【こんばんは。長らくお持たせしてすいませんでした。細かくはもう少し相談したいところもありますが、お待たせしている部分もありますしいったん始めてみようと思います。早々に接点を持つことはない、対面しないこともあって描写がややこしくならないように以下で統一の認識でお願いできればと思います。括弧なし:主に状況説明、一部心情や葛藤等、情景描写。「」 :会話文。対面時、通話時など。() :心理描写、心情等『』 :メールやSNSなど、何かの媒体を使用してコミュニケーションを図る際に使用。私の方でもNGをお伝えしていなかったですが、内容面でのNGは、暴力、流血などになります。といっても、こちらが翻弄する流れが基本かと思いますので、久美子さんはあまり意識される必要はないかもしれません。描写の上でのNGは「互いに相手の行動を確定させる表現。」です。確定レスというモノですね。ご存じでしたら恐縮ですが、(相手が)言ってもいないことを言ったことにしてそれに返事をする。(相手が)やってもいないのにやったことにして、反応する。前者はあんまりありませんが、後者はよく見かけますのでそこだけご注意いただければと思います。私も極力ないように心がけますが、もしそのように感じた場合は無視して描写を返していただくか、ご指摘ください。では始めたいと思います。スレ記載の冒頭、友人が下着泥棒の被害を受けたところからにしようと思います。せっかくジムで知り合った友達がいるという風に書いてくださっているので、ジムでの場面から。お友達はこちらで描きますね、後々にも使えればと思います。】特に予定もない週末は数少ない友人とお茶をすることが多い。その日もまた、約束、というよりもいつも通りという感じでカフェに来ていた。しかし、その日はいつも顔を出している女性に人気のカフェ…ではなく、どちらかと言えば隠れ家的。それもそう言うコンセプトの喫茶店、というわけではなく、あえて目立たない場所を選んだかのような、寂れた喫茶店という印象が強い。店内には客もまばら。昼時と言っても、混雑している様子はなく、常連かと思うような高齢の男女が数人見える程度。いずれも静かに自分の時間を過ごすように、新聞や小説などに目を落としていた。「ごめんね、久美子。ちょっと今日は相談…というか、いや、相談か…。いつもみたいに楽しい話ができればいいんだけど…そうじゃなくって…。」待ち合わせる前からラインで相談したいことがあるとは伝えられていた。詳しくは会ってから、という言葉で括られて、詳しくは聞けないまま当日を迎えている。「実は最近…。下着泥棒…、がいるみたいなの…。」と、注文したコーヒーが届けば、一口、二口と口に付けて友人はゆっくり口を開いた。曰く、もともと部屋干しをしていたが、換気もあまり良い部屋とは言えず生乾きが嫌で渋々ベランダに干すようになった、と。といっても、部屋は1階。もちろん柵はあるが、その気になれば乗り越えられるような物。それは何度か招かれたことがある久美子も知っている事実だった。何とかタオルやその他の洋服などで隠れ蓑を作り、意図的に覗かなければ気付かれない干し方をしていたのだが、ついに下着を盗まれてしまったのだと。風で飛んだだけかもしれないから…。と、どこか下着泥棒の存在を認めたくない気持ちがあり、気にせず数日干し続けた。結果…。
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「…。」久美子と分かれる際、その背中を見つめる友人、雅美の表情はどこか心ここにあらず、そんな表情。その黒い瞳も少し澱んでいたかもしれない。-----「さすがにどこも…か…。」電柱の足場釘を分厚い靴底で捉え、慣れた手つき…もとい、足つきで昇っていく男。頭にはかなりの傷がついた黄色いヘルメット。腰のベルトにはドライバーにハンマー、モンキーレンチなどの工具が収めらている。薄汚れた作業着がところどころに解れや痛みも見える。ペンキの類に触れる機会があったのだろうか、生地の色が変色しているところも見受けられる。電気工事士の類だろうか。様相、雰囲気を見ても10人に9人はそう答えるはず。そんな男が今日も、電柱に登っている…。しかし…。「どこも…部屋の中か…。」男が見ているのは電柱あるいは電線などではなく、周囲のアパートやマンションだった。時間も夕刻時、作業をしているにしては時間的にも怪しい。そう…、男はただただ獲物を高い位置から探るためにこの格好をしていた。アパート、ハイツ、マンション…。それも一人暮らしの女性が住んでいそうなところを見定めては、電柱に登り覗き見る。手の込んだ卑劣な犯罪者だった。作業員の恰好際していれば、誰も男に声などかけない。堂々と、物色できるのだ。しかし、男の言動は少し違和感がある。部屋の中…か…。部屋の中を覗き込むには少し口にする言葉がおかしい。そして踵を返し向ける視線の先に、男の求めるモノが目に入った。「っと…。あるじゃねぇか…。」そう…、男の目的は覗き…ではなく、女の下着。昨今、いや、昔から女性の下着を狙う者は少なくない。しかし、空調設備、家電の進化で昔こそ洗濯物は屋外で干すのが当たり前だったが、そんなものは本当に昔の話と言わんばかりに、どこの家庭も、特に下着は室内で干されるようになっていた。それでもなお、女性の下着、にこの上ない興奮を覚える男は追い続けていたのだ。暑い時期も最中…、しかし夕暮れも徐々に早くなってきた頃。男が主に活動する夜半。この地域は人通りが一気に減少する。日中の内にあたりをつけ、生活状況、住人の情報などを精査。万全を期して、盗み、に入るのだ。-----一度その場を離れれば、再度現れるのは深夜帯。周囲の状況を確認し、先ほどとは違う身軽な恰好、履物は足音が完全に消える軽い物を選択していた。(良いねぇ…。ピンクか…、淡い色…悪くない…。挑発的な赤…、黒…なんかも捨てがたいが、ピンクは正統…、白に並んで正統派と言える。)すっと足音なくベランダに飛び込む。高鳴る心臓の鼓動…、目的はあくまで女の下着だが、忍び込むときの高揚感も好んでいた。すっと固定されている状態から解放すると(最高じゃないか…。洗濯後…、ってことだけが残念だが…、洗濯前の下着を干すバカはいない…。これで我慢…いや、これで満足するしかない…。
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