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1:自分の中の、もう一人の私
投稿者:
(無名)
部屋の中の荷物の大方は片付き、荷解きしたあとのダンボールが壁に寄りかかっている。
食事は近くのコンビニで買ってきたサンドイッチで済ませ、今日は早めに就寝することにした。 ずっと家庭内別居が続いていた元夫とは先日やっと離婚が成立したことにより、春を前にして綾香は職場を去った。 名前も旧姓に戻って心機一転、新居のアパートに引っ越したのだ。 職場を退職した理由は部署こそ違うけれど、元夫も勤務する会社だったから。 子供がいれば違ったのかも知れないけれど、小さかった溝は埋まることなく大きくなり、やがては崩壊することとなった。 新たな職は元同僚の伝ですでに決まって、後は出社を待つのみである。 ただひとつの難点が、通勤時間が伸びてしまうこと。 新たな職場の近くで賃貸物件を探そうものなら、貯えと収入を考えたら家賃が高いのだ。 30分だった通勤時間を15分伸ばすだけで家賃は違ってくるので、そこは妥協するしかない。 明日はライフラインの手続きを済ませ、明後日からは初出社である。 40歳を前にして新人、早川綾香は新しい風を感じて晴々とした気持ちだった。 パンツスーツにしようかとも思ったけれど、堅い印象にならないように無難なスカートを選ぶ。 目鼻立ちがはっきりした綾香は元々メイク映えがするので、出来るだけシンプルになるように心掛け、肩まである黒髪をさらりと流すに留めた。 体型の変わらない綾香はたったこれだけのことなのに、男性の目を引くほどに美しかった。 見た目もこの5〜6年は変化が感じられないくらい変わることがなく、せいぜいが30半ばに差し掛かったくらいにしか見られることがない。 実際に肉体年齢も以前の職場の健康診断で、まだ30歳くらいの若さだと出ている。 こればかりは親から受け継いだ遺伝が影響していると、いつも母に感謝をしていた。 グレーのビシネススーツに身を包み、初日とあって綾香は白いシャツブラウスを選んだ。 今度の新居から最寄り駅は近く、家を出る時間は以前と差ほどの違いはない。 初めての駅から電車に乗り、これまで使っていた以前の最寄り駅に着いたと時、複雑な気分になった。 それも以前の降車していた駅を通り過ぎると、外を流れる車窓の風景と共に流れていった。 それにしても降車していた駅を過ぎた頃から車内の混み具合が酷くなり、今までいかに楽だったのかと綾香は思い知っていた。 あと30分か………。 綾香はいささか憂鬱になる気持ちを抑え、慣れるはずがない満員状態に初日から適応しようと気持ちを新たにする。 そんな綾香は先程からある不快感を覚え、それに耐えていた。 電車の揺れが生じるにつけ、男性の下半身がお尻に当たるのだ。 仕方がないと言えばそうだけれど、不可抗力にしてもどうにかならないものか……。 次第に男性器の形が分かるくらいに硬くなり始めて存在感を増したそれが、綾香のお尻に密着する瞬間が度々訪れる。 こんな状況なのだから男性の生理現象だと頭では理解が出来ても、綾香の内心は穏やかではない。 腰の位置を僅かにずらしても、電車の減速により人混みが一斉に傾くのでまた元に戻ってしまう。 ちょうどお尻の真ん中に収まるようにして離れては密着し、まるで誇示されているようで気持ち悪くて仕方がない………。 新しい職場は初日だけあって、精神的に疲れてしまった。 綾香は早々に就寝し、あっという間に朝を迎えていた。 スーツに腕を通しながら、ふと昨日の朝のことを思い出す。 今日はパンツを履いていくことにした。 電車内が混み合いだした頃、お尻にあの嫌な感触を綾香は覚えていた。 昨日とあまりにも酷似していることから確信犯、それも同一人物に違いないと確信する。 嫌な相手に目をつけられたものだ。 何か対策を考えなければ、そう思った。 次の日もまた次の日もそれは続き、とうとう相手は綾香のお尻に堂々と擦り付けはじめたではないか……。 上下に擦り付けられる気持ち悪さに辟易しながら綾香はそれに耐え、会社に出社した。 ………あれ、何かこぼしたの? 同僚となった隣同士の彼女に指摘され、綾香は気付いた。 お尻に染みが付くような心当たりは、ひとつしかない。 そういえば今朝の電車でお尻のところでゴソゴソとされていたことを思い出し、綾香はとてつもなく嫌な気分にさせられた。 このパンツはクリーニングに出さなければならず、色違いのパンツで間に合わせようとも考えたけれど、同じ目に遭わされるかも知れない。 それでもパンツを選ぶべきだったけれど、結果は同じだったに違いない。 次の日、タイトスカートを履いた綾香は痛感させられることになった。 スカートになったことで、やはりエスカレートした。 スカートの裾を持ち上げようとする相手に抵抗して、スカートの前を必死で掴む綾香……。 タイトスカートの裾がお尻を越えることはなかったけれど、相手の手が下から伸びてきた。 その気色悪さに脚を閉じようにも相手の手を挟むことになり、結局は指の蠢きを許す結果となるだけだった。 ショーツの底を短く前後に往復し、ポイントを定めて指先が一点を攻めてくる。 綾香は腰を捩って抗ってみせる。 遠い昔、高校生だった頃は痴漢に泣かされたものだった。 もう小娘ではないのだ。 いくらでも抵抗は出来る。 気持ちだけはあるけれど、あまりの執拗さに恐怖心が頭をもたげる……。 怯む綾香の性器の溝に沿って指は動き、恐らくはここだろうと指先が攻めるポイントが奇しくも当たっていた……。 それは内腿に挟まれた手に力が込められたことで、相手に伝わってしまった。 一瞬だけ嫌な感覚を覚え、次の瞬間にパンスト越しだった指先がショーツに直接触れていることを知る……。 そう簡単に破られるものではないが、切っ掛けさえあれば簡単に伝線する。 それでも破られるなんて………。 焦る綾香に関係なく指先はショーツを溝に食い込ませ、ポイントを攻めてくる。 小刻みに動かしたり小さな円を描くようにしたりして、着実に綾香を追い詰める……。 強すぎることなく、そうかといって的をずらすこともない。 布地が二重になった厚みでも硬くなった存在が伝わり、湿り気を帯びたそこがくちゅくちゅと音を立てはじめるまでに濡れていた。 唇を噛んで屈辱に染まる頭が熱くなり、肩越しに後を振り返ろうとするけれど近すぎて相手の顔が見えない。 あっ………。 綾香がそう思ったときには穴の空いたパンストに手首が捩じ込まれ、いよいよ脚が閉じられなくなった。 そればかりかショーツがずらされて、直に指先が敏感なところに触れていたのだ。 前傾になる上半身、弄ばれる刺激に俯いた綾香の口から不規則な息が吐き出されていく。 愛液が潤滑油となって包皮が優しく震わされ、女の本能が呼び起こされてしまった……。 少なくとも3年は性的なことから遠ざかっていたのだから、この重厚な甘さから逃れるなんて綾香には酷なこと。 前に回された腕に満足に抵抗できないまま下への進入を許し、挿入された2本の指が活動を開始する。 お腹側にあるGスポットを立て続けに刺激され、抜き差しする相手の指に綾香の膝の力が抜けようとする。 それを前に回された相手の左腕に支えられて、右手の2本の指は第2関節まで中に入っては出てを繰り返している。 そんな時、無情にも次の停車駅のアナウンスが流れ、綾香は夢から強制的に覚醒させられた。 痴漢は綾香から指を抜き、スカートを下げてやった。 ホームに滑り込んだ電車のドアが開き、吐き出される人の群れに混じって綾香も外に出る。 ふらつきそうになる足をどうにか前に踏み出しながら進み行く綾香は、憤りを覚えた。 それはこの年齢で痴漢を許したことか、女のプライドを踏みにじられたことか、途中で中断されて体を不完全燃焼にされたことなのか……。 恐らくは、その全て………。 綾香の瞳に怪しい炎が灯り、身体の芯が燻っているのを否応なく自覚させられていた………。
2025/02/26 03:29:58(sox5L6AW)
投稿者:
(無名)
短編映画へと編集された作品で少し残念だったけれど、お祖父ちゃんおばあちゃんっ子だった綾香にとって、懐かしい顔ぶれを観られることが嬉しかった。
よく祖父の膝に乗せられて、古い映画を観たものだった。 横に座る彼は映画が始まって早々に、寝息を立てている。 あんなに胸を張っていたのに、これでは後輩くんと大差がないではないか……。 まあいいかと、多目に見ることにしてスクリーンへと綾香は目を向けた。 映画が始まる前、彼はこう言っていた。 担当者 今SNSなんかで噂が広まりますから、 遠方からもマニアが駆けつけてくるん です、凄いでしょう……? 綾香もこれなら、分かるような気がする。 平日とあって、座席に座る観客も間バラにしかいない。 見たところ中年から高齢男性ばかりかと思ったけれど、何となく若い人も居るみたいだからマニアなのかも知れない。 1時間ほどで一作目が終わり、仕事中なのにいいのだろうかと背徳感を抱く。 薄暗い映画館の中に、明かりが差し込む。 後のドアが開いて、数人の観客が入ってきたようだ。 またドアが開いて、数人が入ってくる。 次の作品に合わせて来たとしか思えなくて、綾香は楽しみになった。 そして、次の上映が始まる……。 70年代後半から80年代前半と思しき作品らしいと、綾香は見当をつけた。 今でもテレビのドラマで見る女優がスクリーンに映し出され、まだ20代の若い頃の姿だった。 中年男性と若い女性の恋模様を描く、そんな感じに見える。 今の時代にはない昭和の荒削りな設定が、懐かしい。 喫茶店で当たり前にタバコを吹かし、走る車もその時代のもの。 髪型や服装も、母の時代の流行りがうかがえる。 ラブシーンが始まった。 やはり今の時代にはない、激しくて露骨な内容に胸がドキドキする。 無骨で寡黙なのが男の美学だった時代らしい……。 スクリーンの中で、女性が乱暴に押し倒された。 ワンピースの胸元を乱暴に開け、胸にむしゃぶりつく男……。 急に恥ずかしくなって綾香は隣を見たけれど、担当者の彼は寝ていて起きる気配がない。 彼を置いて出ようかとも思ったけれど、さすがにそれは出来そうにない……。 仕方なくスクリーンに目を戻す綾香が見たものは勃起した乳首を露わにした乳房を震わせ、股の間に顔を埋める男の姿だった。 本当に普通の映画なのだろうか………。 疑問に思ったけれど、彼が如何わしい映画館に連れて来るはずがない。 けれど喘ぎ声を上げる女優と、ぴちゃぴちゃっ……と、いやらしい音まで聞かせる作品って何なのか……。 嘘でしょ………? 信じられないものを見た綾香は、思わず口を手で覆っていた。 男のペニスがそのまま映し出されていることから、古い無修正ピンク映画ではないのか………。 女性がそのペニスを口に入れ、頭を振り出した。 他人の営みを見ても良い気持ちはしないけれど、あまりにも卑猥で綾香は見入ってしまった。 やがて男女の体が重なり、男の腰が躍動をはじめる。 女性の喘ぎがいやらしくて、本当に感じているのではないかと思わせる。 でも綾香のその疑問は、すぐに解消される。 結合部がアップに映し出され、本当に挿入されていたのだ。 愛液にコーティングされた陰茎が光沢を帯びて、卑猥な水音を立てながら出入りを繰り返す……。 綾香は喉の渇きを覚えた。 あの移動検診車の中での一件以来、ご無沙汰だった体が疼き出したのだ。 今は母親役でドラマに出演する女優も、古き良き時代のピンク映画の中で若い裸体を晒し、作品とはいえ本当にセックスをしていたと知って綾香はショックだった。 男優も今はドラマで祖父役や、昔は精悍な男性だったという設定で初老の役を演じて普通に目にすることがある。 それが昔はピンク映画で逞しい体を晒し、作品の中で実際にセックスをしている……。 それがまかり通る世の中だった、それだけのこと かも知れないけれど………。 綾香は無意識にアコーディオンスカートを手繰り寄せ、股の間に手を忍ばせていた。 スクリーンの中では2人が体位を変えた。 対面騎乗位となって、若かりし頃の女優が激しく腰を躍動させている……。 ショーツの一部を隆起させた部分を触れる綾香の指が、くるくると小さなのの字を描く。 鏡のように静かな水面に次々と波紋が出来るように、幾重にも快感が押し寄せてくる……。 綾香は目を疑った。 正常位になった2人が激しく燃え盛るような情事を演じ、というよりも本気のセックスを繰り広げていた。 綾香の目にも女優の彼女が本気で感じ、本当に喘いでいるのが分かる。 やがて限界を迎えた男優の彼が、中に射精したのだ。 男優が女優から体を離すと彼女のそこがアップに映し出され、白い粘液が流れ出る様がそのまま映し出されてまたショックを受けた。 今ほど技術が発展していないこの時代、あの精液が偽物とは綾香には思えなかった。 そもそもフィルム撮影なのだから、どんなに上手に編集したとしてもわずかな違和感が残るはず。 少なくても正常位を始めてからカット割りはなく、ペニスを抜いてからそこをアップに映し出されるまで映像は続いていたのだ………。 それからも事あるごとに2人は情事を重ね、綾香を欲情させていった。 不意に特有の臭いが、綾香の鼻腔を貫くのを感じた。 綾香の座る座席の前の列、担当者と綾香のすぐ近くに座る男性の肩が忙しなく動くのに気付く……。 それは間違いなく、精液の臭いだった。 暗闇に慣れた綾香の目はこの映画館の中に、女は自分一人しかいないことに気付く。 そしていつの間にか目覚めていた隣の彼と、目が合って綾香は体が固まった。 いつから見られていたのか今更もう遅いけれど、スカートの裾を綾香はそっと下げずにはいられなかった。 恥ずかしくてその場から立つことも出来ず、言い訳も思いつかない……。 不意に座席から腰を浮かせた彼が、綾香の前に膝をついた。 両手を膝に添えた彼は、ゆったりと左右に開くのを綾香には今さら止める術がない。 自慰をする自分を見られていたのだから……。 それでもやっぱり女としての羞恥心は健在ならば、阻止をするというもの。 思いのほか力強く膝を閉じる綾香に手こずる彼だったけれど、女をその気にさせる術を彼は知っていたようだ。 膝にキスをされて、ストッキングとの境界を越えて、素肌になったところにもキスをするのだ。 ガーターベルトを見ても驚かないところを見るとやっばり彼は昨日、スカートの中を見ていたのだと確信せざるを得ない。 綾香はこういう繊細で細かな愛撫に弱い……。 力の抜けた膝を開かれ、ゆっくりとTバックを引き下げられていくのに抵抗を失念させられてしまった。 それだけ欲情したこともあるけれど、彼の愛撫に期待させられたから………。 股の間に顔を埋める彼を恥ずかしくて見ていられなかった綾香は、スクリーンに目を戻す。 淫唇を開かれる感覚に、顔から火が吹きそうになる……。 スクリーンでは海辺の海女小屋が映し出された。若い海女が男優に押し倒されて激しく抵抗しながら、胸が開けるストーリーが展開されていた。 不意に堪らない快感が沸き起こる。 彼の舌が忙しなく動き、敏感なところを舐め回されている。 同じくスクリーンの中でも若い海女が股間に顔を埋められ、綾香同様に声を堪えていた。 スクリーンの中の彼女と綾香自身が重なり、快感に翻弄される彼女は今の綾香そのものだった。 綾香の体がビクンッ…と、跳ねた………。 けたたましい女の喘ぎ声をが聞こえてきて、目が覚めた。 今日はビング映画の上映日だったことを失念していたことに気付いて、血の気が引いた。 間違いなく怒っているであろう彼女になんて言えばいいのか、考えても思いつかない。 正直に言えば良かった。 ここは元々は成人映画館で、今は街興しのために昔懐かしい映画館としてリニューアルしたのだと……。 でも街の有力者が成人映画を廃止するとは何事だとゴネられて、結局は上映日を決めて成人映画を観せることに落ち着いていた。 そんな後ろ暗い馬鹿げた理由を、なんて説明しろと言うのだ。 だから彼女には言えなかったし、でも古き映画を上映しているのも事実だし………。 でも今日が成人映画の上映日だったなんて、すっかり忘れていた。 でもそのお陰で昨日見た、魅惑のスカートの中を今こうして味わっている……。 彼女がスカートの中に手を入れて、うっとりした顔をしているのを見て最初はびっくりした。 でも彼女は今、確かに興奮している……。 それも自分の隣でオナニーをしている……。 もう、言葉なんて必要はない………。 そう思ったのだ。 抵抗されてこれは………そう思ったけれど、諦めなくて良かった。 試しに女のツボを刺激したら、難なく脚を開くじゃないか……。 昨日は白のTバックだったけれど今日は、暗くてよく見えないけれど若干色のトーンが暗いグレーっぼいTバック………。 それを脱がしたらこんなに美人なに真っ黒な毛をびっしり生やしていて意外だったけれど、これはこれで卑猥でしかない……。 鼻を近づけると蒸れたような酸っぱい臭いが鼻を突き、なんと言ってもデカいクリトリスが堪らなくいやらしいではないか……。 最初っからズル剥けなんて………。 そう興奮しながらしたを走らせる。 勃起して舌先を跳ね返すくらい硬い……。 彼女の興奮度が現れているようで、剛毛に鼻をくすぐられるこそばゆさなど無視して執拗に舐め続ける。 敏感なところだとは分かるけれど、彼女の反応は敏感体質だと如実に語ってきた。 口の周りをテカテカに光らせて、彼は舐め続けていく。 クリトリスを吸われて綾香の太腿の筋肉が硬直を起こし、内腿がぷるぷると震える。 彼は舌が疲れるのも忘れ、ひたすらその蕾に触れる舌先を走らせていく………。 映画館に響き渡る喘ぎ声がまるで自分の声ではないかと錯覚するほど、綾香は追い詰められていた。 両手で口を塞ぎ、必死に出そうな声を堪える……。 高まる快感が、触覚以外の感覚を麻痺させる……。 受け止めきれない快感に、手脚が震える……。 体が熱い、息が吸えない、頭がおかしくなる……。 力の入った両手を握りしめ、ぶるぶると震わせる綾香の体が座席の上でバウンドした………。
25/03/24 14:19
(xncMJ42N)
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(無名)
綾香 あぅっ…うっんっ……あっ…ふんっんっ……
背中を弾ませ、体が感電したように痙攣する…。 行き過ぎた快感は限りなく苦痛に近く、例えるなら痺れた足に触れられると飛び上がりそうになるという………あれに近いのかもしれない…。 次元の違いはあるにしても、耐え難いという意味では大差がない。 それがどうだろう、波が引いていく今この瞬間の余韻が堪らなく綾香を酔わせている………。 体を離した綾香のそこに、小さなペニスさながらのクリトリスが、剛毛の中から顔を覗かせている。 スクリーンからの反射を受けて、色を変えながら艶々と光っている。 薄目を開けた綾香の瞳にスクリーンのストーリーが映り、逃走を図った女が今まさに男に捕まるところだった。 片腕を捕まれ、もう片方の手をスカートの中に突っ込まれて引き下げられるショーツ……。 愛撫もなしに、後からいきなりペニスが突き立てられて仰け反る女……。 しばらく苦痛を訴える呻き声を上げていた女も、やがては甘い声を上げて大人しくなる……。 それでもカーテンを掴んで逃げようとする女だったけれど、やがて力尽きたように手を離すと快楽に飲み込まれていく………。 そんな様子が生々しく展開されていく……。 撮影時は予め円滑に挿入しやすいように準備がされていたことと想像出来るけれど、彼女は決して演技ではなく本気で感じさせられていた。 なぜなら無修正なだけに、ペニスが出入りする様が露骨に映し出されているのだから………。 虚ろな眼差しでいる綾香に、彼が覆いかぶさってきた。 まるで他人事のようにぼ〜っとしていた綾香が、突然……はっ……っと我に返った。 でも、気付くのが遅すぎた……。 次の瞬間、綾香の顎が弾かれたように上がる…。 まるで犬が呼吸をするように、彼の激しい息使いが綾香の耳元で聞かされる。 ストロークの長いビストンが彼の持ち味なのか、入口から奥までを隈なく掻き回される……。 ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ…… ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ…… 綾香の首筋に、熱い息が吐きかけられる。 彼を拒絶する気持ちが縮小し、力が抜けていく。 まるでスクリーンの中の、彼女のように………。 ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ… ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ… 中を掻き回される感覚が、何とも言えない甘く切ない快感を呼び起こす……。 振り子のように動かす彼の腰が、まるで杭のようなペニスを打ち下ろす……。 女にしか分からない快楽の海に浸かる綾香は彼の背中に回した両手を彷徨わせ、撫で上げるように怪しく滑らせる……。 綾香 はぁ…はぁ…はぁ…あっは〜っ……… 時おり強い波が押し寄せるたび、彼の体の両脇から飛び出した揺れる綾香の足が跳ね上がる……。 その艶めかしい足に目ざとく気が付いた男が、座席をゆっくりと離れた。 一人、また一人と座席を立つ者が後に続く……。 不意に気付いた綾香は、自分たちが何物かに囲まれていることを知る。 恐怖を感じる前に、その感覚を遮断してくる快感が目隠しをする……。 その代わりに女の羞恥心が煽られて、思わず口ずさんでいた。 綾香 やめてっ……見ないでっ……いやよっ…… あぁ〜っいや〜っ…見ないで〜っ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 時おり目を開けてニヤつく自分たちを見る綾香が異常に恥ずかしがりながら、意識が持っていかれたように喘ぎ声を上げる……。 機械仕掛けの餅つき機のように同じ動きを繰り返す、彼の腰が綾香の正気を奪っていく……。 彼の背中から引き剥がされた綾香の両手はそれぞれに伸ばされ、何かが握らされた。 硬くて張りのある、熱い何かを………。
25/03/24 19:00
(3XsFdfq.)
投稿者:
(無名)
どうして、どうして、どうして…………。
論理的思考が辛うじて機能した心の叫びは、これが限界だった。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 思考が遮断されるに十二分な快感に押し切られるように、次の瞬間には正気を失ってしまう。 あ〜っあっあっあっうんっあぁ~っいや〜っ……… 館内に響き渡る女優の歓喜の叫び。 巨大なスクリーンの中の彼女は髪の毛を振り乱す姿を如実に映し出し、男性客を釘付けにする。 それ以外の一部の輩は一組の男女の周りに集結し、哺乳類の基本的な欲求に喘ぐ美魔女を見下ろしていた。 薄暗い中で恍惚となって半開きになった口を時おり大きく開けて、顎を上げる。 妖艶な姿を晒し、目を閉じながら体を揺らす綾香に誰かの手が伸びる。 座席の背もたれ側にいる男が綾香の頭の上から伸ばした手を、ボータイブラウスを弄る。 胸元の太い紐を解き、ボタンも何もないと知るやいなやブラウスを引き寄せはじめた。 それに綾香が気付き抵抗を試みるも悲しいかな、何の意味もなくスカートから裾が引き抜かれてしまう……。 現れたTバックとお揃いのブラジャーを上にずらし、いやらしく揺れる2つの乳房を手の平に収めた。 これまでは人混みの中で、あるいは人の目が届かない場所で人知れず痴漢の被害に遭遇するのが常だった。 自分が我慢すれば当事者以外に気付かれることはなく、また閉鎖的空間ならば尚のこと自分達だけの世界で済んでいた。 綾香が何より嫌なのは、恥ずかしい姿を人に見られること以外にない。 なのに、なのに………。 深く突き刺さる彼のペニスが、抜き差しを執拗に繰り返す。 何度も何度も奥を突き、頭が真っ白にされる。 死ぬほど恥ずかしいのに、どうにもならない。 どうにも、ならない………。 背中を弓形に撓らせて浮かせ、乳房を揉む男の手を押し上げる。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 綾香のそれぞれの手にあるペニスが、力強く握られる。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 快感に歪む顔を左右に振り、頭を起こしては背もたれに叩きつける。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ………………………もう………だめっ…… 不意に綾香の背中が弾み、体が激しくバウンドをした。 体が痺れたように痙攣を起こし、断続的に不規則な震えがしばらく続く………。 穏やかな表情に戻った綾香がまるで女神のように美しく、胸だけが大きく上下させていた……。 体に火がついてしまった綾香が彼を引き寄せ、唇を重ねる。 彼を離すと気怠い体を起こし、座席の背もたれに手を置いて座面に膝をつく。 黙って待つ綾香のアコーディオンスカートが、まるで新婦の着るウエディングドレスのヴェールのように、優しく捲り上げられる……。 無駄な贅肉もなく垂れてもいない、白く美しいお尻が現れた。 突き出されたお尻のそこは、淫唇に沿うように生い茂る陰毛が愛液で貼り付いてしまっている。 いやらしく左右に開いた中は怪しく濃いピンク色に輝き、その先の奥に黒々とした剛毛が影のように広がっていた。 待ちかねたように綾香が彼を振り返り、促すような眼差しを残してまた前を向く。 その綾香の頭が、弾かれたように上がる……。 揺れる体に一歩遅れて、髪の毛が卑猥に揺れる。 抜き差しされて、綾香の顔がとろけそうになる。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 緩いメレンゲ状に白く泡立った愛液が、結合部の周辺に付着する。 奇しくも排卵期前後の時期だっただけに、粘り気のある分泌液が多量に腟内を満たしていたのかもしれない……。 ただでさえ敏感体質なのに感度の上がる時期に差し掛かり、その快感はいかほどなのかは綾香しか分からない。 でもそれはいつもとは違う三分の一ほど下りた、眠そうな綾香の目蓋が物語っていた。 そんな目元を見せて体を揺らして甘くとろけそうな顔をしていれば、答えは………。 また綾香の手、それぞれにペニスが握らされる。 手の中でヌルヌルする2本の竿を、誰に言われるでもなく上下に動かしはじめる綾香。 左右の手にそれぞれのペニス、後からも綾香を貫く彼のペニス。 そんな女の顔の前に、あぶれていた男のペニス新たにが差し出されていた………。 何とも言えない鼻を突く臭いに気付いた綾香は、条件反射のように口を開く。 両手で顔を支えられ、亀頭に舌を這わせる。 目を閉じて熱い息を吐く男が、腰を躍動させはじめた。 前後から攻められる苦しさにもがき、口の中に広がるネバつきに咳き込みそうになる。 それでも後から容赦なく突き続けられる甘さが堪らなくて、咥えながら呻きを漏らす……。 ペニスを握るそれぞれの手を、男たちが自分の手を重ねて上下に揺らす……。 言葉を発することもできず、行動も起こせない。 両手で腰をしっかり掴んだ彼が、執拗に攻める。 そんなカオスの中で、凄まじい快感が綾香に襲いかかる……。 限界に達した綾香の体が、激しく震えた。 最初に右手、遅れて左手が温かくなる。 これがこの世界のエチケットなのかは知らない。 濡れティッシュやハンカチのようなもので、綺麗に手を掃除する男達……。 座席にうずくまる綾香が一旦どかされ、そこに座った彼の上に引き寄せられる。 再び綾香の頭が跳ね上がった。 慣れ親しんだ快感に、自然と腰が動いてしまう。 彼の首に手を回し、腰をグランドさせる綾香の胸を舐め回す彼……。 そんな妖艶な姿を曝す綾香を見ながら自慰をする最後の男が、派手に精液を飛ばす。 薄暗い中で綾香の腰が、別の生き物のようにその動きを止めようとはしなかった………。 2日に渡る彼との仕事も今日が最終日、昨日のことなど何もなかったように打ち合わせをする綾香と彼。 昼休みにはトイレの中で便座に座る彼と重なり、昨日と同じように交わった。 会議室は使用中、応接室も使われていると合って2人は名ばかりの会議室……もとい応接セットのある大部屋の隅にいた。 曇ガラスの付いた金属製の衝立で人の目を一応は遮っただけの空間だから、電話の音や話し声などの喧騒は丸聞こえである。 担当者 今日でもう最後ですね、早いな……… 綾香 仕事は順調だったけれどね……… 担当者 素敵でした、綾香さん…… 綾香 馬鹿っ……言わないで、恥ずかしから…… 担当者 しばらく会えないなんて、苦しいです 綾香 貴方はしたいだけでしょ………? 担当者 それだけならこんなこと、言いません よ…… 綾香さんみたいな素敵な人は、そうはいない。 女性としても、一人の人間としても魅力的です。 彼の熱を帯びた告白は続く……。 担当者 貴女が欲しい……… 綾香 私を幾つだと思ってるの……? 若いんだから年相応の人を見つけなさい 担当者 それならせめて、貴女との時間を時々 でいいですから、僕にください…… 綾香 露骨に言うのね、貴方の頭にはそれしか ないの……? 担当者 はい、貴女を知ってから昨日は眠れま せんでした…… 綾香 嬉しくないわよ、そんな告白されても…… 担当者 貴女を抱きたい、今すぐに…… 綾香 昨日あんなにしたじゃない、今すぐって 何を言い出すの……? 露骨にセックスをしたいと言われて、綾香は呆れてしまった。 あの熱い情事を交わしていなければ、彼のその顔にキツイ一発をお見舞いしていたかもしれない。 そもそも昼休みにも体を重ねたばかりなのだ。 昨日の記憶が生々しく思い出される。 自分ば遅漏だと自覚する彼ば、久しぶりに満足する相手と巡り合ったと綾香を何度も抱いたのだ。 変なことを言い出すから、寝た子がぐずり出してしまった。 疼きはじめた体を宥める為に、お茶を啜る綾香。 不意に彼が立ち上がった、 脱いだスーツのアウターを衝立の曇ガラスを隠すように、その上にバサッ…っと無造作にかける。 自分に近づく彼を見て、その意図に気付いた。 もう逃げられない……そう思った。 危機感とは相反する気持ちが、ソファー体が立ち上がることを体が拒否する。 綾香の前に膝をついた彼が、ゆっくりと膝を左右に開く。 先ほどトイレの中で見た黒いTバックと、同じ色のガーターベルトが白い綾香の肌に浮き上がる。 数分後にはそこに顔を埋めた彼に舌を使われて、背中を仰け反らす綾香がいた。 今回ばかりは気が抜けない。 衝立で遮られてはいても、声は筒抜けなのだ。 それだけではない。 衝立は全てを囲っているわけではない以上、誰か人が入って来ない保証なんてどこにもない。 もしそうなったら、綾香は終わりだった……。 忙しなく動く彼の舌先がつるりととしたピンク色のクリトリスを、これでもかと虐めてくる。 そのたびに体がまるで、感電したように震える。 強く吸われては唇を離し、また吸われる…。 綾香の眉間に深いシワが刻まれ、鈍痛とも快感とも判断のつかない感覚に彼の頭を掻き毟る。 徐々に持ち上がる顎がこれ以上は無理というところまでくると、開いた口を閉じかけてはまた開くことを繰り返し、不意に大きく開く……。 綾香 あぅっ……あっ……あぅっ……… ソファーで体を弾ませる綾香が出来る、精一杯の声の殺し方だった。 衝立に脱いだスーツ掛けられた状態を、自分の机から不思議に思い見つめる女子社員がいた。 応接をする担当者は後輩だったので、何を失礼なことを……と様子を見に席を立ったところだった。 一歩足を踏み出した所で電話が鳴り、仕方なくその受話器を耳に当てた。 困ったことにその電話が次の仕事に繋がり、机から離れられなくなってしまった。 彼女の頭から応接スペースの向こうの事など、すっかり消えてなくなっていた……。 その現場ではソファーに寝かされた綾香の上で、忙しなく腰を躍動させる彼がいた。 Tバックをずらしただけのそこを、激しく出入りするペニスに翻弄される綾香。 渾身のピストン運動が綾香を酔わせ、狂いそうな快感を注がれ続けて最初のオーガズムに体を震わせる……。 遅漏の彼は腰の動きを止めようとはせず、更なる甘さを送り込んでくる。 何を考えてるのか、焦る気持ちも置き去りにさせられて苦しみの中から強烈な快感が襲いかかってきた。 ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…… 綾香 はぅっはぅっ…あっあっあっあっあっ…… 綾香のサイレントボイスの喘ぎが余裕のなさをそのまま如実に伝え、狂わせる……。 眉間に血管を浮かせた彼が、血走らせた目を固く閉じた。 歯を食いしばり、最後の一突きを終えた瞬間……。 薄い精液を中に放っていた……。 何気なくパソコンの画面から顔を上げた女子社員は、応接スペースから出てきた女性と目が合った。 同性の目から見ても綺麗な人で、当たり障りのない会釈をした。 打ち合わせが難航したのだろうか、疲れた顔をして少しだけ髪の毛が乱れている。 歩き方がやや不自然なのは、靴擦れでもしているのだろうと同情を覚える。 だって、あれは痛いんだもの………。 すぐに興味をなくした彼女は、またキーボードを叩きはじめていた。 疲労で重くなった足を何とか前に動かし、綾香は平静を装って歩いていく。 今回もまた当分はセックスなんてしたくないと、そう思っていた。 でも生理前になると疼くのだけど、それはそれだけのこと……。 ショーツに挟んだ彼のハンカチのせいで、歩きにくい。 中に出させたのにTバックなので、彼のハンカチを奪って漏れ出さないように、当てなければならなかったのだ。 綾香はコンビニに寄ることを頭に思い浮かべ、また無駄な下着が増えることに溜息が出る。 その店のトイレに設置された汚物箱に、精液で汚れたハンカチを綾香は置き去りにした。 スッキリした顔で欠伸をする彼には、気付く術はない………。
25/03/25 11:13
(OwyCqdks)
投稿者:
(無名)
マットが敷かれた床に四つん這いの姿勢をとり、床に付いた手首から肩までを真っ直ぐにする。
下半身も同様に、床に付いた膝から腰までを真っ直ぐにさせる。 足を肩幅と同じくらいに開き、す〜っと息を吸いながら顎を上げていく。 お尻を持ち上げながら腹筋に力を入れて、お腹を下げるイメージでゆっくり背中を反らせていく。 次にはぁ~っと息をゆっくり吐きながら、お尻を丸めるイメージで恥骨を持ち上げる。 同時に背骨のブロックひとつひとつ動かしていくイメージで、背中を丸く高く持ち上げる。 その時に顎を下げて頭の天辺を内側に収納する、そんなイメージを持ちながら、視線をおへそに向けることを意識する。 自分の身体の骨の動きを注意して、腹式呼吸にも意識を向ける。 これを数回繰り返すと身体が熱くなり、肌に玉の汗が噴き出してくる。 着ているタンクトップの背中を濡らし、胸の谷間に溜まった汗が胸元の色を濃く変える。 ピダーラアーサナ………キャット&カウと言った方が一般的には知られているのかもしれない。 背中を丸める猫のポーズと逆に背中を反らす牛のポーズを繰り返す、ヨガの基本的な動きである。 美容と健康の為にホットヨガだけれど、新陳代謝の上がって肩こりも解消されるし良い事ずくめとあって、綾香は気に入っていた。 まだヨガ教室に通いはじめて3ヶ月だけれど、すこぶる身体の調子がいいのだ。 お通じも快調だし、何よりお肌の調子が良くて、どうして今までヨガをしてこなかったのだろうと思う。 ただ人気があるだけに少し遅れて来ると、ほとんどスペースが埋まってしまうのが難点だから本当に困る。 最近は男性の参加者も増えて、実に三分の一ほどが男性だったりする。 そう、遅れて来ると空いたスペースは男性の前しかないのだ。 男性を差別するつもりはないのだけれど、身体にピッタリしたスパッツを履いていいるのだから気にするなと言うほうが無理な話。 だからといってせっかく来たのに帰るわけにもいかないので、渋々そこに綾香はマットを敷いたのだ。 後はヨガに集中するしかない。 そう、集中するしか………。 ヨガが始まる直前になって自分の前の空いていたスペースに、ひとりの女性がマットを敷き始めた。 前回は酷く肥った女が居て、うんざりだったのだ。 今日は空いていたから清々していたのに、またかと身構えた自分の目を疑ってしまった。 とんでもない美人じゃないか、こんなことってあるのか………? 黒のタンクトップの前の盛り上がり、淡いグレーのスパッツを履いたキュッと上がったお尻が目を奪うじゃないか………。 男は股間が硬くなるのを自覚した。 魅惑のお尻が割と自分のすぐ前に、直ぐそこにあるのだから………。 足を開いた股が堪らない……。 背中を丸めたと思ったら、なんて艶めかしい姿を見せつけるのか。 頭頂部をこちらに向けて背中を反らせ、お尻をこちらに突き出してくる……。 実際にしてみると分かるけれど、楽に見えて本当にこれが地味にキツい。 それをこの女性は軽々とやって見せ、まるで挑発するようにお尻を突き出すのだ。 誰もが肌に汗を浮き出させ、酒飲みの自分なんて額から滝のように汗を滴り落としている。 自分の前の女性も例外ではなく、汗で肌を艷やかに光らせて……あっ!……っと男の目はある一箇所に吸い寄せられた。 汗で女性の陰部の辺りの色が、いやらしく変色していたのだ。 グレーのスパッツだから、露骨過ぎて堪らない。 それから様々なポーズをしていく中でも、男はお尻から目を離せなくなっていた………。 たっぷり1時間のヨガが終わる頃には、綾香の胸の谷間には汗が溜まっていた。 シャワールームで熱いシャワーを浴びて汗と一緒に程よい疲労も洗い流し、たっぷりの化粧水を肌に染み込ませる。 メイクも取ってしまったから、持ってきた黒縁の眼鏡をかければいい。 着替えの淡い水色のショーツを履いて、手に取ったブラジャーを着けようとして……やめた。 どうせ車で帰りだけだし、カーディガンを着ちゃえば分からないわよね………。 綾香は火照った身体に白いタンクワンピースを潜らせ、下着と同様に好きなレースが仕立てられた透ける素材のカーディガンに腕を通す。 極力胸を揺らさないように気お付けて、駐車場に停めた自分の軽自動車の座席に身を滑らせた。 走り出す綾香の車の後を追うように、ある男の車が急発進したことに綾香は気が付かなかった……。 確証はなかったけれど、女性が好みそうな車種はこれだろうと見当をつけた。 ある細工をしておいたから、直ぐにその成果は出るだろう。 思った通りあの女性はその車に乗り込んで、走り出してくれた。 後は車が走行不能になるまで、後を走ればいい。 もうそろそろかな………。 綾香がハンドルを握る軽自動車は男の想定よりも早く車体を傾かせ、路肩に寄せて停まってしまった。 さぁて、どうしたものか………。 男はほくそ笑みそうな顔を、努めて真顔に変えなければならなかった……。
25/03/26 22:31
(ZPS7jHIk)
投稿者:
(無名)
綾香 何っ!?何なの!?………
主体が傾きガタガタとブレるハンドルを必死に掴みながら、何とか車を路肩に寄せた。 何となく予想はついていたけれど、車から降りてペシャンコに潰れたタイヤを見て、綾香は途方に暮れるしかなかった。 そこへ車が停まる気配がして振り向くと、1台の車から降りてきた男性が声を掛けてくれて、綾香は助けを求めることにした。 男 どうかしました……? 綾香 ちょっとパンクしちゃって………。 男 お手伝いしましょうか……? かつて自動車教習所で習った気もしないではないけれど、スタッドレスタイヤの交換すらしたことのない綾香には、自分で出来る自信は微塵もない。 ここはこの人に、甘えさせて貰おうかしら………。 綾香 お時間とか、ご迷惑じゃありませんか? 男 人が困ってるのに、見過ごすことなんて出 来ませんよ……。 綾香 すいません、私、自信がなくて……… 男 これくらい構いませんよ…… 男はあくまで爽やかさを演じ、笑顔を見せる。 リヤハッチを開けてスベアタイヤ、備え付けられたジャッキを取り出すと早速作業に取り掛かる。 さっきから胸の前でカーディガンを寄せ、ガードするようにそれぞれの手が、それぞれの肘を持っていることが気になる。 まるで胸を隠すように……。 胸の大きさは大体はもう、分かってるんだけどなぁ…。 男は内心で呟きつつ、手を動かしていく。 それにしても、どうして左側に細工しちゃったかなぁ……。 律儀に左側に寄せられた綾香の車とガードレールとの狭い間で、四苦八苦する。 道路というものは路肩へと下がるよう、作られている。 これは雨水を排出するのに排水溝へと集める必要がある為で、よりにもよって左側に車が傾いてしまっている。 まあ、自分がそうさせてさしまったのだけど……。 自分の隣にしゃがんで、心配そうに成り行きを見守る綾香。 シースルー素材に透ける白いタンクワンピースが卑猥に映り、目を逸らす……。 ジャッキを極限まで縮めてやっと車体と路面との間に入れると、今度はジャッキを上げる為のバーを穴に差し込むことが出来ない。 分かってはいたけれど限界までジャッキを縮めたので、バーを穴に差し込んだところでクルクルと手を回すと、路面に手がぶつかってしまうのだ。 仕方なくある程度ジャッキが上がるまでその部分を手で握り、力任せに回していく。 車重が握る手にかかり重くて仕方がないけれど、車は少しづつ車高が上がっていく。 苦労する姿を見ていて居ても立っても居られなくなった綾香が立ち上がり、どこかへ駆け出していく。 間もなくコンビニ袋を手にした綾香が戻ってきて、側にしゃがんだ。 綾香 お手間を取らせちゃって、すいません。 一休みしてください………。 そう言って綾香は袋から取り出した冷たい飲み物を、そっと差し出してきた。 男 すいません、気を使わせちゃって……。 お言葉に甘えて、いただきます……。 こういう場合は下手に遠慮すると、相手を困らせることになる。 飲み物を受け取ると、見惚れるくらい眩しい笑顔を見せる綾香の顔から目を逸らさなければならなかった。 視線を逃した先はこちらに対して体を横に向けてしゃがむ綾香の下半身に、無意識に向けられた。 そして、男は気付いた。 薄手の生地に淡い水色のショーツラインが浮き出していて、サイドが紐状の細さになっている。 自分の視線に女性が気づく前に、急いで逸らす。 男 生き返りました、ありがとうございます… それにしても、災難でしたね…… 綾香 スピードが出てたらと思うと、ゾッとし ます……… 時々そんな会話を交わしながら、やっとバーを穴に差し込める高さになった。 ここから作業が進み、手をクルクルと回すだけで車高がみるみる上がっていく。 綾香 凄〜い……簡単にやっちゃうんですね…… 男 ジャッキが回ってしまえば誰だって、難し い作業じゃありませんよ…… そう言って綾香の方へ視線を向ける。 ジャッキを上げただけなのに関心したように作業を見詰める綾香。 緊張が解れたのか、胸の前が無防備になる。 それで胸の前をガードしていた理由が今、分かったような気がする。 綾香の着る白いタンクワンピースは薄手なのに、車で来たからなのだろう。 膝に乗せた乳房の乳首が、露骨に浮き出して見えたのだ。 ノーブラをあんな透けるカーディガンで、誤魔化せるとでも思ったのだろうか……。 そんな時、1台のパトカーが停まった。 事故が起きたとでも思ったのだろう。 綾香が理由を説明する間、タイヤ付きのホイールを付け替える。 簡単にナットを締めてジャッキを緩めて、路面にタイヤが接地すると増し締めする。 警察官たちはそれを見届けると、気お付けるように言葉を残してパトカーを発進させていった。 あれから1ヶ月、勿体ないことをしたと思わないでもないけれど、お礼をさせてくれという綾香の申し出を男は頑なに断った。 警察官が現れるなんて、良い傾向ではないと思ったのだ。 ヨガ教室も彼女に目を付けられていたと気付かれたくなくて、通うのを辞めてしまった。 そんな彼女に、ひょんなことから再会することになろうとは………。 街路樹の葉はすっかりなくなり、街は枯葉が舞う晩秋を迎えていた。 駅に向かう道すがら体のラインを魅力的に見せながらブーツの踵を鳴らして歩く、ひとりの女性に出会った。 ドキッとするくらい美しく、男は直ぐに分かった。 半年も経っていないけれど、彼女にとっては過去の出来事などもう忘れているだろうと思って目を逸らす寸前、おやっ?っという顔をしたのだ。 直ぐに思い出したというように、綾香は笑顔を向けてくる。 不意にヨガ教室で見た胸の形、魅力的なお尻。 そして割れ目に食い込むそこを汗で変色させていた光景が、鮮明に思い出された。 それだけではなく、白いタンクワンピースに浮き出させた乳首、サイドが紐状の白いショーツのいやらしい存在も………。 そのまますれ違えばいいものを綾香は彼の前で立ち止まり、こう言った。 綾香 その節は、ありがとうございました……。 お元気でしたか……? ハッとするくらい、魅力的だった。 綾香にとって望まぬ事が動く十分の切っ掛けになるなんて、この時は夢にも思っていなかった……。
25/03/27 08:51
(pkJZQ3GF)
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