看護師長の憂鬱・・・ちさとの場合

【朝も忙しく、今日の書き込みは、遅いかもしれません】

慌ただしい総合病院のお仕事・・・。
吉澤くんはその中で、私を意識しながらお仕事をこなしている。
ちゃんと朝食は摂れているのだろうか？
お昼はコンビニ飯だけじゃないのか？
一人暮らしで日勤の日は夕飯もキチンと食べているのか？
そんな彼のプライベートが気になっている。
それは新人看護師に向ける想いでは無く、愛しい人に向ける想い。
高校時代を思い出す・・・。
片思いの彼がいて、言い出せず専門学校に進み、お仕事一辺倒になって
忘れていた感覚だった。
年が離れて、私なんかで良いのかと言う思いもまだ私にはある。
今度のお休みにはデートして欲しいと言われて気持ちも浮つく。
私の中で彼への想いはドンドン強くなってガードは弱くなる。
まだ、プラトニックな関係だが・・・・。
でも・・・やっぱり私には一歩が踏み出せない・・・。
立場を利用したパワハラだと言われかねないからだ。

(レスがグチャグチャになるよりゆっくりで良いのであげて下さい。
焦らなくても大丈夫ですよ・・・。
朝からミスしない様に頑張って！)

【お言葉に甘えて、一度落ち着いて。】

ちさととの関係も周囲にはもう公然の秘密となっているはず。だけど、ちさとに合わせて無理な事はまだしないでいる。しかし、ちさとの理性の強さなかなか手強い時思っていた。
病院内では、あくまで教育を、密に受けているだけ。それ以上のことはない。それを意識してるが、２人ペアで仕事になるように周りを自然と動かしていた。
　ただ、山崎主任の諦めの悪さは面倒だな、好みではないが、ちさとの後に山崎主任も…男のドクターや病院の男性スタッフは、山崎主任に好意がある人が多いのもわかってきた。そっちの方から崩して、ゆくゆくはペアで調教するのが良さそうだ。ちさとと山崎を競わせる。そう仕事同様に良いライバルにして、調教していくことも考えはじめる。

　やっとプライベートの誘い乗ってくれた。
　夜勤で２人の時に約束を取り付けた。「ちさとは、周りを気にするからちょっと、遠出しませんか？車出してドライブ、山か海か、それか都会に行ってお洒落なお店でも良いです。でも、、、ほんとの思いは2人きりになれるのがいいかな…」

【周りを登場させて動かすのは、もっと後になってからと思ってます。今は、存在だけ…】

あれから病院で勤務中は吉澤くんのアタックは治ってきた。
私とプライベートでは交際すると約束した事で安心したのだろうか。
それでも、休日はこうしたいだの、時間は有るかと聞いてくる。
とうとう根負けして次の休日にはデートする事になってしまった。
吉澤くんは遠くに出かけたいなど、二人きりになりたいと言ってくれる。
初めての交際に当たって、私はどうしたら良いか判らない。
吉澤くんの熱量に何も言えない・・・。
だけど、私はまだ真剣にお付き合いをするつもりは無かった。
やはり、私みたいなおばさんなんてすぐに飽きられてしまうんじゃないか
もっと吉澤くんにはお似合いの人が出てくるんじゃないかと
素直になれなかったのだ・・・。

ちさと
「そうねえ・・・じゃあ、遊園地はどうかな？・・・」
私はどこか吉澤くんを子供扱いしていたのかも知れない。
嬉しい反面、不安がいつも有ったのだ・・・。