ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
2024/06/07 22:41:03 (yYbiglp6)
イメージは中世欧州です。

城下街の裏道にあるギャングやアサシンなどが集う酒場。
経営してるのは見た目はか細い老爺、この場を知らぬ初めて訪れる者は誰しもその老爺を胸倉を掴み脅しをかけるが老爺がジロリと目を動かすだけで圧倒され逃げ出してしまう。
それを見て大笑いする客たち、薄汚れた白いカーテンに隠されたような扉の向こうによく当たると言われている占い師がいる。
占い師は真深く被ったベール越しでも美しさわ判り、濃紫シースルーの着衣からもスタイルの良さから男共は恋人、妻、愛人は断られそれでと無理やり悪さをしようとする者は悉く街からも見なくなってしまう。

「フフッ、頃合いかしら?」
部屋で水晶に向かい手をかざしある人物に夢を見せていく。


〔止めろ!!私に触れるな、無礼者!!〕
夢の中である人物は何者かに拘束され陰部をいいように弄られている。
〔ウッッ…、止めろと言ってるではないか!!グウッ……、あぁぁあ、止めろ!挿れさせるな!グッアアッ……。
アァァアーー……、止めろ!イクッ、イキます!!ハァハァハァ……〕
体を痙攣させていると目を覚ます。
〔なんて夢だ!この私が……。〕

息を切らせ額からは汗が滴り、陰部は勃起し陰のうにも触れられた感覚がある、そして何より白濁した液体が腹を汚している。
〔まさか……夢精か……?否、そんなはずはない、風呂でメイドに出してもらってから休んだんだぞ。〕

「あの人はいい夢が見られたかしら?あとは頼んだわよ、愛しの相棒さん……。
私たちはあの方を復活させないといけないのよ。
復活したあの方も私たちの意のままによ?」

お相手は決まってます。
読んでくれたら嬉しいなぁ。
 
1 2 3 4 5 6
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
55
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2025/02/16 22:00:49    (qlUL6siE)
「言葉が過ぎるぞ、ジギタリス。個々の人間が愚かなわけではない。中にはこのリルベルのように聡明な者もいる。救いようもなく愚かで自分勝手な者の比率が、魔族と比べて多いのも事実だろうが。」
怒りを込めた声で返した後、リルベルから石を受け取るヨハンセン。
「ほう、これは魔龍の涙か。入手先はさしずめリルベルの養親と言ったところかな?リルベルはもうこんなものが無くとも魔法は使えるだろうが、お守り代わりか。」
石をサマエルに渡してから、
「サマエル、ジギタリス。良い機会だから言っておく。私はゆくゆくこのリルベルと婚を結ぶ。今からは実の姉と思って接しろ、いいな。少しでも軽んじる態度を見せたら、その時は私が許さないからな。」
「わかりました、お兄様。」
「(嫌々という様子で)畏まりました。」

「それでお兄様結婚はいつ頃をお考えで。」
「叔父上がこのような挙に出なければ、リルベルの復讐が成った後すぐにでもと思っていたが、先ずは父上と母上を救い出さねば。」
「父上と母上、命の心配はありませんが、窮屈な思いをしていると思うと不憫で。一刻も早く救い出していただけないでしょうか。」
「布石はもう打ってある。人間国の自称勇者が、手前の山の祠にそろそろ着くころだ。本来ならそれから向こうは、警備も厳重なのだが、その自称勇者に叔父上を討たせるため警備を緩くさせてある。」
「人間とは本当に愚かな者たちです事。私達みたいに一瞬で移動することもできないなんて。」
「サマエル、そんなこと言うものでもない。そのおかげでこちらは十分な対策ができるのだからな(笑)」
「でもいくら叔父上とはいえ、人間ごときに易々と討たれるとは思えませんが。」
「人間だけではな(笑)一緒にハイルとオートマタがいる。あとこれも私が魔族にしたルチアという者もな。父上と比べ人望が皆無な叔父上の事、いくら魔王の座を掠め取ったとはいえ、本気でついていっているものなど、最初からの腹心だけだろう。叔父上とその取り巻きさえ討てれば、その後はまた父上に魔王の座に復帰して貰って。」
「でもその勇者とやらが、人間国に戻って英雄視されてしまっては…」
「あいつが英雄視されることなぞ絶対にない。そのための布石も打ってあるからな、今頃人間国では自称勇者の悪い話でもちきりだろう。サマエル、ジギタリス体力が戻ったら人間国の魔の子村に行ってみるがいい。自称勇者が自らやらかした行為で、村は大変なことになっているから。」

「これは長話が過ぎた。リルベル私達も飯にしようか。」
ヨハンセンがいくつか呪文を唱えると、テーブルの上に
サラダボール一杯のサラダ、湯気の立った鶏の丸焼き、これも湯気の立ったスープ、山盛りのパン、果実酒の瓶、グラス等々が出現する。
「サマエル、ジギタリス悪いな。明日にはかろうじて魔族の姿に戻せるだろうから、その時にご馳走してやるからな。」
54
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2025/01/29 19:37:32    (eikb12S2)
「ヨハンセンに妹弟が居たのね、知らなかったわ。
ジギタリス様、サマエル様、お初にお目にかかります、リルベルと申しますら以後お見しりおきを……。」
軽い会釈をする、頭のいい子だったらカーテシーをしないこの挨拶の意味を理解するだろう。

「兄上、リルベル様は将来僕達のお義姉様となる方と理解してよろしいのでしょうか?」
「えっ〜、この人間を?」
「ジギタリス、止めなさい!」
「サマエル様、宜しいのですよ、人間だった時は正聖女でした。」
「下等な人間しかも神に仕えるなど愚かです事…。」
「えぇ、愚かでした…、しかし私は今は魔族です。」
「はぁ?人間が魔族?あり得ないでしょう!」
「体力が回復なさった暁にはお見せ致しますわ。」
「リルベル様、タリスが申し訳ありません。
兄上!!タリスをお許しください!!
あの様に怒れる兄上を僕は初め見ました、怒りの魔力が……、怖ろしい……。」
「ヨハンセンもサマエル様、ジギタリス様、いいのです、信じられなくとも受け入れられなくとも当たり前です。」

ヨハンセンの怒りを和らげるかの様にヨハンセンがいつの間にか握り締めていた手を包み見上げ微笑む。
「リルベル様、僕の事はエルとお呼び下さい。」
「ありがとうございます、エル様。」
「おい、エル!この人、何企んでるか判らないわよ!」
「ヨハンセンの大切な家族ですからまずは体力魔力を回復してもらわないとなりませんね。
エル様、お父様とお母様は今は?」
「あぁ、父上は魔力封印の地下牢に……、母上は……、魔王妃寝室にて深い眠りについております。」
「お父様は地下牢に……、ヨハンセン、お父様の魔力は感じられるかしら?
お母様の魔力はあまり強くないのかしら?」
「リルベル様!そうなんです、母上は地位の低い魔族…、いいえ、魔族と人間の間に産まれた半魔族なのです。」
「嘘よ!母上が半魔族だと!私は信じないわよ!半魔族が魔王妃になれるわけないじゃない!
しかも私の魔力は兄上には劣るけどエルとそう変わらないわよ!」
「サマエル様、魔族をお母様を誇りに思うのは良い事ですが真実から目を逸らしてはなりません。」
「な、何を!下等な人間如きに何が解ると言うのです!」
「下等な人間、えぇ、私は物心付いた時には修道院の下女でした、父母の顔は知りません。
修道院長様、曰く早朝若しくは夜も明けていない深夜に籠に入れられ泣きもせずこれを握っていたそうです。
これが何かは誰も判りませんでしたが、洗礼を受けた時、聖女と判明し聖女の鍛錬をしていく内に正聖女と判明しました。
正聖女が孤児だと王国としては何かと問題があった様でとある大公の養女となりそこでは普通の貴族の暮らしの教育を受けました。
この話は何れまた……、その前にお二人には体力と魔力を回復してもらわなければなりません。
ご不満でしょうが……、こちらの冷製スープをお飲み下さい、お姿が猫なので温かいスープはご無理でしょうから…。」
「リルベル様、ありがとうございます。」
「……回復しなければ何も出来ないものね、仕方ないけど飲むわ。……!!(美味しい、何この魔力がお腹から溢れてくる感じは…、
さっきあのリルベルとか言う女が用意したのよね。)」
「ジギタリス様、お気に召して頂けたようで良かったです。」
「闇黒魔力と聖魔力の両方を感じますがリルベル様、両方使えるんですね。」
「えぇ、人間だった頃に比べると聖魔法の方は劣りますが魔族になってからは攻撃魔法も使える様になりました。」
「先程の石見せて頂けないでしょうか?」
「そうですね、ヨハンセンにも見せた事なかったのでまずはヨハンセンからで宜しければその後どうぞ。」

ヨハンセンにその〝石〟を渡すと……。
それは石ではなく◯の涙の結晶だった。
「ヨハンセン?魔の子村から何も食べていないのよ、私達も夜食を頂きましょうよ、石を見つめてどうしたの?」
53
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2025/01/20 22:28:46    (jc3S70FP)
ーーーーーーーーーー山、あばら家--------

二匹の子猫を連れているリルベルと共に、暖炉が灯り温かいあばら家に着くと、
「リルベルの頼みだ。私が回復魔法をかけてあげよう。まあ、私の力を持ってしても、数週間はかかるだろうが…」
回復魔法の呪文を唱え始めようとすると、二匹の子猫が何か訴えようとするかのように、少なくなっているであろう体力を使って「ニャーニャーミャーミャー」と鳴き出す。
「ん?どうした?この魔法で時機に良くなるから。」
只話した時には鳴くのを止め、呪文を唱え始めようとすると泣き出す子猫たち。数度それを繰り返すと流石に違和感を覚えるヨハンセン。
「ん~、何か変だな。この子猫たちは、私に回復魔法を使ってほしくないと訴えてるようだ。といっても舞踏会は明後日。いくら温かくしているとはいえ、このままここに置いていったら直ぐに死んでしまうだろうし。」

「あまり使いたくはなかったが、仕方あるまいな。」
そう言うと何かの呪文を唱えたヨハンセン、次の瞬間猫の鳴き声を発し、子猫と会話らしきものを始める。数分間それが続いたと思うと、次の瞬間、
「これは驚いた。迂闊で全然気が付かなかったが、この二匹は私の叔父の魔法で、姿を変えられた妹と弟ということだ。この二人いや今は二匹か…に回復魔法をかけると、魔法をかけた者の素性・場所が分かる魔法もかけられているということだ。」
猫との会話内容を、かいつまんでリルベルに話したヨハンセンは続けて、
「であれば、その魔法をかいくぐることなど、容易いこと。」
先ずあばら家全体に変身魔法及び隠匿魔法、その同心円20m先に同じく隠匿魔法、そして今いる部屋全体に変身魔法及び隠匿魔法をかけるヨハンセン。
「叔父上とその取り巻きには、この魔法を破ることは、まず不可能だろう…(笑)」
「リルベル済まんが、この子猫たちに、今から教える呪文の、回復魔法をかけてくれぬか。流石にちょっと魔力を使いすぎたようだ、三重の隠匿魔法、変身魔法は流石にきつい、ちょっと魔力を使いすぎた。」

呪文を伝えると、すぐさま子猫に向かって呪文を唱えるリルベル。
次の瞬間、白い子猫が猫の姿のまま
「お兄様、すいません。抜かってしまいました。全てお兄様の言う通りだった。」
「〇〇〇〇か…久しぶりだな。気にすることはない。体力が戻ったわけではないから無理はするなよ。」
「でも叔父様がこのようなこと企んでいようとは……私たち皆叔父様に騙されていました。」
「だから気にしないでいい。先ずは体力を戻してからの話だ。私が生きているのだから、叔父上も父上・母上に手出しはできないからな。私とこの女性、リルベルというんだが……は、明後日人間国王宮で開かれる、舞踏会に出席せねばならんから。明日一杯は、このあばら家で、二人きりゆっくりしようと話していたんだが、思わぬ客人が現れたものだ(笑)」

ーーーーーーーーーー王都入口の酒場前--------

馬車が一軒の建物の前に停まり、外から御者が扉を開けてくれると、
「着いたみたいね〇〇。何か起こるようだったら、私の事守ってよね。」
「もちろんだよ〇〇。君のことは俺が絶対守る。って、ヨハンセン様が厳しく言ってあるって言ってたから、少しは安心してるんだけど。」
「そう言いながら震えてるじゃないの〇〇(笑)」
「怖いんじゃないぞ、武者震いって奴だからな。」
「そう言うことにしておいてあげますよ(笑)さあ行きましょうか。」
魔石を手に先に馬車を降りる孫娘。
「すいませんけど、用事が終わるまで待っていていただけますか?」
御者のそう話すと
「はいそのように、ヨハンセン様、リルベル様から申し付かっております。行ってらっしゃいませ。」
52
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2025/01/19 14:33:41    (UBv/yIGi)
ヨハンセン、リルベルに言われ王都城下町、フアナ王女に化けているリリスがが少し膨れたお腹で散策をしている。
〈…フアナ様、お腹が?〉
〈あぁ、本当だ、子どもを?〉
〈勇者様のお子様だろうか?〉

王都の人々達が小声で話している。
〈王女様、昼食時、こちらで召し上がりませんか?〉
〈そうね、朝もパンを五つとメイン三皿、サラダとスープも食したのだけどお腹が空いてしまって…、そこの貴方、私をエスコートしてくださらないかしら?〉
〈私ございますか?只今、警備中でございまして申し訳ありません…。〉
〈そちらの兵士、貴方がこの方の代わりに警備なさい。〉
〈(また我が儘姫のはじまりかよ!しかし腹の膨らみ食べ過ぎか?妊娠か?)畏まりました、お前、フアナ王女様の仰せのままにしろ。〉
〈(王女って勇者の婚約者だよな?……が、情夫にでもなれれば安泰だよな。)王女様、エスコートさせて頂きます。〉
〈当たり前よね、昼食後のエスコートも出来るわよね?(小声)宿泊施設で?〉
〈(!!マジか、王女様のハーレムに入る事が出来そうだ!)〉
〝この兵士は正聖女ベルに対して拷問を働いた輩〟

〈は、はい、王女様に置かれましては高級料理店には飽き飽きでしょうから庶民の食堂に行きませんか?〉
〈あら、面白そう、ぜひ行きましょう。(小声)食事後、引き込み宿に行きましょう?
行為の内容によっては後宮に入れてあげるわよ、


−−−ヨハンセンが用意した馬車内−−−

〈◯◯、この魔石、王都に行く前に見てみない?〉
〈そうだな、心折られた正聖女様のお気持ちをもう少し知れるだろう。〉
〈……見る。〉
孫娘が呟くと魔石が光り二人の脳内に村での残虐、惨殺行為が巡る。

〈……覚悟していたと言え酷いわね。〉
〈あぁ、酷い……、が正聖女様に起こった事、君のお父さんに仕出かした俺の親父の残忍な………。〉
〈◯◯!止めて!確かにおじさんの事は憎いけど◯◯と違う人格なのよ!貴方を愛している事に変わりはないの。〉
〈◯◯、すまない、ありがとう、早く終わらせてヨハンセン様とリルベル様の為に村を再建しよう。〉
〈道のりは遠いわよ?〉
〈覚悟してるよ、俺に不満をぶつけてくる村民もいるだろうがリルベル様が初めは説得してくださるだろう。〉
〈えぇ、リルベル様が……。〉

馬車は王都まであと数十分の所まで走っている。
〘キール、勇者の噂は流しているかしら?〙
〘リルベル様!ヨハンセン様!軽くですが酒場五番目に口の軽い男に話しました。
ジワリジワリと広まっております、三、四番目の男は偽りを交え話を広げております。
一、二番男は村の代表が到着したら広める様に整えております。〙

−−−魔の子村と魔の子山の家−−−

「愛しの相方さん、もう少し回復してあげたいわ。」
大きくない村を廻り回復魔法を施していると息絶え絶えの白猫と黒猫が村外れで命を終えようとしている。

「ヨハンセン、このコ達、魔の子達で高貴な子達よね?
今、私がここで回復してあげても元の姿に戻るには回復までに10年は掛かるわね。
猫の姿のままなら数日で話せる様になりそうだけども貴方のお知り合い?」
猫のふたりを連れ魔の子山の家へと転移する。

「ヨハンセン、貴方と舞踏会までゆったりと過ごしたいわ、注文していた物が届いたのね。」
テーブルの上に小さな黒い包みの箱が置かれている、中にはリルベルの黒瞳、黒髪の色とヨハンセンの紫の色のイヤーカフスが……。
51
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2025/01/11 22:44:26    (yOCSanlj)
ーーーーーーーーーー王国--------

「現王の言うことなぞ、聞く振りだけしとけばいいさ。笑
それよりリリス、酒場にちょっと寄ってフアナ(本物)王女様の現体形をコピーしてきたから、これで体形アップデートしてくれ。
これからは、フアナ王女様の体形も日々変化するだろうから、リリスお前の体形をフアナとリンクできるようにしておいたからな。
これからは気分がよくなったからとか言って、フアナの身重の体形を王国街中に晒すようにしてくれ。
衛兵の中に気になる男がいたら、リリス本来の姿を使って骨抜きにしてくれ。お前の技をもってすれば、容易かろう。」
ヨハンセンから今のフアナの体形イメージを受け取り、体形を変えるリリス。
「お腹のお子も少し見ぬ間に大分大きくなられました。そのようなご褒美宜しいのですか、ヨハンセン様。常時この姿だと疲れてしまいまして。」
「あぁ存分に、けれどくれぐれも怪しまれないように。この子には存分にお飾りとしての任務をこなしてもらわなければ。おっ、やっとのことメルヒルめの性欲も収まったようだ。そろそろリルベルの元に戻らねばならぬな。」
「では頼んだぞ、リリス。」
そう言い残すと、ヨハンセンの姿はそこから掻き消る。

ーーーーーーーーーー村、惨劇後のカラマツの麓--------

次の瞬間カラマツの麓、リルベルの横に姿を現すヨハンセン。
「リルベル今戻った。王都ではついでに、勇者メルヒルがここでしでかした惨劇を広める手筈整えておいた。惨劇を広める使いの者には、酒場のキースに会うように言ってくれ。後はあれが滞りなく進める。」
「しかし、メルヒルの奴、やりもやったりだな。男は皆惨殺、生理のある女は全て凌辱とは、トロール族でも尻尾を巻いて逃げ出しそうだ。」

「ハイル、ハイル。ルチア具合が良かったぞ。お前たち二人好きあっているのだろ?見ててもどかしいんだよ、ここでついでにやっちまえ。」
ベルに最後の精を放出後、家の壁に凭れてベルの胸を弄りながら話すメルヒル。
ヨハンセンがかけた隠匿魔法により、惨殺された男・凌辱され気を失い体の一部に布切れがへばりついている女達の姿はメルヒルからは見えなくなっており、色欲に落ちたメルヒルは村全体を壊滅させたことさえ覚えておらず気楽な調子で話している。
「ハイルおまえとルチアが一発やったら出立するぞ。」

「しょうがないお人だが、パーティリーダーの言うことには。」
形だけルチアに覆いかぶさるハイル。
腰を使っている振りをしながら、ハイルはルチアの耳元で
「いくら私が魔族とはいえ、このような場所(惨劇があった場所)でルチアをものにするわけにはいきません。ここは形だけですが、私のルチアに対する気持ちは本物です。本懐はリルベル様の復讐が成った後で。その時はもうすぐです。」

ーーーーーーーーーー村、孫娘&幼馴染--------

リルベルに映像魔石を渡すと、その中身を簡単に確認したリルベルが、魔石を返してくる。
「これを王都の入り口直ぐにある酒場のご主人キース様にお渡しすれば宜しいのですね。」
リルベルの横に立つヨハンセンはその問いに対して
「ああ、手筈はキースに伝えてあるから、メルヒル一行が〇〇山に向けて出発後すぐに、君達は王都に向けて出発してくれ。足の速い魔馬を用意したから使うがいい。魔石だけキースに飛ばしても良かったんだが、新聞社的には被害者から証言を取りたいだろうからね。」

幼馴染:「しかし、〇〇に証言させるとなると、どうしても惨劇を思い出させることに。」
孫娘:「いいの、〇〇。覚悟はできてる。正聖女様のためになることならなんだって耐えて見せるわ」
幼馴染:「君が大丈夫って言うなら、いいんだが。」
孫娘:「〇〇だって一度、自称勇者に切られているじゃない。」

孫娘&幼馴染:「でも、村の外には怖い魔物が出るからと、小さい時から言われているのですが。」
「この魔馬が引く馬車に乗れば、魔物なんか出るはずがない。魔族の上下関係は厳しいからね。仮に出ることがあっても、メルヒルめの所業に比べれば、怖くないだろ?」
孫娘&幼馴染:「確かに。」
メルヒル一行が出立後、ヨハンセンが用意した馬車に乗り込む孫娘&幼馴染
孫娘&幼馴染:「あの私達馬車なんて扱ったことが無いのですが。」
「大丈夫、御者付きだから。」
ヨハンセンがそう言うと御者席に着座している御者が見えるようになる。

「リルベル村で救う者は救って、私達は魔の子山のあばら家に戻るとしようか。舞踏会当日の朝まで二人でゆっくりと過ごそう。
ハイル・オートマタ・ルチアと三人の魔族に囲まれての旅は、メルヒルにとっても面白いものになるだろう。笑」

50
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2025/01/08 09:21:40    (KO4ZY0bL)
「忘れていないわ、貴方の叔父上を残虐的に勇者が討ち取るのよね…。
対話もせずただの討ち合い…、それを見て魔の者達、人間達はどう思うのかしらね?
私の愛しの相方さん、王都に行ってしまうの?直ぐに帰ってきて頂戴、ヨハンセンと離れるのは今は嫌よ、久し振りに寄り添えたのに…。
これから先何が有っても私の心は貴方のものよ、貴方の心も私のものよね?」
ヨハンセンにそう尋ねると……、
応え終わりヨハンセンは転移魔法で王都へと行ってしまう。

「二人で見るつもりだったのに…、一人で勇者の愚行を見物するのも見苦しいわ、そうだわ、魔の子山の家で一眠りしましょう。」
転移魔法で家に戻ると綺麗にベッドメイキングされている広々としたベッドに横になる。

〘ハイル、ルチア、オートマタ、終わったら起こして頂戴ね。〙

〘リルベル様、暫くお休み下さいませ。〙

孫娘は勇者の極悪非道な様をリルベルから借りた映写魔石に映していく。
孫娘:「勇者様、…ご無体な私、恋人が……。」

布を切り裂く音、孫娘は必死に衣服を押さえていたがビリビリに破かれてしまう。

孫娘の恋人:「勇者様、止めてください!その娘は俺の恋……び、と…。」
肉を切る音、皮膚が裂け血が吹き出しその場にうつ伏せに倒れる青年。

孫娘:「イヤぁぁぁーーー!」
叫び声を上げる孫娘を地面に押し付け膣にペニスを挿入させる勇者。

孫娘:「いやぁ、止めて!◯◯!◯◯!助けてー。(この酷い行いを正聖女様はお一人で耐えたのですね、!)」
懸命に青年の名を呼ぶが返事はない。

ルチア:「ゆ、勇者様…、その様な事をされては困ります。」
勇者:「ルチア、嫉妬しているのか?」
腰を振りながらニヤニヤとルチアを見ると手を伸ばしたルチアの衣服を掴み乱暴に近寄らせ、頭を押さえつけ
下品なキスをし口内へ舌を入れてくる勇者。
ハイル:〘ルチア、虜囚の蜜を勇者へ流し込め!〙
ルチア:〘ハイル、承知しました。〙

唾液とともにハイルから受け取った虜囚の蜜を勇者メルヒルに流し込むと勇者の陰嚢が膨らむ。
ドクンドクン……。
勇者メルヒル:「(こ、これは…玉が熱い、チンポがガチガチだ!これでルチアを!否、村の女達を!)」
ドクドクドクと精を孫娘の子宮へ注ぎ込むとそのままルチアへ、乱暴に挿入し数度、腰を振ると…白濁した液体を…。

そして近くにいる女へ…、少女へと毒牙を伸ばすとその少女の父親が前に立ちはだかる。
勇者、メルヒル:「邪魔立てするな!俺は勇者だぞ!」
村の男:「勇者か何か知らないがまだ子供だぞ!」
勇者、メルヒル「初潮が来てりゃー、女だ!」
村の男:「な、何を!」

勇者に歯向かう父親、その父親を勇者の持つ剣で斬りつける。
村娘:「父ちゃん!嫌だ、嫌だ、嫌だ!勇者様、止めてく……、グゥっ……、痛いよ、痛い!
父ちゃん、母ちゃん、助けてー!」

あちらこちらで悲痛な叫び声と罪なき人たちの血。
ハイル:「そろそろリルベル様にお出まし頂きましょう。」
ルチア:「ハイル、リルベル様にこの様な惨劇を?」
ハイル:「大丈夫だ、リルベル様には…。」

「ハイル、ルチア、大分、時間が掛かったのね、勇者の欲望はまだ?」
ハイル:「粗方、治まったと思われますがリルベル様は勇者に姿を見られない様、お願い致します。」
「襲われでもしたら魔法を使わなくてはならないものね。」
ハイル:「負傷者と純血を失った者、受精しそうな者を分けております。」
ルチア:「リルベル様を辱めた愚か者達は外におります。」
「ルチアはヨハンセンが戻り次第、魔の者へ、整理は出来ましたか?」
ルチア:「勿論、リルベル様への忠誠を誓います。」
「ハイルへの想いもよね?」
恥ずかしそうに頷くルチア。

「ハイル、ルチア、孫娘の元へ、案内して頂戴。」
孫娘から癒し魔法を施し但し記憶だけは消さない。
青年にも癒し魔法を…、傷と記憶は残るが回復している。

「記憶は貴方達の試練です、それでも尚、寄り添え、村を存続するのなら記憶が薄れていくでしょう。
前にも言いましたが私は優しくありません、貴方達の」

村を人間だけに記憶を残し、その他の人間達の記憶も傷も全て癒やし、その映像はリルベルが孫娘に渡した映像魔石で保存する。



−−−王都−−−

ルチア(リリス):「ヨハンセン様、お越しいただきありがとうございます、大変申し訳ありません、私、一人で対応出来ませんでした。
現王の言う通りにすると前王の威厳がなくなってしまうので判断が鈍りました。
リルベル様の意識が震えております…、対応し次第、リルベル様の元におもどりください。
この震えはヨハンセン様と離れ、魔力が不安定になっております。」
49
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2025/01/07 16:59:06    (dA3iZf.m)

「勇者への復讐の仕方は、リルベルに一任してあるから、そちらの指示に従ってくれ。
私から言うことは一つだけ、自身の身の為にもくれぐれも裏切りだけはしないことってことだけだな。
それとリルベル、私の方の計画も忘れないでくれよ。勇者には現魔王を派手に討ち取って貰って、魔国にとって敵になってもらわねば。笑」

ーーーーーーーーーー王国、フアナ王女(リリス)付従者---------

A:「この頃王女様ご気分すぐれないのかしら?」
B:「どうして?」
A:「あまり、天蓋からお出にならないし。」
B:「正聖女ベル様の祟りじゃないの 笑(小声)」
A:「馬鹿、めったなこと言うと、貴女も処刑されちゃうわよ。」

ーーーーーーーーーー王国、天蓋内リリス---------

天蓋外での従者の会を耳にするリリス
「拙いわね、不審がられ始めてるわ。ヨハンセン様リルベル様に連絡して、指示を仰がないと。」
〘ヨハンセン様、リルベル様聞こえますでしょうか?リリスです。〙
〘リリスか、どうした?〙
〘ヨハンセン様。私がフアナとして姿を現さないから、王女付きの従者が不審がってきておりまして。〙
〘そうか、従者及びお主が対面したものについては、記憶を書き換えるつもりでいたから問題ないと思っていたが、誰の目にも触れないというのも確かに不自然だな。分かった一度そちらに戻る。〙

ーーーーーーーーーー村--------

「リルベル、ということで私は一度王国に戻らねばならなくなった。
勇者にはその性欲を十分に満たせてくれ。
といってもあれは勝手に女を襲うだろうが。見てみろあそこを、魔法で動かなくなった村の女を見境なく襲っておる。今度はあの孫娘が近づいて行ったわ。久しぶりの動く女、直ぐに襲うだろう。ルチア今行って二人同時に襲われて来い、まぁ人間族は魔族と違って、二人同時に貫くことはできんが。」
勇者の方に歩みを進めるルチアを見て、何とも言えない表情を浮かべるハイル。
「なんだこの感情は?私はインキュバス。自分もこれまで何人もの女体と交わって来たし、サキュバスが誰と交わろうと、これまで何の感情もわかなかったのに。相手がルチアだからなのか?」

ーーーーーーーーーー村、カラマツの下勇者--------

「おっ、あの女(孫娘)は動いているではないか。今度はあの女に、私の子種を注いでやるとするか。おいそこの若い娘、こっちに来い。」
「わ、私でございますか。あのこの方たちはどうして、下半身裸なのでございましょうか?お隣の奥様もいらっしゃいますし?」
周りに転がっている女性を訝しげに見ながらも、勇者に近づく孫娘。
孫娘心の中の声:「やはりベル様が言った通り、勇者とは名ばかり。一皮むけばその実態は悪辣な異常者だわ。」
思いながらも勇者の横に立つ孫娘
「何か御用がおありでしょうか、勇者様。」
「あるから呼んだのだ、まぁ、隣に座れ。」
勇者の言うことに従順に従う孫娘
孫娘心の中の声:「私もこれから勇者に慰み者にされるんだわ。でもそれが正聖女様の復讐のお手伝いになるのであれば、この身など。」

孫娘の心の中など分からない勇者、いきなり隣に座った孫娘の上衣の裾から手を滑り込ませて、胸に手を当てる。
「娘、お主いい乳をしておるな、齢はいくつになる?」
「あっ、は、はい〇〇になります。」
「そうか、〇〇か。もう身籠れる齢だな。お主にも私の子種を分けてやる。目出度く身籠れば、一年後の同じ時期に村中で兄弟が産まれるかもな。」

そう言い、孫娘の上で腰を使っている勇者の背後から近づくルチア。


48
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2024/12/26 17:45:51    (rToKltJ1)
「ルチア、跪いたと言う事は私への忠誠を誓ったでいいのかしら?」
「はい、リルベル様と共に憎き勇者を…、いいえ、私の場合は私怨ですからリルベル様とは比べ物になりませんがお手伝いさせて頂きます。」
「ルチア、人間より魔の者の方が仲間意識は数段高いのよ。
仲間になったら生命に変えてまでも裏切らない、その掟を破ったヨハンセンの叔父である現魔王はそれだけでも生命の価値がないの。
私もヨハンセン同様、関係のない人々の生命まで欲しくはないの、ただ私を信じもせず裏切り罵り、凌辱した者達を魔の者となった今でも許せないのよ。
それだけだったらここまで恨まなかったでしょう。
神父様、修道女様、婚約が決まった親友やお養父様、お養母様、お義姉様にまだ幼い義弟、
ただ私と関わっただけの執事やメイド達、料理長、料理人にその見習いたちその他の人達にまで手を掛けた王族、王国を許せないの。
呪って呪って滅ぼしたいの、その手伝いは初めは人々から理解されません。」
「はい、それでも構いません、ただ…。」
「ただ?…役割を終えたらハイルと情愛を交わしたい?」
「恥ずかしいですが…、そうなれば良いと思っております。」
「それはハイル次第ね、ただインキュバスはただ一人と交わる事はないわよ?(ハイルとリリスは下級淫魔でなくしてしまったけれど…
まだ本人達も気付いていないのよね、ヨハンセンがしたの?)」
「それでも構いません…、嫌ですけれどもそれがハイル様の種族ですから仕方ありません。」
「ルチア殿…。(なぜだ、人から好意を寄せられ嬉しいと思う気持ちが湧いている。)」
「ハイル、これからルチアは勇者と交わります、いいですね?」
「それがお二人の思い描いている未来を描けるならば構いません、ルチア殿、……否、ルチア、辛い思いをするとは思うが勇者に抱かれてこい。
快楽へ堕としてやれ、虜囚の蜜入の酒だ、勇者その酒を飲ませてから抱かれるんだぞ、必ず快楽堕ちする。」
「はい、ハイル様、いえ、ハイル、勇者を堕とす為にこの身を使ってでも堕とします。」
「ルチアを抱いた後、勇者は村の女達に襲いかかり止める男達を斬り殺すだろう。」
「えぇ、隠匿魔法がかかっていない者は王族達に習い私を辱めた者達、助けてあげないわ。」
〘リルベル様、その事なのですが最低限の回復魔法を施しては如何でしょうか?〙
「〘……リリス、判ったわ、それを孫娘の持つ魔石に映すのね。〙」
〘はい、正義の味方の勇者が極悪人、魔の者と判るリルベル様が回復魔法をすると…、ヨハンセン様、如何でしょうか?
ルチア様、今、そちらに着きます。〙
〘ベル様、はい、不安ですが勇者を必ず堕とします。〙
47
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2024/12/20 23:25:24    (3pIVSieD)
ーーーーーーーーーー回想魔法後 ルチア---------

「リルベル様は正聖女ベル様だったのですね……なんとお労しいことでしょう…」
リルベルの前に跪き、その靴に口づけるルチア。そして決心したように、
「私の貞操を奪ったばかりか、正聖女ベル様に対して、このような酷い、惨たらしい仕打ちをした勇者メルヒルを絶対に許すことはできません。ハイル様と共に喜んで、正聖女ベル様に仕えさせてください。」
「あらそう、私に仕えるってことは、ヨハンセンにも仕えるってことよ。そして王国や今まで貴女が奉仕してきた修道院を、裏切ることになるかも知れなくてよ。良くて?」
「はい。ヨハンセン様は正聖女ベル様を復活させてくれた方です。勿論ベル様と同様に仕えさせていただきます。」
「分かったわ、ルチア。宜しくね。それと私が正聖女ベルであったことは、当分の間秘密。特にメルヒルの前ではね。それと一緒に旅してるベル、本当はオートマタというんだけど(笑)彼女も魔の者、私たちの仲間ですから、頭に入れておきなさい。」

「分かりました、リルベル様。それで私は何をすれば?」
「それはヨハンセンから聞いて。」

リルベルが一瞬目を閉じると、次の瞬間ヨハンセンが姿を現す。
「ルチアよ、仲間になってくれるみたいだな。」
「(あれ?ヨハンセン様。どこから?……いいわ、私はこれからリルベル様・ヨハンセン様に仕えると決めたの。お二人は魔国の方。何か不思議な力をお持ちなのでしょう。これからは何が起きても驚かないことにするわ。)はい、ヨハンセン様。宜しくお願いいたします。」
「今までリルベルにもちゃんと話していなかったが、良い機会だから、ここで私の目的を話しておくことにしよう。ハイル、オートマタも聞いておいてくれ。」
「「「はい。〘はい、ヨハンセン様。また、勇者が私の乗っていますが、意識はそちらに。〙」」」
「(オートマタ様?ここにいらっしゃらないのに?……私って駄目ね、何が起きても驚かないって決めたばかりなのに。)」

徐に口を開くヨハンセン。その話は自身の歴史を語ることにも。
「…というわけで、人間国を前国王が、魔国を前魔王が統治していた時には、両国の関係も良好だったわけだが、時代が変わり、表面上は繕ってはいるが、両国の関係は一触即発の状況。」
「そんな…全面的な争いになっては、民に多大なる犠牲が……」
とルチア。
「前魔王も前国王も私も、そんなことは望んでおらんから、ベルの復讐心を知り、今回の計画を思いついた。現魔王はメルヒルの手によって処刑され、現国王及びメルヒル、それにプラスして騎士・魔法使いは民達及び私達の手で、一捻りと……」
「で、でも今回の旅は魔国よりはるか手前の、山の祠にある青い百合と青い石を取って来ることが目的だったはず。それに現国王と現魔王を失った後の両国は?」
「青い百合と青石なんて、只の目くらませ。本当は魔国の守りを調べるのが隠された任務。それを耳にして、魔国に連絡を入れたが、現魔王は、それならばこちらから攻め入って滅ぼすまで、とか言って、民の犠牲など全く気にかけておらん。それで嫌気がさし、代替わりが必要と思ったわけだ。
前国王にはもう一人の血筋フアナ王女がいたのもラッキーだった。フアナ王女のお腹には、前魔王の精が入り新しい命を宿している。その子が産まれることにより、両国は文字通り一つの国として生まれ変わる。フアナ王女は、その子供を産んだ後には、産まれてきた子供によって、生を奪われるだろうがね。」
「でも、ヨハンセン様。現魔王様はヨハンセン様の叔父上様では?」
「叔父にも少し思うところがあってね。なにせ父の事を騙して、魔王の座を掠め取っているから…」

「少し長くなったが今回の目的だ。ルチアにはメルヒルのことを完全に闇落ち(色欲落ち)させて欲しい。まあ、もう落ちてはいるんだが、這い上がるのが不可能なところまで落としてほしい。」
「それは、メルヒルに抱かれろと?」
「簡単に言ってしまえばそうなんだが、最後のピースはハイルがメルヒルに打ち込む。ルチアにはメルヒルに尻穴を責められる感触を覚えさせてほしい。」
「(ハイル様がメルヒルに?尻穴を責める?何のこと?)」
46
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2024/12/01 13:45:35    (CqAs995b)
〘ハッ!ヨハンセン様、リルベル様、妖水 “虜囚の蜜”の効き目は…、その者の本性も暴くと聞きます、この妖水は私共にも効き目があるのでしょうか?〙
〘えぇ、ハイルにもリリスにもね、少しでも疑う気持ちがあれば本性まで暴くわ、私が作った虜囚の蜜はヨハンセンから習った物だから上級使いでも上級魔族でも…。
ルチアの目、ハイルから離れていないでしょ?このままで勇者に会ったら勇者は嫉妬の塊になるでしょうね。
奥底深い、勇者になる前のただの王国の青年…、貴族でもない、力もない、剣士のハイルに対して憎いとまで思ってしまうかも知れないわ。〙
〘リルベル様、それですと勇者は魔の子山の祠で青石と青百合を採取出来ないのではないでしょうか?〙
〘大丈夫よ、勇者の記憶を操作して村の人達を襲っている間にテレポートして使い魔に頼んで採取してくるわ、ハイル、ルチアから離れてね?〙
〘リリス、勇者とふたりで先にカラマツの下に行きなさい。〙
「想いが通じました…、ハイル様も同じ気持ちでいてくれているなんて嬉しいです。」
「ルチア殿…、私もです、今宵は村祭りの様です、ご一緒して下さいませんか?村祭りでルチア殿に贈り物を…、その前に身支度を整え参りましょう。」
「贈り物ですか?嬉しいです、…デートと言うものでしょうか?」
優しく微笑み頷くハイルと身支度をしてくると部屋を出るルチア。

「勇者様〜、早く行きましょうよ?」
「あぁ、ハイルやルチアも居るだろうし行くとしよう。」
咄嗟にドアの陰に隠れ二人をやり過ごすルチア、部屋に入ると手荷物から少しでも可愛く見える様に着替えている。
己の姿を窓に映すと後ろに映る人の姿、ルチアが振り返ると挨拶をするリルベル。

「こんばんは、ルチア、一度だけ会ったことあるわよね、覚えてるかしら?」
「…あの、どこから?(お会いした事がある?どこで?)」
「テレポートしてきたのよ、酒場の占い師と言えば判るかしら?」
「占い師さん?あの時はベールをなさっていたから判りませんでした、あの、ご要件は?この後、約束が…。」
「ハイルと約束してるのよね?」
「何故それを?」
「ハイルは私達の配下なの、ねぇ、ルチア、勇者が憎くない?獣で嘘つきで平気で仲間を裏切る。」
「ハイル様が配下ですか?勇者は……憎いです!憎い!私の…純潔を奪ったのに平気な顔をしてベル様にまで手を掛けて!
修道女ですが好いた人が出来たのなら私はその方と添い遂げる事も出来たのです。」
「何故、手に掛けたと判るの?」
「……気にしない様にしていましたがこの部屋の臭い、勇者の精の臭いです。」
「そう…、勇者が下劣なのは理解してるのよね?ハイルとの仲が深まる様に私の知る勇者を知りたくない?」
「ハイル様との仲……?はい!知りたいです、深まるのなら知りたいです。」
「辛い思いをするかも知れなくてよ?」
「それでもハイル様と心が近づくなら知りたいです。」
「目を瞑って?私はリルベル、前の名はベル。」
「(ベル様、正聖女様と同じお名前ですが容姿が違います。)」
「そのまま目を瞑っていてね?貴女が考えている通り人間だった時は私は正聖女でした、しかし王女、勇者、騎士、魔法使いに裏切られ冤罪を着せられ処刑されました。
私はある方のお陰で魔の者として復活しました、今から貴女に私の身に起こった事を見せます。
修道女として育った貴方には辛いかと思いますがハイルと添い遂げるには知るべき事です。」
「(ハイル様も魔の者なのでしょうか?でも…ハイル様との口づけの後から添い遂げたいと思ってしまいました。)」
「耐えなさい、ハイルと共に私の配下につきなさい。」
回想魔法をルチアへ……。

−−−回想魔法−−−

ベルは知らなかった悪夢の実をドラゴンに与えられ凶暴化した退治し王国に戻ると世界が統一されている。
恋仲だったメルヒルとベル、それを面白く思っていない王女フアナ、最初に騎士フレデリックに近づき「クレアを魔国へ嫁がせたくなければ。」と
魔法使い、ウォッチャーには「王国推薦で隣国の最高魔法機関、裏側も見られるわよ?」
そして勇者メルヒルには「正聖女を捨てれば国中の女が貴方のものよ。」

騎士より魔法使いより自分の欲望のままベルを捨て冤罪を着せ残酷な拷問
手、足には隷属の枷を着けられ辱めを受け、最後には白い液まみれに…、風呂にも入れない、色んな臭いのするまま、広場へ
その広場には近しい人達への処刑された後が…流す涙も枯れズルズルと引きづられ処刑台に
「私だけなら、私だけだったら恨まなかったのに……。」

−−−ルチア−−−

「嫌ーーーー!」
1 2 3 4 5 6
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
削除パス[]
※投稿ミや募集の締め切り等のご自身の不注意や都合による削除依頼はお受けしておりません。削除パスを設定してご自分で削除下さい。
「sage」
※投稿を上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。