イメプレ
1:佐久間スポーツジム
投稿者:
亮平
◆GLvqrwKyXs
2025/07/07 00:51:58(sEz/5txh)
「おい目黒、そこで寝るなよ。寝るならソファに行ってからだからな。
いいなほら行くぞ。立ち上がれるよな。」
目黒「社長、何言って…るん…ですか……俺酔ってなんかいませんよ。」
「分かった分かった。とりあえず立ち上がろうか。リビングで、井ノ上さんが作ってくれたババロア、一緒に食べような。」
目黒の脇の下から腕を差し入れて立たせ、なんとかソファに座らせる。
胡々希がババロアと飲み物を持ってリビングに現れたころには、軽い鼾を立てて二人掛け用長ソファに横になり眠っている目黒。
「ええ、眠っちゃいました……
目黒の奴、米倉さんを好きになったみたいですね。
業務提携の担当も自ら買って出てたし(笑)
でも米倉さんって同性を愛する方だから、仲の進展のさせ方が難しいって、よく嘆いてますよ…
ババロアですけど、目黒の分は後で冷蔵庫に仕舞って、明日朝にでも朝食の時に出しますよ。
目黒も言ってたけど、胡々希さんがよければ一緒に走りませんか。
大したものは出せませんが、朝食もお出しできますし。」
そう言って胡々希の方を見ると胡々希もこちらを見ており視線が合う。
齢柄にもなくドギマギして視線を外す亮平。
その時窓の外が一瞬明るくなったかと思うと、続けてドーンという音が聞こえてくる。
「花火か…そう言えば毎年この時期に、打ち上げ花火が上がるんですよね。
なんでかはよくわからなくて、勝手に夏の花火大会の予行演習とか思ってるんですけど(笑)…」
視線を戻して今度は胡々希の目を見つめ、
「胡々希さん、良ければバルコニーで見ませんか?」
ソファから立ち上がりながら、胡々希に手を差し出す亮平。
25/09/20 15:51
(rvhmI97L)
亮平が目黒を移動させる時、少し手助けした時、腕に触れると。
目黒「井ノ上さんも柔らかいんですけど…、米倉さんのがもっと柔らか……グゥーグゥー。」
「寝てしまわれましたね、柔らないのは性格の話でしょうか?言葉遣いでしょうか?」
ランコントルで挨拶した時、目黒は米倉と挨拶の握手をしていた。
「……社長だから言いますが米倉さん、同性愛者と言うより何かトラウマみたいなものを……。
恥ずかしい話なのですが……(羞恥で少し泣きそうな顔をしながら)黒木さんに薬を飲まされた日、あの日…、米倉さんが(身体の)火照りを解してくれたのですが何度もごめんなさいね。
貴女のせいではないの。
全部、薬のせいなど話してくれたんです。なので自分を許してくれる?自分が許せる人に心開くのではないでしょうか?」
鼾をかき眠っている目黒に社長が掛けふとんを掛けながら花火の上がった夜空を見上げる。
「花火きれいですが(街の灯が)明るいですね、花火の色がよく見えないです。」
手を差し出され立ち上がる。
亮平がバルコニーの窓を開くとバルコニー脇にあるサンダルを出してくれる。
「一緒に?…サンダル、一足しかありませんよ?
……一緒に?(見てくれるんですか?)」
25/09/20 16:38
(SLu5yo7P)
「トラウマ…ですか……
それに至った原因が何なのかが分からないと、軽々にはいかないかも知れませんね…
誰か過去を知る人がいないものなのか…後で目黒に聞いてみましょう。
米倉さんもトラウマの原因になったことに触れられるのは嫌でしょうから…それを知った上で、それごと包み込むことが必要なのか…」
一足あったサンダルを胡々希の前に置いて
「私は靴下のままで、部屋に入るときに脱げばいいだけですから
花火良ければ一緒に見ましょう。見てくださいかな(笑)」
花火が上がるたびに”きれい…”と呟く胡々希の横顔を時折見つめながら、心の中で胡々希さんのほうが綺麗だよと思う亮平が次の瞬間口にしたのは
「胡々希さん、朝のジョギング明日朝から一緒にやりませんか。目黒と二人男同士で走るのもいいんですが、華があった方がやはり楽しいというか…明日は目黒の奴走れるかどうかわかりませんが。」
そう言ってリビングの方を振り向く亮平
その時ソファで何か動いたような気がしたのは、亮平の気のせいであろうか
その後もバルコニーの手すりに並んで凭れて、花火を見物している二人だったが、5分程経過しても次の花火が上がる気配は無い。
「もう終わりかな…」
そう言って胡々希の背中側で触れないようにしていた腕を、思い切って触れさせて軽く胡々希を抱き寄せる亮平。
リビングソファ
眠っていた目黒が目を覚ますと、亮平の姿も胡々希の姿もそこにはなかった
目黒「あぁ…寝ちまったのか…またやっちまった。あれ社長と井ノ上さんはどこに?」
上体を起こして見まわしても姿は見当たらない。
バルコニーに目をやった時に、二人の人影が見える。
目黒「(心の声:社長……いい感じじゃないですか、いつの間に…邪魔しないようにばれないようにここで見て…)あっやばい……」
振り返った人影(亮平)に吃驚して、再びソファに横になる目黒。
目黒「(心の声:社長…上手くやってくださいね。)」
数分身を隠していた目黒が再びバルコニーの方を見ると、二人の人影は先程より密着している。
25/09/20 18:29
(rvhmI97L)
前に置かれたサンダルを穿きながら。
「花火大会の練習ですか?どこの花火大会だろう?見に行けたらいいなぁ。」
バルコニーの端まで来ると亮平が来るのを待ち、2人で花火を見上げる。
音とともに光の花が咲くと綺麗〜、綺麗ですね〜。と亮平に笑顔を見せる。
「米倉さんのことは追々にでしょうね、社長や目黒さんのこと嫌がってはないと思いますよ。
もし嫌なら一緒に朝ごはん食べませんもん。
食って精神的なものと直結していて不快に感じれば箸が進みません。」
今までより大きな花火が一発上がり2人の顔を花火が照らす。
「凄く大きい!綺麗〜、見ました?」
その後バルコニーの手すりに凭れていると不意に背中に腕が…。
「ジョギング、ご一緒させていただきます。
(亮平を見上げ)社長……、私、社長が戯れてしてないこと判ってるつもりですが……、この話を聞いてからもしもう一度告白…してくださるのなら…、聞いてくれます?」
亮平が真剣な目で頷くと?
「聞きたくない話でしょうが私がこういう人間だと解ってもらいたく話します。
他大学の渡辺くんと付き合いました経緯。
叱られてしまうかもしれませんが…、打算的な計算もありました、他大学の人と付き合えば同大学の先輩から圧力が掛かりにくいって…。
勿論、渡辺くんのこと好ましく思ってましたよ。
独り善がりだったりだけど変わってくれると信じてましたし、就職活動する前の彼に戻ってくれるんじゃないかと淡い期待もありました…
ただ何と言ったらいいのか……、彼は大手上場を狙って私は地域密着がいいと考えたあたりで
考えのズレが出てしまったのかも知れません。
正直、私、有名企業に就職すれば安泰なんて思ってないんです。
競争が激しいでしょうし神経すり減らして…、そんな暮らし私は望んでないんです。
そんな事を考えてる時です、良くないしっかりした証言を聞いてあ〜あ、合わないんだ。
(渡辺くんと将来)そして未来を思った時、予想図が何も見えなかったんです。
出来れば綺麗に終わりたかったんですけどね…。」
背中に触れていた腕から離れ亮平に向き合い見上げる。
「社長と従業員、人の口に戸は立てられません。怖いんです。
もし上手くいかなかった時、何を言われるか想像つきますし
仮に上手くいっても何かある度に(他の従業員たちに)社長の姿がチラつくでしょう。
だからと言って隠れてお付き合いと言うのは嫌ですし…、社長はどうお考えですか?」
リビング、目黒。
目黒「あれ?離れて向かい合って何か話してるぞ、聞きたいがここからじゃ聞こえない。
社長がいずれ話してくれるだろう、あー、しかし明日の社長の朝飯食えないのは悔しい、ジョギングも無理そうだ。」
25/09/21 04:54
(kPlW9ooB)
胡々希の話を聞き終え少し考えてから、
「そうですか、話してくれてありがとう。
その時に好ましく思ってってお付き合いを始めたのなら、打算でも何でもないでしょ。
同じ大学の先輩等から圧力がかかりにくいって、どんな噂話を耳にしたのかわかりませんが、それとこれとは何も関係ないと思いますよ。
胡々希さんが噂話を耳にして、時期的なこともあり頭の中で結びつけてしまったってだけだと思います。
好ましく思ってれば、その先に進みたい進んでもいいって思うのは普通のことです。
僕が胡々希さんに告白したようにね(笑)
あっ、僕のあの時の気持ちは全く変わってなくて、一層強くなってます(照)
それに渡辺君の肩持つわけじゃありませんが、渡辺君が大企業・有名企業に就職したいって気持ちも分からなくはないんですよね。
綺麗なオフィスで颯爽と働いてる自分って格好いいとか、まあ、幻想的な憧れなんでしょうけど。
僕の場合、毎日満員電車に乗って通勤してる自分の姿が想像できなかったこともあって、早いうちから幻想的な憧れを捨てましたけど…
収入の面でも、都会の方が地方より格段にいいはずって思うってこともありますね。
実際にうちのジムよりは、都会の大手チェーン系スポーツジムの方が、手取りはいいはずです(苦笑)
それなのに胡々希さんには、うちを選んでもらって感謝しかないです(笑)
事実、大西君と胡々希さんをモデルにしたパンフレット作った結果、見学希望者も順調に増えてるんですよ。
堂本部長なんか嬉しい悲鳴上げてます。
大西君と胡々希さんがプライベートレッスン専属対応と聞くと、敷居が高いのかそのまま帰られてしまう方も多いですけどね(笑)
もし胡々希さんが僕とのおつきあいをOKしてくださるなら、ジム内に隠すつもりは毛頭ありませんし、もしそれで陰口を言う従業員がいたなら、辞めてもらうつもりです。
改めて言います、胡々希さん僕とお付き合いしてください。」
胡々希の手を取り、一気に言葉を吐き出す亮平
いつの間にか、打ち上げを止めている花火。
見上げれば満天に星空が広がっている。
25/09/21 14:44
(7qk0OG9a)
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