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1:自分の中の、もう一人の私
投稿者:
(無名)
部屋の中の荷物の大方は片付き、荷解きしたあとのダンボールが壁に寄りかかっている。
食事は近くのコンビニで買ってきたサンドイッチで済ませ、今日は早めに就寝することにした。 ずっと家庭内別居が続いていた元夫とは先日やっと離婚が成立したことにより、春を前にして綾香は職場を去った。 名前も旧姓に戻って心機一転、新居のアパートに引っ越したのだ。 職場を退職した理由は部署こそ違うけれど、元夫も勤務する会社だったから。 子供がいれば違ったのかも知れないけれど、小さかった溝は埋まることなく大きくなり、やがては崩壊することとなった。 新たな職は元同僚の伝ですでに決まって、後は出社を待つのみである。 ただひとつの難点が、通勤時間が伸びてしまうこと。 新たな職場の近くで賃貸物件を探そうものなら、貯えと収入を考えたら家賃が高いのだ。 30分だった通勤時間を15分伸ばすだけで家賃は違ってくるので、そこは妥協するしかない。 明日はライフラインの手続きを済ませ、明後日からは初出社である。 40歳を前にして新人、早川綾香は新しい風を感じて晴々とした気持ちだった。 パンツスーツにしようかとも思ったけれど、堅い印象にならないように無難なスカートを選ぶ。 目鼻立ちがはっきりした綾香は元々メイク映えがするので、出来るだけシンプルになるように心掛け、肩まである黒髪をさらりと流すに留めた。 体型の変わらない綾香はたったこれだけのことなのに、男性の目を引くほどに美しかった。 見た目もこの5〜6年は変化が感じられないくらい変わることがなく、せいぜいが30半ばに差し掛かったくらいにしか見られることがない。 実際に肉体年齢も以前の職場の健康診断で、まだ30歳くらいの若さだと出ている。 こればかりは親から受け継いだ遺伝が影響していると、いつも母に感謝をしていた。 グレーのビシネススーツに身を包み、初日とあって綾香は白いシャツブラウスを選んだ。 今度の新居から最寄り駅は近く、家を出る時間は以前と差ほどの違いはない。 初めての駅から電車に乗り、これまで使っていた以前の最寄り駅に着いたと時、複雑な気分になった。 それも以前の降車していた駅を通り過ぎると、外を流れる車窓の風景と共に流れていった。 それにしても降車していた駅を過ぎた頃から車内の混み具合が酷くなり、今までいかに楽だったのかと綾香は思い知っていた。 あと30分か………。 綾香はいささか憂鬱になる気持ちを抑え、慣れるはずがない満員状態に初日から適応しようと気持ちを新たにする。 そんな綾香は先程からある不快感を覚え、それに耐えていた。 電車の揺れが生じるにつけ、男性の下半身がお尻に当たるのだ。 仕方がないと言えばそうだけれど、不可抗力にしてもどうにかならないものか……。 次第に男性器の形が分かるくらいに硬くなり始めて存在感を増したそれが、綾香のお尻に密着する瞬間が度々訪れる。 こんな状況なのだから男性の生理現象だと頭では理解が出来ても、綾香の内心は穏やかではない。 腰の位置を僅かにずらしても、電車の減速により人混みが一斉に傾くのでまた元に戻ってしまう。 ちょうどお尻の真ん中に収まるようにして離れては密着し、まるで誇示されているようで気持ち悪くて仕方がない………。 新しい職場は初日だけあって、精神的に疲れてしまった。 綾香は早々に就寝し、あっという間に朝を迎えていた。 スーツに腕を通しながら、ふと昨日の朝のことを思い出す。 今日はパンツを履いていくことにした。 電車内が混み合いだした頃、お尻にあの嫌な感触を綾香は覚えていた。 昨日とあまりにも酷似していることから確信犯、それも同一人物に違いないと確信する。 嫌な相手に目をつけられたものだ。 何か対策を考えなければ、そう思った。 次の日もまた次の日もそれは続き、とうとう相手は綾香のお尻に堂々と擦り付けはじめたではないか……。 上下に擦り付けられる気持ち悪さに辟易しながら綾香はそれに耐え、会社に出社した。 ………あれ、何かこぼしたの? 同僚となった隣同士の彼女に指摘され、綾香は気付いた。 お尻に染みが付くような心当たりは、ひとつしかない。 そういえば今朝の電車でお尻のところでゴソゴソとされていたことを思い出し、綾香はとてつもなく嫌な気分にさせられた。 このパンツはクリーニングに出さなければならず、色違いのパンツで間に合わせようとも考えたけれど、同じ目に遭わされるかも知れない。 それでもパンツを選ぶべきだったけれど、結果は同じだったに違いない。 次の日、タイトスカートを履いた綾香は痛感させられることになった。 スカートになったことで、やはりエスカレートした。 スカートの裾を持ち上げようとする相手に抵抗して、スカートの前を必死で掴む綾香……。 タイトスカートの裾がお尻を越えることはなかったけれど、相手の手が下から伸びてきた。 その気色悪さに脚を閉じようにも相手の手を挟むことになり、結局は指の蠢きを許す結果となるだけだった。 ショーツの底を短く前後に往復し、ポイントを定めて指先が一点を攻めてくる。 綾香は腰を捩って抗ってみせる。 遠い昔、高校生だった頃は痴漢に泣かされたものだった。 もう小娘ではないのだ。 いくらでも抵抗は出来る。 気持ちだけはあるけれど、あまりの執拗さに恐怖心が頭をもたげる……。 怯む綾香の性器の溝に沿って指は動き、恐らくはここだろうと指先が攻めるポイントが奇しくも当たっていた……。 それは内腿に挟まれた手に力が込められたことで、相手に伝わってしまった。 一瞬だけ嫌な感覚を覚え、次の瞬間にパンスト越しだった指先がショーツに直接触れていることを知る……。 そう簡単に破られるものではないが、切っ掛けさえあれば簡単に伝線する。 それでも破られるなんて………。 焦る綾香に関係なく指先はショーツを溝に食い込ませ、ポイントを攻めてくる。 小刻みに動かしたり小さな円を描くようにしたりして、着実に綾香を追い詰める……。 強すぎることなく、そうかといって的をずらすこともない。 布地が二重になった厚みでも硬くなった存在が伝わり、湿り気を帯びたそこがくちゅくちゅと音を立てはじめるまでに濡れていた。 唇を噛んで屈辱に染まる頭が熱くなり、肩越しに後を振り返ろうとするけれど近すぎて相手の顔が見えない。 あっ………。 綾香がそう思ったときには穴の空いたパンストに手首が捩じ込まれ、いよいよ脚が閉じられなくなった。 そればかりかショーツがずらされて、直に指先が敏感なところに触れていたのだ。 前傾になる上半身、弄ばれる刺激に俯いた綾香の口から不規則な息が吐き出されていく。 愛液が潤滑油となって包皮が優しく震わされ、女の本能が呼び起こされてしまった……。 少なくとも3年は性的なことから遠ざかっていたのだから、この重厚な甘さから逃れるなんて綾香には酷なこと。 前に回された腕に満足に抵抗できないまま下への進入を許し、挿入された2本の指が活動を開始する。 お腹側にあるGスポットを立て続けに刺激され、抜き差しする相手の指に綾香の膝の力が抜けようとする。 それを前に回された相手の左腕に支えられて、右手の2本の指は第2関節まで中に入っては出てを繰り返している。 そんな時、無情にも次の停車駅のアナウンスが流れ、綾香は夢から強制的に覚醒させられた。 痴漢は綾香から指を抜き、スカートを下げてやった。 ホームに滑り込んだ電車のドアが開き、吐き出される人の群れに混じって綾香も外に出る。 ふらつきそうになる足をどうにか前に踏み出しながら進み行く綾香は、憤りを覚えた。 それはこの年齢で痴漢を許したことか、女のプライドを踏みにじられたことか、途中で中断されて体を不完全燃焼にされたことなのか……。 恐らくは、その全て………。 綾香の瞳に怪しい炎が灯り、身体の芯が燻っているのを否応なく自覚させられていた………。
2025/02/26 03:29:58(sox5L6AW)
投稿者:
(無名)
ねぇ行きましょうよ綾香さん、ねぇ綾香さん……
すっかり出不精になっていた綾香を執拗に誘う、後輩の女の子。 女性社員は少ないからか先輩の優香と綾香の2人は面倒見の良さと見た目の素晴らしさ、その人柄からすっかり懐かれてしまっていた。 子犬のようにくっついて旅行に行こうと、目下のところ猛烈なアタックを受けているというわけである。 綾香 もう〜、貴女も年頃何だから彼氏とでも 行けば?……友達だっているでしょ? 後輩女子 あっ綾香さんそれ、セクハラです… 彼氏とか興味ないもん…… 綾香さんたちと行きたいのっ! 綾香 そう言われてもね……… 妙に距離が近くて小生意気な子だけれど憎めないというか、こんなに慕われては怒るに怒れない。 優香 いいじゃない綾香は独りなんだし、た まには外に出かけないと老けるわよ? 後輩女子 でしょう?……行きましょうよ〜…… 綾香 他人事だと思って……優香、アンタもよ? 優香 あたしはほら家庭がある身だし、無理! 綾香 あっ!逃げ!……ずるいわよ、もう…… キラキラした目で見つめてくる女の子と含み笑いを顔に浮かべた親友の板挟み。結局、綾香は後輩女子に押し切られる格好となってしまった。 それを羨ましそうに聞き耳を立てる後輩の男子。 先日にアブノーマルなセックスを繰り広げた彼である。 若い彼の回復力は凄まじい。 3日後には彼の部屋で夜通し熱い口づけを交わし、体を重ねたのだ。 綾香の求めに応じてもらえる幸せに体を何度も震わせ、求められる喜びに若い精液を何度も受け入れた。 まだまだ堪え性がなくてすぐに出してしまうけれど、綾香の性欲に必死に立ち向かい、喜ばせようとしてくれる彼が可愛くて仕方がない。 ベッドに膝立ちになる綾香の股の下に潜り込み、舌を動かされて何回背中を反らせたことか……。 そのまま体を反転させて、彼のペニスを口に含むのだ。 硬くて逞しいそれを舌で転がし、可愛いがる。 その最中にクリトリスを吸われ、舌先を暴れさせる彼に思わずペニスを吐き出す綾香。 ペニスを握り締め、悶絶する綾香は言った。 綾香 駄目っ……そんなにしたらイッちゃうっ! 彼は激しく体を震わせる綾香にホッとしたのだけれど、それも束の間のこと。 またも体を反転させた綾香に腰を沈められて、自ら両胸を揉みながら腰を躍動させられて歯を食いしばらなければならなくなったのだ。 長く中に収まっていたくて耐えるのだけれど、中のあの絡みつかれようは拷問のように気持ちがいい……。 あの腰使い………。 イルカが尾びれを動かすように滑らかで、水泳選手がバタフライをするときのように力強い……。 綾香 んっんっ…はぁっ…んっんっあはっ…… あの色気と妖艶な美しさ、汗といやらしい匂い、体の温もりと恍惚とする表情……。 何よりも性欲の強欲さが堪らなく酔わせる。 もう、綾香の虜だった。 綾香も綾香で彼の若さ溢れる体と強い性欲に不足はなく、会社には秘密の背徳な関係に酔っていた。 電車の中の痴漢では得られないさらにその先の奥の満足感、彼はそれを満たしてくれる綾香の大切なセックスフレンドになったのだ。 ごめんね、今回はあなたは置いてけぼりよ……。 綾香は心の中で、そう呟いた。 関東近郊の海が近い、素敵な場所だった。 街もそれほど遠くはないのに、これほど緑が豊かなところがあるなんて、感動だった。 後輩女子と綾香は宿にチェックインを済ませると、早速ほど近い乗馬体験が出来る牧場へと向かう。 そこにはスラリとした体形にしなやかな筋肉を纏う数頭のサラブレッドが、綾香たちを待ち受けていた。 子供のようにはしゃぐ後輩女子が、まず先に鞍に跨り柵で囲まれた内側を周回する。 数多くの観光客を乗せてきた馬はよく調教されていて、こんなことはお安い御用だと言わんばかりに彼女を軽々と運んでいく。 学生時代に乗馬経験のある綾香は、一目でここの馬の性格が穏やかなことを感じとっていた。 当たり前だけれど馬にも個体差はあり、仕事だから仕方なくする馬と喜びを感じて動く馬は、表情と尻尾の動きを見ていれば分かるのだ。 戻ってきた彼女は、またわがままを言う。 後輩女子 綾香さんも乗りましょうよ、ねぇ〜 また始まったと、綾香は苦笑する。 綾香 あたしはほら、スカートだから無理よ… 後輩女子 えぇ~……その長さなら平気でしょ? 確かに綾香のスカートは、ロング丈だけれど……。 従業員 大丈夫だと思いますよそのスカート なら………いかがですか? ここで彼女にゴネられても面倒臭いし、乗馬経験者だと知られるとまた厄介である。 綾香は数分後には結局、鞍の上に座っていた。 後輩女子も慣れたこともあり、海まで馬に揺られる戻る散歩コースの体験。 久しぶりで少し怖かったけれど、すぐに感は戻るもの。 それに初心者だとの配慮で、後輩女子と綾香のそれぞれの後に従業員が乗ってくれている。 彼女には中年のベテラン、綾香には20代後半の若い男性がそれぞれあてがわれ、逆だろうと綾香は気恥ずかしさを感じていた。 後から手綱を操作され、両脚にホールドされてながら背中に若い男性を感じさせられる。 恥ずかしいったらない。 若い従業員 大丈夫ですか? 気を使って彼が綾香に問いかけてくる。 綾香 あっ、はい……大丈夫です…… そう返答するのが、精一杯だった。 綺麗な人だ、一目見てそう思った。 薄手の白いロングスカートに薄手の黒いニットがよく似合い、胸の盛り上がりから目を逸らすのが大変だった。 鞍に上がるときにお尻を斜めに切れ上がるショーツラインが浮かび上がり、魅力的なお尻の形と相まって生唾を飲み込んだ。 大人の女を後から包むようにして馬に揺られ、髪の毛から漂う匂いに図らずも股間が熱くなる。 自分も薄手の生地をのパンツだから、ヒヤヒヤしてしまう。 内腿で挟む綾香の柔らかさと温もりが拍車をかけ、ついに勃起してしまった。 もう、後の祭りでだった………。 あれこれと風景の説明をしてくれる彼だけれど、揺れる馬の上で硬いものが当たる感触に綾香は気付いていた。 それを指摘してしまえば気不味くなるのが分かっているから黙認していたけれど、気になって仕方がない。 わざとではないのは分かるけれど、こう押し付けられる状況が続くのだから恥ずかしくてどうしようもない。 そんな時だった……。 風よけの松林を通過していたとき、2頭の大型犬を散歩させる人に出くわしたのだ。 よく躾けられているとみえてその2頭は大人しかったけれど、後から姿を見せたポメラニアンがけたたましく吠えだしたのだ。 それに驚いた馬が悲鳴を上げて前脚を高く蹴り上げるような形になり、騒然となったのだ。 彼は素早かった。 落ち着いて手綱を操り、馬に声をかけて見事に落ち着かせたのだ。 犬の飼い主は何度も詫びて頭を下げ、申し訳無さそうに立ち去った。 若い従業員 もう大丈夫、怪我はありません か?……この子、普段は大人しいん ですけど、ちょっと驚いちゃっただ けですから……もう大丈夫ですからね 綾香をこれでもかと気遣い、落ち着かせてくれる。 でも、胸を触られたのは偶然だろうか………。 飛んだハブニングだったけれど、時にはこんなこともあると備えている。 体が勝手に反応して、動いていた。 この人を怖がらせてしまった。 恐怖心を植えつけたまま帰らせたくはない、楽しませないと……。 その一心で綾香に接していかなければならい。 でも馬が暴れたとはいえ、偶然この人の胸を触ってしまった。 ブラジャーで作られた見掛け倒しではなく、柔らかくてボリュームのある本物だったのだ。 やっと収まった下半身が、本格的に硬さを増してしまうのは防ぎようもない。 若い従業員 大丈夫、大丈夫ですからね…… 安心させたいからか、それとも邪な気持ちからなのか、彼の片腕は綾香の細いウエストに回されていた。 脇腹の柔らかさと肋骨の固さの両方が手の平に伝わり、華奢な綾香に欲情を覚えていた……。 ちょっと……どこを触ってるのよ…… 弱いところに触れられて、顔が熱くなるのを自覚する綾香。 ニット越しにもその手がブラジャーの下まで這い上がるのを感じて、鳥肌が立った。 牧場に戻るまでたっぷり1時間、お尻に硬い物を押し付けられて変な気分になるなと言われても、それは無理というもの。 鞍から降りるときにショーツが張り付いているのが綾香にも分かり、恥ずかしかった。 あんなことで濡れるなんて……。 若い従業員 まだこちらに滞在されるのなら、 是非またいらしてください…… どういうつもりでそんな台詞を言えるのか。 それでも綾香は笑顔を見せるだけの余裕を見せ、清楚な大人の女の魅力を残して牧場を後にした。 後半女子 楽しかった〜……ねぇ綾香さん、次はど こに行きましょうか? これだからやっぱり、この子にはついて行けないのだ。 綾香 あたしちょっと疲れたから、ホテルに戻 るわね……一人で遊んでらっしゃい… 後輩女子 えぇ~っ…… グズる彼女をタクシーに乗せて送り出すと、さぁどうしようか……。 ホテルまでは歩いて30分ほどだろうか、せっかくだから都会では味わえない景色を見ながら綾香は歩くことにした。 森に囲まれるようにして存在する牧場はかつて森を開拓して出来た場所だと、離れてみてよく分かる。 この辺りは高台にあるらしく、少し歩くだけで遠くに海が見える絶景が楽しめる。 タクシーに乗ったらこの景色は堪能出来なかっただろう。 近くには牛を放牧する草地が広がり、ここもかつては森だったことが伺える。 白と黒の模様をしたホルスタインと少し小いさな薄茶色の牛、あれはジャージー牛だろうか。 方々に散らばりながら草を咀嚼する姿を綾香に見せて、長閑な気分にさせてくれる。 不意にバイクの音が後から聞こえてくるのに気付く。 その音が綾香の側で減速し、なんだろうと綾香は振り向く。 そこにはバイクに跨る男性がいて、ヘルメット頭からを取った彼が笑顔を向けていた。 若い従業員 あれ、一人でどうしたんですか? 綾香は戸惑いを覚えながら、嘘をつく理由もないので彼に簡単な説明をした。 苦笑をする彼はちょっと考える顔を見せて、綾香にこう言った。 若い従業員 ちょっと待っててください…… 詳しい理由も告げず来た道を引き返し、バイクで走り去る彼……。 しばらくすると帰ってきた彼は、真新しいヘルメットを持参していた。 若い従業員 ホテルまで送りますよ、馬にも乗 れたからバイクも平気でしょ? 何が平気なのかと思ったけれど、彼の目線が綾香のスカートに向けられているのに気付いた。 それはそうと、馬とバイクでは違うではないか。 軽いノリで言う彼に呆れたけれど、綾香世代に流行った小ざっぱりした白いTシャツとブルージーンズという彼の服装、爽やかな笑顔に心惹かれて結局彼の後に乗ってしまった。 若い従業員 いいですか?……行きますよ…… 走り出すバイクの速度に驚いて、綾香は彼にしがみつく。 乗馬のときに彼にされていたように両脚で彼を挟み、彼の背中にしがみついた。 若い従業員 ちょっと、そんなにしがみつかれ たら危ないですよ…… 綾香 だって……スピード落としてください…… 若い従業員 スピードって、40キロしか出て ませんよ……? それが遅いのが早いのか綾香には分からなかったけれど、バイクの後に乗ったのは初めての綾香は、自転車とのあまりの違いに動揺したのだ。 信じられないことに、手の掴み所を探して片手が彼の股間を何度か掴んでしまっていた………。 背中に柔らかな感触を感じるだけでも我慢しなければならないのに、強かに何度も股間を握られては堪らない。 掴んだ手が硬くなる股間だと気付いた綾香が急いで手をずらし、ジーンズのウエスト部分を掴み直す。 胸がドキドキした……。 なんてこと……私としたことが………。 綾香はペニスを掴んでいたと気付いて咄嗟に離したはいいけれど、彼が気付いていないはずはない。 どうしよう………。 綾香は自分でも顔が赤くなるのが分かり、胸の奥で心臓の鼓動が早くなるのを感じた。 彼がヘルメット越しに何かを言っている。 綾香は必死に耳を澄ました………。 若い従業員 この先に景色の良い場所があるん です、行きませんか? 承諾したつもりはないのにヘルメットを被った頭が揺れて、頷いたように見えたのだろう。 気が付けば灯台の元に連れてこられ、綾香は雄大な景色に圧倒されていた。 綾香 凄い景色、凄いわ……… 若い従業員 ねぇ、いいでしょ? 風が強いのでふたりは必然的に大きい声でのやり取りになり、髪の毛やTシャツ、綾香のスカートが風に吹かれて流れるのも忘れて景色に見惚れていた。 ただ彼が見惚れていたのは景色ではなく、綾香の横顔だった。 灯台の基礎部分にへを向けて立つふたり。 彼の手が後からウエストに回らされて、ハッとする綾香。 若い従業員 こうすると、楽だよ…… 灯台の基礎部分に背を寄りかからせた彼が、自分の体に綾香を引き寄せる。 綾香はただ顔を赤らめるだけで、何も言えなくて黙っていた。 左腕がウエスト、右腕が胸の上に回され抱きしめられていた。 かつての恋人にもされたことがないのに、年甲斐もなくドキドキする綾香。 綾香 あたしを幾つだと思ってるの? 若い従業員 そんなこと、どうでもいいよ…… 貴女に年齢を聞いても意味なんて ないでしょ? 綾香の胸が高鳴った……。 綾香 いつもそんなに生意気なの、あなた…? 若い従業員 こんなに綺麗な人を前にして普通 に振る舞うのに、疲れたんだよ…… 綾香 上手いこと言って、どうして硬いものが あたしに当たってるの? 若い従業員 こんな魅力的な貴女に会って、こ うならないほうがどうかしてる… そういうと上下に離れていた彼の腕が次第に狭まり、綾香の胸を覆い隠す。 腕が左右に開き、ニット越しに2つの丘を手の平が包み込みわずかに指がめり込んだ。 綾香 何をしてるのか、分かってるの? 若い従業員 僕を突き出しますか……? 下がった彼の手がニットを潜り、綾香の素肌の上を滑る。 ブラジャーに辿り着き、手の平が覆う。 もう一つの手が背中側から入り、ホックを外す。 両手がニットの中の乳房を揉み、乳首が摘まれて捏ねくり回す。 綾香 う〜ん…………はぁ……あっあっ……… 耳たぶをしゃぶりながら優しく揉みほぐされていく乳房が、ニットの中でいやらしく形を歪む。 綾香が右腕を伸ばし、後の彼の頭に触れた。 髪の毛を指にからませて、熱い息を吐き出す。 彼が綾香の前に回り、ニットを押し上げて乳房に吸い付いてきた。 風に吹かれて唾液に濡れた乳首が寒い。 何度も左右の乳首を交互に愛撫を受けて、彼の下に弾かれるたびに倒されては根本から瞬時に起き上がる。 それほど硬く勃起させられていた。 まるでミルクチョコレートのような色をした乳首が綾香の情欲を誇示するように、艶々と光っている。 不意に彼が綾香の足元にしゃがみ込む。 スカートを捲り上げようとする彼を、綾香は咄嗟に止めた。 綾香 お願い、やめて……シャワーを浴びてない から………汚い…… 若い従業員 貴女なら汚くなんかない…… そういうとさっさとスカートの中に頭を入れて、強引にショーツを引き下げる。 彼の目にそれは衝撃の光景が、生涯に渡り焼き付けられることになった。 こんなに美人なのに、燃え盛る炎のような剛毛があったのだ。 ショーツの抑圧から解放され、意味に漂う藻のように膨らんで密度の濃さを見せつける。 中途半端に下げられたショーツと性器の間に束の間、透明な糸が伸びて音もなく切れてなくなった。 クロッチは激しく濡れて乗馬のときから汚していたのか、濡れた部分の周囲が黄色く汚れている。 鼻を突く蒸れたような匂いと、濃密な女の匂いが混ざり合って割れ目が蜜で光っている。 ショーツを足首から抜いて、片脚を肩に乗せるとむしゃぶりつく。 淫唇を舌で左右に押し分けながら蜜を吸い取り、何度も上下に這わせていく。 綾香は両手で顔を覆い隠し、全てを見られた恥ずかしさで頭がおかしくなりそうだった。 なのに生暖かい唇と舌の蠢きに、色濃く官能的なものを嫌でも感じさせられる。 羞恥という霧が次第に晴れて、入れ替わるように煽情的な風に煽られていく……。 敏感な所を舌が攻めてきた。 氷を舐めるとか、壊れやすいプリンや絹ごし豆腐を舐めるかのように優しく繊細な舌使い……。 そうかと思えば唇で吸われ、舌先で素早く走らせてくる……。 いつしか綾香は両胸を掴んで顎を上げ、目を閉じながら眉間にしわを刻んでいた。 くちゅっくちゅっくちゅっくちゅっくちゅっ…… ちゅう〜っくちゅっくちゅっくちゅっくちゅっ… 綾香 はっ!んんんっ!…んんっ…ああっあっ! 片脚立ちの体を震わせ、掴んだ乳房の乳首が指の間に挟まれてあらぬ方向を向く……。 目を閉じているのに、綾香は視界が白くなってゆく気がした……。 寄りかかっていた背中がバウンする。 踏ん張っていた片脚から力が抜けて、崩れ落ちようとする綾香……。 彼が慌てて支え、なんとか事なきを得た。 若い従業員 ちょっと、大丈夫……? 上気させた顔でまだ呼吸が整わない綾香が、黙って頷く。 若い従業員 こんなに感じやすいなんて、離し たくなくなるよ…… 肩で息をしていた綾香は落ち着きを取り戻してくると、再燃する淫欲に突き動かされて彼の下半身に手が伸びていた。 ブルージーンズのボタン、次いでチャックを下ろして取り出しだペニスを口に含む。 蒸れた匂いが鼻から抜けて、漏れ出る透明な粘液を舌先で舐め取りながら頭を振る。 自分に感じやすいと軽口を叩く割には口ほどにもなく、早くも悶絶する彼。 亀頭に這わせた舌を陰茎に下ってから戻り、カリ首を周回させる。 流線を描くなだらかな所を舐め上げて、唇で包みゆっくりと頭を前後に振る。 また舌を亀頭に這わせ、ねっとりと絡ませ………。 顔を真赤に紅潮させた彼が天を仰ぎ、前後に動く綾香の頭を掴む両手が震えだした。 そして……喉の奥を目掛け、飛び出す何かを綾香は感じていた。 若い従業員 うぅっ……凄い……こんな凄いの、 初めてだよ…… 綾香 そんなお世辞、誰に習ったの……? 若い従業員 お世辞じゃなくて、信じられない くらい良かった……本当に… 綾香 それだけ……? 若い従業員 もう、我慢できない……… 襲いかかるように綾香に手をつかせ、あてがったペニスに力を込める……。 先が沈み込みはじめると、なんとも言えない温もりの中に引きずり込まれていた。 はじめに感じたのは滑らかでふっくらとした肉壁に圧迫される感覚、次いで吸い付かれる密着感である。 それだけでも堪らないのに、何だこれは………。 それは驚愕に値するザラザラ感にほかならない。こんなにも露骨に亀頭が撫でられる感触を、人生で味わったことがない……。 そう、綾香は自分の膣が男を狂わせる名器だなんて、そんな自覚があるわけはない。 これまで綾香を痴漢した兵ども、少年たち、そして後輩………。 彼等はそれを味合わされ、その虜になった者もいれば自信を無くして姿を消した者、凄すぎて耐えられないと、やはり姿を見せなくなった者が数多くいることを綾香は知らなかったのだ。 まるで露骨に飛び出した粒々の鶏皮に包まれているようなイメージが、頭に浮かぶ………。 ゆっくり腰を動かさないと、堪らない。 それでも思わず呻きが口から出てしまう……。 吸い付く密着感、押し寄せる圧迫感、無数に広がるザラつき………強烈な快感が伴う三重苦。 ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ お尻を突き出して壁にしがみつくように背中をしならせて、揺れる頭を持ち上げては固まったようになる。 俯いたと思ったら徐々に頭が持ち上がり、こちらに頭頂部をこちらに見せて固まる……。 まるで酔いしれているように………。 どんな表情をしているのか見たいけれど、そんな余裕はありそうもなかった………。 ゆっくり奥まで押し寄せてきて、波が引くように後退してしていく。 そしてまた奥まできて……この感じ、電車内で貫かれているときに似ている。 まったりとしたこの動きが、堪らなく感じる。 あぁ………気持ちいい。 堪らない……いい。 あぁ……あぁ……あぁ〜……。 硬い……奥に当たる……。 押し広げながら入ってくるペニスが奥に当たると堪らなくて、何も考えられなくなる。 目を閉じた綾香はその例えようのない甘さが押し寄せるたび、自然と顎が上げながら舌鼓を打つのだった。 不意に誰かの足音が近づくのを感じた2人は息を潜め、やはり空耳ではないと知る。 この灯台に来るには手前の駐車スペースに乗り物を停めなくてはならず、後は徒歩である。 ここに誰かがいることは、この訪問者は知っていることになる。 海を眺めるふりをして誤魔化せばいいのに、彼は訪問者が灯台のどちら側から来るのかを確かめて逆側に綾香と移動する。 訪問者はどうやら2人の男女、付き合う恋人同士らしい……。 何やら愛を語りだす声をよそに、彼は拒否をする綾香を強引に後から貫いた。 綾香 うぅっ………! 口を手で覆った綾香が呻き、硬く閉じた瞼が弛緩するのに時間はかからなかった。 硬く熱いペニスが中の往復を繰り返し、背徳の味で綾香を黙らせる女を酔わせる。 若いカップルがロマンチックに唇を重ねる反対側で、若い彼のペニスに綾香は酔わされていた。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……… 鬼の形相で見下ろす結合部、彼の目に愛液に塗れて光る陰茎が出入りするのが確かに見える。 この耐え難い快感はペニスが消えるこの中だと実感するために、あえて確認したかったのだ。 腰を掴んでいた手を前に回して、豊かな乳房を掴む。 ペニスから伝わる快感と手の柔らかさが重なって、狂いそうになる。 我慢も限界に達し、彼が激しく打ち込む……。 ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃ…… 打ち込む……打ち込む……打ち込む……打ち込む…… 声を出せない苦痛に頭を振っていた綾香、その頭の動きが止まる……。 打ち込まれる体の衝撃に揺らす頭がゆっくり持ち上がり、薄く開けた目蓋に白目が覗く……。 空気を噛むように口が開き、顎をがくがくと動かしながらペニスを受け入れ続ける……。 享受しきれない快感に気が遠くなりかけた、そのときだった。 おびただしい量の精液が、中に放出されていた。 その日の綾香はホテルに戻る時間が遅くなり、なぜかすぐに温泉に後輩女子を誘ったという。 プンプン怒る彼女はいつもより綾香が優しいことに気付いたけれど、その理由までは検討がつかなかった。 理由、それは………。 彼の部屋で彼に萎える暇を与えず、若さをとことん味わったことにある。 体の下で綾香に攻められる彼が悶絶する姿は何よりも興奮し、オーガズムを引き寄せてくれた。 彼は綾香に、こう言った。 綺麗な花には、毒がある………と。
25/03/17 07:45
(uQNQ0PkN)
投稿者:
(無名)
カタカタとパソコンのキーボードを叩く音が、側から聞こえてくる。
隣の席の優香が眼鏡をかけて、データの入力中らしい。 向いの席では実は先輩である後輩くんが電話中で、その隣りではセックスフレンドで事実上でも後輩の彼が書類を前にして、頭を悩ませている。 彼とは相変わらずベッドを共にして、熱い夜を過ごしている。 つい先日の週末も彼の部屋のベッドの上で、彼の顔の両側に手をついて彼を見つめる綾香がいた。 真っ赤な顔をして悶える彼がとても可愛くて、見ているだけで興奮するのだ。 腰をゆっくり躍動させているだけなのに彼はまるで女の子のように喘ぎ、乳首を舐めてあげるだけで甘い声を漏らしてくれる。 耐えきれなくて気が狂いそうな彼の口を綾香の口で塞ぎ、ねっとりと舌を絡める幸せは何物にも代え難い。 このところある程度の耐性がついてしまったらしくて、以前のようにすぐ射精を出来なくなったことで、猛烈な快感に耐える時間が伸びてしまった彼。 朝までに少なくても彼が3回は射精させられるまで、2人の夜は終わらない。 綾香の攻めが終われば攻守交代となって、正常位から側位、そしてバックスタイルで交わっていく。 普通に貫かれていると腰を持ち上げられて、密着されたまま奥を攻められる。 両足首を掴んで持ち上げられて、恥ずかしい格好で攻められる。 バックスタイルでも四つん這いの状態から綾香が耐えられなくなると、上半身を突っ伏したままでも貫かれる。 あるいは夜中ということもあり、窓に手をついた綾香を立ったまま攻められるということもある。 イッては貫かれ、オーガズムに身を震わせてはまた攻められる……。 そしてまた、綾香が彼を攻めるのだ。 だんだん綾香のレベルに近づく彼に、攻められる時間が増えてきた。 綾香を喜ばせようとする彼の熱意は留まることがなく、綾香同様にオーラルセックスにも余念がない。 綾香が彼を仕込んだことで綾香の好みを熟知した彼は、綾香をいかに喜ばせられるか日々鍛錬を重ねてきた。 お陰でペニスの挿入までに綾香は何度も狂わされ、今はクリトリスが通常でも常に包皮から露出している………。 仕事もプライベートも充実して何一つ不自由はないのに、何がが欠落しているような違和感が拭えない。 渇望と言ってもいいのかもしれない。 それが何なのか、綾香には分からなくて釈然としないのだった……。 定時を過ぎたところで、会社を退社した綾香。 会社社屋のあるすぐ近くにスペースがあり、そこにはキッチンカーがいつも数台並んでいる。 日替わりで入れ替わるので綾香もよく利用するのだけれど、年に数回だけ献血車が停まっていることもある。 その車を見るたびに、綾香は献血をするようにしている。 その場所の前を通っていつも駅まで行くのだけれど、今日は何だか見慣れない車が停まっているではないか。 キッチンカーも色とりどりあるけれど、その車は派手なピンク色なのだ。 その車体の横におおきな窓があるのに、鏡状になっていて中がまったく見えない。 立ち止まって見ていると横のドアが開き、女性が出て来るのが見えた。 白衣を着ていることから医療関係だろうかと思っていると、20代らしき若い男性が中に入って行くではないか……。 不意に白衣の女性と、綾香は目が合った。 笑顔で会釈をするその女性は綾香に着て欲しいと、そういう仕草をしてしてくる。 どうぞこちらへ………そんな感じだ。 まあ怪しいところなら、すぐに帰ればいい。 興味もあったので、綾香は誘いに乗って車の中へとお邪魔することにした。 中は何かの撮影でも出来るのではないかと思うほど下には絨毯が敷かれ、ソファーや壁沿いにはしっかりベッドまである。 まるでワンルームの一部屋ではないか……。 女性 どうぞ、まずはそちらにお座りになって ください……。 30代くらいだろうか………。 清潔感のあるその女性に促され、理由もわからず若い男性と並んで綾香はソファーに座る。 彼と女性とのやり取りを聞いていると、事前に連絡を取り合っていたらしい。 どうやら悩み相談の場所だったらしく、それでもなぜ綾香が呼ばれたのか、とりあえず様子を見守ることにした。 女性 それじゃ、はじめましょうか…… お悩みをお話ください……。 他には人はいませんから、気にしないで 話してみて……? えっ、あたしは………? そう思った綾香を隣に座る彼が、遠慮がちにチラっと見た。 ほら見たことか………。 綾香は完全に部外者で、つい今しがた会ったばかりの初対面ではないか。 女性 大丈夫よ、悩みの解決には女性の協力が 必要だと思うの…… あなた世代の女の子じゃなくて、もっと 歳上の女性がいいはずだから…… ん?…どういうこと……? ハテナマークばかりが頭に浮かぶ綾香がその意味を理解するのに、時間はかからなかった。 若者 実は、早漏がいつまで経っても直らなく て……… 女性 でもそれは時間が解決するんじゃない? どんな努力をしてきたの………? それは女性の綾香が聞いていても、悲しくなってしまう内容だった。 毎日のように自慰を続けたり、ペニスを熱いお湯と冷水に交互に浸けてみたり……。 耐性がついたと思って彼女と事に及んだらまったく直っていなくて、ふられてしまうなんて……。 それだけではなくて、それからも彼女が出来るたびにふられてていくとは……。 ほかに原因は考えられず性の不一致が唯一の原因だなんて、悲しすぎる。 彼を見れば大抵の女の子ならば、振り向くだろう。 ルックスば問題なく、性格も優しい好青年。 性に狂った男たちを見てきた綾香には、そういった印象しかない。 ただそのことを除けば……。 男性は女性にある種の幻想を抱きがちだと、そう綾香は思う。 女だって人間で排泄もすれば、食欲もある。 それこそ性欲だって………。 彼の彼女になりたいと寄ってきた女の子たちは、恋に恋して彼を愛してはいなかったのだろう。 確かにセックスは究極の愛情表現のひとつとして必要だけれど、それが全てではない。 彼女たちはたまたま性に貪欲なタイプで、よりにも寄って彼に近づく女性はそんなタイプばかりが集まるのかもしれない。 まるで綾香に群がる痴漢と、ある意味で重なる。 自分の欲望すら叶えられない男など、見掛け倒しだと去っていく女の子たちの姿が、綾香には見える気がする。 何だか居た堪れない気持ちになって、綾香は彼に同情を覚えた。 恐らく綾香も若かったら、彼女たちの中の一人になっていたかもしれない。 だからといって、綾香に何が出来るというのだろうか……。 呼ばれた理由が、分からない。 話を聞くだけなら、この女性で十分ではないか。 話を聞くだけなら?………まさか……。 いくらなんでも、彼のために? その懸念は、にわかに現実味を帯びてきた。 女性 そういうことなんです、ちょっと彼の為 に協力して頂けませんか? 綾香 あたしがですか?……えっ…えぇ~っ…… 女性 貴女を一目見て、この人ならってお呼び したんです…… 綾香 それは、どういう意味でしょうか? 女性 失礼があったらお詫びします…… 貴女ならタブー視される事でも、女性と しての優しさがあると思ったんです…… 何を勝手なことを……そう思ったけれど……。 求められる喜びを知る綾香はそれを知ることなく打ちひしがれる彼を見て、やるせない気持ちになっていることも事実。 出来る事と出来ない事はあるけれど、協力出来ることがあるなら……。 その想いに突き動かされて、言ってしまった。 綾香 あたしは何をすればいいんですか? 女性 ありがとうございます…… あの、はっきりいいますね、彼はですね 今、勃起不全なんですね……心の問題だと思うのですが、あの……下着とか、少し見せてあげられませんか? 綾香 えぇっ……下着を、見せるんですか? 自分のせいでこんなことに綾香を巻き込んで、どうしていいのか分からない彼が横で俯いている。 女性も期待に満ちた目を逸らすことなく、瞬きを忘れて綾香を見詰めている……。 仕方なく綾香が折れて、着ているニットを下からゆっくりと持ち上げていく……。 女性 外からは見えませんから、それは安心し てくださいね…… 女性の言葉に大きな窓の外を振り向くと、中はどうなっているのかと数人の若者が張り付いて、車内を覗こうとしているではないか。 綾香はギョっとして、上げかけたニットを急いで下げた。 けれど彼等とは目線がまったく合うことはなく、少しも車内が見えていないことが分かる。 それは分かったけれど、いい気持はしない。 向こうからは見えなくても、こちらからはあからさまに彼等が見えるのだ。 綾香 この窓は何なんですか? 女性 この車は以前、移動図書館として使われ ていた車なんです…… その関係で窓はそのままなんですけど、外からだけ見えなくした理由は、悩み相談を受けるのに様々な場所に行くものですから……。 例えば地方の長閑な場所なら、外の景色が見えますしね……。 こういう街中でも閉鎖的な空間よりは、ある程度の解放感は大事ですから……。 もっともらしい理由だけれど、こんなことを協力させられる身としてはハラハラする。 仕方なくまた綾香はゆっくりと、黒いニットを捲りあげた。 綾香 これで、いいですか……? 女性 あの、ごめんなさい……思い切ってお見せ 頂けませんか? 恥ずかしいけれどこの若者の悩みを少しでも解消出来るならと、下半分だけ見えていたブラジャーの全体が露わになる。 白い肌に負けない純白の、レース仕立て。 フランス製のランジェリーらしく、ブラカップの上半分がレースの下の肌が透けて見える、大人の下着である。 乳房を下支えするアンダー部分に余分な厚みがないのは、貧乳ではないDカップならではである。 女性 さぁ、せっかく協力してくださってるん だから、見てみて…… 女性に促されて、恥ずかしそうに横目でチラ見する若者。 女性 そんなんじゃ協力してくださってるのに 失礼でしょ?…… もっと近くで見ないと、駄目…… 若者 じゃあ……すいません…… 綾香にそう断って、勇気を振り絞ったように顔をあげた彼の目に衝撃の光景が映り込む。 まるでランジェリー雑誌に掲載されている外国人モデルのように、清楚ともエロチックとも言えるブラジャーがそこにあるのだ。 健康診断でも医者を前にしてこういうことは経験しているけれど、見せる動機が違えばやはり恥ずかしい……。 ブラジャーをしたまま胸を間近で凝視されるなんて、医者でもしない。 食い入るように胸を見詰められて、あまりの恥ずかしさに顔を背ける綾香。 女性 どうかしら、その………変化は? 彼の意気消沈した顔を見れば分かる、勃起しないのだ。 女性 あの、彼に見せてあげることは出来ませ んか……? 何を言い出すのか、見せるだなんて……。 女性 彼の為に、お願いします……… 綾香 そんな、何を言って……そんなこと…… チラリと見た、若者の居た堪れなさそうな顔……。 もうっ!……どうしてこんなことになるのよ…… 綾香はそっと、背中のホックを外した。 緩んだブラがわずかに下がり、それを綾香が持ち上げる………。 ブラジャーを脱ぐと見た目の半分しかない大きさだった……なんてことも少なくないはず。 けれど綾香はブラを外しても、その大きさはほぼ変わることはない。 水風船のように重量感があり、どうしてこんなにも重力に負けないの?……と、問いかけたくなるくらいギリシャ彫刻のような美しさ。 注目すべきは乳首……。 大きすぎず小さくもない魅力的な乳輪と同じ色をした、濃い茶色のやや大きい乳首。 吸い付きたくなるのは赤ちゃんだけではないと、それを見る生殖活動の可能な異性を惑わせようとする。 彼の目が見開かれ、魅了されたように釘付けになった。 女性 どうお?………体は………? 若者 凄い、綺麗です…… こんなに綺麗な人なのに、胸までこんな に綺麗だなんて……こんなの見たことない です…… 綾香の体の中で、何かが疼き出す……。 女性 それで、体はどうなの? 若者 すいません、やっぱり僕はこのまま一生 ………………駄目なのかな……… 言葉尻は消え入りそうな声で、彼の深刻度が伝わってくる。 女性 あの、彼に触って貰うわけにはいきませ んか?………彼の為に………… いよいよ断れなくなって、仕方なく綾香は頷いて見せた。 綾香 いいわよ、少しくらいなら触っても…… 彼の落胆ぶりは相当なようで、少しも嬉しそうな素振りはない。 それでも2人の女性に恥をかかせまいとする彼の性格が、期待のないその手をそっとDカップに触れる。 遠慮がちに触る彼の手が重さを確かめるように下から持ち上げ、手の平に包み込むように被せられた。 目を閉じてその柔らかさと手から伝わる温もりを感じ、指の股に挟んだ乳首をわずかに締める。 綾香に微妙な甘さが走る。 指の腹に力が加わって、乳房に沈む。 ふわふわと柔らかさを堪能するようにそれを繰り返し、4本の指を下へと肌を滑らせて乳首をなぎ倒しながら撫でていく……。 ちょっと、それは………。 さすがにそれは拒絶しなければと思ったけれど、彼の悲しそうな顔はインポテンツが直っていないことを物語っていた。 敏感な乳首を刺激され、硬度を増した突起が指が通過するたび綾香の女の部分を揺り動かす。 綾香は何も言えないままそれに耐え、まるで何でもないと言うふうに涼しい顔を作るしかない。 女性 あの、無理であれば強制は出来ないこと ですから、はっきりと断って頂いて結構 です……… 彼が舐めても、いいですか………? さすがに綾香は即答が出来ず、悩んだ。 初対面の彼にここまでする理由が、どこにあるというのか………? いくら考えてもその答えは見つからず、正解などないのだと思った。 そもそもこんなことをしている事態が、おかしいのだ。 これは綾香の良心に従ってした事。 ならばここで断ることで、その良心は傷まないのか………。 綾香は黙って頷くことで、その答えを示して見せた。 本当に、いいの?……と言うふうに綾香を見詰める彼に、綾香はまた頷いて見せる。 恐る恐る胸に顔を近づける彼が、一瞬の戸惑いを見せてから乳首を口に含んだ。 一瞬早く目を閉じた綾香に唇の温もりが伝わり、舌先の蠢きに肩がピクリと動く。 ちろちろと遠慮がちに動かしていた舌が、乳首をなぎ倒すように周回させて、舌先を上下に走らせはじめた。 くすぐったくて甘い快感が湧き上がり、平静さを保とうとゆっくりとした呼吸を繰り返す。 舌先が乳輪を周回し、また乳首を可愛がられる。 硬く勃起した乳首が喜びのダンスを踊り、根元からくねくねと倒れかけては起き上がる。 唇も乳首を絶妙に包んだり離したりして、官能的なその仕草が綾香の中の卑しい女をそそらせる。 ちゅっぱっ、れろれろっ……にゅぷっ、ちゅっぱっ ちょっと……そんなにされたら…… 綾香も平静さを装うのにも、そろそろ限界が近づいていた。 これはもう愛撫以外の何物でもなく、理性を保つことも難しくなりそうだった……。 女性 どうかな、その兆しはある? 若者 ごめんなさい、お姉さんはこんなに素敵 なのに………もういいです… これ以上は本当に、ご迷惑でしょうから…… 女性 そんなこと言わないで……… あの、貴女の力をお貸し頂けませんか? ほら来た……これ以上、何をしろというのか……。 女性 どうしたらもっと興奮するの……? この場だから、恥ずかしがらないで言ってくれないかな?……今日だけしかないのよ? 若者 でも…お姉さんにこれ以上、迷惑はかけ たくありません…… 俯く若者、助けを求めるように黙って綾香を見詰めてくる女性………。 綾香 具体的にあたしは何をすればいいの……? それを言ってくれないと、私も分からな いわよ……? 沈黙に耐えきれなくて思わず口にしてしまったけれど、彼の要望を聞いて絶句することになる……。 若者 本当にご迷惑でなければ……ですが……。 あの……匂いを…………嗅がせて頂けません か……? 綾香 匂い?……って、あたしの匂い? 若者 はい……あの、あそこの匂いに興奮するん です……… 綾香は思わず両手で自分の顔を、覆い隠さなければならなかった……。 会社帰りでまだシャワーも浴びてもいないのに、匂いを嗅がせろと言うのか……。 綾香 あのね、分かってるとは思うけど、あた しは1日働いてまだお風呂にも入ってい ないのよ?……それでもいいの? さすがに彼も躊躇すると思った綾香の目論みは、脆くも崩れさる……。 若者 はい、まったく問題はないです…… お姉さんみたいに綺麗な人なら、むしろ そのままのほうが興奮するんです…… もう引くに引けなくなったと、綾香は悟った。 綾香 それじゃ、どうぞ……来て……… 目を輝かせた彼がソファーに座る綾香の前で膝立ちになり、顔を背けた綾香の膝をゆっくりと左右に開く……。 膝下まである長さのスカートの奥に、ブラジャーとお揃いの一部が透けた白いショーツが見える。 そのクロッチはすでに濡れて、染みが浮き出ていた。 それよりもパンティストッキングを履いておらず、白いガーターベルトに吊られたセパレートのストッキングだったことに衝撃を受けた。 なんていやらしいんだ……。 こんなのアダルト作品でしか見たことがない…。 こんな綺麗な人が………。 若者はそっと綾香の股の間に顔を埋め、その大人の女の匂いを吸い込んだ。 尿臭……蒸れた臭い………女性独特の何とも言えない 濃密な臭いが混ざりあって、脳を刺激する。 何かが変わりそうな予感がした。 鼻を近づけて、嗅ぎ続ける。 アンモニア臭が鼻を突き、蒸れた臭いが欲情を煽り、まろやかな臭いの中に酸っぱい刺激臭が欲情を促進させる。 久しぶりの興奮で我を忘れて近づくあまり、鼻先が濡れたクロッチにめり込む。 唇で染み込んだ水分を吸い取ろうとして、気がついたらクロッチの生地を吸っていた。 興奮のあまり鼻先がクリトリスにぐりぐりとめり込み、図らずも刺激する。 綾香 あっちょっと……あっ…待って…あっあっ… そう、綾香のクリトリスは後輩くんとの度重なる情事で、常に剥き出しの状態になっている。 包皮に覆われていたときよりも耐性は出来ていたけれど、敏感であることは変わらない。 染み出した愛液と若者の唾液ですっかり女陰の形が浮き出てしまい、勃起したクリトリスが突き出るようにその存在を見せつける。 彼の攻めは止まることなく、ついにクロッチ部分を横にずらしてしまった。 濡れて怪しく光る女陰が淫らに歪んで開き、透けて見えていた剛毛が露わになる。 青紫というのか、茶色っぽい下の唇が透明な糸を引いてぐにゃりと開く。 肌色に近いピンク色のクリトリスが完全に見えていて、動揺する綾香をよそに口をつける彼……。 綾香の体が大きく弓なりに仰け反る……。 せめてもの女の恥じらいが辛うじて喘ぎ声を封殺し、クリトリスを舌で転がされる快感に体を小刻みに震わせるに留める。 膣口から止めどなく次々と女の蜜が溢れ出て、彼は忙しくそれを啜っていく。 白衣を着た女性は、決して止めようとはしなかった………。
25/03/18 07:19
(Zmu0UlTd)
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(無名)
なにっ!?……何なのこの子!
理論的な思考ではなく心が驚愕し、立て続けて送り込まれる快感に体が言うことを聞かない。 彼の元から去った女の子たちは、絶対に損をしてるはず……。 凄まじい嵐の中にあって、綾香は場違いなことを別次元の世界でそう思っていた。 自分という魂を避難させないと精神が崩壊してしまうのではないか、そんな危機感を感じさせられるほど快感の渦に飲み込まれていたのだ。 白衣を着た女性は見ていた。 綾香が助けを求めるように手をぶるぶるさせながら伸ばし、ソファーの背凭れを掴もうとして失敗した。 それでも何かを掴もうとしてして手を彷徨わせ、くちゅくちゅといやらしい音を立てられて、感電したように体わ振るわせている。 綾香 待って……まっ……あぁっ……待って……… 喉を振り絞るように、必死に何かを訴えようとする綾香……。 くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅっ……… はち切れんばかりに勃起したクリトリスが、スナップを効かせた舌先に弾かれる。 それでいて撫であげるように弾かれている。 それを息つく暇もなく続けられるものだから、さすがの綾香も逃げ場がなかった。 そして、綾香の体が派手にバウンドした。 ビクンッ!………ビクッ…ビクビクッ…ビクンッ! それでも尚、彼はクンニをやめようとはしなかった。 唇で吸い付き、離してはまた吸い付く。 そして舌先で叩いてはまた、連打するように走らせる。 綾香は狂ったようになり、人目もはばからず激しく喘ぎ狂った。 数分と絶たず、2度目のオーガズムを迎えて激しく体を踊らせる………。 綾香はソファーに崩れ落ちてしまった……。 肩で息をしていた綾香が、やっと落ち着きを取り戻す。 座り直して、身なりを整える。 恥ずかしくて、2人の顔を見られなかった 女性 大丈夫ですか?……そう、良かった… 貴女の協力でほら、見てください…… 促されて彼を見ると、股間が膨らんでいるのが分かる。 若者 ありがとうございます…… 綾香 あっ……良かったわね……… こんなことで役に立ったのなら……。 でも綾香は複雑な気持ちだった。 何となく彼が浮かない顔をしていたから……。 綾香はそれが気になって、余計なお世話だけれど聞かずにはいられなかったのだ。 綾香 どうしたの?……まだ何かあるの? 若者 いえ、あの……いえ、やっぱりいいです… 女性 聞いてくれてるのよ? ほら、言わなきゃ…… 若者 あの、今回はたまたまな気がしてならな いんです……… お姉さんが魅力的な人だったから……。 自信がないんです、僕…… あの、擬似セックスで構いません…… 僕の上で、動いて頂けませんか? 綾香 えっ………擬似セックスって? 女性 挿入はしないで、セックスをしているよ うに腰を動かすことです…… 彼に自信をつけさせるためにも、ご協力頂けませんか………? 挿入しないのなら協力出来るかもしれないけれどそれはそれで恥ずかしいし、羞恥心に耐えなければならない。 挿入……つまりセックスになってしまえば綾香は、それこそ自分を止める自信なんてない……。 恥ずかしいのを我慢さえすれば、この若さでインポテンツになったこの彼を救える……。 その一心で綾香は承諾した。 ズボンと下着を脱いだ彼を見て、綾香は釘付けになっていた。 思わず開いた口を手で覆い、彼の勃起したペニスから目が離せなかったのだ。 おっきい………。 それが綾香の偽らざる本音である。 太く逞しく立ち上がり、途中から反り返って脈打っている。 15センチくらい?……いいえ、あれは17〜8センチあっても不思議じゃない……。 綾香は2人に分からないように、コクンっと生唾を飲み込む。 絨毯に仰向けになった彼を跨ぎ、そっと腰を下ろした。 綾香 いぃ〜い?……それじゃ、するね…… 太い陰茎の上を滑らせるように、ゆっくり腰を振る。 何度も何度も前後に擦り付け、彼の顔を窺い見る。 綾香 どうお?……痛くない? 若者 はい、いい感じです…… 綾香 本当に?……無理はしないでね…… 若者 すいません、本当は少し痛いです…… 綾香 じゃあ、どうすればいい? 若者 それは……あの……下着が擦れて痛くて…… 綾香 えっ?……脱がなきゃ駄目? 少し考えてから綾香は立ち上がって、スカートの中に手を入れた。 挿入するわけではないのだし、彼はずっと誠実な態度だった。 この子なら大丈夫、そう思ったのだ。 再び腰を下ろした綾香……。 フルートにつける唇のように、陰茎に淫唇が接触する。 ふにゃっと割れ目が開き、生々しい感触と温もりが伝わってくる。 綾香は腰をゆっくり前に動かし、先端まで来ると後へと腰を滑らせた。 何だか歯痒くて、いやらしくて、とてつもなく恥ずかしい…。 自分が分泌した愛液が卑猥な水音を立て、陰茎を折り返すたび、ぬちゃっ……っと音が鳴る。 ぬちゃっ……ぬちゃっ……ぬちゃっ……ぬちゃっ…… 恥ずかしくって目を閉じていないと、やっていられない。 それに長い陰茎を往復させるとロングストロークになって、下から折り返す際にクリトリスが擦れてしまう……。 どうしても無意識にクリトリスを当てようとする動きになって、綾香自身が気持ち良くなってしまう…。 彼の手が下からスカートの中に入ってきて、綾香のお尻に当てられる。 優しく撫でられるその手に、まるでセックスをしているような気分にさせられる。 あぁ〜………これはこれで、いいかも…… 綾香は自分の恍惚とする様を下から見られているとも知らず、ひとり快楽の世界に浸っていた。 そのときだった……。 綾香が腰を前にスライドさせたタイミングで、彼が腰を持ち上げたのだ。 彼のペニスは綾香のお尻に押されてお尻の後に張り付き、綾香が腰を浮かせた瞬間を狙われた。 違和感を覚えた次の瞬間、貫かれる圧迫感に呻き声を漏らし、何が起こったのか理解が追いつかない………。 でもそれが何なのか、すぐに検討がついた。 綾香 ちょっとっ、ねぇ……入ってるわよ…… ねぇちょっと……ねぇ……入って……あっ…… ちょっと〜……入って…んん~っ………んっ……んっ… ん~っん~っはぁ~っ……あっあっ凄いっ……… 彼によって持ち上げられたスカートからグラマーな白いお尻が現れ、太い杭が打ち込まれる様子が丸見えになっていた。 にょりっにょりっにょりっにょりっにょりっ…… にょりっにょりっにょりっにょりっにょりっ…… 若者 あぁ~っお姉さんの中、凄いっ…… 綾香 …………………………。 膣壁をごりごりと擦られる感触、奥をぐりぐりと押される快感に何も喋りたくなかった。 綾香は自分の左肩に頭を倒すようにして酔いしれ、無意識に腰をグラインドさせていた。 それに疲れると両手を前につき、腰を上から打ち下ろす杭打ち作業に移る。 綾香のこの動きに耐えられた男はまだいない。 吸い付かれるといのか纏わりつくかれるというのか、刺激の強い膣壁に誰もが悶絶する。 この彼も、例外ではなかった。 ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃっ… ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃっ… 若者 あぁ~っ……………… 綾香の子宮口が叩きつけられ、熱いものが噴射されるのが分かった………。 綾香が身を倒し、唇が重ねられる。 女性に犯される喜びを、彼は初めて知った。 舌を絡められながら、ニットの中に手を入れる。 そのまま持ち上げて綾香から取り去る。 ブラジャーも取り去り、スカートも上から抜き取った。 繋がったまま体の上下を入れ替え、彼が正常位で動き出す。 ぬっちゃっ……ぬっちゃっ……ぬっちゃっ……… 自分の出した白い精液をまとわり付かせた陰茎が出入りを繰り返し、揺れる乳房に彼が吸い付く。 淫唇を縁取るように生え揃う陰毛が濡れて張りつき、陰茎が外に現れるたび淫唇が横に広がりながら肉が盛り上がる。 Gスポットを削るように擦るカリ首が中へと沈み、綾香の顎が上がる。 彼が目にする剛毛が美しい綾香の顔とギャップを生んで、射精感を押し上げる。 腰のベースが上がる………。 綾香の顔が右に左に激しく倒れ、また顎が上がる。 背中を反らして乳房の2つの山が盛り上がり、そして沈む。 そして彼が呻き、腰の動きが止まる。 ビクンッ……ビクンッ……体を揺らした。 綾香の放心した顔に開いた口が痙攣するように動き、色気のある唇がワナワナと震るわせていた。 女性 どうかな、自信は取り戻せたかな? 若者 はい、貴女と、お姉さんのお陰です…… 綾香 恥ずかしいわよ………もう……… 若者 お姉さんみたいな綺麗でセクシーな人っ て、一生に一度会えるかどうか…… 綾香 買い被りよ、そんな……… 若者 本当です、まだしたいくらい……… 綾香 嘘でしょ……… 綾香の見詰める先に、脈打ちながら立派にそびえ立つペニスがあった。 女性 よかったら、いかがですか? 恥ずかしくて両手で顔を覆う綾香。 四つん這いにさせたはいいけれど、逃げ出そうとする綾香を捕まえて後から貫く。 眉間にしわを刻んだ後、体を揺らす綾香のその顔は甘くとろけそうに恍惚なものに変わっていた。 開いた唇から覗いた舌が横一直線に動き、艶かしく舐めあげる。 突き上げられるたびに口が開き、甘い声が出る。 綾香 いい〜っ、あ〜ぁぁっ…凄いっあぁっ… 壊れちゃうっ……んん~っぁぁ〜っ…… お尻を鷲掴みにして、肛門の下から出入りする陰茎にビラビラが絡みつくのが見える。 亀頭が抜けるギリギリまで引き抜き、入口がいやらしく広がるのを見て奥まで一気に沈ませる。 綾香 あぁ~ぁっ!………あ〜……あっあっあっ… 速度を上げると綾香の声も比例して早くなり、髪の毛を振り乱して狂い出した。 綾香 いっちゃうっ……もう駄目っ……ねぇ……… いってもいいっ?……ねぇいっちゃうぅ…… 猫のように背中を盛り上がらせ、次いで反らせたと思ったら前に突っ伏して体を震わせる綾香。 また正常位に戻して体を重ね、唇を塞がれた綾香が下から彼の首に両手を回す。 中を掻き回される快感に彼の背中に下げた綾香の手が、怪しく這い回る。 綾香に中で締め付けられた彼の鼻息が荒くなり、その時が近いと綾香に知らせる。 その綾香もまた限界が近づき、眉間にシワが刻まれる。 ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃっ… ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃ…… 綾香の頭が忙しなく左右に倒れる。 彼の形相が険しくなった。 下半身が激しく叩きつけられる。 綾香の足の指が開き、ぶらぶらと揺らす。 綾香が足首をクロスさせ、彼を逃さないようにする。 呼吸が苦しくて、視界が白くなってきた。 もう………駄目………。 数回、強く突き上げられたような気がした。 彼がやっと萎えたベニスを引き抜く。 一綾香のそこからは筋の白い精液がとろりと流れ出て、糸を引いて落ちていった……。
25/03/18 12:45
(Zmu0UlTd)
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(無名)
まったく………あの、バカ。
後輩くんに、困ったことが起きてしまった。 もとい綾香が…と言ったほうが正しいのあもしれない。 通勤時の駅の階段を踏み外すなんて、どんだけ鈍臭い子なのか。 捻挫とか打撲ならまだ分かるけれど、骨折した挙げ句に入院だなんて………。 お見舞いに訪れた病室で、足を吊られた彼が力なく笑うのを見てさすがに気の毒になったけれど。 私の顔を見て条件反射のように、勃起するのはやめて欲しい。 そのまま放置して帰ろうかとも思ったけれど、悲しそうな子犬のような顔をするのはずるい。 仕方なくカーテンを引いて、お口で処理してあげた私は甘いのだろうか……。 気持ちよさそうな顔をして、必死に声を殺しながら喘ぐ彼。 電車内で痴漢される私の気持ち、少しはわかったかしら……? 目でそう語りかけるのに、それどころではない彼は綾香の顔を見る余裕はないようだ。 自分だけ気持ち良くなるなんて、ずるい。 濃い精液を飲み込んだ綾香の胸に、伸ばしてきた彼の手をパチンっと叩いであげた。 綾香 調子に乗らないの! この吊られた足が降りてからね…… その意味を理解した彼が、やきもきした顔をして溜息をつく。 骨折した足の回復が進めば、吊られた足はいずれは降ろされる。 そうなればカーテンを引いたこのベッドの上で、綾香の温もりが待っている……。 でもそれは、まだ先の話………。 綾香 じゃあ、またね…… 病室を去りゆく綾香の後ろ姿、それを黙って見詰める彼。 バンツスーツのお尻がセクシーに動く様を見て、悲しいかな……また勃起するのだった……。 いつも思うのだけど、彼の通勤路線も込み具合が激しい。 どうしてよりにもよってこの沿線に住むのかしらね……。 確かに各駅停車をしない快速があるから便利だけれど、綾香の通勤路線よりも混み方は半端ではなかった。 綾香の着るチャコールグレーのパンツスーツ、そのワイドパンツがひしゃげる……。 あ〜あ、もう……アイロンかけ直さなくっちゃ…。 分かっていたことだけど、やっぱり悔しい気持ちは否めない。 それにさっきから下半身に、嫌な違和感を覚えていた……。 なんていい女なんだ………。 男は綾香の第一印象で、ターゲットに定めていた。 手始めに下半身を電車の揺れを利用して、女のお尻に押し付ける…。 これを執拗に繰り返した。 程良い弾力が勃起したペニスを押し返し、また沈み込む柔らかさが堪らない。 女はこちらを気にする素振りを見せて、気付いている……不快だとアピールを見せる。 だけど見ている限りそれ以上の行動は見られず、経験上この手の女は泣き寝入りすることが多いと分かっている。 股間の膨らみをお尻の谷間に埋め、柔らかい肉の感触と温もりを楽しむ。 抵抗を見せる女ならこの時点でお尻をずらすとか体を捻る行動を見せるけれど、やはりこの美女は無抵抗で耐えている。 男は目の前の綾香から視線を数人前にいる人の頭に向けて、目前の女に無関心を装った。 確信を得た男は綾香のお尻を撫ではじめ、その手に感じる弾力に下へと血流が集まるのを自覚する。 ショーツラインを指でなぞり、腰の横へと滑らせた手を鼠径部に沿って股の付け根に到着させた。 女は内腿をもじもじと擦り合わせ、手の侵入を防ごうとしているみたいだけれど成功には程遠い。 中指を人差し指と薬指がガードするように続き、花園にある敏感な蕾を探すように蠢かせる。 ビンゴッ!……そう言いたくなる反応を女が見せた。 内腿を重ねるような仕草が何よりの証拠……。 こちらの手わ引き剥がそうとしてきたけれど、この人の密集する中で派手に動かせないとあって、その抵抗も限度がある。 中指をぐりぐりとさせていく……。 女の内腿がギュっと閉じられる…。 引き剥がそうとしていた女の手が、力を失う…。 再び力が込められた理由、それは快感を自覚して重ねられた女の手がこちらの手を握るという、その反応に過ぎない。 もう、いいだろう……。 パンツのボタンに指先を集中させ、外そうとするこちらの意図を察知した女が抗いを見せる。 でも難なく成功して、ファスナーを素早く下げてやる。 指先が女子高生が履く安物のコットン製ではない、高級感を感じさせる生地に触れた。 レース仕立てらしいごわついた感触とそうではない感触を得て、期待が膨らむ。 何だか厚みのある陰毛を感じて、綺麗な女なのに剛毛なのかよと口元だけで笑みを作った。 女はパンツが落ちないように掴んでいなければならず、容易に手を下に滑らせられた。 パンツの厚い生地越しとは明らかに違うむにゅっとした感触が、指先に伝わる。 割れ目に埋まったところで少し引き返して、この辺りだろうと検討をつけた所を指の腹で揉みほぐしていく……。 女の反応が、明らかに変わった………。 やり慣れている……。 綾香は久しぶりに強敵に出くわしたと、そう感じていた。 相手の行動は早くて、あっという間に手が前に回ってきたのだ。 いやらしく鼠径部を上下に擦り、不覚にも鳥肌が立ってしまった。 ちょっと待ってっ!………。 相手の手が抵抗も虚しくボタンもファスナーも難なくクリアして、手の侵入を許してしまうなんて……この手のプロかもしれない。 パンツを落とすわけにはいかない。 どうにか掴んで空いた片手で阻止したけれど、無駄だった。 敏感な所を探し当て、そこを攻めてきたのだ。 こんな所で醜態を晒すなんて、絶対に容認出来ない。 なんてことなの……こんなに……。 綾香は相手の指のあまりの巧みさに、性感覚器官がフル稼働するのを忌々しく思いながら自覚していた。 綾香はただ、唇を噛むことしか出来なかった……。 男の指先に、確かな手触りを覚えていた。 包皮らしきフニフニした感触のほかに、こりこりする張りのある独特の感触……。 小指の爪よりもある大きさだから、露骨に分かる。 これは………。 数十人にひとり居るかいないかという確率だけれど、今日は久しぶりに当たりだと感じた。 美人で剛毛、クリトリスが大きいなんて、早々あることではない。 男は早くもショーツの上側から手を、静かに滑り込ませた。 想像以上の剛毛が指に絡みつき、その密林ぶりに胸が高鳴る。 わしゃわしゃとその感触をしばらく楽しんで、女の羞恥心を煽ってやる。 男の想い通りに女が俯き、屈辱にバンツを掴む手をわなわなと振るわせている。 その憤りは、どこまで維持させられるのだろう。 男はドアの上に設置させられた路線の駅名を眺めながら、指を上下に動かしていく。 動かされる男の手の動きによってショーツが怪しく膨らみ、いやらしい蠢きを見せる。 剥き出しのクリトリスを指先があくまでも優しく叩き続け、ヌルっとしたものが分泌しはじめたことが分かった。 それを指先に絡めて指の腹で優しく塗りたくるように、敏感な蕾を可愛がる。 女の膝が笑い出し、腰が後に引く。 お尻に股間が圧迫されて、谷間に埋まる心地よさが堪らない。 おびただしい粘液が指に絡む。 クリトリスを攻めすぎると危険になる。 次に指が向う先は、決まっていた。 あまりに女が上半身を前傾にさせるので、左腕でこちらに引き寄せて起こす。 その際にブラウスのボタンを2つ外し、中に着ているインナーを上に手繰り寄せてブラジャーを手の平に包んだ。 ショーツとお揃いらしいレースが使われているのが分かり、大人の女が着けるに相応しい高級感がある。 強引に上へとずらして乳房を露出させると、鷲掴みにして柔らかさを堪能する。 Cカップでは説明のつかないボリュームを感じ、すでに硬く勃起した乳首の大きさに顔が綻ぶ。 ぷにぷにと張りがあり、指で優しく摘んで擦り合わせて揉んで、指の腹で先端をすりすりさせる。 顕著な女の反応が、彼女が敏感体質を証明している。 時を同じくして下半身にある手はさらに下を目指し、2本の指が入口を探し当てていた。 まるで拒絶をするように行く手を阻み、閉じていたそこを少しづつ押していくと吸い込まれるように飲み込まれた。 入口の強い締付けを潜り抜け、スーパースターを民衆が取り囲むように膣壁の歓迎を受ける。 柔らかく包む指を魅力的なザラつきに迎えられ、涎が出そうになった。 その辺りの柔らかい壁を指を繰り返し往復させ、関節を曲げて当たりを強くする。 すると女の反応があからさまに変わった。 大人しくなっただけではなく、体重をこちらに預けてきたのだ。 乳房を揉み、指を出し入れさせるだけでこんなに感じるならば、次のレベルはどうなのだ…。 男の興味は尽きることがなかった……。 強引なのに、男の性技は的確に女の的を得ていた。 普通の痴漢なら胸を鷲掴みにされた時、どうしても痛みを感じる。 なのにこの男はそれを感じさせず、綾香の乳房をあくまで優しく揉むのだ。 乳首への愛撫も少しも痛くはなくて、確実に綾香を感じさせる指使いである。 これで感じるなというほうが、無理な話。 おまけに散々クリトリスを弄られて、感じる場所を今は攻められてはもう………。 何者なのかは知らないけれど、只者ではない。 出勤途中にこんなに感じさせられたら、午前中は仕事になるだろうか……。 綾香は快楽に身を染めながら、不謹慎なことを考えていた。 アレが………欲しい………。 ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ……… 第2関節まで埋まった結合部が、いやらしい音を立てる。 中で絡みつく肉壁が滑る指をホールドしようとして、執拗に締め付けてくる。 もう片方の手がブラウスの中で乳房を占拠して、弄ばれる乳首が首振り人形のようにくねくねと頭を振っている。 男が滅多にしない行動に移る。 電車内で痴漢はしても、挿入はリスクがあり過ぎて普通はしない。 だけど今回は逃したくない、そう思わせるほど堪らない女なのだ。 いま味合わないと未来永劫、もうチャンスは訪れないかもしれない。 その自分の感は、恐らく正しい……。 なぜなら普段は電車に乗らないからだ。 男はブラウスの中から手を抜いて、指の出し入れを続けながら自分の履くズボンのチャックを静かに下げた。 何とか苦労をして、ペニスを取り出した。 ここからが肝心である。 あそこから指を抜いてしまえば、女は間違いなく夢から覚める。 一気にパンツとショーツを下げなければならない、出来るだろうか………。 男は素早く指を引き抜き、恍惚とする女のパンツを下げた。 ハッとした女が引き上げる前にショーツをお尻の下まで引き下げると、パンツを上げようとする女の手を掴んで阻止する。 動揺する女の腰を引き寄せてペニスをあてがうと、力を込めて腰を前に突き出した。 先が沈んだと思ったら、中へと一気に引きずり込まれていく。 口元を手で覆った女が弾かれたように頭を上げ、背中を反らす……。 女のお尻の下にクロッチを濡らした黒いショーツが留まり、男の陰嚢がそれに接触させながら前後に動き出す。 わずか4〜5センチのピストンが始まった……。
25/03/19 09:00
(7kDe2gpn)
投稿者:
(無名)
今日に限ってどうしてパンツにしてしまったのか、綾香は後悔していた。
落としまいとして掴んだままのパンツの下、そこには中途半端に下げられた黒いショーツが留まっている。 ぬっちょっ……ぬっちょっ……ぬっちょっ……… ほとんどお尻に密着させたような状態で、動かされていた。 子宮口を押し上げるようにして当てられる感覚が羞恥心を煽り、落ち着かない気持ちにさせる。 誰も気付いていないわよね………。 いつも痴漢にあうと、不安になる。 目だけを動かして辺りを覗って見たけれど、分からない。 確信は持てないけれど、まだ気付かれてはいないみたいだと一応の安堵感は得た。 でも、でも………。 心臓の鼓動は相変わらず早いまま、収まらない。 綾香は自分のお尻の肉が押し潰されてたわむ感覚が堪らなく恥ずかしくて、否が応でもセックスをしていると意識させられる……。 いつもそうだけど心は望んでいないのに、無理に感じさせられるのは屈辱的でしかない。 それがどうしてだか、いつの間にか夢中にさせられるのだ。 恥ずかしさで体が暑くなってきた。 脇の下が汗ばんで、無性にシャワーを浴びたいと場違いなことを思う。 現実逃避をしたいくらい、綾香は危機感を抱きはじめた理由は……。 感じはめていたから………。 電車が減速をはじめ、ガクンとスピードが落ちる。 ホームに滑り込んで扉が開くと、人の入れ替えが始まった。 男が自分を誇示するように、中でベニスをピクンっとさせる。 今はやめて………。 背中を冷や汗の一筋が、つ〜っと流れ落ちる。 やがて扉が閉じて、電車が走り出す。 途端に男が腰を動かし出す……。 ちょっと待って……そんなに動かさないで………。 先程の停車は乗り込む人よりも降車した人のほうが多かったのか、男の腰の自由度が増している。 即ちそれは、時間の猶予がないことを意味する。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 綾香 ふぅっ…ふぅっ…ふぅっ……はぁっ…はぁっ… 目元が怪しくなった綾香の、口呼吸が早くなる。 甘〜い快感が頭を鈍らせ、理性も薄らいでいく。 綾香の中の女が今、目覚めようとしていた……。 吸い付くような感触、締め付けの強さ、ゾクゾクするようなザラつき……俗にいう数の子天井………。 今までの経験上、どれか一つを持つ女は掃いて捨てるほどいた。 だけど全てを兼ね揃えた女は、初めてだった。 それもこんなにいい女だなんて……。 男は射精を堪えるあまり額に汗を滲ませ、歯を食いしばり必死に耐えていた。 ブライドにかけても、簡単に射精をするわけにはいかないのだ。 男 んっ……うっ……んっ……くっ……うっ……… 愚直なまでに、腰を前に突き出していく……。 一粒の透明な雫が唇の横から、つぅ〜っと伸びて落ちていく。 虚ろな目をした綾香が口を半開きにして、切なそうな表情を作る。 ぬっちょっぬっちょっぬっちょぬっちょっ……… 叫び出したい気持ちを堪え、自ら両胸を掴んで出し入れされる快感を噛み締める。 もう、何も考えられない。 考えたくない………。 思わず右手を後ろに回し、相手のズボンの腰の辺り………ベルト通しを掴む。 引き寄せて、綾香も相手にお尻を押し付ける。 もっと、もっと、もっと………。 いきそうなの、ねぇ……堪んない………ねぇ…… 俯かせた顔を持ち上げて顎を上げ、首を横にしならせながらまた俯かせる。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……… 細かい気泡が混ざって泡立った愛液が、内腿を伝って付着する。 ペニスのカリ首が膣壁を擦り、腰を後に引くときの陰茎が、入口の粘膜を外側に盛り上がらせる。 綾香が嫌々ををするように首を振り、顎を上げた。 強かにペニスを締め上げた、その時……。 男の腰が止まり、熱いものが放出された。 時が止まったように何も聞こえなくなり、男に支えられなければ綾香はその場に座り込んでいただろう……。 どこまでも深い快感に酔いしれ、回復までに数分の時間が過ぎ去っていく………。 やっと我に帰った綾香……。 足元に落としてしまったパンツを引き上げたくて、気怠げに腕を下げようとして気付いた。 まだ男と繋がったままなことに……。 男は綾香が拾い上げるまで待ってから、再び腰の躍動を再開して綾香を驚かせた。 射精してしまったことが、屈辱だったのだ。 この俺が負けた……? いや、まだだ……これからではないか………。 男の瞳に炎が灯る。 再び綾香の体が静かに揺れ始めていた………。 敏感になった体がすぐに反応し、驚愕に見開いていた目元がとろけそうに下がる。 開いた口が、声なき喘ぎを上げる。 あっあっあっあ〜んん~っ……あっあっあっ……… 首を曲げて開いた唇を、舌がいやらしく横に滑らせる。 目を閉じて恍惚とする綾香が、口からまた一雫の光を溢れさせた。 やがてそれは唇という堤防を乗り越えて、一筋の糸を引いて落ちていく……。 綾香の心の中のダムも、今や決壊寸前だった。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 体が折れそうになる綾香を、後から男が抱き締める。 その手がブラウスの中に差し込まれ、手の温もりを綾香に伝えてきた。 そのまま、綾香は………。 綾香は携帯で会社に遅れる旨を伝えると男に向き直り、首に両手を回して唇を重ねた。 電車から男の手首を掴んで降ろし、ビルとビルの隙間に連れ込んだのだ。 口を離すとその場に膝をつき、チャックを下げてベニスを口に含む。 2度も綾香の中に放出していた男のペニスが瞬く間に硬度を取り戻し、綾香は立ち上がった。 無言でパンツを降ろし、片脚を男に持たせる。 男がショーツを横にずらす……。 繋がった綾香の体が揺れる。 ぬちゃっ!……ぬちゃっ!……ぬちゃっ!…… 背中を反らせた綾香が、髪の毛を揺らす。 もう、何も考える余地は綾香にはなかった………。
25/03/19 17:04
(7kDe2gpn)
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