2024/11/10 21:44:02
(VdSZusuX)
高3の大学受験で志望校に落ち、1年浪人した。
予備校には行かず、地元の図書館に自習室が合ったので、そこに毎日通って勉強する事に。
学校が夏休みになった頃、図書館は小学生が目立つ様になっていた。そこの自習室は書架と分かれている訳ではなく、書架の部屋の一角に机が並んでるとこだった。
書架の一角に児童書のコーナーがあって、そこにはカーペット敷の小上がりが合って、子供用の低いソファがいくつも置いてあって、そこに座って本が読める。
その子供用の低いソファに似つかわしくない背の高い美少女がいつも同じソファで本を読んでいた。
自習コーナーから遠目に見える場所なので、良くその美少女を遠目に眺めていた。
背が高いから中学ニ年か三年位かな?なのになんで児童書コーナーに?まさか小学生?とか思いながら見ていたのだけど、ある日話す機会が有った。
ある日の図書館開館前、並んで開館を待つんだけど、(そうしないと自習コーナーの机が確保出来ない。)その日前に並んだのがその子だった。
暑い日で、その子が独り言で「暑〜い」って言ってたので、「ホント暑いよね」なんて言ってみた。多分無視されるかな?と思いながら言ったのだけど、「そうですね、お兄さん」って普通に言葉を返してくれた。
「お兄さん毎日自習コーナーで勉強してて凄いですね。」
「受験だから。家に迷惑かけれないから予備校行かずに図書館で勉強してるんだ。」
「そうなんですね!受験大変ですね〜。」
「キミもいつも図書館に来て本読んでるね。本好きなの?」
「大好きです!今〜ってシリーズにハマっていて、それを読みに来ています。」って普通に会話してくれて嬉しかった。
そこで開館して、彼女が「また後で!」
って言って児童書コーナーのいつものソファに駆け込んで言った。また後でって言ってくれたのがメチャメチャ嬉しかった。
そんなこんなでドキドキしながら勉強してて、少し疲れたから休憩に席を外して、書架コーナーから離れた建物の入口付近のソファー並んでて飲み物の自販機があるとこに行って、飲み物を飲んでたら彼女が来た。
「お兄さん休憩中ですか?」
「うん、二時間おき位に休憩しないと集中力落ちるから。」
「そうですよね。あたしも休憩に来ました。お兄さん、こっちに歩いて来てたから。」
なんて嬉しい事言ってくれる。
「毎日来てるの知ってたんですか?」
「ストーカーじゃないよ?(笑)自習コーナーから見えるから。」
「そうですよね。お兄さん自習コーナーから良くこっち見てますよね。」
え、見てたのバレてる?
「え、マジ?俺そんなに見てた?」
「うん。なんか視線感じるなって・・。」
彼女の朝の独り言に俺が反応したのに対して会話を続けてくれたのは、彼女も俺を少し気にしてたから?
そのまま話してみると彼女は中ニや中三じゃなく、なんと小六でナオミちゃんという名前だった。
それから度々会話をする様になって、ある時の日曜日に休館日の月曜日に何してる?って話になった。
俺は家で勉強してるって言ったら、たまには息抜きしないんですか?プール行ったりとか?
って言うので、プールに男友達誘って行ってもしょうがなくね?俺彼女いないし。
って言ったら、じゃあ、あたしと一緒に市民プール行きましょうよ?って言って来た!
それで市民プールに一緒に行く事に。浪人生と小六なのに良いのか?とも思ったけど、まあ普通に仲の良い兄妹にでも見えるかな?と思った。
翌日、プールで散々楽しく遊んで、その帰り。
市民プールは、市民の森公園の中で、その公園内の東屋でまた話してた。
「今日楽しかったですね〜。また息抜きに来ましょうよ、プールとか、プールとか、プールとか(笑)」
「また来たいね〜。」
「そう言えばカノジョいないんですよね?」
「浪人中だしね〜。出会い無いし・・・。」
「ヒド〜イ!あたしは出会いに含まれないんですか!」
「ゴメンゴメン。だって歳違い過ぎるし。」
「ダ〜メ、ゴメンなんかじゃ許しません!」
「謝ってダメならどうすれば良いの?」
「あたしを出会いに含めてくれるのが最低限・・・。それから、それから・・・。」
「それから何?」
「あたしを彼女にしてくれなきゃ許しません!」
胸がドキンと高鳴った・・。
図書館で小六だけど美少女と偶然仲良くなって、その美少女からそんな事言ってくれるなんて・・・。そんな幸運あって良いの?
俺、夢でも見てるかな?
「マジ?こんな年上でも良いの?なんかメチャメチャ嬉しいんだけど!」
「年気にした事無いし。勿論です!」
「俺なんかで良かったら宜しく!」
「宜しくされちゃいます。」
エッチな事になる続きはまた^^