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婦人科検診〜理性と欲望
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:婦人科検診〜理性と欲望
投稿者: ミキ
平田優子はパソコンの画面を睨みながら、こめかみにあてた指を動かして思案をしていた。

雑誌編集部に就いてから15年、本当は記者になりたかったが今となってはそれなりのやり甲斐を感じている。

初めはやっていけるだろうかと不安しかなかったが、コツを覚えてしまうとメキメキと頭角を現し仕事が面白くて仕方がなくなった。

巷では結婚、出産の便りが届き、風の噂で親友の結婚が優子の心をざわつかせたものだが仕事にのめり込むことでやり過ごしてきた。

優子にも結婚の話が持ち上がった時期もあったが、家庭に入ることを強く望む当時のパートナーとは破局してから恋愛を遠ざけていた。

女としていい歳になってきて、焦りがなかったわけではない。
決してモテないわけではない。年下ではあったがこんな自分に交際を申し込んできた男性と、一時期は付き合ったこともあった。
5つも年下だけあってベッドでは疲れ果てるほど優子を導いてくれたが、若いということ以外に合わないことがあり過ぎて別れることになった。
それ以来、更に恋愛を遠ざけようになって気がつけば優子は38歳になっていた。

………もう、結婚は無理かな……

優子はそんなふうに思うようになっていた。


ー平田君、もう済ませてくれたかい?

課長の遠回しの催促だった。

優子の申し訳なさそうな反応を見て、課長は溜息をつく。

ー面倒なのは理解できるけどね、今月中には済ませてね………もう君だけなんだから、上がそろそろうるさくなってきてるから、もう庇えないぞ。

毎年恒例の健康診断、優子はこれが苦手だった。
年齢を重ねると検査対象が増えて、憂鬱で仕方がない。
会社社屋の横にバスを改造した移動検診車が止められ社員が順次検診を行うのだが、優子は取材だ何だと理由をつけて先延ばしにしていたのだ。
おかげで医療機関まで出向かなければならない。

課長に手渡されたリストにはいくつかの病院の名があった。
その中に去年まではなかった病院の名があった。
あまり気乗りしないまま優子は、試しに検索してみた。
産婦人科医院らしく、女医というだけでそこに決めていた。
それでもマンモグラフィ、クスコで膣を覗かれることを思えば憂鬱になるのは変わらない。
バリウムの苦痛だけでも嫌なのに………。

優子は嫌なことはさっさと済ませる為、一週間後に有給を取って病院に行くことに決めた。


便利な時代になったものだ。優子はこの期に及んでこれから行く病院を性懲りもなく検索してみた。
利用者たちの感想は比較的に良いものばかりだが、本当だろうか。
それでも感想を見ていると心が落ち着いてくる。
丁寧、苦痛は最低限という感想は救いだ。
ただ気になる感想もあるにはある。
女性ならここに行きたくなるかも………と。


病院に着いてみると壁紙やインテリアが女性好みになっていて、こういうことねと優子は納得した。さすがに女性医院長のいる産婦人科医院だと思った。


手続きを済ませると、思っていたよりも早く名前を呼ばれて部屋に通されていた。
用意されているカゴに脱いだ衣類を入れ、下着もとってピンク色の検査着に着替える。

血液の採取やら何やら一通りを済ませる。
いよいよ婦人科系の検査だ。
診察用の簡易ベッドに寝かされて、検査着の前を解かれて乳房を露わにされる。
冷たいジェルを塗られて超音波で隈なく乳房を調べられる間、やっぱりドキドキはする。
これといって問題はなさそうでほっとしたのもつかの間、いよいよマンモグラフィだ。
あの板に挟まれて乳房がペシャンコにされるのは何回経験しても、平気な女性はいない筈だ。

優子は特別大きくはない乳房だが、Dカップはある。
それが平ぺったくなるされるのは酷く惨めで、やっぱり痛かった。当然だが、両胸なのだ。

我慢強いと大袈裟に褒めるのは、この病院の方針なのだろうか。
それにしても超音波の検査前に念入りな触診をされたが、女医だからか力加減が絶妙だった。
男性医師ならば必ず多少は痛みが生じるのに、それがなかったのだ。
それどころか、危うく変な気分になりかけた。
ソフトタッチでスゥ〜っと肌を滑らせる、そんな指先の感触が性的なものを感じさせたのだ。
執拗とはいえないまでも、乳首に触れられた。
数回だったが優しく摘まれて離してはまた摘んで……。妊婦でもないのに稀に乳白色ではない色の分泌液、それが出てしまう人がいるのだと聞かされていた。その場合は、ある病気を疑う必要がある。
それが出いないか否かを確認するために、スリっと先端を指先が擦る。その瞬間、明らかに性的な快感か背中を駆け抜けた。

女医ーうんっ、こっちは問題ありませんね………反対側も診ますね……

女医の真剣な眼差し、触診をする手つきから不信を抱かせる感じはもちろんなかったが、如何せんあの指先の感触の後の乳首だから敏感になる。それもマンモグラフィの苦痛で飛んでしまったけど………。


女医ーじゃあ、あちらに移動して台に乗ってくださいね

婦人科では当たり前の、足を乗せるパーツの着いた嫌な診察台に乗った。
足を乗せる前に素早く目隠のカーテンが引かれる心遣いが、女性らしい。やはり女性の気持ちが分かるのは女性なのだと思った。


足をそれぞれの台に乗せ脚が左右に開く。


女医ーちょっと冷たいかもしれません、洗浄しますね

言い終わるとあまりにも冷たくて、身体がピクリとしてしまった。
脱脂綿らしい感じの物が丁寧すぎるくらい、性器を拭う。


女医ー アンケートに生理痛が重いと書かれてますが、不正出血はありますか?


優子ーたまに生理が終わったと思ったのに、まだ出たりとか……変なタイミングなことはあります


女医ーそうなんですね。これまでに子宮筋腫だと診断を受けたことはありますか?


優子ーはい、10代の時から生理痛はあったので、数年前から重くなって受診したらそのときに子宮筋腫だと診断されました


女医ーその時から受診はされてますか?

優子ー仕事が忙しくて、病院には行けなくて……でも薬で何とかなってましたから…


女医ーう〜ん……これからはなるべく受診されたほうがいいですね。問診表にあったかと思いますが、当院は痛みはなく細やかに調べられます。
他ではあまりしない手法ではありますが、成果は信用しても良いと思います。


優子ーそれはどんなというか、どんなことをするんですか?


女医ー説明しますね……オリモノは女性なら誰でも出ます。それは膣を清潔にするだけではなくて、正常な状態に保つ意味で大事なことです。
膣壁からも分泌されますし、子宮からも分泌されます。
この検査はその子宮からの分泌液を採取する必要があります。


優子ーそれは、どうやるんですか?


女医ー方法は2つあって、1つは子宮口から器具を入れて採取する方法です。これは急ぐ人やその必要がある方がされる場合が多いです。当然痛みがありますから麻酔をかける必要があります。

もう一つは、排卵期の卵白状のオリモノをご自分でお持ちになるか、この場で分泌させて採取する方法です。緊急性がなければだいたい後者が多いですね。


優子ーそれは痛くないんですか?


女医ーはい、だから皆さんこちらを選ぶんです。
ただ、分泌させるわけですから時間が必要なんですけど、今日は大丈夫ですか?


優子ーそれは大丈夫ですけど、分泌させるってどんなことをするんですか?


女医ーある意味、強制的に分泌させるわけですから刺激をします。はっきりいえば、性的な快感が伴うことになります。完全に秘匿なので外に漏れることはないですし、今までそれはありません。
ただこれは医療行為なのは間違いないですから。


優子ー快感って……例えばどんなことをするんですか?


女医ー専用の医療器具を使用します。クリトリスを刺激するんですが、痛みや違和感がないようにその方に合った物を使用して、最終的に分泌液を採取することになります。
もう一度繰り返し言うと患者さんの情報は外に漏れることはありません、守秘義務もありますから。
安全で秘密は守られますし、確かな結果が明日には分かります。公に公表することではありませんから、あまり知られていないのが難点だったんですけどね。
でも、口コミで受診される方が増えてきちゃって………。


女医の最後の言葉は、優子には意味深に聞こえた。
それはそろそろ予約が必要なほど順番待ちになるくらい、合法的に性的な快感が得られると言っているみたいだった。


女医ーどうされますか?今でしたら直ぐに出来ますが………


下半身をあられもない姿で悩むのも恥ずかしいので、優子はお願いすることにした。
女医が言っていたように、これは医療行為なのだから………。
2024/08/28 10:39:30(cdJ3HtNg)
37
投稿者: ミキ
男性医師  それではそちらに乗って、寝ていただけますか?……

夏子の身体が乗った段階で、速やかにカーテンが引かれる。
医師の彼が手伝って片脚づつ持ち上げて、台に乗せた。

熟女らしく程よい肉付きを想像していたが、思っていたよりも引き締まった下半身をしている。
そういえば乳房を触っていたとき、ウエストが細かったっけ………。

柄にもなく自分好みの女性だったから、興奮してしまった。
それでもお尻はとても魅力的なボリュームがあって、そそるではないか…。


声を掛けて夏子の花園に添えた指を左右に開く。
パックリと開いた割れ目は分泌液が溢れ、医師である彼の情欲を掻き立てる。

ゆっくりとステンレス製のクスコを差し込んでいく。
それはまるで大蛇が獲物を咥え、飲み込んでいくかのように少しづつ……少しづつ…。

どの女性もそうだが夏子もご多分に漏れず、その冷たさに肛門がキュキュッと収縮させる反応を見せる。
横に付くツマミを回すとアヒルの口のようになったクスコが上下にと膣壁を押し広げ始める。

艶のある膣壁の向こうに。子宮頸部が見える。
医師の彼は挿入時に当たる感覚を思い出し、疼くペニスを慰めながら滞りなく視診を終えた。


男性医師 何か痛みや痒み、その他の異変を感じることはありますか?……どんな小さなことでも構いません、ご自分で大丈夫なんて判断なさらずにおっしゃってみて下さい…


夏子 ……う〜ん……異変……たまに痒いとかはあります……でも、かぶれなのかなって……


男性医師 よくあることですね……一応、診させて下さいね…


女性器の周辺を触診する。
フニフニと柔らかい肉が指先の押す力強さで沈む。
割れ目を開いてビラビラの内側を指先を這わせて、何度か上下に往復させる。
ヌルッとして、指を離すと透明な糸が伸びる。


男性医師 このへんは痒くありませんか?

夏子 今は痒いとかは……ないです

男性医師 少し赤みが見られますから、そのうち痒みが出てくるかもしれませんね……洗浄してお薬を塗っておきましょう…

そう言うと生理食塩水で洗い流し、水気を丹念にガーゼで吸い取っていく。
丁寧に、丁寧に軽く押し当てて下から上に……。
陰核包皮に辿り着く。

フニフニと柔らかい感触が伝わってくる。
3回押して離れ、周辺を回ってまた包皮を拭う。
それが繰り返されると………


夏子 あの……そこは…もういいです…

男性医師 くすぐったかったですか?……水気を取らないとお薬が浸透しにくいですからね…


夏子 そうですよね……ちょっと、くすぐったいです…


本当はくすぐったいのではない。
寝た子が起きそうな、危険を感じたのだ。


男性医師 じゃぁお薬を塗っていきます……冷たいですよ〜……


指先に絡め取ったジェル状のモノは、透明で糸を伸ばして切れた。
そっと塗り拡げていく……丁寧に……丹念に……。

体温に馴染んでその冷たさが消えると、全体に塗り拡げる指の感触にだんだん変な気分になりそうになってきた。

丁寧すぎるほど塗られ続けられる中、いつまでするんだろうと天井を見詰める視線を無意識にあちこちにと走らせてしまう。

その指が再び包皮に触れてきた。
優しくまんべんなく回すように、指先を回転させて………いい加減にしてほしいと思い始めた。


男性医師 この辺は痒くないですか?

夏子  えっ……はい……痒くはないです…

男性医師 本当に?……何か擦るような、あるいはあまり通気性のよくない状態が続いたようなこととかはありませんでしたか?

夏子 えぇ、たぶん……もしかしたら、スポーツジムに通ってるんですけど……それでかな……


男性医師 少し赤いんですよね……ヒリヒリするような痛みがないなら、そろそろ痒みの出る寸前かもしれませんね…


夏子 そうなんですか?……嫌だわ……


男性医師 今のうちにちゃんと直して置きましょうね……お薬を出しておきますからご自分でも塗ってみて下さい……


もっともらしいことを言ってさらなる口実を作ったうえで、塗り進める。
再度ラブローションを指に絡ませて、陰核包皮を中心に浸透などしないおクスリを塗っていく。

どう考えてもおかしいが医者が異常を認めたという以上、従うほかはない。
だんだん変な気持ちになってきた。
変な気持ち、それは………考えないようにする。

一度カーテンを見てから意識しないように天井に視線を移し、やはりあちこちに目線を移す。
もう誤魔化しようのない感覚を覚えていた。
いけない……これ以上は………
医師の指は止まることなく動き回る。

夏子は手で口を覆い隠して、次に指を噛んだ。
信じられないことにそこを引っ張られたかと思ったら、クリトリスを直に触り始めたのだ。
あまりの出来事に動揺したが、それ以上に露骨な快感に声が出そうで必死に口を抑えなければならなかった。

一言物申したい、いくらなんでもこれは……。
口を開いても言葉にならなかったことを考えると、恥かしくて行動に移せない。
それよりもこの状況を、どうにかしてほしい。

無理、無理、やめて…だって…だって…だって………



医師の彼の指にプリプリとしたクリトリスの感触が伝わってくる。
硬く勃起して張りが出て、まるで避けられているように上下左右に指先から逃げる。

気がつくとカーテンの向こう側から、夏子の必死の吐息が聞こえてきていた。
溢れ出る分泌液でもはやラブローションとの見分けはつかなくない。
夏子のそこは、トロトロの海に変貌を遂げた。


もう………もう……………だめ……


心のどこかで諦めかけたとき、それは突然終りを迎えた。


男性医師 これで少しは持続しますから、大丈夫ですからね……こちらのほうも診させて下さいね…


気持ちと呼吸が整わないうちに、何かが入ってきた。
それは指先だと分かったが、中ほどから奥……入口に戻って上下左右を探るように弄られ、それが出し入れするように動かされるようになった。

言わずもがなの危険な兆候が現れる。
夏子はその甘い感覚に逆らって、医師に聞いた。


夏子 あの………これは何が分かるんですか?


男性医師  医師といえど診てみないと分かることもわからないんですよ。
何もなければそれに越したことはありませんし、早期に発見できれば早く治療に移すことができるんですよ…


分かったような分からないような、はぐらかされた感じがしないでもない。
その間も指は、休まず動かし続けられる。


男性医師 視診と触診はとても大事なことで、いち早く異変があったら………


生真面目に喋り続けられる最中にも、指は夏子のお腹側を擦って行ったり来たりを繰り返す。
医師の声は聞こえていたが、その内容を理解しようとしても思考が働かない。


夏子 先生?……まだ、かかりますか?


男性医師 私共が懸念するのは、この検査を続ける最中に発見される異変なんです。
これは初期には自覚症状がでませんから、行為の最中に初めて症状が出ることがほとんどです。
ですからもう少し、頑張りましょうね…


夏子 そうなんですか?……でも、なんか……


男性医師 デリケートな検査ですからね、気分が悪くなったらおっしゃって下さいね…
あの……皆さん同じですからね、性的な感覚を覚えてしまってもおかしいことはありませんからね…


ずばり言われてしまって、夏子はどう言葉を繋いでいいか、懸命に言葉を探した。
でも言葉を見つける前に、言われてしまう…。


男性医師 ご安心下さいね…これは医療行為ですから……


疑うも何もなく、確かめる術だってない。
それを言われてしまえば、従うほかないではないか………。

僅かな苦痛とそれを凌駕する快感に、夏子は耐えるしかない。
感覚としてはどこか物足りなさも感じるが、精神的に逆らえずなされるがままのこの状況……。
否が応でも官能的にならざるをえないのが、夏子はやるせなかった。

もう男性は絶ったのだ
それでもこの感覚を得るには愛がセットでなければそれは……それは、動物と同じではないのか…。

ぐるぐると心の中を渦巻く疑問が快感と混ざり合い、論理的思考は機能しなくなっていく。
理性も羞恥心も女としてのブライドも、すべてがバターのように溶けていく………。

言葉の代わりに……はぁ~はぁ~…と、吐息ばかりが口から吐き出されるだけ。
快楽に漂う夏子の精神は、衣類をすべて脱ぎ捨てていた。

残るは丸裸になった色情だけ……それが煽情的に己の身体を執拗に外に引っ張り出そうと躍起になる。

気持ちいい……気持ちいいの……だって、仕方がないじゃない……欲しい……欲しいの…ねぇ、欲しいの……


医師の彼は、出し入れする指の結合部がユラユラとさせられてやり辛さを感じていた。
それは夏子が出し入れする指の動きに合わせて、腰を動かしているからに他ならない。

彼は静かにズボンのファスナーを下ろした。
弾けるように飛び出したベニス。
充血した鬼頭は赤黒く変色し、先端からは透明な分泌液がすでに漏れ出ていた。

苦しげな吐息を出し続ける夏子に近づくと、欲情した女の芳香が鼻腔を突き抜けてくる。
引き抜いた指はネットリと濡れ、口に含んでそのトロリとした舌触りを楽しんだ。

ググッと下に傾けて小さな穴の入口に当てる。
少しづつ押し進めると窪んだ粘膜が沈み込み、頭が埋没するとそのまま飲み込まれていった。

夏子は息を詰まらせた後に、長い吐息を漏らす。
押し広げながら入ってくる感覚には、覚えがあった。
一気に正気に戻り、目を見開いて驚愕に身が震えた。
そんな………。

この期に及んで絶望に目の前が暗くなる。
数えたわけではない、身体が10回揺れる前に求めていたあの感覚に包まれて、劣情を煽り立てる己を感じていた。

愛を抜きにしても自分に正直になったことを、もう一人の自分が詰る。
色欲に縛られた愛に生きる小さな自分がもがき、その戒めを解こうと暴れたがやがて力尽き俯いてしまう。
再び顔を上げたとき、その表情は口元からよだれを垂らして虚ろな目をしていた。

それは診察台で身体を揺らす、夏子そのものだった。
己の淫欲に負け、抗えぬ快感に酔う………この世の動物的な卑しさはどこまでも甘味。

打ち込まれるペニスがもたらす快感に、その身がとろけそうな快感が包み込む。
愛は本物だとしとも、恋は幻想……。
気づくのが遅かった。

こんなところが、こんな世界があったなんて……。

両膝を持ち上げられて、奥深くに打ちつけられる。
思わず医師の腰に足をクロスさせて、固定してしまった。
逃さない、逃がしたくない……。

突き上げられる圧迫感、それ以上に押し寄せてくる快感。

もっと……もっと……もっと…………。

夏子は手元から解き放たれた風船になった……。



医師の彼は稀にいるこの手の色魔に、歓喜した。
彷徨う女の膣は滑らかな粘膜に複雑な凹凸で男を翻弄し、遺伝子を奪おうと無数に散らばる粒状の突起で武装して襲いかかってきた。

包囲網を狭めるようにその壁を圧縮させて、攻め入るペニスを締め上げようとする。
負けじとベニスは円形を成すツルリとした子宮口を叩く。
怯んだように壁が緩み、温かに包む膣内を躍動する。

その勢いに吐き出された分泌液が、入口から白濁した状態で役目を果たしたとばかりに流れ出る。
そして熱い杭を冷さんとばかりに、新たな分泌液があ次々に湧き出してきた。


一度その中から抜け出して、その場にしゃがみ込む。
醜くて卑猥に歪んだ女性器がバックリと口を開け、盛大にヨダレを垂らしている。
むしゃぶりついた。
濃密な女の臭気が鼻を突く。
分泌液が舌に絡みつき、喉の粘膜にへばり付く。

クリトリスに吸い付いた。
ツルリとした舌触りが堪らなくて、その表面を走らせる。
暴れる腰を押さえつけ、吸って舐めて、舐めて舐めて舐めて舐めた。

臀部と太腿の筋肉が忙しなく硬直し、抑えつけられた戒めから逃れようと身を捩る。
尚も吸って吸って吸って、細かく繊細に舐めて舐めて舐めて舐めた。

まるで窒息寸前の生物のように硬直し、凄まじい力でお尻が浮いた。
そして力尽きたように、接地してブルブルと痙攣をして静かになった。

すかさず挿入する。
溺れそうな者が必死に息継ぎをするように、夏子は必死に喘ぎ呼吸をする。
熱い杭がその強さを誇示するように、輸送が繰り返されていく………。



おかしくなりそうだった。
夢のような快楽はその厚みゆえに苦しみが伴い、深い快感ゆえに無限地獄のように果てしない。

現実離れした快感に夏子は酔い、享受しながらも己が崩壊する恐怖に快感の中に逃げ込み狂った。
オーガズムを迎えてはその先のオーガズムが押し寄せ、その地獄に自我が溶けていく。

そして、温かい何が身体の中に広がった。

男性医師の彼は目隠しのカーテンを押し退けて、夏子を抱き寄せて隣の診察用ベッドに座った。

しばらく放心状態だった夏子が気怠そうに両手を彼の首に回し、自ら腰を前後に動かし始める。

体内に収まるペニスを確かめるように、その腰を振る。
そのたびに強かな快感が押し寄せる。
常に深い位置に留まるそれを確かに感じ、身体を上下に弾ませる。

不意に着ているニットを剥ぎ取られ、ブラジャーも取られてしまった。
ヌメヌメした舌が乳首を弄び、愛欲が湧く。
何も考えられず、ひたすら腰を動かした。

すごい………こんな…………すごい………すごい……

理屈ではなく、本能がそう感じていた。
彼の腕が腰と背中を支え、その腕に力が入る。
夏子が背中を反らした瞬間、震え出した身体の中に遅れて彼が温かいものを放出するのを感じた。

ビクビクとさせて絞り出すかのように、何度も繰り返し、繰り返し……。

そのまま仰向けに寝かされた。
唇が重なる……久しぶりの感触だった。

また、狂おしい快感が押し寄せてきた………。



2週間後、夏子の姿は産婦人科医院にあった。

数十人の予約を飛び越えたのは、もちろん医師の力だった。



夏子 先生…身体がなんか変なんです…



夏子は生理前の特有の、女の香りを漂わせていた。

その場でショーツを取ると、すでに濡れていた。

椅子に座る彼もその場でズボンのファスナーを下げる。

彼もすでに勃起していた。

夏子は黙って彼に跨り、その身をゆっくり沈めていく。



医師の後ろの窓から光が差し込む。

夏子の背中が反り返る。



2人が光に包まれ、逆光の中でシルエットとなった…………。
24/09/18 03:50 (OBMjql6o)
38
投稿者: ミキ
自動ドアを越え、受付けで行き先の案内を受ける。

建物の外見はまあ病院といえば病院だが、中に入って見るとインテリアや内装など、ちょっとしたリゾートホテルを彷彿させる異世界に感じる。

通路を突き当りまで進んで右に折れると、また新たな受付けがあった。
不妊治療専門のエリアはやはり、どこか東南アジアの南国リゾートを連想させる雰囲気だ。

30代と思しき夫婦は名前を呼ばれ、診察室へと歩を進ませた。
そこには自分たちと同年代の美しい女医が、ハッとするような微笑みで迎え入れてくれた。


明子 こんにちは……
  
女医であり、この産婦人科医院の医院長の順子を筆頭に、この病院には片腕となる2人の女医がいる。次女の明子、三女の藤子だ。

その下には彼女たちの下僕となる男性医師たちが存在し、それ以外の医師はまともな医師たちだ。

濃紺のタイトスカートを履く明子はウエストが頼りないほど細く、膝上15センチほどだろうか。
欲情を覚えそうなストッキングに包まれた太腿から視線を外すのは、努力が必要だった。

これまでの経緯などを事細かく説明する間、白衣の下の白いボータイブラウスから透けるインナーが気になって仕方がなかった。

妻とは恋愛の末に結婚したが、ここ数年の避妊治療に振り回されて本音は辟易していた。
子供は欲しいが、ここまでになると逃げたい気持ちにもなるというものだ。

それでも母になりたい妻の夢を叶えてやりたくて、自分の心にムチを打ちこの病院にやってきた。精神的にはもう妻には悪いが、これが最後のつもりで………。


明子 この治療には旦那さんの協力が必要不可欠です……頑張りましょうね…


これまで頑張ってきたが、最終的に人工授精による治療に行き着くしかなかった。
つまり体外受精なわけで、それには精液が必要になる。

本音をいえばこんな屈辱的なことは嫌だが、妻のタイムリミットを考えれば今しかない。
美しい女医の大きな瞳で見詰められて協力的な夫を演じ、採精室へ…………重い足取りで向かった。


メンズルームと名づけられた、引き戸を開けて中に入った。
ちょっとした個室になっていて、ベッドが設置された向かいの壁にはカウンターテーブルが設えられている。

そこにはビジネスホテル以上リゾートホテル未満といった感じに落ち着ける雰囲気を演出する調度品などのインテリア。そしてこれ見よがしに正面にあるのは、テレビ………。

溜息をついて、スイッチを押す。
若かった独身の頃ならば、食いついて観たかもしれない。でも今は………。

義務感に駆られた性生活に辟易する今、そういう気分に慣れそうもない。ましてや自慰行為となると、尚更ではないか………。
テレビ画面の男女の営みを観るともなく視界に捉えながら、女の喘ぎ声が虚しく流れていた。

その様子を医院長で長女の順子が密かに設置した、隠しカメラが捉えていた。
顎に手を添えてそれを見ていた明子はコクンッと唾液を飲み込み、組んでいた脚を解いて立ち上がった。

履いていたサンダルを脱ぎ、わざわざハイヒールに履き替えて、ゆっくりと採精室に向う。

デリケートなことをさせる事情を考慮して、わざと離れた位置にその部屋は設けてある。
角を曲がった所から急に靴音を響かせて、そこまで歩く。

防音設計をされているから本来は靴音など、部屋の中には聞こえるはずがない。
これも姉の順子によるものだが、通路側の壁は床との接地部分の一部がリモコンひとつで僅かに浮かせられるように作られている。

それにより聞こえないはずの靴音が中の人間に聞こえ、不安にさせる難点はある。
だがその後の展開で、そんなことは吹き飛んでしまうが………。


どこからともなく女性のヒールの音が聞こえてきた。
なぜ聞こえるのか……ということはこの淫らな映像の音声も、外に漏れていたということなのか?
防音設計だと聞かされていたのに………。

そのヒールの音がどんどん近づいてきて、今いるこの部屋の前で止まった。
引き戸に釘づくけになり、ノックされてドキリとした。

外に音が漏れているとのクレームに違いない。
こちとら望まぬことを強いられているのだ、文句のひとつでも言ってやろうと夫は鍵を解除した。

てっきり看護師が来たとばかりに思っていた。
考えればヒールの音を響かせて院内を歩くような、そんな看護師はいないのだが………。

彼女は先ほどの美人女医だった。
たしか、細川とか言っていただろうか、びっくりした。


女医:明子 その後はいかがですか?……あら、お身体の調子が優れませんか?


そんなことをわざわざここまで、確認しに来たというのか?……なんてデリカシーのない病院なんだ。
憤りを覚えたがとりあえずそのクリッとした瞳から視線を外し、ベッドに座った。
卑猥な映像は消さずにそのままにしていたのは、無言の抗議のつもりだ。

夫は答える代わりに、溜息をついてみせた。


明子がチラリと映像を見る。
卑猥な音声が流れる中、彼女は場違いなことを言った。


女医:明子 お気に召しませんか?……好みのものがあれば差し替えさせていただくこともできますが……


夫  そういう問題じゃないでしょう。
………………バカにしてるんですか?



女医:明子 いいえ……なんでもなさそうで、安心しましたわ…。
男性の方には精神的な負担は、大きいですよね。


夫  ………………。


女医:明子  ここに辿り着くまで、お辛かったですよね……


解ったふうに装いながらベッドに座る夫の隣りに、明子も腰を下ろした。
脚を組んでわざとスカートの裾を短くさせる。
チラリと素肌が見えるようにして、パンストではないことをアピールさせた。


女医:明子 リラックスして下さい……今はお辛いでしょうけど、頑張り時ですよ?


言いながら脚を組み直す。
見えそうで見えないそこを、盗み見る夫。
ズボンの股間が窮屈そうに見えるのは、気のせいではないだろう。

この部屋に来る前にインナーは脱いできた。
ブラウスから透けるのは、ブラジャーだ。
夫に身体を向けて、話を続ける。

やや不貞腐れ気味の夫の目が、胸に突き刺さる。
気づいたようだ。
少し黄色味がかったクリーム色のポータイブラウスに白いブラジャーは、よく透ける。

乳房のアンダーから乳首が隠れる範囲はしっかりと白く、上半分はストラップが吊るすところまでスケルトンになっていて、レースの模様が仕立ててあるが肌が透けている。

そのシルエットは間近にいれば、分からないはずはない。
夫を気遣うふりをしながら組んだ脚を下ろし、大して開かないスカートを開けて夫に向けた。

ブラジャーとお揃いの、白いレースのショーツは見えただろうか。
全面はやはり透けていて、黒々とした陰毛を見てくれただろうか。

明子はこの夫がその気になるまで、誘惑を続けた…。



何なんだこの女医は……。
美人なのは認めるが、ガードが緩すぎる。
馬鹿なのか、それともわざと?………いや、そんなふうには見えない。
時々いる天然なのかもしれないな。

お勉強のし過ぎでそういうことに無頓着になるということは、自分の美貌にも気づいていないのかもしれない。

もったいない………。
このスタイルでこんな美人なのに……俺が独身なら………何を考えてるんだ、俺は………それにしても、堪らない………。



 
明子は内心、ほくそ笑んだ。
この夫の心の葛藤が、手に取るように分かる。
真面目な男ほど悩み、心は弱い。
もう少しだと思った。


女医:明子 こんなに奥さん想いの旦那さんで、羨ましいわ……。
私の夫もこんな人だったらな……


そう言って人の夫を見詰める。


女医:明子 あっ…ごめんなさい……愚痴っちゃった………あの、もし気分が乗らないのでしたら………お手伝いさせていただいても、いいですか?


夫  はっ?……お手伝いって、何を……


女医:明子 あっ…そうですよね……変なこと言ってごめんなさい……あの……どうすればその気になるというか……興奮しますか?


夫  いきなりそう言われても……何を言ってるんですか……そんなこと……どう言えば………


女医:明子 あの……私じゃ興奮しませんか?


夫  はっ?……何を言ってるか、分って言ってます?


女医:明子 一応は……ここだけの話、医院長がうるさくて……私、不器用だから……


夫  いや、言ってることの意味がわからないな……それはあなたの個人的な事情でしょう…


女医:明子 そうですよね………


診察室で会ったときの自信に満ちた女医は、今や目に涙を溜めて今にも泣きそうだった。
この女医で大丈夫だろうかという気持ち、きつく当たりすぎた申し訳ない気持ちがせめぎ合う。

結局は責めたことを謝罪した。


女医:明子 優しいんですね……力になりたいんです、これだって医療行為の範疇ですから、何ら恥じてはいません…


夫  えっ……そう言われても………


毅然として真っ直ぐ自分を見る女医に気圧されて、困ってしまった。


女医:明子 どういうのが興奮するんですか?……たとえば……私は男性の筋肉に……興奮します……


夫 それだけですか?…そんなオブラートに包んだ物の言い方で、私の性癖みたいなことを明かせと言うんですか?


女医:明子 ……たっ…逞しい男性に抱きしめられて……ベニスの当たる感触がしたときよ………これでいいかしら?


夫 努力は認めます……でもやっぱりご自分をどこかギリギリ守ってる、ずるいですね。
分かりますか?…あなたの前で射精をしなければならない、人の気持ちが?


女医:明子 でも、こういった映像ではダメなんですよね?………ですから……あなただけ恥ずかしい思いはさせません…腹を括って下さい……


埒が明かないと言わんばかりに彼の許可も得ずに座る彼を抱きしめて、顔を胸に埋める。
ムフ〜ッ……ムフ〜ッ……ブラウスを通して熱い鼻息が肌に吹きかけられる。


女医:明子 どう?……興奮する?


夫 中学生じゃないんだ……この程度でどう興奮しろと言うんだ?


上手に誘導出来たわ……そのいきよ……


彼に分からないように微笑んで、黙ってプラウズのボタンを上から順番に外していく。
信じられないという顔で、それを見詰める人の夫。
彼の目の前でブラウスを左右に開く……今その清楚な下着が晒された。

生唾を飲み込む彼の前で両手を背中に回す。
緩んだブラジャーを上に退けてやった。


女医:明子 どう?……興奮するかしら…


羞恥に絶える女を演じ、明子は顔を横に背けて見せる。
下が丸くて重量を感じさせ、釣り鐘のようにボリュームのある白い乳房はツンと上を向いた乳首が夫の情欲に火をつけた。


夫 これだけで…どうしろと言うんだ…


女医:明子 興奮できるなら……少しなら、触れてみて…


壊れ物に触れるように恐る恐るといった感じで、その柔らかな膨らみを包み込む。
当たり前だが温もりが伝わり、手の間から乳首が飛び出るように覗く。

女医に断りもなく、思わず口に含でしまった。。
興奮して確認をとることが頭になかったというのが、本当のところだ。
舌を動かずだけで身体をピクピクさせる反応が堪らない…。


不意に正気に戻ったように、彼はそれを止めてしまった……バツが悪そうな顔をして。


夫  悪かったよ、あんたに八つ当たりしてこんなことまでさせて………悪かった…


それまで悪態を見せていた彼とは違い、素の人柄の良さを出されてイラッとした。
それだけに明子は奪いがいがあると、強行手段に出た。予定にはなかったが、仕方がない。


女医:明子 これ以上、あたしに恥をかかせないでっ…


彼を押し倒すと顔面に跨り、その上に座ってしまった。
ジタバタとしばらく混乱していたが、彼は明子を本気で押し退けようとまではしないようだ。

良い人であっても彼も所詮、男なのだろう。
芳醇な女の匂いが充満するスカートの中で両頬を内腿に挟まれ、口はショーツの生地が押しつけられている。

ムフ〜ッムフ〜ッ……熱い息が吐きかけられる。
首を動かし始め、口を押しつけてグリグリとさせながら舌が動く。

少し腰を浮かせてやったらショーツを脇に寄せ、
生温かい舌が割れ目を掻き分けてウネウネと蠢めかせる。

満足にセックスに打ち込められなくなっていた男は久しぶりに目を輝かせ、妻以外の女のそこを味わった。

ツ〜ンとしたアンモニア臭、塩味、女性器特有の淫臭が海綿体に血流を送る。

ンッ……アッ………ンンッ…アッ!…アッンンッ……


あの美女の口から聞こえると思うと、興奮しないわけがない。
ついにヌルッとした分泌液が、舌に絡みついてきた。

すまない………ほんとにすまない………

心で詫びながらこの夫は確信犯となって、背徳の味を貪った。



明子はこの男が落ちたことを実感した。

男の顔の上で妖艶に身体をくねらせ、舌の動きに合わせてその身を震わせた………。
24/09/19 01:02 (CrX/a29s)
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