思い切って社長に対して行動を起こしたものの、意に介さないほどに冷静な態度に拍子抜けしてしまう。メールのコトバに背中を押されて、何かが起こるかもと心のどこかでは期待すらしていた私は、社長の冷静な態度を見ると、羞恥とは違う恥ずかしさに包まれる…。「あっ…私は…その…。」スカートを捲り上げて痴態を晒す私は、穴があったら逃げ込みたいほどに恥ずかしさを感じ、社長に背を向けてスカートを元に戻した…。「あの…すっ…すみません…。」前日にあっても陰毛を処理していない事を咎められると、返す言葉を失いしどろもどろに。『代役をたてるって…もしかしたら…私はそのまま社長秘書もクビに…?』そんな心配まで頭の中ではグルグルと廻り…。「あっ…間違いなく今日中には…。」今回のパーティーには私が適任だと働きかけていただいた事を聞かされると、陰毛を剃り落とす事もショクムダト感じ、その指示に従うと意思表示を…。「誰かに…頼むのは…。私にはそのような相手はおりませんし…。」困ったような表情を浮かべる。そんなハッキリしない私を追い詰めるように冷たい言葉を浴びせ始めた。スカートを捲り上げてノーパンの姿を晒しても、何一つ動じる様子もなく冷静にスカートを下ろせと言うのだから、今回のパーティーに対しても社長はビジネスのために仕方なくと言うスタンスに見える。『社長は…女には興味がないのかな…。それともやはり人格者で…自分の部下に手を出すようなことはあり得ないのかな…。』自分がしてしまった行動に後悔を感じ始め、社長はやはり素晴らしい人物なのだと改めて感じる。しかし社長の口から飛び出した言葉は、まるで女体を用いたせいてき接待のようなもの。『高級クラブとハプニング…?乱交…?なんなのそれ…。』想像を絶するパーティーが行われるであろう事は理解できた。『何人に口説かれるって…何をしても自由って…疑似恋愛…!?どこかのお偉いさんと…疑似恋愛…!?』到底納得できるものではなかったが、そのパーティーに抜擢された責任のようなものを感じる真面目な性格が災いしてか、社長の顔を潰さないようにその場の雰囲気を壊さないように振る舞わなければ…そんな風に考えていると…。トイレから戻った社長は、先程の続き…粗相が無いようにと細かいところまで入念にチェックを始めた。先程までの会話はなかったかのように、無言で設備を見て回る社長。その時、ポケットの中のスマホが震えてメールが届いたことを知らせる。社長の背中を見つめながらスマホを取り出すと中身を確認…。『複数の男性と…!?知り合いに見られながら…!?』先程社長が話していたことは、やはりこう言う事だったのだと理解し、陰毛の濃さが見た目とのギャップなどと言われてしまえば心の中に淫らな波が立ち始めてしまう…。そして社長の後ろ姿に話し掛ける私…。「社長…。明日のパーティーは…本当に私で構わないのですか…?」そんな言葉に振り返る社長に向けて…。「私は…社長が適任だと…抜擢いただいた事を嬉しく思います…。しかし私にその大役が勤まるのか…不安もあり疑問も感じます…。」そう話すと俯き、少し考えたような素振りを見せて、思い切ったように顔を上げると…。「社長…。私の陰毛を…剃り落としてはいただけませんか…?そうすることで…明日のパーティーへ向けての不安を払拭することができるのではないかと…。そこで…社長に恥をかかすことなく…振る舞えるものなの
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