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1:引き取った男の子
投稿者:
雅代
亡くなった夫の会社を引き継いで一年、雅代は13歳の男の子を養子に迎えた。
亡き夫が、他の女に産ませた子供だ。 夫の生前は、妾がいるなんて知らなかったから、初めてその母息子が挨拶に来た時は驚いた。 母親は痩せて地味な女で、自分が日陰者の身であることを、卑屈な程弁えている女だった。 亡くなった夫の財産分与の要求もせず、ただ一人息子を紹介して、 「もし私に何かあった時は、この子は誰も頼る人がおりません。 奥様、どうかその時はこの子をよろしくお願いいたします。」 と訴えた。 母親の陰から出てきた男の子を見て、雅代はドキッとした。 美少年! どちらかと言うとごついタイプだった夫の血を引いているようには見えなかった。 線は細いが繊細で色白の、昔の少女漫画に登場する不思議な世界の少年のようだった。 子供の無い雅代には、この男の子の存在が羨ましく、夫を盗られた事も含めて、母親には辛い言葉を浴びせてしまった。 それからほんの1年で、母親は不治の病気で亡くなり、男の子は雅代のもとに来ることになった。 美少年には興味を引かれたが、正直子育てをするつもりはなかった。 弄んで、虐めて、追い出すつもりだった。 男の子の名前は、遥(はるか)と言った。 挨拶の時に、ただ一言 「亡くなった母から、どんな命令にも従いなさいと言われています。」 と言った。 雅代が、 「じゃあ、私が死になさいと言ったら?」 と意地悪く聞くと、間を置かずに 「死にます。」 と答えが帰ってきた。 その表情はふざけ半分ではなく、その目は真面目に雅代の目を見つめていた。 雅代は、その覚悟を確かめずにはおれなかった。 「今、私の目の前で、裸になって!」 そう命令口調で言った。 遥は一度だけ頷くと、立ち上がってその場で中学の制服を脱ぎ始めた。 学生服、下の白いカッターシャツ、靴下、ランニングシャツと躊躇いなく脱いでいく。 しかも、脱いだ衣服は手早くきちんと畳んでいた。 女の目で見ると、遥が脱いだ衣服は、洗濯は行き届いてるが、かなりくたびれている。 やっぱり、貧しかったんだわ..。 それにしても、良い育て方をされてる..。 そんな印象だった。 最後の一枚はもう色が褪せかけた紺色のトランクスだったが、遥は雅代に 「失礼します」 と一言断ると、躊躇わずにそれを下ろした。 雅代の前には、華奢で色白な思春期の少年の裸体があった。 雅代は、うつくしいと思った。 まだ男になっていない中性的な美しさは、生で見るのは初めてだが、逞しい男の肉体より、か弱い少女の身体にずっと近かった。 肩も張ってなければ、腰も締まっていない。 腕も太股もほっそりして、いかにもか弱げだった。 太ってはいない。むしろ痩せぎみだろう。 真っ白な腹部の下には、期待した通りの可愛い性器が見えた。 ほんの僅かだが、ぺニスの付け根に薄い陰毛が生え掛けている。 そのぺニスは、まったく剥けておらずに、先は三角に尖って見えた。 顔に表情を出さないように必死なんだろうが、やはり思春期の羞恥が働いているらしい。 いや、ぺニスが縮こまって見えるのは、寒さのせいもあるかもしれない。 遥のそんなぺニスを雅代の目から隠したいと言う気持ちは、十分察することができた。 しかし、雅代は容赦なかった。 「いつから生えてるの?」 遥の声はさすがに上ずってるように聞こえた。 「2ヶ月前からです..」 「精子は?もう出るの?」 「いえ..、まだです。」 「じゃあ、オナニーはまだね。」 「はい。」 「皮を剥ける?」 我ながら残酷な事を言ってるな、と雅代は思わないでもなかったが、取り消すつもりもなかった。
2022/01/19 18:56:00(RgYeDaIR)
投稿者:
雅代
「遥。こっちにおいで。」
母親に声を掛けられ、遥は愛美の股間から立ち上がり、雅代のそばに立った。 「お前が初めて逝かせた女の子だよ。 顔を良く見てごらん。」 そう促されて、遥はぐったししている愛美の顔を見た。 小さく空いた口元、そこから流れる涎、軽い小さな寝息。 そこには、初めて顔を合わせた時に感じたピリピリした緊張感が消えて、完全無防備の眠りの中にいる愛らしい少女の顔があった。 「この女の子、どう思う?」 母がどんな答えを求めているのか、遥は察することが出来なかった。 口に出た答えは、心の中に有ったままの 「可愛いと思います..」 だった。 母親は息子に、 「私もこの娘が、とても可愛く思うのよ。 遥。これからずっと、この子を可愛がって大切にしなさい。 出来そう?」 と聞いた。 母親が言った以上、遥にとってそれは命令だったのだが、遥は心の中から素直に 「はい、だって本当に可愛いですから..」 と答えた。 ふと見ると、女の子の手を握ったままの冴子も、顔に涙を流して遥を見つめていた。 それから三人で気を失ったままの愛美を診察台から下ろしたが、雅代は遥に愛美を浴室で入浴させてあげるように命じた。 この細い華奢な身体に、どうしてこんな力が?と冴子は驚いたが、遥はぐったりした愛美をお姫様だっこすると、自分も全裸のままで浴室へと連れていった。 「大丈夫かしら?」 冴子がちょっと心配そうに言う。 「大丈夫よ。私の息子、けっこう男らしいのよ。」 雅代の答えに冴子も、 「そうね。本当に素敵な男の子..。」 と肯定した。 そして二人の母親同士は、お互いの目を見つめ合うと、 「私達も、久しぶりに...」 「うん、しようか..。」 と小さく口に出すと、雅代の寝室へと消えて行ったのだった。 遥は愛美を抱いたまま、ゆっくりお湯を張った湯船に浸かった。 生温いお湯で、柔らかな心を和ます入浴剤の香りがする。 自分の膝の上で、女の子の身体を半ばお湯に浮かせるようにして、遥は愛美の身体をお湯に浸けていた。 目を閉じた女の子の顔を見つめていたが、ちらっと下半身の方にも目をやると、お湯の中で軽く閉じた太股の間から、一筋の赤い糸が流れ出て、お湯の中で揺れていた。 きれいだな..。 母親の生理なら、見たこともあるし、それを口できれいにしたこともあった。 嫌だとは全く考えなかった。 むしろ、そうするのが母へのご奉仕だと思い、進んでやった。 しかし、それは敬愛する母親だからだ。 他の女性の性器に口でご奉仕するなんて、初めてだった。 それでも、母親の命令を躊躇わず実行することは、自分の母親への献身を見てもらえるから嬉しかった。 ところが、自分の行為でこの女の子が感じてくれて、あんなに可愛く悶え、喘ぎ声を出してくれてたのを聞くと、母親への献身の喜び以外の、もっと別の動機が遥の行為を駆り立てた。 簡単に言えば、この子は僕から口で弄られて可愛い声を出してるんだ..との興味のような思いだった。 興味から始まった感情は、遥の口での行為に従ってますます高まっていく女の子を、いやらしいとか否定的ではなく、感じてくれたんだ、可愛いな、と素直に思えるようになった。 それが異性への愛なのか等はまだ分からない。 でも遥は、母親の言い付けによらず、自分の意志でこの女の子に優しくしたいと今は思っているのだった。 愛美は、そっと目が覚めた。 温かいわ..。 私、お風呂に入れてもらってるのかしら..? あのきれいな男の子から、あんなに気持ちよくしてもらって..。 ああっ、思い出した! 私、生理が始まって..。 愛美の目が開いた。 上半身を起こそうとして、自分がお湯の中で不安定な姿勢でいることが分かった。 「目が覚めた? 大丈夫だよ。そっと起きてね。」 声の方に顔を向けると、すぐそこにあの美しい男の子の顔があった。 その顔は美しいままだったけど、裸になった時の無表情とは違い、今度こそ本当に天使のような微笑みを愛美に向けてくれていた。
22/01/31 00:49
(f.o4FB3p)
投稿者:
雅代
「い、いや..!わ、私ったら、こんな..!」
色々な恥ずかしい記憶、感情が交差して、愛美は思わず取り乱し、湯船の中で急に立ち上がろうとしたが、遥の心配したとおり、立ったとたんに頭がくらっとなって倒れ掛けた。 素早く立ち上がった遥が、両手で抱き抱えるようにして、愛美が転倒するのを防ぐ。 愛美は遥から、ぎゅっと抱き締められたようになった。 裸で、男の子から抱かれている..。 そう思ったら、愛美の心臓が爆発しそうになった。 恥ずかしい!恐い! あの鬼畜だった父親から襲われていた日々の、暗い記憶が蘇る。 愛美は両手を振りほどこうと暴れかけた。 しかし、今自分を抱き締めている男の子は、あの汚く下品な父親とは違い、そんな抵抗する愛美に罵声を浴びせたり、いきなり殴ろうとはしなかった。 抱き締めた両手の力は弱まらないが、優しい暖かい声で、 「君..、大丈夫だよ..。 落ち着いて..。」 と聞こえた。 抱き締め方も、とにかく強く締め上げるのではなく、背中と腰に当てられた手のひらは、小柄な愛美の身体を包み込むように優しく触れていた。 その男の子の身体は、引き締まっていながら張りのある柔らかさ、細やかですべすべした毛深くない肌、そして何より愛美にとって芳ばしく感じる身体の匂いがした。 愛美の嫌な記憶には無い感覚だった。 そのまま数分間、裸の男の子はじっと湯船の中で、立ったまま女の子を優しく抱き締めてあげていた。 「そうそう..。落ち着いた? うん、じゃあ手を離すからね。」 優しく言うと、本当に男の子は手を離してくれた。 あっ、本当に逃がさないために、捕まえてたんじゃないんだ..。 愛美は、ごく近い距離から遥を見た。 本当に..、きれいな男の子..。 こんなきれいな男の子が、私の汚いところを、あんなに丁寧に優しくしてくれたの? 信じられないよ..。 愛美は、恥ずかしいと言う感情を置き忘れたかのように、自由になった手で身体を隠すこともせず、じっと自分を天国に連れていってくれた天使の顔を見ていた。 しばらくして、愛美の口から言葉が出た。 「なぜ..、私をあんなに..、気持ちよくしてくれたの?」 天使はちょっと困ったような顔をしたが、直ぐ 「最初はお母様から言われたから。 でも..、途中から、君があんまり可愛かったからかな..」 「うそ..。 だって貴方..、ずっと私の汚いところに顔を埋めてたじゃない。」 「うん。 でも、君の声も、息づかいも、僕が口でしたら、それに応じて可愛く反応してくれてたよね。 それがとっても可愛くて..」 「貴方..、汚いって思わなかったの? 私の一番汚いところを、あんなにしてくれて?」 「思わないよ。 お母様は、男も女も身体中汚い所なんか無いって教えてくれたよ。 君の割れ目ちゃん、鮮やかなピンクでとってもきれいだったし。」 あっ、私のあそこ、この男の子もきれいって言ってくれるんだ..。 実の父親から犯され、いやらしい道具でもいじり回された愛美にとって、自分のそこは汚された醜い部分と言う思いがあった。 それを可愛いと言ってくれたのは、レズと言う形ではあったが、冴子お母さんだけだった。 それを、この天使のような男の子も、同じことを..。 愛美は、つい泣き出してしまった。
22/01/31 05:38
(f.o4FB3p)
投稿者:
雅代
天使の男の子は、愛美が泣き出しても、そっと見守ってくれた。
泣きながら、愛美は自分が父親から犯された汚れた娘なんだ、と遥に話した。 話終わって、まだしゃくりあげてる愛美に、遥は言った。 「それって、以前の事でしょう。 僕のお母様は、君の事を、冴子さん自慢の秘蔵っ子だって言ってたよ。 僕も実際君を見て、本当だ、素敵な女の子だって思ったんだ。」 遥の顔に、嘘やその場しのぎのでっち上げを言ってる様子は全く無かった。 でも、自分の言った事に、照れてるような表情はしていた。 まあっ..。 この人、嘘は言ってないんだろうけど..、私が素敵って、おかしいよ。 愛美は、それが何となく可笑しくなり、つい笑いが顔に出てしまった。 「あっ、君。笑ったね! よかった。君、笑えるんだ!」 遥が嬉しそうに言うが、愛美にとっては、それも可笑く感じ、わずかに浮かんだ微笑が、本当の笑顔になった。 「君はもう少しお湯に入って暖まってて。 僕は、君の服を持ってくるから。」 そう言って裸のまま浴室から出ていった遥は、ほんの数分できちんと学生服を着た姿で、前にいた部屋で脱いでいた愛美の衣服を全部持って来てくれた。 「あっ、これ、お母様の使っている生理用品なんだけど、多分使えると思うんだ。 試してみて。」 普通なら、中2の女の子が、同級生の男の子から生理の事をこんな風に触れられたら、恥ずかしくて怒り出すか泣き出すだろう。 それなのに、愛美には、遥の親切が自然に嬉しく感じられた。 さっきまで裸で抱き締めてくれてたのに、愛美の服を持って来たら、遥は浴室から出てくれた。 愛美は落ち着いて服を着て、洗面台で髪の毛も整える事が出来た。 ドアがノックされ、愛美の「どうぞ」と言う返事を待ってから、遥が入って来た。 ちょうど愛美が、眼鏡を掛けようとしているところだった。 入って来た遥は、愛美が眼鏡を掛けるのを見て、「はーっ..」と大きなため息をついた。 「君って、やっぱり眼鏡が似合うよ。 真面目な、委員長って感じだね。」 同年輩の男の子から、真面目に容姿を誉められるのは、照れ臭くて恥ずかしいものだ。 愛美は顔を再び赤くして 「あの..、私、学校で..、委員長してます..。」 と答えた。 「本当に? 君って、本当に冴子おばさんの自慢の娘さんなんだね!」 そうそう言った遥が、自分の学校では二年生で生徒会の書記をしている事を、愛美は四人でお茶を飲んでる時に聞いている。 この人、成績が良くて、剣道してて、生徒会の書記してて、顔を良くて、それに..、優しくて..、私みたいに地味な女の子が普通に話出来る男の子じゃないんだ..。 私が汚れてないっ、て本気で思ってくれてるのは嬉しいけど、やっぱり釣り合わないよね。 でも、憧れるだけなら..。 そう愛美が小さな胸の中で、甘酸っぱい憧れを抱こうと思った時だった。 遥が愛美に、無表情では無く、心を込めた真面目な表情で言った。 「君に、お願いがあるんだけど..」 ええ、良いわよ。 今日の事は無かったことに、でしょ。 分かってるわ。 私が勝手に心の中で憧れるだけにするから..。 愛美が頷いたのを見て、遥は言った。 「お願いは2つ。 1つは、お母様やおばさんから言われたからじゃなくて、本当に君の意志で僕とお付き合いしてほしい。」 えっ?えっ、それって、おかしいよ..。 だって、だって貴方は、天使様で..。 「もう1つは、今、もう一度ぎゅって抱き締めさせて!」 う、うん。 それなら、構わないけど..。 愛美が二つ目のお願いにだけのつもりで、顔をこくん、と頷いた途端、愛美の小さな身体は遥に抱き締められた。 「君とお付き合い出来て、僕、嬉しいよ。」 愛美は、それは、違うから..と言いたかったがぎゅっと抱き締められたら、もう声が出なかった。 代わりに、悲しくない涙が目から出た。
22/01/31 14:11
(NBQ1mB/O)
投稿者:
雅代
翌年のゴールデンウィーク中、雅代、冴子、遥、愛美の四人が、また雅代の家に集まっていた。
居るのはカーペットの上にフカフカのマットやクッションを敷き詰めたリビング。 そこに全裸の四人が、各々寛いだ姿勢で雑談している。 「やっぱり遥君、生徒会長になったわね。」 「そうよ。でも、愛美ちゃんが副会長だから、色々助けてもらってるって言ってるわ。」 愛美は、あの日から数週間して、遥の通う中学校に転入した。 冴子お母さんが、そうさせたのだ。 自称遥様の親衛隊の女の子達が、愛美に対して執拗なイジメを開始した。 一見地味っ子で大人さそうな愛美は、イジメの格好の的になった。 しかし、愛美は屈しない。 私みたいな女の子でも、遥君の彼女なんだ! 負けるものか! イジメを受けても、無抵抗、または無視した。 最後の大騒動は、二学期も終わりに近い頃の放課後に起こった。 イジメのリーダー格の女の子達は、出来の悪い男子生徒を誘って、愛美を襲わせたのだ。 愛美は男子数人から力ずくで拉致されて行った。 普段開けられない屋上に上がる階段の踊場で、愛美は両手を後ろから男子生徒に捕まれ、女の子から制服の上着を脱がされ、下のブラウスもボタンを外されようとしていた。 「屋上下の階段で、10人くらいがケンカしてる!」 生徒会室で2年書記として会議に出ていた遥は咄嗟に、愛美ちゃんだ!と閃き、現場に走った。 遥の到着前の現場では、階段の上の方にたった一人で、ブラウスと下のキャミソールを破られ、片方の乳房が剥き出しとなっただけでなく、制服のスカートも縦に裂けて太股まで丸見えとなった愛美が、片手に掃除用のホウキを持ち、階段下から襲い掛かろうとする男女8人に身構えている。 髪の毛は乱れてバサバサだし、顔と脛に浅い傷を受けたようで、赤い血の色が見えていた。 掴み合い殴り合いの大立ち回りをしたらしい。 不思議とトレードマークの眼鏡は、まだ低い鼻の上に乗ったままだ。 これが、あの地味っ子の転校生なのか? 取り囲んでいる野次馬も、愛美の変身に驚いた様子だ。 「私は、遥君のもの! あなた達に襲われたって、負けるものか! 犯されるくらいなら、舌を噛んで死んでやる!」 とすごい気迫で啖呵を切った。 男子生徒3人が、一度に襲いかかった。 愛美は、首に手を掛けた一人の手に噛みついたが、両手を別々の男子に捕まれ、既に破られているブラウスの残りを剥ぎ取られた。 意地悪い目付きの女の子が、下のキャミソールの肩紐を引きちぎって、両方の乳房を剥き出しにする。 さらに、スカートに手を掛けて、裂けた部分を大きく引き裂き、ウエストを千切るようにして引き剥いだ。 愛美はスカート下に紺色の短いスパッツを穿いているが、女の子の手がそのスパッツに伸びる。 見守る野次馬の中には、思いもよらず可愛い転校生の裸が見れるのに喜んで、やれ!脱がせろ!と騒ぐバカ者もいる。 そこに、 「やめろ!」 と、いきなり愛美を押さえていた男子の声が響いた。 自分が押さえている愛美が、目を閉じたと思ったら、わずかに口を開け、そこから舌が覗くのが見えた。 「こいつ、舌を噛む気だ! 本気で!」 そう直感した男子の声だった。 それでも女の子は 「そんな事、出来る訳ないじゃん。 ハッタリよ。 こいつの全裸、皆に見せてやるんだから!」 と言って、愛美の前にしゃがみ込むと、穿いているスパッツに手を掛けた。 スパッツが引き下ろされ、白いショーツが見えた。 「やめろったら!」 それまで愛美の手を押さえていた男子は、いきなりスパッツを脱がせようとした女の子の方を蹴り飛ばした。 愛美の気迫に負けたのだ。 「お前達も手を放してやれ! こいつ、本当に死ぬぞ!」 男子は仲間にそう訴えた。 遥が駆けつけたのは、その時だった。 「愛美ーっ!」 遥が野次馬を掻き分けて階段を駆け登った時、 愛美は半裸の身体に、男子から学生服の上着を掛けてもらっているところだった。 その様子は、左右に騎士を従え、負傷はしたが最後に勝利を得た戦場の貴婦人のように気高く見えた。 階段の下で、味方だと思っていた男子から蹴り落とされて痛みを訴えている女の子だけが惨めだった。
22/01/31 18:18
(NBQ1mB/O)
投稿者:
雅代
その騒動以来、愛美は全校生徒から絶対の指示を得た。
最初はイジメに加担した男子達も、いつの間にか愛美を、自分達共通の偶像のように扱うようになった。 遥の人気は前からのとおりである。 3年生になって、遥が生徒会長、愛美が副会長になり、二人揃って演壇に上がると、全校がどよめく程の人気だ。 二人は全校公認のカップルであるのに、その交際は清らかなイメージのままだった。 遥の指がわずかに触れたのに、愛美がびくんっと触れられた自分の指を離したを見た生徒達は、その清純を絵に描いたような仕草にため息をついた。 二人は普段、子供同士のデートなどはしない。 しかし月に一度だけ、それぞれの母親に連れられて会っていた。 ゴールデンウィークに雅代の家で寛いでいるのも、月に一度の親密な合瀬だった。 ふかふかのマットに、全裸でうつ伏せに横たわる冴子の背中から腰を、その娘の恋人である全裸の遥が、優しく丁寧に揉みほぐすマッサージをしている。 「ああっ..、遥君。効くわ..。とっても良い気持ちよ。」 「ありがとうございます。冴子おば様。」 ソファーに座って、全裸の愛美から肩から首を揉んでもらっている雅代も、やはり全裸だ。 「冴子。愛美ちゃんの指先って、不思議な気が出てるみたいね。 肩や首の奥まで、ジンって来るわよ。 こんな柔らかくて可愛い指先なのにね。 愛美ちゃん。たまには遥に握らせてあげてね。」 こう言われて、愛美の顔は真っ赤になる。 四人の時は今でも、遥は無表情、愛美は恥ずかしがりだった。 「雅代..。私、そろそろ遥君に、あれしてもらいたくなったんだけど..」 「そうね。遥、良いわね。」 母親から言われて、遥は 「畏まりました。お母様。 冴子おば様。では、仰向けになっていただいてよろしいでしょうか。」 遥から言われて、冴子はウキウキした表情でマットの上に仰向けになった。 適度に脂肪の乗った、しかし太りすぎはしない太股を大きく拡げる。 白い練り物のような二本の太股の間に、もやもやと黒い翳りがあり、その森の中には赤い裂け目が口を開いていた。 「失礼します。」 こう言うと、遥はその美しい顔を、恋人の母親の陰部に埋めていった。 「あっ!やっぱり..、上手だわ..。」 冴子の声は、直ぐに熱い吐息混じりになる。 「冴子ったら、いつも愛美ちゃんにしてもらってるのに。 愛美ちゃんだって、上手だよね。」 そう言うと、雅代は自分の肩を揉んでくれてる愛美の手に、自分の手を重ねた。 「愛美..、雅代のを..、しておやり..。」 そう娘に命じた冴子の声は、もう喘ぎ声が混ざっている。 「愛美ちゃん、良いかしら?」 雅代に聞かれて、愛美はちょっと恥ずかしげに微笑むと、 「はい、雅代おば様..」 と答えた。 愛美はソファーの前に周り、雅代は座ったまま大きく足を拡げる。 その足の間に、愛美も自分の顔を埋めていった。 母子二組による遠慮ない秘密の集まりだが、あくまでも母親がご主人様、子供達が奴隷であることは変わらなかった。 しかし二人の子供達は、友達同士である母親達が喜んでくれるのが自分の幸せだと信じてる。 今では遥も愛美も、恋人の母親のあそこに口でご奉仕するのに、何の躊躇いもなかった。 「あっ..、愛美ちゃん、上手ね..。 遥とはやり方が違うけど..、やっぱり上手いわよ..。」 雅代は片手で自分の乳房を揉みしだきながら、もう片方の手で、愛美の頭を自分の性器に押し付けていった。 「雅代..、いつも貴女..、きれいな遥君に、こんな事してもらってるわけ..? 羨ましいわ..。」 冴子の声も、絶え絶えになってくる。 部屋の中は、熱い吐息と喘ぎ声、ピチャッピチャッと言う湿った音で満たされていった。 やがて二人の母親は、お互い子供の恋人の口でのご奉仕によって、全身の力が抜けていった。 実際は無意識に、下腹や太股、脹ら脛の筋肉をピクン、ピクンと痙攣させたりしてるのだが、頭の中はピンク色のカーテンが閃き、何度も津波が押し寄せるような快感の波で満たされ、最後には 「あっ、あっ、あ!い、いいわー!いくーっ!」 と、絶叫と言って良いくらいの声を上げて絶頂にたどり着いた。 母親二人が恍惚の余韻に浸っている間、二人の子供はそっと母親達の股間から顔を引き、用意していた熱い蒸しタオルで、その顔や身体を拭き清めてあげる。 最後に、母親の淫液と自分の唾液で濡れそぼった股間と陰毛を拭き清めた。 二人の母親は、愛美が勧めた紅茶を飲みながら、お互い相手の子供の事を誉め合った。 「雅代。お互い、親同士気持ちよくなった事だし、そろそろ子供達にもご褒美をあげなくちゃ。」 「そうだよね。 でも、子供達がご褒美もらってるのを見るのも、私すごく好きなんだ。」 そう言うと、二人の母親は子供達に対して、「あれして、良いわよ。」 と告げた。 途端に愛美は顔を真っ赤にして恥ずかしい毛に俯いたし、無表情を装う遥も、ごくっと生唾を飲み込んだ。 子供達へのご褒美。 それは、初めての日のように、遥が愛美に口で奉仕すること。 雅代は、四人の中で遥だけが男の子であり、男の子の性的興奮は最終的には射精を伴うが、射精してしまうと急速に低下し、時には再起動に時間が掛かることを考えた上で、あえて息子の射精を封じた。 年頃のお前が出したいのは分かってるわ。 でも、射精は私が許さない限りやっちゃだめよ! 雅代は普段から、息子をそのように教育したきた。 だから遥は、オナニーも母親から許可をもらった時しかしないのを、厳格に守っている。 偶然股間に物に当たって、その刺激で出てしまったり、夢精するのはやむを得なかったが、それでも雅代は息子に、自分の精液で濡れた下着を自分で舐めてきれいにさせることまでしていた。 だから遥も、こんな場所ででも射精が許されないことに不満はなかった。 射精なんかしなくても、お母様、おば様と同じく大好きな愛美ちゃんを、気持ちよくさせてあげられる! それだけで十分だった。
22/02/01 16:05
(fXPolfMM)
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