イメプレ
1:無知病弱令嬢
投稿者:
サリーナ
◆yPwHPtuzPE
2024/02/25 19:43:48(usFLROVs)
すいません…少し聞いておきたいことが…
サリーナの髪の色は?金?銀?
あとお父上…名前を決めていただきたいかと…
よろしくお願いします。
24/02/26 13:23
(72.eN8mH)
「…はっ!それは、確かに軽率でした…。私から頼んだとはいえ、お父様に知れてしまうと…。もちろん秘密、約束いたします。墓まで持っていく…なんて、ふふっ。」
父とは月に一度手紙でのやり取りがある程度で、もはや会うことはほとんどない。
しかし、仮にこのようなことが露見した場合、罰せられるのはアレク達で。
少し慌てながら約束するが、『お願い』を承諾されて安心し、ちょっとした冗談も言いつつ、クスクス一人で笑った。
「ええ、分かりました。夫婦…。もう無縁のことだと思っていたので、嘘の関係とはいえ、少し心踊るものがあります。こう見えても、昔は縁談の話などよく頂いていたのですよ?…病気が悪化してからは全て無くなってしまいましたが…。」
白い絹のネグリジェを纏い、金に輝く髪を指で弄りながら、まだ元気でいられた過去を思い出して憂う。
アレクに強い信頼を置いているサリーナは、アレクが内心何を考えているか、全く気が付いていなかった。
「しかし、私は夫婦というものがよく分かりません。お父様、お母様は仲睦まじくありましたが、それだけが夫婦ではないのでしょう?アレクはご結婚されていませんが、お詳しいのですか?」
お疲れ様です。
サリーナの髪色は金で、長く垂らしたロングヘアということでよろしくお願いします。
お父様の名前はレイウス
必要あるか分かりませんが、お母様はメイサ、家名はフローレンス家でお願いします。
(サリーナ・フローレンス)
24/02/26 18:20
(dAT8aymz)
アレクがサリーナの申し出を承諾したことでホッとしたのか、さきほどまでの思い詰めた表情は和らいだ。
「妻」という言葉に心が踊るなどと、聞いていたアレクも少しあきれ、思わず吹き出しそうになる。
だが考えてみれば、恋をし色々なことを経験するはずの時に病気が悪化し、そのほとんどの時間を病床で過ごしたサリーナ…だれもが当たり前ように手にするものすら知らずに来たのだから仕方のないことなのだろう…
ある意味、哀れにさえ思えるサリーナの無知さは、アレクにとってラッキー以外何ものでもない。
何と知らないサリーナにどんな嘘を教えようとも、それが間違いだと忠告するものすらいないのだ。
事業が失敗し庭師としてフローレンス家に仕える身となったアレク一家…学校に通うこともなく教養と呼べるものもないアレクだったが、貧しいなかで生きていく術を身につけたアレクは、ずる賢さにかけては群を抜いていた。
どのような態度を見せれば相手に信用させることができるのか…どうすれば信頼を得ることができるのかをアレクは実践の中で培ってきたのだ。そのいい例がサリーナのお父上だ…まんまとアレクに騙され愛する娘を託してしまったのだ。
領主として広大な領地を治めるサリーナのお父上さえ見抜けなかったアレクのずる賢さをサリーナが見抜けるはずもない…眼の前で真剣な眼差しで自分を見つめるアレクが何を考えているのかなど気づくはずもない。
(さて…引き受けたはいいが、どうするかだな…あとあと面倒なことにならないようにしなきゃな…)
「サリーナ様…今、形だけ…と申しましたが、やはり正式に夫婦の契を結びませんか?
こんなことを言うのは恥ずかしいのですが、いくらサリーナ様がお約束をしてくださったとはいえ、何処から露見するやもしれません…正式な契の儀式を済ませておけば、仮に露見したとしても斬首は免れるかもしれません…自分の保身のためにサリーナ様にお願いするのは情けない話ですが…」
短時間の間に頭をフル回転させ出した答だった…後々、この答がアレク自身も想定していない幸運をもたらすことになるのだが…
遅くなりました。
24/02/26 21:37
(vr9t3Lae)
少し書き足しますね。
アレクの再びの申し出をサリーナが承諾することは計算済だ…少し考えた末に「わかりました…」とサリーナは答た。
「ありがとうございます…それでは…これから夫婦の契を神の前で結びましょう…なに…簡単なことですよ…普通の結婚式は契の儀式のオマケみたいなもので…夫婦の契を結んだことを世間に公表するためのもの…私たちの場合は、それは必要ありませんから…」
アレクはサリーナの手を取り礼拝堂へと向かった。
「さきほど…私も結婚してないのに…とおっしゃいましたね…実は…結婚するはずの女性かいました…私と同じようにフローレンス家に仕える家の娘でした…けれど…結婚式の2日前に馬車にはねられ…私は彼女を心から愛していました…でも…彼女がこの世からいなくなり私は絶望のどん底に突き落とされ、もう2度と誰も愛せないと思ったのです…ですが…サリーナ様の申し出は私にとっても救いなのかもしれません…これをきっかけにして…私も一歩前へと踏み出せるかも…」
礼拝堂に向かいながらアレクが話し出した全ては、口からでまかせ…これもサリーナにアレクを信じこませるため嘘だった…
24/02/26 21:57
(V.cx/nai)
「正式に、ですか…。うぅん…。」
正式に契りを、と話を持ちかけられると、人の良いサリーナも口元に指を当てて思案する。
嘘の関係ならごっこ遊びの延長かも知れないが、『正式』と付けば、もはや後戻りはできなくなる。家柄を考えると悩むのも当然。
(正式な夫婦関係などと、私の勝手で決めて良いのかしら…。フローレンスの名を与えられてる以上、きちんとお父様に話を…。)
じっと考え込み、無言の時間が続く。
少し重い空気が漂い、時計の秒針が進む音だけが部屋に響く。
(でも、こんな話お父様にしたら、それこそアレクは…。斬首、なんて物騒な話…、お父様ならしかねないかも…。アレクの方が世のことについても詳しいのだし、任せてみても良いかしら…。愛し合う関係ではないけれど、どうせこのままいけば、私は結婚などできるはずもないのだし…。)
二、三分黙り込んでじっと考えた後、ゆっくり目だけあげ、上目遣いでアレクを見つめる。
「分かりました。それでは正式に結びましょう。そもそも私の方から非常識なお願い事をしているわけですし、アレクの身の安全は確保しなくてはいけませんしね。」
お疲れ様です。
私もお返しできない時もありますし、時間はお気になさらず
24/02/26 22:21
(oeExL2f5)
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