい癒やしの場所であったはずの場所。

もちろん真弓が泣きながら電話を掛けてきた時には、胸騒ぎのまま駆けつけたこともあったものの、今この部屋に足を踏み入れる時の胸騒ぎは、その時のものとは異質のもの。

恐怖と不安、それと同じくらいの興味が私の心の中で渦巻いていた。

玄関ドアを開けた途端。聞き覚えのある機械的な唸る音が聞こえる。

赤いランプが点滅するそれは私の動きに合わせて首を振りながら追い掛けてくる。

『やっぱりこの部屋にも…。』

私にコンタクトを取ってくる男と、真弓に手を出している男が同一人物ではないかという疑念が益々強くなる。

指示通り壁に張り紙がある。部屋の中を見て回れ…。変化を感じてみろ…。そんな言葉に促されて周りに視線を向ける。

あらゆる所に仕掛けられたカメラ。それは逃げ込む場所などない程に、どこに居てもその姿を捉えられるまでに張りめぐらされたそれは、お前にはプライバシーなど存在しないと言っているように思えた。

『こんなにガメラが…いつの間に…。』

驚愕の表情を浮かべるものの、不思議とそこには恐怖の感情はなく、『興味』そのものだったのかもしれない。

部屋に続く廊下。トイレ…洗面所…バスルーム…。どこを見てもカメラの存在を確認できる。

部屋の入口の扉を開けて再び驚愕の表情を浮かべる。いたる所…そう…無数のカメラがそこに存在する者を逃さす監視するように設置されていた。

『こっ…これって…。盗撮レベルじゃない…。逃げ場なんて…どこにも無い…。』

常に誰かの視線を感じながら生活する事のストレス。心安まる空間なんてどこにもない部屋の中で…そんな生活が私にできるだろうかと不安にもなる。

そんな私の心の中を見透かしたようなメールが届く。

『私の心の中が…わかるの…!? 』

カメラだらけの部屋の中を見て、明らかに動揺している私。その内心を透かし見たかのように私の心を抉る言葉。
真弓の言動を引き合いに出し、揺れる私の心を煽るような言葉。

『真弓にできるなら…私にだって…。』

ブラウスのボタンに指先が触れる。
その感覚に脳が危険信号を発するかのように、伸ばした指先を一瞬引き戻す。

次第に震え始める膝。カクカクと小さくではあるものの確実に震え始めた膝の振動は、次第に全身へと波及するように伝わっていく。

『真弓の部屋で…全裸になんて…。全部脱いだ時…真弓が帰ってきたらなんて言い訳するの…?』

留守中に勝手に入り込み、全裸でいる姿を目撃された時の羞恥。それを考えると今までに感じたことのない羞恥や惨めさを感じる。

『でも…このままじゃ…あの人は真弓を選んでしまう…。真弓よりも…私の方が…。』

一人の男性を複数の女性が奪い合うような心理戦。
他の者よりも自分の方が優れている…私の方が他の女よりもメリットがあるとアピールするような…まさにそんな感覚。

真弓が留守のうちに…。真弓に見つからないうちに…。焦りの中であの人を私の側へ惹き込もうと企み、指示通りに行動しようとブラウスのボタンをひとつ外す。

と…その時…再びメールが届き、その内容に驚きの表情を浮かべ、閉ざされた寝室の扉を見つめる。

『えっ!?真弓…居るの!?この部屋に…最初から居たの!?』

震えが止まらない。扉一枚隔てた向こう側に、あの人と同じように私を試すかのように様子を窺っているなんて…。

私が指示を拒んだとしたら…『貴女の分も私が受け止めるから…。』と…勝ち誇ったような笑みを浮かべるに違いない…。
それは友人の身を案じるような美しいものではなく、自らの欲望を果たすためにパートナーの奪い合いに勝利した歪んだ笑み…。

『負けられない…。私…真弓には負けられない…。』

再び姿見の鏡に正対すると、ブラウスのボタンをひとつ…ふたつと外していく。
それは先程の戸惑いを感じさせることはなく、何かを決意した強い意志を感じさせるかのように。

ボタンが外されていくと中からブラに包まれた豊かな膨らみが見え始め、ボタンを外し終えたブラウスを潔く脱ぎ捨てる。

腰に回した手がスカートのファスナーをジリジリと音を響かせて下げ、ホックを外し終えるとスカートを掴む指の力を緩める。

ハラハラと舞うように脚を滑りながら床へと落ちるスカート。

ここ数日、世間から見放されたような胸中で過ごしていた私。その日の下着は、誰に見せる訳でもないと言うのに、無意識に透け感のあるものを選んでいた。『透け感』と言えば当たり障り無く聞こえるものの、実際の生活の中に於いて下着としての機能を果たすものではなかった。

上も下も素材の全てがレース生地のそれは、夜の営みで用いるプレイ用とでも言うべきか…。

肌に張りつく赤い薄手のレース生地。
そんな下着とは言えないような代物を一日中身に着けて過ごすなど聖職者として常識では考えられなかった。

姿見に映る自分自身を見つめ、恥ずかしい内面を隠し持っていた今日を思い返す。
それはまさに見える部分だけの話しではなく、私の心理そのもの。内面に隠し持った羞恥の欲望を目に見える形で再現しているように思えた。

『そう…これが私の本当の姿なの…。恥ずかしい下着を隠しているように…私は…心の中に…恥ずかしい想いを隠し持ってるの…。』

ゆっくりと背中に腕を回しブラのホックを外す。
元々締めつけなど存在しないブラ。ホックを外しても丸い膨らみの形に変わりは無く、両腕を滑り落ち透けていたふたつの丸みが露わになる。

全身が薄い桃色に染まっているのがわかる。赤く染まった頬。潤んだ瞳は蕩けたような表情を浮かべて姿見を見つめる。

『私なら…真弓よりも…あの人を悦ばす事ができる…真弓には…負けたくない…。』

そんな想いが最後の一枚すら躊躇うことなく剥ぎ取り、友人の部屋の中でついに全裸を晒し…。

『真弓が覗いているかもしれないのに…。全部脱いじゃった…。もうでしょう言い訳できない…。
あの人が望むように…何でも…。あの人が望むなら…どんな事だって…。』

蕩けた表情で姿見に映る私は、自然と両手が自分自身を撫で廻すかのように這い回り始める…。


【遅くなりました。
興奮しきれない…そうですね…。でもこの先の展開には心の動きと言うか心理描写みたいな展開も必要なものだと思いますので…。

大丈夫です…伝わっています。直接的な指示と言うよりも心を煽るような指示に翻弄されて想像以上に乱れる切っ掛けにもなると思います。

もちろん、こうしろああしろと指示されて乱れていくのも楽しいと思いますし…。

私があまりにも暴走してしまうと、お考えの筋書きが乱れてしまうかもしれませんから…。
現状ではあくまで私は受け身の立場だと思いますので、指示に従う…そんな感じなのかな?と思います。
とは言っても…たまに暴走してしまうかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。】
37
投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/27 00:39:08    (sGwgNmG0)
「そろそろ時間か…。」

PC前に腰を据え、モニターに表示されたデジタル表記に目をやる。
薄く零れる笑み…、薄暗い室内でぼんやりと発光するモニターの明かりだけが男の顔を照らす。
決して醜い容姿をしているわけではない。
過去には恋人がいたこともあった、関係も良好だった。

しかし、男の性癖に女がついてくることはなかったのだ。
執拗に女の私物を汚したくなる衝動。
女そのものを私物のように汚したくなる衝動。
そしてそんなの内に秘めたる被虐性。

女を奴隷のように扱いたいわけではない。
羞恥、快楽、嫉妬、承認、従順、堕落…。
あらゆる本来表にあまり出ることのない感情に突き動かされ、自分でも気づきえなかった自分に気づき、壊れていく。
そんな様子を男は心から求めていたのかもしれない。
男自身の身体を使ってそれが叶うのならばきっとそうするのだろう…、しかしまだまだ前菜…。
メインに向かう道半ば。

長年燻り続け、真に満たされることのなかった男の欲を…この女は満たすことができるのか。
あるいは、その女の奥に眠る雌の本性がどんなものなのか。
想像するだけで男の股間は滾りを感じ、そのクビを持ち上げている。

迎え入れる、真弓の部屋は京子に何をもたらすのか。
当初は真弓を利用して京子を貶めることを考えていた。
カフェでの告白はそのうちの一つ、あえてそれを命令だと口にさせることで、真弓と同じ男に弄ばれている可能性を過らせたのだ。
まさか、鍵の話が真弓自身から流れていたとは驚いてもいたが、想像以上の真弓の陶酔具合にこの上ない興奮を感じたのは言うまでもない。

何度か訪れたことのある真弓の部屋。
当然、ある程度の内装は知っているはずだが。

ブーン…。

指示通り玄関の鍵は開けさせて置いた。
開けば引き戸式のシューズラックを備えたあまり大きくはない玄関口。
しかし、そんな空間には大凡似つかわしくないモーターのようなものが聞こえる。
それは頭上、天井よりやや下の壁面に固定されたカメラが熱を感知し、自動でそのレンズを熱源へと向けた音だった。

-続きは玄関わきの壁に張り紙をしておきますので…。-

男のメッセージ。
カメラの設置されている壁面、そのちょうど京子の目線の高さにそれはあった。


<少し…中の様子をご覧になってください。
貴女も以前来たことがあると聞いています、その時と違いがあるのかどうか…。
そうですね…、間違い探しのようなものだ。>


長くはない廊下。
右手にはトイレの入り口の扉。
左手には洗面所、その奥が浴室。

ちらっと見える洗面所の化粧台の角にも、玄関口と同じカメラが設置されており浴室の入り口に向いた状態で今は動いていないようだった。

-完全防水、サームグラフィ内臓で熱を感知して自動追尾もしてくれる優れもの。-

不意に脳裏によぎる、男の「プレゼント」の説明。
今はまだ用のない、浴室…トイレ…、玄関口と洗面所でさえカメラがついているのだ、もしかしたら…いや、当然…。

廊下を進み扉を開ければ、すぐ横にキッチン。
当然のように、迎えるのは真弓…ではなく、無数のカメラ。
まるで何者をも見逃すまいとばかりにあらゆる角度から向けられているのがわかる。

1台…2台…3台。
扉を開けてその場から見えるだけでも3台、1台はキッチン脇の床から見上げるように設置されており、その角度は既に京子のスカートの中を捉えているのではないか、という角度。
全てのカメラが熱感知で動いているわけではなく、「目的が決まっている」カメラはやはり固定されているようだった。
「場所によって」は「そう言うカメラ」も多く設置されているかもしれない。

キッチンに広がる甘く煮た醤油の香り。
コンロの上には少しだけ食べ残った肉じゃが。
シンクには水に浸した食器が沈んでいる。
少し前で食事でもしていたかのように、テーブルの上にが飲みかけのお茶が入ったグラスがそのまま残っている。

21時…、に合わせて真弓が何か行動をしていたとは到底思えない生活感。
にもかかわらず、このカメラの数、「探してもいない」京子の視点でさえ既に5台のカメラが姿を見せている。
もはや盗撮とは似ても似つかない。
監視…管理…そんな言葉が簡単に思い浮かんでしまいそうなほどの空間。
そんな中での生活を…、強いられたのか…、あるいは自ら受け入れたのか…。差し出したのか…。

異様すぎる光景の中にある日常、まだ湯気の立ち昇る鍋…、使用後の食器…、それらがさらに京子の思考回路を理解不能へと追いやっていく。
晒される、覗かれる、監視、全てを名前も顔も声も知らない男に差し出しているのか。
そう思わざるを得ない光景。

テーブルに供えられた一つしかない椅子。
その椅子の座面に向かうように角度が調節されたカメラ。

さらに奥には京子も掛けたことのあるL字のソファ、そしてその前にはローテーブル。
壁際に置かれたテレビボード、4Kが自慢だと言っていた55型の薄型のテレビは変わらぬまま。
しかし、そのテレビボードの中にも当然のようにカメラのレンズがソファに向いている。

そしてそのローテーブルの上には1枚のメモ。
壁面に貼られていた物と同じ、そしてそれは二人が関わることになった当初…、返却された下着と共に封入されていたメモと同じ柄の物。
今更疑いようもないが、さらに同じ男の存在を認識し、改めて親友と同じ男に…もとい、親友だった女と同じ男に弄ばれていることを自覚させられる。

<どうですか…?
「私なら…貴方の言う事…全て叶えられる…。」
まだこの気持ちに変化はありませんか…?

もしはっきりとそう言えるなら…、テレビボード横の姿見の前で全裸になってください。
真弓は、毎朝毎夜、穴言う穴を晒して…私に挨拶をしてくれますよ…?>

テレビボード脇の姿見。
これも京子は知っている者、舐められないように、身嗜みの徹底は女にとって必要不可欠。
そう告げていた真弓の表情は清々しく、彼女らしさを物語っていた…はず。

しかしその姿見も、上部、下部、両サイドから少しずつ違った角度でその状態が映し出されるようにカメラが設置されている。
舐められない…身嗜み…、嗜み…、女の…。
真弓の過去の言動も相まって、改めて考えさせられるかもしれない。

親友の…いや、親友だった女の部屋で全裸になったタイミングか。
あるいは、まだ親友の部屋で全裸になることに理性がぎりぎり戸惑わせているタイミングか。
携帯していたスマホが、例のパターンで震えた。

≪ご存じの通り、奥は寝室です。
そして、真弓がいますよ。

貴女にとって、今の真弓は…いったいどういう存在ですか…?≫

底なしの沼につま先を差し込もうとしている京子…その足首を掴んだ得体も知れない指先が…、さらに引き込むような問いを京子に投げかける。



【遅くなりました。
興奮しきれない回が続いてしまっていますよね…?
申し訳ありません。

とはいえ、前述したように、これ以降は京子さんの行動ありきで展開が変化する流れになっていくと思うので要所で長くなったり短くなったりはすると思います。
あらかじめご承知おきください。

張り紙の指示、お待ちいただいてありがとうございます。
ぎりぎりの語彙の中で何とか描きましたが、雰囲気が伝わると…嬉しいです。厳しいかな。
一方で、その張り紙の指示を京子さんにお任せしたらどうなっていたのかも…気になるところではあります。

手探りで展開しているので、まとまった時間が取れないとなかなか更新も難しいですが、粘り強くお付き合いくださり嬉しく思っています。
今回の張り紙の内容、のようなケース今後も出てくると思います。
もし、「描いちゃいたいな」と思う内容があれば、描いちゃってください。
たぶんそれはそれで二人で描くものとして、とても楽しい物になると思うので。】
36
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/25 15:16:06    (kSC/dnYL)
こんなに私を淫らな世界に惹き込んでおきながら…。

そんな想いを込めたようなメール。

それでも縋るように私をもう一度…女として見て欲しい…と想いを込めて送ったメール。

あれ以来、あの人からは何の返信も無い。

やはり真弓を選んだんだ…。

そんな哀しみに満ちた気持ちは自分でもどうすることもできない落ち込みとなっていた。

ほんの短い期間、たった数日とは言っても、私に興味を向けてくれる男性だった。
友人への嫉妬と言う醜い感情も芽生えながら、友人よりも私の方へ…そんな想いが有ったことは間違いない…。

「やっぱり…真弓の所に行っちゃったのかな…。」

仕事を終えて自宅に戻ると、必ずそんな呟きを漏らしていた。
干したままの下着…私を追い続けるカメラはそのままに。
だからと言って自分一人の快楽の為に自慰に及ぶこともなく、ただなんとなくあの日のままにしておけば…もしかしたら…。

そんな諦めきれない踏ん切りの悪さだけが露呈する日々を過ごしていた…。

「えっ…!?ごっ…ごめん…なに…?」

放課後の職員室。普段通りに雑務をこなしているつもりだった私に、遠くから呼ばれているような感覚に周りを見ると、すぐ隣に結城里美が私の横顔を覗き込むように立っていた。

「あっ…えっと…なに…?」

何かを話し掛けられていたのかすらわからない…。
まるで心ここにあらず…そんな姿に見えたのだろう…。
心配してなのか…単なる好奇心なのか…噂話のネタ探し…だったのか…。

「えっ…?うん…大丈夫…何でもないの…ホントに…。ありがとう…。」

慌てて目の前の仕事に向かう振りをしてその場を切り抜ける。
失恋…。確かにそう言う状況でもあるのかもしれない…。

その時、机の上に置いたスマホが聞き覚えのある震え方でメールの着信を知らせてくる…。

『コレって…。あの人からだ…。』

慌てて飛びつくようにスマホを手にすると、周りを気にしながらメールを開く。
久し振りに心躍る感覚を得ながらも、とどめの最後通告を申し渡されるのかと言う不安も感じていた。

『真弓よりも…私が…優れている…?それを証明って…どうしたら…。』

メールを読みながら、一喜一憂するような文面に、顔色はコロコロと変わっていたのかもしれない。

それを結城や他の教師に見られていたとしたら、不審に思われたに違いない。

それでも、そんな周りの感情を気にする余裕など無く、この機を逃したらもうチャンスはないと思い、送られてきたメールを何度も読み返し、その真意を探ろうとする。

『どう言う事…?真弓ではつまらない…自己犠牲…?
必要とされるなら…誰のことも関係ない…?
自分のことを…犠牲にすることも…厭わない…?』

メールの内容を読み返し、その言葉の意味を…あの人の真意を考えた。

『私には…何ができるんだろう…。』

目まぐるしく廻る思考…。何を求められているのか…どんな事が自分にできるのだろうか…。

過去の付き合いの中でも相手が望むことは何でもしてきたつもりだった。
望まれたことを断った記憶もない…。

どんなに無茶な望みでも叶えてきたつもりだった。

そんな私なら…あの人の望むことも…受け入れられる…。

もう迷っている暇など無かった。このチャンス…最後に与えられたこの機を逃せば次は無い…。

そんな想いが心の奥から込み上げてくる。

それと同時に、私に求められる淫らな行いを考えてしまえば、自然と身体の芯がジワジワと熱く昂り、潤を滲みだしているのがわかる。

『今夜…真弓の部屋で…いったい何が起こるの…!?』

メールに返信することはなく、約束の時間にそこへ行けばそこにあの人の望みと私の答えが見つかるはずだと思い、急いで帰宅すると時計を気にしながら友人の家を訪ねる。

21時少し前、彼女の部屋の前に立っていた。

『この扉の向こうに…何があるの…?』

時計を見るとあと少し…21時ちょうどにドアノブを回そうと手をかける。
それはまさに禁断の扉なのかもしれない。

そこから先が、本当に後戻りできない世界への入り口なのかもしれない。

恐怖や不安…好奇心や昂り…。
複雑な想いが私の心の中に渦巻き、私の思考を乱していく…。

『私なら…大丈夫…。真弓よりも…あの人を楽しませることができる…。あの人を悦ばせる事ができれば…私にも…新しい快感が…。きっとそう…私なら…できる…。』

時計の秒針が頂点に達した瞬間、玄関ドアのノブを捻り、鍵が開いたままの扉を静かに引き、中へ入る…。


【張り紙の内容…勝手に決めてしまおうかと思いましたが、雄二さんのお考えを邪魔してもいけないと思い、ここまでにしました。
張り紙の内容…何が書かれているのか…楽しみです。】
35
投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/25 14:08:58    (ozXqtQ9I)
解放。
自らを辱め、羞恥の限りを尽くさせられた男からの突然の不要発言。
本来であれば飛んで喜んでもおかしくないはず。

しかし、その内容を確認する最中、あるいは先ほど届いた返信を綴っている時の様子を見ても、明らかに喜びとはかけ離れた、むしろショックを受けている様子に見える。
俯き、肩を落とした情けない姿。
到底、下着泥棒に千度下着を汚された被害者の様相ではない。
そして送られてきた文面からも、その心情が色濃くにじみ出ていた。

「貴方の言う事…全て叶えられる…ねぇ…。
それが本当かどうか…、試すのも面白そうだけど…。

もうちょっと…揺れてもらおうかな…。」

にやりと笑みを浮かべたまま、真弓を汚したその部屋でPC越しに気絶するように眠りに落ちた京子を見届ける。



-数日後-



2,3日、男は何もしなかった。
当然下着に手を付けることもなければ、手にした鍵を使うこともない。
しかし、毎夜京子のベランダの見える場所へは足を運んでいた。
日中も仕事を進めながら、ベランダが見える位置へと来るときは様子を伺っていた。
連絡をしないことで、諦めるのかの確認も兼ねていたが、カメラの電源が切れることもなく、下着は依然としてベランダに干されたまま。

まるで、捨てないで…と、捨て猫が飼い主に最後に向けるまなざしのようにも感じられる。

「んせ…先生…、竹本先生??
大丈夫ですか…?顔色が優れないようですけど…体調でも悪いんですか…?」

声をかけたのは、結城という女教師。
あの日、全裸の京子が息をひそめていた個室の外で皆藤と話していた女。

「それとも…失恋でもしちゃいました…?
竹本先生綺麗なのに…、見る目のない男ですよね。むかつくなぁ…。」

何も言っていないうちに勝手に決めつけ、そして否定する。
あながちズレたことを言っているわけでもなかったが、結果的に必要とされたい男を結城は否定したことになる。

兎にも角にも、周囲に気にされるほどに気持ちが沈んでいる状態が表に出ている状態。
それが今の京子なのかもしれない。

ブーブブン。

そんな中、交友関係もそんなに広くない京子のスマホが震える。
連絡を寄こすと言えば、数か月に1回の頻度で母親か。
最近は、真弓…そして、例の男からの連絡くらいの物。
しかし、その音バイブパターンはいつもと違い、連絡が来なくなる少し前に、男からの連絡を区別できるように京子はパターンを変えていた。

「どうですか…。
数日…、平和に過ごせましたか…?

カメラも、下着のことも、もう続けなくてよくなっているというのに、変わらない状況を送り続けてくださっていることに少し気になってしまいましてね…。

それとも、解放されたのが悲しかったですか…?辛かったですか…?
最後のメール…、私なら…貴方の言う事…全て叶えられる…。という言葉…。

これが本当なら…、私も思うところがありましてね…。
この女より…、真弓よりも貴女の方が優れている…、そう言いきれるのなら…、そう言う話です。

確かに真弓は、自分が犠牲になるから、京子には手を出さないでくれ…と、私にはっきり言いました。
それなら…、と、真弓がどこまで楽しませてくれるのかに期待した。

でもね…、やっぱり物足りないんです。
自己犠牲なんて…つまらない。
誰かを貶めてでも、穢して…汚してでも…、必要とされたい。

逆ですね、必要とされているなら他の誰のことも関係なく、犠牲にすることを厭わない。自分のことも含めてね…。
そんな女がやっぱりいいんですよ…。
できますか…?貴女に…。

できる…というなら、21時ちょうどに貴女の親友…真弓の家に行ってください。
鍵は開けておくようにしますので、インターホンは押さず、勝手に入ってください。

続きは玄関わきの壁に張り紙をしておきますので…。
貴女が真弓以上、だということを証明してください…、私を…求めているなら…ね。」

意味深なメールは男の専売特許か。
時間も場所も選ばず京子の心を弄び、辱めようとする。
数日というインターバル。まるで放置プレイのそれのように京子の心をかき乱す。


【もう少し描こうかと思ったのですが、徐々に京子さんのお返事があって次のレスが成り立つような展開でもあるなと思い、一度区切りました。
今回の私のレスもそうですが、内容によってはある程度の文章量で区切った方がいい場合も出てくるかと思いますので、もしそうなったときは気にせずそうされてくださいね。
いつも十分すぎる文章量にとても楽しませていただいています。】
34
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/25 11:31:28    (u/A/yBnl)
心の内を吐き出すような…そんなメールを送信すると、身体に覆い被さるような重たい何かが取り除かれたような解放感があった。

大きく息を吐き出すと軽く感じる心。

今まで自分でも気づかなかった本当の自分を他人に曝け出す事ができた達成感…。

いや…誰かに告白する事で、自分自身を認めてもらえる承認欲求が満たされたのか…。

虚ろな眼差しで窓の隙間に視線を送る。
誰かがそこにいて覗いているかもしれない隙間。

それが例の男なのか…それとも今、たまたま目にしただけの他の男なのか…。

下着を晒し、他人の目に触れる様を写真に収めたぐらいの男ならば…この状況で他人に覗かれることも喜んでくれるのだろうか…。

そんな妄想を思い描いていると、床に置いたままのスマホが唸りを上げて振動を伝えてくる…。

「えっ…!?」

まるで私の心の中を覗き見られたかのような、女の心理を鋭く突いたような考察。

頭の中には幼い女子生徒の姿や二人の教師の姿。
そしてそれらの人々の心の中の思惑までもが透けて見えるような気がした…。

「私の中の欲望…。それはみんなが…。目覚めたかどうかの話…。」

誰もが何らかの形で持ち合わせている欲望が、覚醒しているのかしていないのか…。
それが早く訪れるのか未だ開花していないだけなのか…。

そんな個人差とも言える目覚めの時期の違い…。それだけのこと…。誰でも…。大差ない…。

私だけが特別なんじゃない…。どこか安心しながらも、そのあとのメールが私の心を震わせた…。

「十分…楽しませていただいた…?」

その一文を何度も読み返す。
その言葉の意味…。その裏に隠された意図…。

「えっ…!?どう言う事…!?楽しませていただいた…って…。」

その先の文面にその不安の答えはあった。

もったいないと思う…。
時間が割けなくなって…。
何人もの女に…。

「貴女の方が…。早ければ…って…!?」

その時、瞬時に真弓の存在が思い浮かぶ。
真弓は私よりも少し早く、あの人からの被害を受け、そこから見つけてしまった悦びを膨らませていた。
誰かに求められる悦び…。従う悦び…。
男を満たす悦び…。存在を認められ…与えられる悦び…。

そんなものを知ってしまった真弓は、あの人から歪んだ愛情を注がれている。

与える事で与えられる悦び…。
ギブアンドテイクを知っている…。

「そんな…。ちょっ…ちょっと待って…。」

追い縋るような思いのまま、送られてきた動画を見つめる。
イヤらしい姿の女。目隠しをして、口には脱ぎ捨てたと思われる下着を頬張るように咥え、乳房を弄り股間を撫で廻す。

口からは涎を垂れ流し、口からとも鼻からともわからない喘ぎを漏らす女。
僅かに見える表情からは悦びのような感情が見て取れる。

それにしてもどこかで見たことのあるような…。
そんな違和感を決定づけたのはベッドサイドに置かれたぬいぐるみ…。

「こっ…これ…。真弓…じゃない…。」

あの人から指示されたのだろうか…。変態的な自慰行為を自撮りしろと指示されたのだろうか…。

羞恥にまみれ…淫らに…自慰行為を晒す真弓に見入ってしまう…。

「真弓が…こんなにイヤらしいオナニーをしてるなんて…。しかも自撮り…。こんな事ができる女だったなんて…。」

頭の中には今日聞いた女子生徒の姿が思い浮かぶ。何も知らない少女が、人知れず開発され指示されるままに自慰行為を自撮りする姿と重なり合って見える…。

指の動きも激しくなる…。口や鼻から漏れ出す喘ぎも限界が近づいていることを物語る…。

激しく痙攣しながらイキ果てる真弓。堪らず横に崩れ落ちた真弓にカメラはズーム…。

いや…違う…。これは誰かが撮影していると思わせる映像。

そして…。

「あぁ…凄い…。精液が飛び散って…。」

どこからともなく吐き出された白濁した液体が、イキ果てて息を乱す真弓を汚していく…。
顔も…髪も…。咥えた下着も…。首筋や乳房にかけて…。大量の液体が汚していく…。

「真弓…こんな事も…してるんだ…。」

友人を心配に想う気持ちよりも、羨ましさの感情の方が強かったかもしれない。
そんな私の心の内を見透かしたかのようにパソコン画面が映しだされると、クリック音と共に床に置いたスマホが震えだした…。

「えっ!?」

メールは真弓から…。

「真弓が引き受けるって…。私の分まで引き受けるって…。真弓は…私もあの人に狙われていた事を知っていたの…!?
そんな…私はもう…用なしって事なの…!?」

絶望感が私を襲う。うな垂れて悲壮の表情を浮かべる私。全身から力が抜け、まるで魂すら抜け出してしまったかのような脱力した姿…。

何も考えることが出来なかった。何かもの凄く大切な何かを失ったような…。

過去の失恋でも感じたことのないような想い。

そんな抜け殻のような私を目の前のカメラは逃すことなく捉えている。

どれほどの時をそのまま過ごしていただろう…。
意識があったのか…夢でも見ていたのか…。

朦朧とする意識の中で、私の中で更に何かが目覚めたかのように、スマホを手に取るとメールを打ち始める…。

≪私は…。もう…用なしと…言うこと…なんですね…?真弓がいるから…真弓で楽しむから…私は必要ないと…。
真弓が貴方の欲望を叶えるから…。真弓を好きなように操れるから…。
真弓は…貴方の希望は何でも叶えるの…?真弓にできないことは何も無いの…?
真弓にできない事…。私にはできるのかもしれない…。私なら…貴方の言う事…全て叶えられる…。
なのに私は…もう…お払い箱…。≫

恨み節とも思える、今考えられる全てを文字に変えてメールを送り終えると自然と涙が零れ落ちた…。

私を包む虚無感が全裸のままその場へ崩れ落ちるように横たわり、深い眠りへと落ちていく…。
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